カテゴリー: YouTube動画・原稿

YouTube動画:頭痛の応急処置1分で解説。まずは目の周りを冷やそう。

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#頭痛 #頭痛改善  #片頭痛

<原稿>

皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は「頭痛がぱっと消える!?セルフケア方法」についてお話させてもらいます。少し煽り気味のタイトルですいません。

まずは注意点からお話させていただきます。頭痛と一口に言っても色々な原因があって症状が出ます。セルフケアで対応できるのは基本的に緊張型頭痛や片頭痛といわれるような一次性頭痛です。脳の病気などが原因で頭痛が出ている場合や痛みがひどい場合などはセルフケアでは対処できません。

この動画をクリックした方はすでに病院でご自身の頭痛がどのタイプか?診断を受けていると思いますが、まずは自己判断ではなく病院で診察を受けることをお勧めします。

■頭痛の分類

はじめに頭痛の分類についてお話します。頭痛は一次性頭痛、二次性頭痛に分けられます。(日本頭痛学会より)二次性頭痛は病気や

国際頭痛分類第3版の大分類(2018年)

一次性頭痛
1.片頭痛
2.緊張型頭痛
3.三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)
4.その他の一次性頭痛疾患

二次性頭痛
5.頭頸部外傷・傷害による頭痛(例:むち打ちによる持続性頭痛)
6.頭頸部血管障害による頭痛(例:くも膜下出血)
7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛(例:脳腫瘍)
8.物質またはその離脱による頭痛(例:薬剤の使用過多による頭痛)
9.感染症による頭痛(例:髄膜炎)
10.ホメオスターシス障害による頭痛(例:高山性頭痛)
11.頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛または顔面痛(例:急性副鼻腔炎)
12.精神疾患による頭痛

■頭痛のセルフケアは冷やす→温める

セルフケアの方法と頭痛の特徴をお伝えします。偏頭痛の場合は冷やす。緊張型頭痛の場合は温めると覚えてください。片頭痛と呼ばれる頭痛は

目の周辺を冷やす。

YouTube動画:四十肩・五十肩の体操。セルフケアのコツ(アイロン体操ほか)

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#四十肩 #五十肩  #セルフケア

<原稿>

皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は四十肩・五十肩の体操。セルフケアのコツについてお話させてもらいます。

まず注意点なのですが四十肩・五十肩というのは俗称です。正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。ほかにも「凍結肩」や「癒着性関節包炎」という場合もあるのですが、これらは原因も症状も様々です。また似たような症状が出る病気もたくさんあります。例えば肩周辺の骨の周りに石灰が沈着し炎症が起きている場合や腱板損傷と言って肩の内部組織が傷ついているケースもあります。参考1

そのような場合は夜間痛と言って夜寝ているときに目が覚めてしまうことも起こり、睡眠が邪魔されてしまう可能性もあります。生活の質が下がってしまうため痛みのコントロールで薬を飲むことなども重要です。

また腱板が損傷しているときは手術が必要になる場合もあります。「夜目が覚めてしまう」、「痛みが強くて自転車に乗れない」といった場合はまずは病院へ行って診断してもらったり、薬をもらって痛みを安定させることをお勧めします。

病院の治療と併用しながら鍼治療をやったりセルフケアをするのはたいていの場合できますが、基本的にセルフケアは痛みが強い場合はやるべきではないです。また「ある程度まで」しかできないことも多いため限界を理解することが大事です。何かあればご自身がみてもらってる病院のお医者さんなど専門家に相談することも忘れないでください。

■四十肩・五十肩の痛みはどこに出るか?

