カテゴリー: 肩こり・腰痛・慢性的な不調

弾発股(だんぱつこ)と鍼灸治療

股関節がコキコキ音が鳴ったり、痛む、引っ掛かりがある状態を弾発股と言います。弊所で施術や治療相談を行っていますと股関節の痛みが取れない、腰が痛い、股関節から音がするという相談をいただくことがあります。結論から言いますと股関節の痛みは様々な疾患も予想されます。自己判断せずまずは専門機関に行き診察を受けることをおススメします。その後、病院の治療で痛みが改善しない場合、鍼灸治療を並行しながら行うことをお勧めします。以下、弾発股と呼ばれる状態について詳しく解説していきます。

(1)股関節の痛みはどんなものが考えられる?

一口に股関節に痛みがある、といっても様々な原因が考えられます。一例ですが・・・

・ 臼蓋形成不全

・ 関節ねずみ

・ 変形性股関節症

・ 大腿骨頭壊疽

・ 腰椎椎間板ヘルニア

・ 子宮の病気(女性の場合)

・ 弾発股・・・など

自己判断せずにまずは専門家に相談するのが良いでしょう。弊所でも相談に応じられます。

いつから痛いのか?

どのように痛いのか?

どうすると痛いのか?

など細かくお話を聞かせてもらったうえでどうすればよいのかお話させていただきます。レントゲンなどの画像診断がないとわからない場合もあるので必要な場合はすぐに病院に行くようオススメします。

(2)弾発股とは??

股関節を動かすと「コキコキ」「パキパキ」「クリクリ」などと音が鳴り引っかかりや痛みを感じる疾患です。原因としては股関節の動きによって大転子と腸脛靭帯が音とともにずれて生じます。

股関節の内側で起こる内側型

股関節の外側で起こる外側型

とに分かれます。

症状は股関節の痛みや引っかかりによる違和感を訴える方が多いです。

(3)弾発股の治療法

基本的に手術をすることはほとんどないので保存療法といって負担を減らす治療が中心となります。整形外科などでは痛みがあれば痛みを抑える薬物療法や消炎剤塗布などが選択されます。鍼灸の場合は股関節周辺の筋肉や靭帯を緩めて負担を減らすことができますのでしっかりと効果を感じていただけるかと思います。鍼であれば股関節の奥深くにアプローチできます。お困りの方はまずはご相談下さい。

鍼灸の良さやその根拠

自画自賛になってしまうのであまり「鍼灸の良さ」についてはあまり語ってこなかったのですが鍼灸にはいい部分が多いのでこちらでもまとめていきます。鍼灸の良さを実感して頂くには施術を受けていただくのが一番早いと思いますが以下、ご参考にしてみてください。

1,鍼灸の良さについて

(1)痛みに効果的、薬以外の選択肢

鍼灸は「痛み」に効果的です。痛みと言っても様々で注意を要するものもありますが頭痛や腰痛、線維筋痛症などの痛み疾患は現代医学のガイドラインでも比較的高い評価をされています。痛みに悩んでいる方は病院から処方された薬や市販されている薬を第一選択としていることが多いのですが「薬以外の選択肢」として痛みに対してアプローチができるのも魅力です。例えば高齢者の方や持病がある方などが痛みで悩んだ場合には、すでにたくさんの薬を飲んでいるため「もうこれ以上薬を飲みたくない」という思いから薬以外の選択肢である鍼灸を選択する方も多いです。そのようなご相談を受けた際はかたよった考えにならないように必ずしも薬が悪いわけではないことをよく説明した上でなるべくその方の選択を尊重できるよう鍼灸治療でサポートさせていただいています。*注意 痛みへの効果も鍼治療を行うことですぐ感じられる即効性があるものとないものが存在します。

(2)痛み以外の不定愁訴にもアプローチできる

痛みだけではなく寝れない、胃の調子が悪い、といった自律神経症状やうつっぽい、なんとなく調子が悪いといったいわゆる不定愁訴にも鍼灸は対応することが出来ます。むしろ得意な分野と言っても過言ではありません。例えば胃の不調に対する施術方法で背中にお灸を行う「胃の六灸」などは昔から言い伝えがありますが現代医学的な解釈ではこれは体性内臓反射を利用しているのではないかと?いう考え方も出来るのです。経験則に過ぎなかった胃の不調に対し鍼灸が有効と言う話も現在ではたくさんの症例報告が上がって来ています。

令和2年11月に漢方薬メーカーのツムラが20代~40代の男女1800人にインターネットでアンケート調査をしたところ「女性は男性よりも健康不安が大きく、ストレスもより強く感じる傾向にある。」、「女性の4人に3人はなんとなく不調を感じているが、7割は薬にも病院にも頼らず放置、病院に行くのを躊躇しがち」といったことがわかる結果になりました。この調査が行われた令和2年はコロナ禍の真っ最中のためストレスを感じていた方が多いということもあるでしょうがそれを差し引いても、若い人でも不調や健康不安を感じている人が多いのは間違いないのではないかと思います。ストレスや体質、緊張に起因する病院で解決できなかった問題は鍼灸が昔から得意とするところです。

