月: 2021年9月

    なかなか治らないストレス性の腹痛について

    先日、著者の5歳になる子どもが毎日腹痛を訴えるので小児科を受診させました。

    さほど痛みは強くないようなのですが、1週間連続して腹痛を訴えていることからまずは小児科を受診して医師の判断を仰ぐようにしました。医師の診断名は「臍疝痛(さいせんつう)」とのことでした。これは反復性臍疝痛とも呼ばれ小児科の臨床でよくみられる一過性の、しかも毎日起る反復性の腹痛のことのようです。器質的な問題はないです。(参考:小児の痛みの発達とその臨床)とくに薬の処方もなし。ストレスや便秘などで症状が強くなるのことなのでそれらを避けるような生活をするよう指導がありました。また、小児科の医師からは緊急性がある腹痛かどうかを見る一つの目安として「子供の姿勢をよく見るように」と教わりました。痛みをこらえて背中を丸めたりしているような姿勢を取っている場合には本当に痛みが強いことが多いそうです。今回のようなストレス性の腹痛のケースは「痛みを過敏に感じている」、という見方もできるのです。子どもの訴えは素人には判断がつかない場合がありますが姿勢が一つの目安になるとのことでした。

    ・・・このような原因不明の腹痛の場合、大人でも子供でもまずは病院で診断を仰ぐのが無難です。腫瘍や潰瘍など器質的な問題がない場合は喜ばしいことなのですが、一方でストレス性疾患の場合は特に対処のしようもないためにお薬も出ないことが多くストレスを避けながら生活し様子を見るようになります。その後、しばらく様子を見ていても症状が変化せず不安になったり悩む方がいらっしゃいますがそのような場合には漢方や鍼灸は得意分野となることが多いです。ストレスを軽減し自律神経の安定なども図れるために痛みの緩和、体調の管理などの効果が期待できます。私も子供にさっそく小児鍼(子供用の刺さない鍼)をしたり温める灸の施術をしたりしました。気持ちの面も含めてだいぶ症状が改善されたようでした。ご自宅でもカラのペットボトルなどにお湯を入れて使い(ペットボトル温灸)お腹を温めるだけでも痛みが緩和できると思います。過敏性腸症候群や過敏性大腸炎などもストレスが大きく関係していると言われていますが鍼灸や漢方で早めに対策をしておけば痛みや症状が緩和できるかもしれません。

    大人でも器質的問題ないがストレス性疾患で長期間腹痛に悩まされている方がいます。まずは同様に病院で器質的な病変がないか?原因は何か?判断を仰ぐことが大切ですが自身のセルフケアだけでは解決しない・なかなか改善しないとお困りの方はぜひ鍼灸を生活に取り入れることを検討してみてください。お悩みの場合一度弊所までご相談ください。治療期間の目安やセルフケアなどご説明させていただきます。

    初めていらっしゃる方へ

    初めていらっしゃる方には以下のようなことをお伝えしたうえでカウンセリングを行います。参考にしてみてください。

    カウンセリング前にお読みください。

    ・ 鍼(はり)、お灸、ストレッチや各種調整の施術を行います。刺さない鍼などもあります。苦手なものや不安なものがあれば遠慮なく事前にお伝えください。

    ・ 「今より体をよくしたい」、「体調管理したい」という方が通うための治療院です。

    「今が気持ち良ければそれでいい。」、
    「説明はどうでもいい。」、
    「忙しいから予定がたたない」
    という方はよい結果が得られないと思います。

    ・ 事前カウンセリングに時間をかけます。また予約の確認でこちらから連絡することもございます。住所を書きたくないなら電話番号やLINE@など連絡を取れるようにしておいてください。連絡先を適当に書いたり、こちらの質問にいい加減に答えたりする方とは信頼関係が築けませんので施術を中止させていただきます。