痛みは烏口突起周辺の出ることが多いです。これは私が臨床をしていてもよく見る箇所なのですが理学療法のガイドラインにも記載がありました。参考2

他にも肩の横(上腕二頭筋腱)や後ろの肩甲骨周辺に痛みが出たりします。

痛みがあると肩を動かせなくなったりします。

■実際のやり方

では実践に入りたいと思います。今日は「アイロン体操」(振り子体操)を紹介します。アイロンを持ってやってもいいですがペットボトルでもダンベルでもなんでもいいです。1キロ程度の重りのものを持ってやるといいでしょう。これは痛みがある程度おさまった時期に行ないます。痛みが強い時期や炎症がある場合は行わないようにしましょう。

1 太股の付け根ほどの高さのテーブル等に、痛まない程度の角度で少し前かがみになります。

2 痛くない方の手を、テーブルについて支えます。

3 痛む側の手で、重り(1kgくらい)を持ち、肩の力を抜いてたらします。★腕全体を脱力するよう意識してください。

4 前後、左右、円運動を、それぞれ10往復を1セットとし、最初は無理をせず1日1回。 なれてきたら、徐々に回数を増やしまた、傾斜(前かがみ)も深くします。

■なぜこの体操が良いのか?

固くなった軟部組織(関節包や肩関節腱板)をストレッチするのが良いのです。肩甲骨と上腕骨の関節運動を円滑にします。

■ほかにできるセルフケア

NHKに動画が紹介されているのでそちらをご覧ください。参考3

 

参考1:日本整形外科学会:五十肩(肩関節周囲炎)

参考2:肩関節周囲炎 理学療法診療ガイドライン

参考3:NHK 五十肩を治す体操・ストレッチ 症状をやわらげるセルフケア

 

 

YouTube動画:健康になりたければ筋トレはするな!

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#筋トレ #健康法 #セルフケア

<原稿>

皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は「健康になりたければ、筋トレはするな!」についてお話させてもらいます。少し煽り気味のタイトルですいません。これも結論から先に言っちゃいます。当たり前の話かもしれません。

「健康になりたければ、筋トレはやりすぎるな!」という意味です。

基本的に筋トレは身体によいですし死亡・疾病リスクが減少したという論文もあります。しかしその論文の中にも「やりすぎるとよくない」というデータも出てきます。また筋力トレーニングといっても色々あるのですがここでやるな、というのは「大きな負荷をかけすぎる筋力トレーニング」、の意味です。筋トレをする人の特性・特徴についてもお話していきます。

 

■筋トレで死亡・疾病リスクが減少という論文から解説

筋トレそのものは身体によいという研究データがあります。

「筋トレ活動は主要な非感染性疾患の低い発症リスクおよび死亡率と関連する:コホート研究のシステマティックレビューおよびメタ解析」

東北大学や早稲田大学の先生による解析研究。British Journal of Sports Medicineという権威がある学術雑誌に掲載されたそうです。

内容は以下です。

18歳以上の成人を対象に筋トレと疾病および死亡との関連を長期的に検討した研究についてシステマティックレビューを実施しました(計1252件)分析対象となった疾患は、心血管疾患(計9件)、がん(計7件)、糖尿病(計5件)、部位別のがん(=肺がん、膵臓がん、結腸がん、膀胱がん、腎臓がん、それぞれ計2件)、さらに、死因を問わない死亡(=総死亡、計8件)でした。

結果は以下です。

30~60分の実施で最もリスクが低くなった一方で(約10~20%のリスク減少)、週130〜140分を超えてくると筋トレの好影響は消失し、むしろリスクが高くなることが判明しました。糖尿病については、実施時間が長ければ長いほどリスクが低い結果となりました。

やりすぎると逆効果だけど基本的には病気の予防になりますよ、という結果が出た。

 

■しかし・・・鍼灸師の私が筋トレは勧めないその3つの理由

・過緊張の人に向かないから

時間をかけてゆっくりできる運動を勧めてます。ゆっくりインナーマッスルを動かすトレーニングもありますがあまりやりたがらない人が多い・・・。地味な動き。

・筋トレはやりすぎるか、さぼりがちになりがち

やった感が出るのは思いっきり負荷をかける事、なのでどうしてもやりすぎてしまう傾向になる。もしくは苦痛を伴うのついついさぼりがちになってしまう。

・効率的に運動しようとしないでほしいから

筋トレはどうしても「効率よく負荷をかける」という発想になりがち。かっこいい体型になるために筋トレをするなら良いけど、力を抜くことが目的の場合はそれは違う。

 