(3)歴史が証明、研究も豊富、安全への取り組み

鍼灸は長年世界各国で行われてきた伝統医学でそのこと自体が効果を証明していますが近年では研究も盛んにおこなわれています。2022年4月13日現在、アメリカ国立衛生研究所のアメリカ国立医学図書館が運営する情報検索システムpubmedで鍼を意味する「acupuncture」を検索すると38002件もの論文がヒットしました。伝統的な知見や経験から有効というだけでなく、現在進行形で科学的な解明も進められています。鍼灸の研究は中国やアメリカドイツなどで盛んです。その中には安全や事故に関する研究も含まれます。日本最大の鍼灸学術団体、全日本鍼灸学会もエビデンスに基づいた「鍼灸安全対策ガイドライン」を公開し鍼灸師はこれに準拠するよう呼び掛けています。

(4)言葉が通じなくても施術できる(非言語コミュニケーション)

鍼灸やマッサージはタッチセラピーであるため言葉を使わないでも施術を通しコミュニケーションをとることできます。言葉が通じない外国の方、認知症のお年寄り、赤ちゃん、さらには哺乳類ならば動物でも鍼治療を行うことが出来ます。実際に獣医師で馬や犬などへの犬などへの鍼治療を行っている方も存在します。どんな人に対しても、また人でなく動物に対しても施術を行うことが出来るのです。(鍼灸師が犬に対して施術を行うことは法律上できません。獣医師ならばできます。)

 

2,病院等との違い(病院・整骨院・整体院)

病院と鍼灸院の違いについて簡単に説明しておきます。病院は20床以上ベッドがある施設でそれ以下は診療所・クリニックと呼ばれます。どちらも「医師」が診察に当たります。病院と診療所・クリニックは違うものですがここではその分類が主たる目的ではないのですべて「病院」という呼び名で統一します。医師は6年生の大学医学部を卒業し医師国家試験に合格した人がなれ医学的な検査などができます。一方で鍼灸院は「鍼灸師」が施術にあたります。鍼灸師は正確には鍼師と灸師という資格に分かれています。3年制の鍼灸専門学校や4年制大学を卒業し国家試験に合格した人がなれます。鍼と灸の施術を行うことができます。レントゲンを撮ったり、血液検査をしたりしながら病気を確定させる行為「診断」は医師にしかできません。鍼灸師は制度上、鍼灸施術を行ったり体を触りながら東洋医学的な身体の状態把握までしかできないのです。日本の病院は基本的に保険診療で検査や診察や治療が行われます。1日にたくさんの人が来所します。医師は何人もの人診なくてはいけない事が多いです。その為に重症化するなどの緊急性がないか?命にかかわるような大きな病気は隠れていないか?が重要視されることも多いです。逆に鍼灸院ではじっくりお話を伺うことが出来ます。ストレス・体質に起因する慢性疾患などへの対応は鍼灸院が得意とするところです。まずはクリニックを受診したけど、あまり改善を感じない場合や漠然とした体調不良で悩んでいてどうしてよいのかわからないときなどは鍼灸院を頼るとよいかもしれません。

整骨院との違いも書きます。整骨院(接骨院)は柔道整復師という国家資格を持った人が施術を行います。もともとはケガをした時の応急処置をする場所でした。昔(昭和の時代)は街に整形外科が少なく接骨院はとても重宝されていましたが現在はそのようなこともなく、資格を持った人の数だけが増えてしまったために過当競争に陥り近年では自費で怪しい治療を行う整骨院も存在します。注意が必要です。そして何より柔道整復自体が研究論文(研究自体)の数がものすごく少ないのです。それも大きな問題でしょう。医療として発展する可能性が低いです。

最後にリラクゼーションサロン・整体院との違いについても説明します。街を歩いているとよく「もみほぐし」、「整体」、「リラクゼーション」などといった看板を見たことがないでしょうか?とってもわかりづらいのですがこの業態は鍼灸院とも違います。マッサージですらありません。マッサージというのは国家資格でマッサージを名乗っていいのはあんまマッサージ指圧師だけで、看板に効果効能なども書くことが出来ません。「リラクゼーション」は、無資格マッサージの業態とみることもできます。そもそも保健所管轄でないので資格や届け出も必要がありません。医療のカテゴリーでは無いのです。誰でも簡単に開業できるうえに広告制限も必要ないので効果などを大げさにうたっているところも散見されます。もちろん真面目にやっているところもありますが例えば何年か前に根拠のない「小顔矯正」をうたっていたサロンが措置命令という行政処分を受けたことがあります。あくまでも「娯楽」にとどめた方が良いでしょうし利用するには注意が必要です。

 

