今すぐ良くしたいなら手順が大切

今すぐ良くしたいなら手順が大切

体調をよくするには「手順」が大切になります。そして「自己判断」は禁物です。本日はそのことについてまとめていきます。

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弊所で治療相談を行っていると不安やストレスを感じやすく自己判断傾向が強い方がまれにいらっしゃいます。そのような方は自分の感覚を一番先に信じますので「まだこれだけ痛みや症状が残っている」という思考や「すぐにこの不快感を取り除いてほしい」という思考に陥りやすいのです。

そのことでどんなデメリットがあるのか?と申しますとそれは症状のみに気を取られている状態ですので何をやっても治療が続かなかったり自己判断で治療をやめてしまうので治療をしても解決しないことが多いのです。そのため結局は余計な費用や時間がかかることも多くなります。アスリートやスポーツ選手など今すぐ動きたい、動かなくてはいけない、という理由があるためこのような思考に陥りやすいことも多いです。また性格的に不安感が強かったり几帳面・完璧主義といわれる方もこのような思考に陥ることが多いです。

しかしながら

「今すぐ楽に」

という自分の感覚を主にした判断は治療や医療とはまた違ったアプローチを求めていることにもなりかねません。おまじないやニセ医学に騙される危険性も出てきてしまいます。体調を良くしたかったら手順が大切となります。まずは自己判断ではなく病院で検査を受けて原因をハッキリさせることです。腰痛やしびれの問題でしたら整形外科などに行き場合によってはMRIなどの精密検査を受けることも必要になるかもしれません。検査の結果特に異常がないだけどもまだ症状が続いている、医師からは

「病気などではなくストレスの問題」

「筋緊張や神経絞扼(締め付け)の問題」

といわれている場合などは鍼灸治療がお役に立てる場合が多いです。もちろん当院でも徒手検査といって(SLRテストなど)精密検査を受けなくても動きの中からある程度、痺れの原因を推測することはできます。結局のところ現在の状態ををハッキリさせないことには鍼灸でアプローチする際にも治療方針を立てられません。それからストレスや筋緊張、神経絞扼の問題ならば1回で痛みが取れることはありませんしどこで治療をしても何度か、何か月か期間がかかることがほとんどでしょう。良くならない方というのは自己判断で損をしてしまっていることが非常に多いのです。そこに至るまでにはもしかしたら病院で誤診をされたのかもしれないしなにか傷つくようなことを言われたのかもしれない。しかしながら良くならないでこれ以上損をするのは私でなくあなたです。自己判断は得策でないのですしやめたほうが良いです。医療従事者の話は信じてほしいと思います。また前述したようになかなか良くならない方や長い間痛みや苦しい症状でお悩みの方は自己判断を中心とした「認知の歪み」があることも多いです。

どうせよくならない、

信じても無駄だ、

と思っていることもあるのです。そのような場合でも信頼関係が築けるよう最善はつくします。弊所ではまずはお話をよく伺いまた症状を把握し病院への通院歴や現在服用中のお薬など伺ったうえで改善までの計画を立てていきます。そして初回カウンセリング終了時に信頼関係が築けていない場合は施術をお断りすることもあります。納得してから治療を受けていただきます。ご不明な点や不安な点は遠慮なくお尋ねください。