■ 楽しく続けられるもの、長続きするものを

田無北口鍼灸院でもセルフケアに運動をした方がいいか?よく聞かれるのですが正直筋トレは勧めづらいです。理由は先ほどお話したような感じです。ヨガや水泳などを勧めています。時間をかけてゆっくりゆっくりと緊張をとる習慣を作るのが大切。*水泳はケータイ触らなくなります。

もちろん筋トレだって楽しくやる方法もありますし、すべてを否定しているわけではありません。ただやりすぎて痛めてしまうこと、セルフケアとしては難しいことも事実で勧めづらいということです。

YouTube動画:生活保護医療券、交通事故自賠責保険、労災保険などを使えないよう妨害された??!相談先は?

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#労災 #交通事故 #生活保護

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皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は「生活保護医療券、交通事故自賠責保険、労災保険などを使えないよう妨害された??!相談先は?」という内容でお話させてもらいます。これも少し煽り気味のタイトルですいません。これは結論から先に言っちゃいます。当たり前の話かもしれません。

妨害されたというよりは何かしらの行き違いがあった。

という可能性が高いです。ただ中にはコミュニケーション能力や知識レベルが低い担当者もいないわけではありません。しかし喧嘩をすることはあまり得策ではありませんので担当者ともうまくやることをお勧めしています。そして生活保護制度に労災保険制度にしろ、すべての要望に応えられるわけではないのです。ですのでルールに沿った形で、冷静に対応したほうがいいかもしれません。

 

■誰に妨害されてると感じる?

誰から妨害されたか?

交通事故の場合は相手保険会社、労災の場合は会社の担当者、生活保護医療券の場合は市区町村担当者。

 

■なぜ?妨害されているという被害者意識を持ちやすいか?

基本的には「知識の差」があります。担当者の方が知識があれば「上から目線だ」と感じてしまうこともある。

生活保護を受けている方

働きたくても働けない、体調が悪い、精神疾患持っているなど

 

労災や交通事故にあってしまった方

体調が悪い・痛い、被害者である。など。

 

■実例

生活保護の医療券で鍼灸治療を受ける事を希望していた方が市役所とうまく連絡が取れないことにイライラしていた。交通事故の被害者になってしまった方が相手保険会社に対して怒っていた。こういった話はよくよく聞いてみるときっかけがあったりします。

例えば・・・すぐ連絡する→連絡をくれなかった。担当者が不在だから折り返す→折り返してくれなかった。そのような些細なこと。

けどこういった些細なことが体調が悪い人やけがをしている人にとっては本当にダメージになってしまうことがある。

 

 

■外部の相談先もお伝えしておきます

労災に関すること

労働基準監督署

 

そんぽADR、外資保険の場合は一般社団法人保険オンブズマン、弁護士など

 

生活保護制度に関すること

生活福祉課以外だと「市議会議員」に相談するという方法もある。市議会議員が協力してくれれば審査が通りやすくなることはないが状況が整理されることがある。

治療に関することであれば田無北口鍼灸院に相談してもらっても構いません。

 

■実際の担当者とやりとりを公開します。

プライバシーに配慮し音声は加工し、プライバシーに配慮し個人情報などはすべてカットしています。

担当者があまり知識がない事例です。患者さんが困って私に相談してきたのですが私が問題点を指摘しています。

鍼灸院で施術を受けるには一度、整形外科に行かなくてはいけないという話が出ていますが必ずしもそうではないです。医師が必要と認めれば問題がなく申請が通ります。これは根拠もあります。しかし、私たちはそれを非難するのではなく冷静に、お話をお伝えしカバーするような役割を果たしたいと考えています。私たちが話を伺うことで怒りの緩衝材になれば冷静になれることもあるでしょう。

YouTube動画:コロナ後遺症の治療費が無料になる?鍼灸治療費も出る?!