3,上手に鍼灸を使おう

上記のように鍼灸は痛みに対して、病院ではあまり解決できないような不定愁訴に対して、また薬を使わずアプローチできますが一方で病院にはしっかりかかっておいた方が良いケースもあることはまた事実なのです。精密検査を受けなければわからない病気も少なからず存在します。そして、年配の人は何かあれば病院に行くことが多いが、働いている年代は忙しく時間もないので、不調を感じても病院へはあまり行かずに鍼灸等の施術所で済ませていることが多い。というデータも存在します。普段からあまり病院に行かず、かかりつけ医がいない状態だと制度上、精密検査をスムーズに受けられない場合や満足いく医療サービスが受けられない場合もあるのです。必要に応じて病院での検査も受けながら上手に鍼灸院を利用すると良いでしょう。田無北口鍼灸術では上手な病院のかかり方も来所された皆様にお伝えしていますのでお気軽にご相談ください。

全人的苦痛(トータルペイン)とWellness(ウェルネス)

全人的苦痛(ぜんじんてきくつう)とは、トータルペインともいわれ末期がんなど予後不良の患者が体験している複雑な苦痛のことです。 近代ホスピス運動の創始者と呼ばれる英国の医師シシリー・ソンダースが、末期がん患者との関わりを通して提唱した概念で、慢性疼痛などなかなか治らない痛みでも当てはまることが多いです。痛みといっても様々ですが慢性化したり長期化すると様々な苦痛が生じ、それがたがいに影響を与えるため複雑になり対処が難しくなります。

 

また、痛みだけでなく自律神経系の不調による不快症状や精神疾患などもなかなか治らず慢性化することがあります。鍼治療は当然、それらに対しても効果がありますし対処もできますが、「考え方や方法」についても書いていきます。

(1)Wellness,Well beingの状態を目指す。

人はどんな状態にあっても「より良い状態」を目指す事はできます。Wellnessとは健康を身体の側面だけでなくより広義に総合的に捉えた概念のことで、米国のハルバート・ダン医師が提唱した「輝くように生き生きしている状態(1961)」のことです。他にもこれまで多くの研究者らがウェルネスの探究と追定義を重ねてきました。世界中の研究者がウェルネスの概念をまとめあげるとき、人種、民族、性別、性的指向、宗教、言語をはじめ、様々な見地からの解釈があります。「ウェルネスの概念は確定したものではなく、これからも変化していくものである」ということも注目すべきことの一つでしょう。Wellness(ウェルネス)は健康に対して前向きでありより輝く人生を志向している状態です。対してHealth(ヘルス)は疾病中心であり受け身であるという見方ができます。健康や病気に対しての考え方の違いですが、結果は大きく異なってくるでしょう。「自分でもできる事をしよう。自分らしくあるように生きよう。」と前向きな考え方をした方が「どうせよくならない」とあきらめて何もしないより、体調も良くなっていくのではないでしょうか?

ちなみにwellness(ウェルネス)とwell being(ウェルビーイング)は似たような意味合いですが「過程と結果」のような使い分けで語られることが多いです。また日本発の言葉では昔から使われる「養生」があります。江戸時代に出版された貝原益軒の養生訓は当時のベストセラーでした。養生、も似たような意味合いがあるものの摂生の意味も含まれる言葉になっています。東西を問わず、いつの時代も健康でありたい、より快適でありたいという願望や健康への高い関心は不変と言えるでしょう。

疾病中心のHealth(ヘルス)の考え方では慢性疼痛や精神疾患、がんなど治りづらい病気の場合どうしても行き詰ってしまうことがあります。どんな状態であってもWellness,Well beingのように「より良い状態・より前向きな状態」を目指すことが一つの目標になるかもしれません。鍼灸治療を通しても、そのような状態になるお手伝いができます。

(2)多職種連携により解決を目指す。

難治性で慢性化した患者さんの問題を医療機関だけで解決する事は不可能なことがあります。場合によってはソーシャルワーカー、行政、法律の力などが必要なこともあるでしょう。痛みの観点から考えても病院などの通常医療機関に加えて鍼灸治療をした方が良い場合もありますし、精神的な痛みに対してはカウンセラーの力が必要な場合もあるでしょう。積極的に多職種と連携していくことが患者さんのためであり一つの解決策になることがあります。しかし現実的にはなかなか医療連携はじめうまくいかない、またはそのような事例が少ない、まだまだ実現されていない、ということも考えられます。

田無北口鍼灸院では開業当初から医療機関をはじめ様々な連携を実施していますのでお気軽にご相談ください。

 

参考:よくわかる痛み・鎮痛の基本としくみ(秀和システム)、ウェルネスツーリズム・サードプレイスへの旅 荒川雅志著(フレグランスジャーナル社)

腱鞘炎(手首の痛み)、使い過ぎによる肘の痛み・肩の痛みと鍼灸治療について。

仕事柄手首を使うことがあり
1年に一回ほど
腱鞘炎のような状態になります。

腱鞘炎とは・・・

手首(手関節)の母指側にある
腱鞘(手背第一コンパートメント)
と、そこを通過する腱に
炎症が起こった状態で、
腱鞘の部分で腱の動きが
スムーズでなくなり、
手首の母指側が痛み、腫れます。

