新型コロナ後遺症・ワクチン後遺症で鍼灸施術を受ける際の注意点
日本で一番新型コロナ後遺症を診ているといっても過言ではない渋谷のヒラハタクリニックの平畑光一医師は、患者の訴えを分析し、ワクチン副反応を訴える人では以下のような症状が多いことを報告しています。
倦怠感、気分の落ち込み、思考力の低下、頭痛、体の痛み、不眠、息苦しさ、食欲不振、動機、発熱、脱毛、咳、味覚障害、嗅覚障害・・・
またこれらの訴えはコロナ後遺症を訴える方の症状とも類似します。そしてまだ、この病気はよくわかってないことも多いです。ストレスが原因で症状が悪化している可能性もありますが、いわゆる心身症(ストレスが原因)だけが原因であるとも言い切れません。またストレスが原因というのは「気のせい・実際は病気ではない」という意味ではありません。ストレスが原因で身体に症状が出ることはよくあるのです。
ここ最近(2022年10月11日現在)「病院に行ってもあまりちゃんと見てもらえなかった。」、「病院ではあまり話を聞いてもらえなかった」、「問題が解決しなかった」という理由で鍼灸院に相談に来る方が増えています。そこで今回は新型コロナ後遺症・ワクチン後遺症で鍼灸施術を受ける際の注意点についてまとめます。ぜひ参考にしてみてください。
1,鍼灸は症状緩和に有効ですが、、、
上記のような症状を訴える方への鍼灸は有効です。筋緊張が緩和され、自律神経が安定し、リラックスするため結果的に症状が改善することが多いです。ただ新しい病気であり鍼灸治療のエビデンスなどはまだ出せる状態でなく、わかっていないことも多いです。
2,鍼灸院だけ、で治療することはお勧めしません。病院も定期的に受診しよう
「コロナ後遺症・ワクチン後遺症だと思ったら実はほかの病気だった・・・」 という可能性もあります。鍼灸は症状緩和が得意ですが、検査や診断は出来ません。そのため必ずクリニック、病院も「上手に」利用することが望ましいです。
そもそも、日本の医療システムは
かかりつけ医(町のクリニック)→大学病院
のように何か問題が疑われた場合、クリニックから専門病院を紹介してもらい受診する方が、スムーズに治療や検査を受けられる仕組みになっています。たしかにコロナ後遺症のような病気は現代医学的な診断が付けづらい(付きにくい)ため「病院に行ってもあまりちゃんと見てもらえなかった。病院には行きたくない。」という声を聞くこともあります。そのようなに方も田無周辺クリニックの情報提供なども行っています。Bスポット療法(上咽頭擦過治療(EAT))などを実施している耳鼻科や漢方内科などは比較的、後遺症の問題に対応してくれます。かかりつけ医がいない方は紹介もしますので病院との併用治療をオススメします。東京都はHP上でコロナ後遺症に対応してくれる病院(クリニック)の情報を公開しています。
まずはじっくりお話を聞かせてもらいますのでお気軽に弊所にご相談ください。