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#コロナ後遺症 #鍼灸治療 #COVI19

<原稿>

皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は「コロナ後遺症の治療費が無料になる?鍼灸治療費も出る?!」についてお話させてもらいます。少し煽り気味のタイトルですいません。これは正確に言えば「労災として認められたら鍼灸治療含めた医療費が保険から全額降りる可能性がある」という意味です。

コロナ後遺症といわれる状態で困っている方はとても多く、田無北口鍼灸院にも相談にいらっしゃる方が数多くいます。長期にわたる疾患で仕事が出来なくなってしまう方もいらっしゃるため、治療費や休業補償などお金の話題は避けて通れません。休業補償や後遺症が残存した場合の補償については弁護士さんなどに相談することになるのでしょうが

コロナ後遺症に伴う鍼灸治療費は労災保険から出るか?について。

ですが、結論から申し上げますと「労災が認められれば出る可能性が高い」です。また労災が認めれれるには「業務との関連性があれば」というのが条件になります。詳しくお話していきます。

 

■ コロナ後遺症とは?

このチャンネルでも何度も触れてますし、すでにご存じの方も多いと思うので詳しくは厚生労働省のページをご覧ください。

代表的な罹患後症状は、疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などがあります。また、罹患後症状は、罹患してすぐの時期から持続する症状、回復した後に新たに出現する症状、症状が消失した後に再び生じる症状の全般をさしています。

 

■ コロナ後遺症に伴う問題点は?

3つに分けてお話します。 

1.原因が不明、複雑系、長引く傾向

2.診断基準がはっきりしない問題

診断書書いてくれない問題もある。

一例

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG096CH0Z00C21A3000000/

3.患者さん不安になる

高額なサプリメントなどでも藁にも縋る気持ちで手を出してしまう。

不確かなアヤシイ情報に振り回されてしまう。などの問題が起こります。まずは行政の情報から知るのが得策です。信じられない状態になるのも、わかりますがアヤシイ情報は見ないようにしましょう。

 

■これらの問題があると、どういう事が起こる?

「あの先生のところ行けば診断書書いてもらえた」、「あそこへ行けば治った」など。

混乱する。クリニックや鍼灸院など、一部に集中する。

 

補償問題。どうする?

労災保険を認めようとする動きがある。

2022年の5月12日厚労省の通達で明言 ただし簡単では無いはず。弁護士、社労士など手を挙げる?NHKでも報じられた

労災認定されると、、、

約1年間は治療費が労災保険支払いになる。症状が残った場合でも認められると補償対象にらなる。詳しくは触れませんが休業補償などもある。社労士や弁護士に。

夏休み中、帰省中にコロナに感染した、というように明らかに業務と関係ない場合には労災保険の適用になりませんが通勤災害なども労災保険の対象になります。労災保険に加入している方なら当てはまる可能性があります。

 

■労災保険を使って鍼灸治療を受けるには?

・ その鍼灸院が労災指定鍼灸院になっていれば窓口での支払い(立て替え)をしなくてよい。田無北口鍼灸院は労災指定鍼灸院ですが、事前に確認しておいた方が良いでしょう。

手順

1.会社に申請

2.医師の同意を得る

診断書をもらうための所定の用紙がある。診鍼様式第1号

*参考 香川県鍼灸師会

 

他にも「施術効果の評価表」を定期的に出す必要がある。

3.労災保険の判断

申請すれば必ず認められるというわけではなく最終的には労災保険を管轄する労働基準監督署の判断となります。

 

