月: 2023年4月

    YouTube動画原稿:私が参加している勉強会「DAPA」、と田無北口鍼灸院の地域医療連携についてお話します。

    YOUTUBE動画撮影に使った原稿をこちらでも公開します。

    ■サムネイル

    参加する勉強会と地域医療連携について
    ■タグ
    鍼灸勉強会 東洋医学 医師 カンファレンス 地域医療連携 医療連携
    <原稿>
    皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は私が参加している勉強会について、と弊所が行っている地域医療連携についてお伝えします。この動画は弊所に来所されることを検討されている方向けに撮影していますが、同業者の方も参考になるかもしれません。興味を持っていただけたら幸いです。まず勉強会のDAPAについてお話します。
    ■DAPAとは?
    doctor(ドクター=医師),
    acupuncturist(アキュパンクチュアリスト=鍼灸師),
    pharmacist(ファーマシスト=薬剤師),
    association(アソシエーション=協会)
    の頭文字をとった略称になります。
    いわゆる東洋医学や代替医療に興味がある医師・鍼灸師・薬剤師の勉強会・交流会で日本東方医学会という学術団体が母体となっています。なぜこのような活動をする勉強会があるかと言いますとそれぞれの職域で様々な役割があるのですが、なかなか本音で話をしたり、議論をしたり、相互理解をする機会がないのが現状です。そのためそれを補うような内容になっております。
    ■どんな活動をしているの?参加方法や詳細は?
    この勉強会には私も5年ほど前から参加をしておりまして、これまでに様々な活動をしてきましたが、いまは毎月第2月曜日20時からオンラインで「DAPAカンファレンス」という医師と鍼灸師による症例検討会を開催しています。症例検討会・カンファレンスというのは、病院に勤務する方たちが良く行っています。多職種で症例について話し合う場です。理学療法士や医師、鍼灸師や薬剤師などがある患者さんの症例をもとに一堂に話し合うのです。
    この会の進め方は鍼灸師が「こんな症例があった」、「地域の病院や介護施設、助産院とこういったやりとりをした」という例を挙げそれについてディスカッションするという内容になっています。
    ■具体的にどんな話をしたことがある?
    例えば私は、勉強会でこんな事例を紹介したことがあります。もちろんプライバシーには最大限配慮しています。
    ・産後の腰痛→骨折の例
    産後、腰痛で鍼灸院に来所された方がいらっしゃいました。整形外科に通院するも異常なしとの診断が出てから弊所に来所。しかし2回ほど施術を行いましたが痛みが強かったため整形外科へ再度通院し、医師の診察も継続して受けるようお伝えしたところ実は骨折をしていることが分かりました。このような対応でよかったか?例えば鍼灸の施術をする前に、もっと早い段階で整形外科を勧めたほうが良かったのではないか?など様々なことを話し合いました。
    ・機能性ディスペプシア→漢方内科を紹介したケース
    胃の不調で近隣の総合病院に通ってらっしゃった方が、お薬ではあまり改善しないということで弊所に相談に来ました。この方は機能性ディスペプシアという診断名がついてました。胃の機能異常です。鍼治療も試したいということでした。鍼治療を開始したところ少しずつ改善が見られました。総合病院への通院も継続するよう勧めてはいたのですが患者さんの方から「漢方内科を紹介してほしい」と申し出があったためそちらを紹介しました。漢方内科の医師とお手紙で情報共有しながら施術を継続し半年ほど経過した時点で完全に症状が消失しました。会のディスカッションでは「紹介のタイミングは適切であったか?」などについて話し合ったり、医師から紹介状に記載すべき内容についての助言をもらうなどしました。
    もしも興味があって参加したい医師や鍼灸師の方は東方医学会のHPに詳細が書いてあります。この動画の概要欄にリンクを貼ってあるんで興味がある方はご覧になってみてください。
    ■なぜこのようなカンファレンスに参加するようになったか?
    それではなぜ私がこのような勉強会に参加するようになったのか?についてお伝えします。
    鍼灸院という場所は独立した施術所で、自分の裁量で患者さんを診ることが出来ます。医師以外でこのようなことが出来る国家資格は「あんまマッサージ指圧師、はり師・きゅう師、柔道整復師」だけです。民間医療が国家資格で確立されているのはメリットもデメリットもあります。
    メリットは、現代医学の診断カテゴリーに当てはまらないような方や、どこへ行ってもよくならなかった体調が悪い方を時間をかけてじっくり、見ることが出来る点です。先ほど例に挙げた「薬ではあまりよくならなかった胃の不調で悩む方」も鍼灸治療でなら良くなった、ということも実際にあるのです。
    しかしながら一方でデメリットもあります。医師のいる医療機関、病院とは違いレントゲン検査や投薬ができないなどです。また東洋医学という独自の理論体系を扱っているため、他の医療者とコミュニケーションがとりづらく医療のシステムからはずれ孤立しやすいという点が挙げられます。
    一般の患者さんは鍼灸院と病院でできる事の違いを細かくは理解していません。そのような情報をお伝えし、地域医療の入り口に立つ役割をするには多職種の考え方、医師の考え方を学ぶ必要があると考え、この勉強会DAPAで学んでいます。
    ■この勉強会に参加するようになってからやるようになったこと
    1,カルテを正確につけるようになった
    鍼灸師やマッサージ師の養成学校ではカルテを正確に書く方法は教わりません。しかしながらカルテを正確にかけなければ、データを正確に残せない為、ほかの医療者と情報共有出来ないのです。この勉強会でカルテの書き方や医師への紹介状の書き方を教わって正確な医療情報が残せるようになりました。
    2,地域医療連携を積極的に行うようになった
    この会に参加し学んだことで、弊所では以下のような説明を施術前に行うようになりました。必要があればいつでもクリニックや総合病院を紹介するというスタンスを最初に患者さんに明示し、安心して通院してもらうよう心がけています。
    また同時に、「総合病院や大学病院へのかかり方」などは知らない方も多いため上手なかかり方も説明しています。総合病院や大学病院では専門的な治療や検査が受けられますが直接受診すると選定療養費がかかる可能性があることやかかりつけ医を持つメリットなども紹介しています。
    またはがきサイズのメモ書きとしてこのようなメッセージを発信しています。鍼灸院だけではなく「必要に応じ病院への受信も促す」内容になっています。患者さんが医学的な不利益を被らないようにこのような試みを行っています。noteではどこへ行ってもよくならない方へ「上手な代替医療のかかり方」という読み物を公開し勉強したい方が読める内容になっています。
    以上、弊所では患者さんの利益のため、また医療の安全を守るためにこのような勉強会に参加して日々、鍼灸院の提供するサービスの質向上に努めています。今日の動画を見て何かご質問あればお気軽にお声掛けください。最後までご視聴いただきありがとうございました。