母指を広げたり、
動かしたりすると
この場所に強い疼痛が走ります。
(日本整形外科学会より)

「手が痛い」と一口に言っても
様々なケースがあります。
痛みが出る場所や状態によって
病名や対策も変わります。
(ドゲルバン病・ばね指など)

ですので、まずは

何が原因で痛みが出ているのか?
どこが・どのように痛むのか?
いつから痛いのか?など

確認することが大切になってきます。
必要に応じて
整形外科も受診しましょう。

緊急性を要する場合

強くぶつけたなど、
きっかけがはっきりしていて
痛みが強い(骨折の疑い)

指が動かせない、指先の色が悪い
など

緊急性は要しないものの
一度専門家の受診を勧める場合

手や指を動かすと痛みが強い

痛みのある手が腫れている

日常生活に支障はないが、
痛みが慢性化している

・・・鍼灸院に相談に来る方は
使い過ぎによる手首の痛み
(腱鞘炎)でお悩みの方が多いです。

パソコンを使うエンジニアの方や
ハサミを使う美容師さん
楽器を弾くピアニスト
赤ちゃんを抱っこするママさん

などが多いです。

周辺にお灸や患部に鍼をしたり、
消炎鎮痛剤や固定をすることで
早く回復します。

早めに対策をすれば
すぐによくなることが多いので
すぐにご相談ください。

エビデンスは?

・・・昔から腱鞘炎のような
使い過ぎの痛みに対しては
鍼灸が良いとされていますが
それも思い込みの可能性があるので
研究論文がないか?
も調べていました。

以下・腱鞘炎ではないですが
「肘の痛み」論文があったので
ご紹介します。

Acupuncture and moxibustion
for lateral elbow pain:
a systematic review of
randomized controlled trials
(ひじ外側の痛みの鍼灸治療)

以下翻訳より
やはり痛みには効果ありそうです。

適度な品質の3つのRCTからの結果は、
鍼治療が恥の鍼治療(シャム鍼?)より
効果的であることを示した。

主に低品質の10 RCTからの結果は、
鍼または灸が局所麻酔薬注射、
局所ステロイド注射、
非ステロイド性抗炎症薬、
または超音波のような
従来の治療と同等
であることを示した。

鍼治療と灸を手動鍼治療単独と
組み合わせた6つの低品質RCTがあり、
すべて鍼治療と灸を組み合わせたものが
手動鍼治療よりも
優れていることが示された。

田無北口鍼灸院を利用してほしい3つのタイミング。リラクゼーションとの違い。~こんな時はぜひ田無北口鍼灸院をご利用ください。

弊所をご利用いただきたいタイミングを

3つに分けてご説明します。

参考にしてみてください。

 

クイックマッサージ・リラクゼーションは

マニュアル的な施術を行いますが

弊所ではお話をしっかりお聞きし

問題点や解決したい点を把握したうえで

施術を行います。

 

そのため事前に

これまでに受けた検査や

現在飲んでいるお薬の情報、

ご自身の生活スケジュール

(どのくらいの頻度で施術が受けられるか)

など細かくヒアリングします。

 

来てもらったらすぐに

うつぶせになってもらう

 

などはしません。

よくお話を伺いますし

検査が必要だと思われる場合は

すぐに病院に行くようお伝えします。

 

どこへ行ってもよくならない

体調が改善しない、不安

といった悩みが深い方ほどぴったりかと思います。

以下ご参考までに。

 

1.病院に行きCTやMRIなど検査を受けるが

特に異常なしと言われた。

だけど不調が続いている場合。

 

・ 医師からはストレスと言われた。

・ これ以上良くならないと言われた。

 

病院(整形外科等)

に行ったけどあまり期待通りの結果を

得られなかった場合

 

などご相談ください。

お話をよく伺いご説明させていただきます。

ストレス性の耳鳴りやめまい症状

顔面神経麻痺など

ストレスの問題ならば

弊所で解決できることもあります。

ご相談ください。

★現在治療中の治療方法を否定したり

現代医学を否定したり

断薬を勧めたり一切しません。

ほとんどの場合で鍼灸と併用可能です。

極端なことは言いません。

 

2.どうして良いかわからない場合。

一例をあげると肩の痛みが強い場合

病院に行く?鍼灸?セルフケア?

