小児はりについて。~痛くない・刺さない鍼を使用します。効果と適応症。
弊所では小児鍼の施術に
刺さない鍼を使用しています。
針、の名前がついていますが
皮膚に接触させるためのもので
刺すためのものではありません。
なでたりさすったりしていきます。
<上記写真・鍼の名前>
友好小児針、員利針、ホーキ針、
松葉針、かき針、三角ばり、
長刀針、バチばり、ローラー針、てい針
<効果と適応症>
上記のような鍼で撫でられると
気持ちが良く簡単にいうとリラックス効果
自律神経の安定作用があります。
代表的な適応症は
カンムシ(疳の虫・疳虫)です。
カンムシとは病名ではなく
生後3か月くらいから5歳くらいまでの
小児が引き起こす種々の症状に対する
俗称であります。
・ キーキー声を出す
・ 夜泣き
・ よく人にかみつく
・ 食欲がない
・ 便秘
・ 下痢
・ 良く風邪を引く
小児の神経症の一種であり
小児の自律神経失調症状という
見方もできるかもしれません。
鍼にはリラックス効果および
自律神経安定作用があるために
これらの症状に対し
施術対応ができるのです。
上記の鍼で撫でられたり
さすられたりすると子供はリラックスして
気持ち良さそうになっていきます。
「その晩ぐっすり寝れた」という声を
ことも多いです。
ほかにも
・ 気管支喘息
・ アトピー性皮膚炎
・ 鼻炎・中耳炎
・ 風邪症状の回復促進
・ 肩こり
などにも対応できます。