    「どの医療機関に行くべきか?は迷う。」という話。

    ある病気かも?という疑いがありネット等で情報を調べることがあります。その結果、医療機関に頼ろう決意。その後、近辺の施設をリサーチするという行動をとる方は多いと思います。

    のどの痛みは耳鼻科、歯の痛みは歯科など分かりやすいものは良いのですが、例えば「大人の発達障害が疑われる場合、どこに行くべきか?」、「自律神経失調症のような症状がある場合、どこへ行けばいいか?」、「自分はコロナ後遺症だと思う。どこに相談したらちゃんと診てもらえるか?」というケースですと、どの医療機関に、どのようにかかるべきか、費用がどのくらいかかるか、そもそも自分が望んでいる結果を得られるのか、等迷うことも多いのではないでしょうか。まずは弊所0424974586にお電話くだされば疑問などにお答えすることが出来ます。

    以下に過去、鍼灸院に寄せられたお悩みも紹介します。参考にしてみてください。

    (1)どこに行けばよいかわからなかったケース

    起床時に腰を痛める。痛みが強く足を引きずって、やっとの思いで鍼灸院へ来院された方がいました。あまりにも痛みが強いため、施術をするのに一苦労。アイシングや鍼治療で痛みが落ち着くこともありますが「歩くのもやっと」というような強い痛みが急激にでてしまった場合にはまずは病院で診察を受けるのが良いでしょう。注射による治療などは即効性もありますしまずは原因の特定(診断)が先になります。

    (2)どのように通院すればわからなかったケース

    何回くらい通えばよいか?どのくらいのペースで通えばよいか?おおよその目安はこちらに記載してありますがケースバイケースですし、わからなかったために問い合わせをされた方もいました。一回の治療・施術で良くなる場合もありますが慢性疾患のような症状の場合、一回の治療では良くならないことも多いです。弊所だけのお話ではなくそもそも医療機関のHPを見ても分からないことも多いのではないでしょうか?とくに保険診療でやっている医療機関のHPは料金のことも詳しく書いていないことが多いです。これは法律の関係もあり仕方がない面もあるのですが患者さんにとっては非常にわかりづらいケースだといえるでしょう。

    (3)本当にここで悩みが解決するのかわからなかったケース

    長引くコロナ後遺症により体調が悪化してしまい病院を受診するもちゃんと診てもらえず、鍼灸を頼った方がいました。そもそも自分の悩みが鍼灸治療で解決するのか?不安なために初回の施術時に悩みや不安を吐露されていました。自分の悩みが解決される場所なのかどうかは行って話をしてみなければわからないことも多いですし、信頼関係が必要な場合も多いでしょうが、弊所ではまずはお電話でお悩みをお聞きして、そのうえで初回に悩みや疑問点を詳しく伺っています。また、そのような方はとくに「似たようなことで悩んでいる他の患者さんはどのような形でよくなっていったのか?」聞きたがる方も多いためプライバシーに配慮しながら似た事例もご紹介させていただくことが多いです。