    ・ 上記のようなことを事前にお伝えすると

    「私には合わなそうだが『せっかく来たのだから一回くらい受けて帰ろう』」

    と考える方がいますがお金も時間ももったいないのでやめておいたほうがいいです(;^ω^)

    合わない方は遠慮なくお申し出ください。料金は頂きません。

     

     

    コロナウイルス感染症対策

    田無北口鍼灸院は東京都「感染防止徹底宣言ステッカー」掲示店舗です。感染拡大防止に気をつけています。

    <通常営業しています>

    2022/06/15現在、通常営業しています。*ただし予約がない場合は夜間営業を繰り上げ終了します。社会的状況を考慮しての判断ですのでご理解ください。もともと弊所は、症状がつらい方が来ることが多く法的にも医療機関に準じる医療類似行為をする場所です。保健所管轄で開業前に消毒や換気の設備があるか?保健所に厳しくチェックをされ営業を行っています。お電話の上来所下さい。

    <コロナウィルス感染症対策>

    大変申し訳ありませんが熱や咳が続くなど少しでも体調が悪い方や感染が疑われる方の施術はお断りさせていただきます。多摩小平保健所に連絡し(042-450-3111)、公立昭和病院等をご利用ください。まずは専門機関にご相談ください。弊所では以下のようにこの問題に対処しています。公益社団法人 全日本鍼灸学会 学術研究部 安全性委員会の鍼灸安全対策ガイドライン2020厚生労働省の指針、等を参考にしました。

    1、手洗い、うがい、換気に努めます。

    基本は手洗いうがいです。「換気」がとても重要です。‪これまで集団感染が確認された場に共通するのは、‬‪

    ①換気の悪い密閉空間であった、‬

    ②多くの人が密集していた、‬

    ③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた


    ‪という3つの条件が同時に重なった場です。鍼灸院の場合、病院と違い不特定多数の人が出入りすることはなくまたもともと換気がしやすい環境(お灸をするため)でこの条件が重なることは少ないですが換気にはより一層努めてまいります。

     

    2、入口でアルコール消毒実施しています。

    来所者全員が実施できるよう玄関にアルコール消毒設置しています。

    3、フェイスタオル・フェイスペーパー毎回交換。周辺アルコール消毒。

    日ごろから実施しています。ご安心ください。

    以下、厚生労働省HPより
    【帰国者・接触者相談センターに相談する目安】

    〇風邪の症状や37.5度以上の
    発熱が4日以上続く場合
    (解熱剤を飲み続けなければ
    ならない方も同様です。)

    〇強いだるさ(倦怠感)や
    息苦しさ(呼吸困難)がある場合

    また、高齢者、糖尿病、心不全、
    呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)の
    基礎疾患がある方や
    透析を受けている方、
    免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方で、
    これらの状態が2日程度続く場合

    〇妊婦の方は念のため
    重症化しやすい方と
    同様の対応としてください。

    院内エアコン清掃を実施。夏に向けて専門業者が徹底的に掃除を行いました。

    2021/03/22空気清浄機のフィルターを全交換しました。

    ウイルス感染後の施術について

    2022年6月15日現在、東京都の感染者数もだいぶ増えてまいりました。それに伴い「コロナウィルスに感染してしまったが回復した。腰痛なので施術をしてもらえるか?」といったお問い合わせもいただくことが増えました。弊所の基本的なスタンスなどについても書いていきます。まず、施術に関してですが治癒し保健所から外出の許可があれば大丈夫です。

    またコロナウィルス感染後は様々な後遺症が報告されています。腰痛の鍼灸施術自体は難しくないものの大げさに言えば何があるかまだ分かりません。未知の病気でもあります。ですからこれを機会に、かかりつけ医を持つことをお勧めしています。医師とも接点を持っておけばすぐに相談も出来、何かあればすぐに検査などもできるでしょう。弊所から漢方内科なども紹介できますのでかかりつけ医がいない方はお気軽にご相談ください。