など判断に困る、という方は意外と多いです。

弊所で適切なタイミングや

病院へのかかり方などについてもご説明します。

 

3.以下のような症状でお悩みの時。

症状が強い場合。

原因不明の不調、睡眠障害、腰痛、

自律神経、産前産後の不調、頭痛、

四十肩・五十肩・痺れ(ヘルニアなど)、

痛みが強い(慢性疼痛)

等で悩んでいる方。

 

弊所の得意分野です。

お話を伺いしっかりアドバイスできます。

 

 

・・・いずれにしても

「どこに相談してよいかわからない」

「どうしていいのかわからない」

など迷いましたらまずはお電話ください。

ご相談に応じます。相談は無料です。

 

逆に以下のような方は弊所に向きません。

別の施術所をオススメします。

 

・ 時間が空いたからリラックスしたい

→ 体調をよくしてもらうために

予定を開けて通院してもらいます。

 

・ 辛いところだけを揉んでほしい

→ クイックマッサージのような施術は行いません。

全体を調整します。

 

・ 忙しいから予定がわからない

→ 計画に沿って施術を行うため

あまりよくならないことが多いです。

 

参考までに動画もどうぞ

田無北口鍼灸院を利用してほしい

3つのタイミング

リラクゼーションサロンと

鍼灸院の違い

「肩が上がらない」四十肩・五十肩かと思ったら・・・インピンジメント症候群について。

弊所では肩の痛みで

治療相談に訪れる方が数多く

いらっしゃいます。

 

肩が上がらず痛みを伴う症状があり

ご自身でネットなどで検索し

「四十肩・五十肩だ」

(肩関節周囲炎の俗称)

と訴える方がいます。

 

そのような場合もありますが

腱板損傷亜脱臼などにより

肩が上がらなくなっている場合もあり

注意が必要なケースもあります。

やはり自己判断はあまり得策でないでしょう。

 

本日は四十肩などと似ている

「インピンジメント症候群」

について詳しく書いていきます。

 

(1)インピンジメント症候群とは?

インピンジメントとは、

「挟まる・衝突する」という意味です。

 

肩関節は特に可動域が広いため

肩を安定させるために

筋肉や腱・靭帯、滑液包(肩峰下)

などが多数存在します。

 

肩のインピンジメント症候群は

肩をあげたり動かす際に

腱板や滑液包などが肩関節で衝突したり

挟まることで痛みがでたり

動かせなくなる症状を言います。

 

ある角度で痛みや引っ掛かりを感じ

それ以上あげることができません。

60-120度の間であることが多く

有痛弧徴候(ペインフルアークサイン)

と呼ばれます。

 

(2)インピンジメント症候群の原因

インピンジメント症候群には2種類あります。

それぞれの特徴と原因をまとめます。

 

エクスターナルインピンジメント

(肩峰下インピンジメント):

肩関節で骨に腱板と滑液包が衝突すること。

 

インターナルインピンジメント:

関節唇(かんせつしん)が衝突すること

 

原因は

生まれつき骨が変形している場合

骨に骨棘(こつきょく)ができている場合

加齢による腱板の変性

日々の姿勢や動作の積み重ねで起こる場合。

などがあげられます。

野球の等級などでも起こりやすいと

いわれています。

 

(3)治療

整形外科では安静を指示され

投薬・注射・手術などの治療が行われます。

 

鍼灸では

鍼治療で痛みそのものを抑えたり

バランスを整えて負担をかけなくする施術など

が行われます。

 

運動療法としては

インナーマッスルを鍛えることも

大切です。

 

 

肩の痛みで

お悩みの場合は一度ご相談ください。

線維筋痛症と鍼灸治療について

線維筋痛症という名前の疾患をご存知でしょうか?

人気歌手のレディーガガさんが

この疾患で苦しんでいることを告白し

話題となりました。

 

日本でも原因不明の痛みが長期間続き

診断名がなかなかつかず

しかも適切な治療法もあまりないために

困っている方がたくさんいるのです。

*日本線維筋痛症学会

「線維筋痛症診断ガイドライン」より

 

痛みがあまり改善されず

鍼灸治療を試したい、

という方も多いです。

 

線維筋痛症に対し

鍼灸施術を行うことはよくあり

高知県の医師、西田先生も

「線維筋痛症」は鍼灸治療で治せる

という本を書かれています。

 

線維筋痛症は

西洋医学では難病とされているが

東洋医学的に見ると「経筋病」

といわれるもので

東洋医学的発想で治療に当たれば

難しくない。

一つ一つ症状を取り去っていくことが重要

、という話などがかかれています。

 

鍼灸やマッサージなど行う場合

かかりつけの医師に相談し

また通常医療を否定する鍼灸師などから

治療を受けるのは避けた方が良いでしょう。

*詳しくは弊所の代替補完医療に対する考え

のページをご覧になってください。

 

JFSA線維筋痛症友の会のページにも

代替医療(はり灸など、現在は補完代替医療)

に関して書かれています。

 

主治医とよく相談したうえで

適切に行ってください、とのこと。

 

ただ

鍼灸が良い影響を与える可能性は

大いにありそうです。

 

上記JFSAのページには

薬を使わずに

疼痛を管理するための提言として

以下のようなことがかかれています。

 

・ 適切な運動

・ ストレッチ

・ 良質な睡眠

・ ストレスを割ける

・ 筋肉の弛緩

 

・・・など。

 

これらはすべて鍼灸で

良い効果を与えることが可能ですので

鍼灸施術が線維筋痛症の疼痛に対し

良い効果があるといえます。

 

症状が改善するまでに時間がかかるものもありますが

まずはお気軽に相談ください。

田無北口鍼灸院から病院をご案内、併用しながら施術した例:整形外科 四十肩・五十肩 → 肩関節周囲炎

弊所では以下のような場合

病院などの受診を

オススメすることがあります。

 

(1)施術を行い改善しない場合や

逆に悪化している場合

(2)施術者の判断で

専門家の判断を仰いだほうが

良いと思われる場合・緊急性がある場合

(3)クライアントさんが不安な場合

 

また

病院に行けばよいか?

