AIを使用した観察研究実施のお知らせ
AIの活用と「レッドフラグ一次スクリーニング」のご案内
田無北口鍼灸院
最終更新日:2025年9月3日
当院では、2025年9/2より患者さんの安全を最優先に、AI(人工知能)を補助的に活用しながら、重篤疾患の見逃しを防ぐための「レッドフラグ一次スクリーニング」を実施します。AIは説明文の作成や記録の標準化を支援するために用いられ、最終判断と説明責任はすべて担当鍼灸師にあります。AIの利用を望まれない場合は、オプトアウト(不参加)が可能です。
オープンサイエンス(公開資料)
OSF(プロトコル・運用記録・資料一式):https://osf.io/tghr6/
GitHub(チェックリスト/SOP/テンプレート):https://github.com/KenjiroShiraishi/ai-redflag-checklist
実施ルール
対象:新規の「腰痛/頭痛/しびれ/めまい」で受診された方(複数該当可)
タイミング:受付〜問診直後、施術前の約5分で実施
内容:ガイドラインに基づくチェック項目で緊急受診が必要なサイン(レッドフラグ)を確認
結果説明
該当あり → その日のうちに整形外科・脳神経内科・救急への受診を推奨(鍼灸施術は原則いったん保留)。必要に応じて紹介状を作成します。
該当なし → 施術可。ただし症状が悪化した場合は再評価します。
記録の透明性
チェックに用いたAIプロンプトと出力の「実行時刻」をメモし、当日中にPDF保存します(カルテの補助記録)。
記録は個人情報を保護した形で保管します。
※このスクリーニングは診断そのものではなく、鍼灸を安全に行うための一次チェックです。必要な場合に、より早く、適切に専門の医師につなぐことも目的としています。
オプトアウト方式について
当院では、上記スクリーニングの運用実態と安全性の向上を目的とした観察的な研究(品質改善)を行っています。
研究に用いるのは個人を特定できない集計情報のみです。
AIの使用と記録は透明性確保のために行います(プロンプト・出力のPDF保存など)。
研究への参加は任意で、オプトアウト(不参加)をいつでも選べます。
オプトアウト方法:受付または担当鍼灸師に「研究・AI利用を希望しません」とお伝えください。メールやお電話での申し出も可能です。
オプトアウトしても施術の内容や質が不利益を受けることは一切ありません。
プライバシーとデータの取り扱い
記録は匿名化し、院内で安全に保管します。
公開・学会発表等を行う場合も、個人が特定される情報は含めません。
詳細は受付でご説明いたします。ご不安やご質問は遠慮なくご相談ください。
よくある質問
Q. AIは患者情報を勝手に使いますか?
A. いいえ。匿名化・限定利用で、最終判断は人間(担当鍼灸師)が行います。
Q. AIを使ってほしくないのですが?
A. オプトアウトできます。受付・担当鍼灸師までお知らせください。
Q. なぜ保存(PDF化)するのですか?
A. 説明責任と再現性(透明性)のためです。いつ・どの説明をもとに判断したかを残し、患者さんの安全に資するために記録します。
発行者:白石健二郎(鍼灸師)
所在地:田無北口鍼灸院
連絡先:TEL 042-497-4586 / Email: kenjiroushiraishi@hotmail.co.jp