もしも、労災保険を使って治療してみたいという方はぜひ一度、早い段階で田無北口鍼灸院にご相談ください。

YouTube動画:鍼灸治療の強み・弱みについてお話します。

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皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は「鍼灸治療の強みと弱み」についてお話させてもらいます。
■なぜ強みと弱みについて語るのか?
鍼灸治療のことはほとんどの人が知っていると思いますが、いまだに治療を受けたことがない方もたくさん居らっしゃると思います。そのような人にとっては具体的に
「何がすごいの?」、「どんな人に役に立つの?」、「どういったケースで有効なの?」
ということが、あまりよく知られていないのではないでしょうか。また強み(良い話)ばかりを一方的に発信するのはフェアではないので弱みについても少しお話させていただきます。
■日本の病院は西洋医学中心、お薬中心の医療になる理由
日本だけではなく先進国はどこでもそうなのですが、お薬中心の西洋医学の医療になります。これは製薬会社の陰謀とかではなく理由があるのです。お薬による治療が有効性と安全性が明らかでもっともよくなる確率が高いからです。また同じお薬であれば処方するドクターによって大きく効果が変わることは考えられません。
一方で鍼灸治療などは東洋医学と呼ばれ個別性を大事にします。やる人によって内容も効果も変わってしまうのです。
そのような合理性の観点から日本を含む先進国の多くの国では西洋医学が通常医療であり、お薬中心の医療となっていますが、西洋医学が優れていて東洋医学が下という意味ではありません。西洋医学のお薬でも、苦手な分野、治りにくい・効果が出ずらい分野があるのです。
例えば体質による病気、ストレスによる病気、加齢による病気などです。
例えば筋肉の緊張が強く頭痛や自律神経の不調が起こっている場合、これは痛みを抑える薬だけではなかなかよくならないでしょう。
仕事のストレスによってうつ状態になってしまった場合もそうです。根本的なストレスを解決しない事にはなかなかよくならないかもしれません。
お年寄りの膝の痛みなど、加齢による問題もお薬だけでよくすることは難しく筋力トレーニングやリハビリなどの方法も必要となる場合は多いのではないでしょうか?また老化現象による痛みなどは完治というより悪化を遅らせる事やケアが治療の目的になるかも知れません。
これらは、東洋医学の方が得意な場合も多くあるのです。あくまでも特性の違いだと考えてください。
■(それでは)鍼灸の強みについて
三つに分けお話します。
1.薬以外の選択肢になれる
例えばお年寄りなどは持病をたくさん抱えていて「薬を増やしたくない」という希望があるケースがあります。血圧の薬を飲んで、血栓を溶かす薬を飲んで、糖尿病の薬を飲んで、、、みたいな状況です。鍼灸治療であれば薬以外の選択肢となれるためこれ以上薬を増やす必要がありません。
2.緊張をとることが出来るため痛みや不定愁訴に効果的
緊張をとる薬、はあまりなくこの分野に関しては鍼治療やマッサージなどが強いです。
また痛みや不定愁訴に関しても同様です。薬でコントロールできる痛みもあればコントロールしづらい痛みもあるのです。不定愁訴に関しては精神的なもの、感じ方や捉え方も大きく関係するため薬だけで解決するのが難しいことも多いでしょう。そのような場合に鍼治療が一つの選択肢となります。
鍼治療は癒しにも治療にもなる事が出来ます。
癒しとは・・・・
治療とは・・・・
現代医学的な診断カテゴリーに当てはまらない不調も鍼灸治療ならば対応することが可能です。
3.長い間、世界中で行われているためエビデンスが豊富
安全性と効果は歴史が証明しているといっても過言ではありませんが最近では世界各国から研究論文の報告も上がってきています。
★コクランレビューでも肯定的なものもあり。慢性腰痛、緊張型頭痛、頸部障害など。
鍼灸の弱みについて
1.薬と違って施術者の力量で差が出る
→新人とベテランで差が出てしまう。薬も処方によってはそのようなことがあり得るのである意味では仕方なし。刺激(介入)を一定にできないためにエビデンスが低く見積もられがち。
2,怖い場合のノセボ反応
→悪い反応が出やすくなってしまう
3,自費中心
→保険診療は一部だけで、かつ医師の同意がいる。
■まとめ
選択の順序の順序を知ることが大切です。
まずは病院へ。費用の観点から考えてもそれが合理的です。お薬がだめだという意味ではないし、何でもかんでも鍼治療がいいということでもないでしょう。まずは病院へ行き西洋医学的な治療を受けることも大切です。厚生労働省も「統合医療のあり方に関する検討会」で現代医学を中心に、東洋医学などは補完的な利用を推奨しています。(参考)鍼灸治療は補完的に上手に使うことが良いでしょう。
参考文献
池田光穂 癒しの文化人類学
統合医療のあり方に関する検討会 これまでの議論の整理