鍼灸院に行けばよいか?

誰に相談すればいいか?

 

不安で迷っている方も多い

と思われます。

 

弊所では、まずはしっかり

お話を伺いどうすればいいのかのアドバイスを

させていただきます。

 

どんな場合で・どんな状況で

病院や助産院受診を

オススメすることになったのか?

 

今回は症状が強かったため

整形外科の治療と

弊所の鍼灸施術を併用した事例です。

 

プライバシーに配慮し個人情報などの

状況は多少脚色し事例をまとめていきます。

 

似たようなことでお悩みの方の

お役にたてましたら幸いです。

 

また不安な場合は自己判断せずに

専門家に相談することをオススメします。

 

クライアント名

竹中 勇作さま(仮名) 40代男性

 

来所日

2017年8月中旬

 

主な訴え・症状など

左首肩のコリ・痛み

背中をかく(結帯)動作ができない

肩の動きが悪い

 

(ご本人談)

 

肩関節周囲炎いわゆる

四十肩疑い。

鍼(はりきゅう)をすることで

痛みや関節可動域は改善するが

炎症症状が強い場合

治療が長期にわたることもあると説明。

 

整形外科での注射(ブロック注射)

や投薬(痛み止め等)も

うまく併用するといいのではないか?

とお伝えする。

 

薬を飲むと治るわけではないが

痛みがあって眠りの質が

悪くなっているようならば

整形外科にも通院することを勧めた。

弊所では週1回程度の施術を行う。

 

経過

何度か施術を行い

少しずつ回復してきている。

 

8月末に

「整形外科にも行きたい」と申し出。

 

市内の整形外科をご案内。

ご自身でHPなど調べてもらい

興味を持ったようなので

紹介状も書いて渡した。

 

(1)整形外科での診察

医師診察

肩関節周囲炎と診断

(お手紙にて診察内容を教えてもらう。)

医師の指示に従ってもらいつつ

弊所での施術も併用して受けるよう勧めた。

 

総括

四十肩・五十肩症状の場合

疼痛が強く眠れない場合などは

肩への石灰沈着が

疑われる場合があります。

 

一度整形外科での診察を

受け薬物療法などと併用した方が

良い場合もあります。

 

本ケースでは

クライアントが病院紹介を

希望したために紹介状を書きました。

 

同じようなことでお悩みの方や

痛みがあるがどうすればいいかわからない方は

お気軽にご相談ください。

肩腱板損傷と五十肩(四十肩)、鍼灸について

整形外科などで腱板損傷という診断を受け

「鍼灸でよくならないか?」

と相談に来る方がいらっしゃいます。

 

そもそも腱板損傷とはなにか?

四十肩五十肩との違いは?

鍼灸などではどのようによくできるのか?

 

まとめていきたいと思います。

わからないことがあれば何でもご質問ください。

*お電話などでも相談対応します。

 

(1)腱板損傷とは?

まず腱板について、ですが

肩の4つのインナーマッスル

(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)

回旋筋群が合流した部分のことです。

 

このインナーマッスルは

肩関節を安定させる働きがあり

また腕の動きに対し

非常に重要な働きをします。

 

筋肉が損傷した場合

時間とともに修復されますが

腱板の損傷の場合は

なかなか難しいです。

骨からはがれるように切れてしまうために

なかなか良くならないのです。

むしろ時間の経過とともに悪化する場合も

ありますので注意が必要です。

 

症状としては

・ 肩の痛み

・ 腕をひねった時の痛み

(ドアノブなど)

・ 肩をあげようとすると上がらない

・・・・などが出ます。

 

(2)四十肩五十肩との違いは?

四十肩五十肩との違いは

腱板損傷では拘縮、

つまり関節の動きが硬くなること

が少ないです。

 

また腱板損傷の場合

肩を挙上する際に

ジョリジョリという軋轢音がする。

 

という訴えをする人もいます。

 

しかしながら

「四十肩だろう」

「五十肩だ」

「これは腱板損傷だ」

と自己判断はしないほうがいいでしょう。

 

最終的には

MRIなどの精密検査をしないと

腱板損傷しているかどうか?

判断がつかないことも多いです。

専門家の指示を仰ぎましょう。

 

完全に断裂しているか?

部分断裂しているか?

 

などでも治療方針が変わってきますし

まずは状態を正しく知ることが

重要になってきます。

 

*弊所でも病院へ行くべきタイミングかどうか?

などの相談には応じます。

迷った場合は一度ご相談ください。

 

(3)鍼灸などではどのようによくできるのか?

