むち打ち損傷で出現する主な症状
むち打ちがおこると、どんな症状が多く
体に現れるのか??まとめていきます。
1、頸部・背部痛
頸部痛はむち打ち損傷後に
発生する症状で一番多いとされている。
Greenfield、Deansらが行った研究に次のようなデータがある。
・ むち打ち損傷後、救急外来で
60%以上の患者が頸部痛を訴える。
・ 24時間以内に93%、72時間以内に100%の
患者に頸部痛が出現する。
またRadnovという研究者は次のようなデータを出している。
・ 慢性化したむち打ち患者の97%に頸部痛が存在する。
急性期の頸部痛は主に頸部の靭帯や筋、筋膜、関節包など
の直接的損傷や筋群の異常緊張によって
発生すると考えられているが
慢性期の頸部痛の評価は難しい。
2、頭痛
頭痛は頸部痛の次に多く出現するといわれている。
慢性化した場合の78%に頭痛症状が見られるという
データもある。
(むち打ち損傷ハンドブックより)
3、めまい
画像でめまいの原因を特定することは難しいが
むち打ち損傷後に見られる症状の一つである。
4、頸部・顔面のしびれ
上位頸椎や頸髄の病変によって
感覚障害が生じることがある。
5、眼症状
眼症状はむち打ちの35%で出現するといわれている。
ほかにも主なもので・・・・
6、耳鳴りおよび難聴
7、吐き気・嘔吐
8、四肢症状
9、バレリュー症候群による自律神経失調症
10.腰痛
などの症状が出現するといわれている。
交通事故などによりむち打ち症状が
発生したらまずは安静にし
すぐに専門家に相談することをオススメします。
受傷後からはやめに治療を開始すれば
慢性化することも防げることが多くあります。