鍼や灸をしてすぐに腱板がくっつく

ということはありません。

 

ヘルニアなどもそうですが

腰椎ヘルニアの方に

鍼や灸をしてヘルニアが凹む

元通りになる、ということもありません。

直接的に効かせるものではないです。

 

鍼や灸の効果は

・ 筋肉の緊張を取る

・ 痛みの軽減

・ 血流促進

などで、すべて間接作用になります。

 

上記のような効果があるため

結果として症状が軽くなったり

また

患部の負担軽減につながるために

QOL(生活の質)が向上したりします。

 

以下のような方には最適だと思います。

「病院である程度リハビリをしたが

周辺の筋肉が硬いのが気になる。」

「整形外科で治療を受けているが

プラスアルファで鍼灸施術も受けたい。」

「早く良くしたい。」

など・・・。

お困りの方は是非ご相談ください。

いわゆる四十肩や五十肩。田無北口鍼灸院の施術について。

四十肩・五十肩は中高年に多い

退行性疾患で痛みと運動制限が特徴である。

 

ほとんどの場合で何度か

鍼灸施術を受ければ改善が早まるが

石灰沈着や強い疼痛が

見られることもあり

時間がかかることもあります。

 

結論から言いますと

整形外科の薬物療法との併用が

早く改善するためオススメです。

詳しくは以下・・・

★弊所で施術を行い改善した例、

50代男性はこちら・・・

 

(1)四十肩・五十肩とは?

正式名称は肩関節周囲炎。

肩関節の疼痛と運動制限が見られる。

 

明らかな原因なしで生じる

突発性のものと

腱断裂や肩の外傷から生じるもの

あるいは神経疾患や肺疾患などに

起因する2次性のものに分けられる。

 

(2)まずは状態確認。

どのような痛みが生じているか?

夜間に痛みが強くなるのか?

動かすと痛むのか?

どの角度で痛みが出るのか?

…など細かく見ていきます。

 

症状に応じて刺激の量を調整し

施術のプランをたてます。

 

(3)鍼灸施術を行うことのメリット

ズバリ痛みの改善があります。

可動域の改善や

筋緊張の改善もあります。

ほとんどの方がその場で何らかの効果を感じます。

*もちろん状態はまた戻るので

何度か施術を行う必要がありますが・・・

 

その結果、鍼灸施術を行うことで

より早く改善するのです。

 

鍼通電(パルス療法)で

低周波を流しながら

筋肉を動かすことが多いです。

 

疼痛部位やツボにお灸を行い

可動域改善も狙っていきます。

(4)整形外科の治療も

併用することのメリットもお伝えします。

四十肩や五十肩の症状の場合

整形外科では投薬や消炎鎮痛目的の

注射が行われることが多いです。

また画像診断も行うために

状態把握も行えます。

 

この症状では薬物療法や注射などと

併用しながら鍼灸施術を行うと

メリットも多いですし改善が早いです。

 

もちろん無理に薬物療法などを

勧めることはありませんが

メリットに関しては

しっかりとお伝えしていきます。

詳しくはお尋ねください。

肩こりに関して。田無北口鍼灸院の施術・20代女性の改善例。

症状と改善例についてまとめていきます。

 

・・・全員が同じように

改善するわけではないと思いますが

参考になれば幸いです。

*プライバシーに配慮するため

個人情報等、多少脚色してあります。

 

また肩こり症状は

本人の自覚や体質・生活習慣が

大きく関係しますが

十分改善可能です。詳しくは以下・・・

 

お名前 

山田小百合さま(仮名)

年齢

20歳(施術当時)

主な訴え 

首の疼痛

頭が締め付けられる感じ

肩こり

顔がむくむ気がする

(本人談)

施術開始時期

平成28年5月15日

改善時期

平成28年6月12日

(週に1度程度。全5回の施術。)

経過・状況など

ラ○ィネという

整体チェーン店に行ったが

あまり説明もしてもらえず

症状も改善しなかったため

不安と不満を感じている。

 

一番気になるのは肩こり症状

ではあるが

顔のむくみなども気になるので

美容鍼灸なども試したい。

(本人談)

 

(1)思い当たる原因

もともと肩こりはあったが

平成27年12月頃

就職活動をしていたころから

さらに調子が悪くなった。

 

デザイン会社に就職が決まったが

仕事が始まると忙しくなるとのことで

その前に調整を希望。

 

高校生の頃から、こりは感じていた。

姿勢が悪いのが原因かもしれない。

 

肩コリがひどくなると

首が痛くなったり頭痛が出る。

体調に不安があるが

どこに相談すればよいかわからない。

(本人談)

 

(2)弊所での施術・見解

まずはじめに

肩こり症状は本人の感じ方や

生活習慣の問題も大きいと説明。

 

肩が痛いから肩をもむ

ということでは

根本的な解決にはならないため

生活習慣や感じ方

(朝がつらいのか?いつ気になるか?など)

詳しく伺う。

 

たしかに運動不足や姿勢の問題

スマホ見過ぎなどの問題もあるので

その部分はご自身で改善してもらう。

 

現在の体の不調は生活習慣が

コリを生み出していて

病気ではないが放置したり悪化すれば

神経の圧迫によるしびれなど

引き起こすことを説明。

 

神経圧迫を確かめたいならば

整形外科、

頭痛やホルモン等の不調を

確認したければ内科など

紹介はできるが

まずは弊所で5回施術を受け

体質改善することを提案。

承諾してもらう。

 

それから不快な症状を

完全に消す・取り除こうとするのではなく

気にならなくなることが

一つのゴールだ、とも説明。

 

納得してもらう。

 

(3)経過・施術など

第一回 平成28年5月15日

まずは良くお話を伺う。

 

筋肉の状態確認。

施術方針を伝える。

 

全身の緊張や状態確認。

まずは自律神経のバランス安定

緊張緩和を狙うための施術。

 

・ 鍼灸

・ ストレッチ

・ 吸玉

など。

 

第二回 平成28年5月22日

前回の施術後はよく寝れた。

1週間かなり快適に過ごせた。

 

顔のむくみがまだ気になるとのことで

・美容鍼灸(顔面部への鍼)

・頭部調整

など行った。

 

第三回 平成28年5月30日

不快な症状に意識がいかなってきた。

プライベートな話や

地元の話・趣味のバスケ観戦の話など

よくしてくれるようになってきた。

 

前向きな姿勢が見受けられる。

良い傾向。

 

四回 平成28年6月6日

良い傾向が続くため

次回で施術終了し

あとは間隔を開けて

メンテナンスしてはどうかと提案。

 

第五回 平成28年6月12日

症状はほとんど気にならない。

改善傾向。

 

今後は自宅でできるストレッチなど

指導し

もしも気になるようなら

月に1回程度弊所でも

メンテナンス目的のの施術をすること提案。

 

(4)総括

緊張が強く

東洋医学的にいうと肝、

が強い状態でした。

 

鍼灸の施術があっていたこと

また信頼関係が築けて

良い反応が得られたことが

いい結果につながりました。

 

これからは得意なデザインを仕事に

されていくそうですが

スケジュールが忙しくなったり

頭や神経を使いすぎて

不調が生じた際には

早目に相談するようお伝えしました。

 

お大事にしてください。

「肩こりに効くツボを教えてください」・「どこのツボを押せばいいですか??」というご質問に関して。鍼灸師が答えます。

「胃が痛いのですが

どこのツボを押せばいいですか?」

 

「肩こりなんですが

自分で押せるツボってないですか?」

 

そのような質問をいただくことが

ありますが

結論から言いますと

(とくに生活習慣が関係するものは)

症状が似ていても原因は

人それぞれでお答えしづらいことが多いです。

詳しくはは以下・・・

 

先日

「肩こりなんです、治りますか??」

鍼灸師がお答えします。

 

という記事をUPしたところ

妻からこんな質問が来ました。

 

「内容はわかったが、鍼灸師なんだから

ツボのこととか書いてくれた方がわかりやすい。

たとえば自分で押せるツボの話とか。」

・・・と。

 

なるほど、

確かにこの手の質問は

患者さんからも頂くことが多々あります。

上記のように

「○○に効くツボを教えてください。」

という質問ですね。

 

・・・これは

お答えしずらいことも多いです。

なぜかといいますと

 

例えば

肩こりになる原因がそもそも

人それぞれの為、

お身体の状態を診てみないと

何とも言えないため、です。

 

また

東洋医学ではそもそも症状に対して

対処することはありません。

漢方薬などでも症状に対して

薬を出すことはありません。

 

風邪に葛根湯!

というCMが以前ありましたが

そもそもの東洋医学の考え方とは

異なります。

 

東洋医学的な考え方では

身体の状態を診て

(脈や舌、全身の筋の状態)

 

「あなたは今この状態だからこの薬。」

「あなたは今この状態だからこの施術。」

 

というのが

本来の考え方です。

 

ですので

鍼灸師がお応えします!

という記事を書くと

ツボのことが知りたくなる気持ちは

分かるのですが

そのような事情から

「人それぞれ。」

としか言えなくなってしまうのです。

 

・・・ただ確かに症状によっては

効果もありやってみてもいいのかな?

というものも存在することは存在します。

例えば・・・

 

「つわりを和らげるツボ」

*内関というツボなどが有名です。

「逆子のツボ」

*子陰や三陰交というツボが有名です。

「陣痛を和らげるツボ」

*三陰交や腸骨周辺のツボが有名です。

 

生活習慣に起因するものでなければ

お答えしやすいかなと思います。

 

まとめますと

生活習慣が原因の不調

例えば肩こりなどは

「効くツボを教えてください」

と言われてもお応えしづらい。

 

そうでない場合は

まだお答えしやすいかな??

(それでも状態を診てみないとわからない

のは変わりませんが・・・)

ということなのです。

 

ご参考までに。