    鍼灸院に継続して定期的に来所される人は「鍼灸院に来ると体調が良くなる人」であり、「施術を受けると症状が良くなるだけでなく気持ちの面も身体の面もすっきりする。」というお声をいただきます。鍼灸院が合う方は「本当にここに来てよかった、悩みが解決された」という方が多いのですが、逆を言えば合わない方は最初にご説明し、施術を無理に勧めたりすることはありません。

    何かあればまずはお気軽にご相談ください。体調面でお悩みを持つ方は「こうなりたい」という希望を持っている方が多いため弊所でそのお悩みにお答えできる場合は、なるべく具体的にお答えします。

    美容と鍼灸について

    最近、美容鍼灸の話題がテレビや芸能人の方のブログなどでも取り上げられることが多いため弊所でも質問をいただくことが多くなってきました。美容鍼灸とは何か?ということをこちらでも説明していきます。

    (1)美容鍼灸とは??

    美容はり・美容鍼灸は「美容を目的として行われる鍼灸のこと」です。一定の特徴はあるもののこれまでの鍼灸治療とかけ離れたものではありません。

    美容に影響を表す症状としては

    ・ 肌荒れ

    ・ しみ

    ・ むくみ

    ・ 乾燥肌

    ・ 敏感肌

    ・ しわ・たるみ

    ・ にきび

    ・ 脱毛症

    ・ 肥満

    などがトラブルとして認識されていますがそもそもこれらの症状は「半健康状態」・「未病」の兆候として見なされるべきものなのです。中国でも昔から「健康と美容は表裏一体」という考え方があり健康が損なわれた状態は美しさも損なわれると認識されるのです。

    (2)美容鍼灸の目的

    美容鍼灸の目的の一つに局所・全身の健康状態の維持増進を図ることによって老化を緩和し若さと自然の美しさを維持・増進するということがあります。

    局所のしわなどの改善を狙うのはもちろんですが冷えやむくみなど全体のバランスも調整し美容に対し良い効果を与えていきます。弊所では顎関節症のアゴの痛み、顔の大きさなどの調整と肌質の改善の相談が多いです。詳しくは以下詳細。

    興味がある方は一度ご相談ください。

    顎関節症(がくかんせつしょう)について

    顎関節症という言葉をご存知でしょうか?口を開けると顎が痛んだりコリコリいったりすることが多く不快症状で悩む方も多いのです。一般社団法人 日本顎関節学会の自己チェック方法を記載しておきます。

    「あごが痛い」、「口が開かない」、「カクカク音がして痛い」こんな症状はありませんか?あなたの顎(がく)関節の自己チェック法(合計点数が8.6以上では顎関節症の危険あり,杉崎正志、他:2007)

    1. 口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?
      (1.すっと入る 2.ほぼ問題ない 3.どちらともいえない 4.やや困難 5.全く入らない)
    2. 口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?
      (1.全くない 2.たまにある 3.どちらともいえない 4.しばしばある 5.いつもある)
    3. 口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?
      (1.いつもまっすぐ 2.たまに曲がる 3.どちらともいえない 4.しばしば曲がる 5.いつも曲がる)
    4. 干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?
      (1.痛まない 2.たまに痛む 3.どちらともいえない 4.しばしば痛む 5.いつも痛む)

    あるいは設問2の「口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?」に「はい」と回答した方も顎関節症である可能性がありますので,専門医を受診することをお勧めします.

     

    鍼治療はこの症状に対しとても有効なアプローチの一つです。なぜかといいますと顔面の細かい筋肉にまで刺激が届き筋肉を緩めることが出来るからです。顎関節症でお悩みの方は特に女性が多いです。また目が悪い方や睡眠時の歯ぎしりをする方などもこの症状を訴えることが多いです。歯ぎしり症状があまりにもひどい場合は歯医者さんでマウスピースを作ることもオススメしております。(歯科医院の紹介もできます)

    顎関節症でお悩みの方は顎関節から首や肩の緊張が強く頭痛や肩こりも併発していることが多いです。施術に関してはやはり顎の問題だけではなく頭や眼の周辺身体全体の筋肉を調整することも大事です。顎周辺の筋肉を整えると頭痛や肩コリも緩和されることが多いです。美容効果もあります。まずはご相談ください。

    オイルバーム、骨盤ベルト、お灸などの販売について。

    <1>オイル販売

    弊所では鍼灸施術後の肌の赤みをとる目的や痛みや緊張の緩和、保湿目的でオイルトリートメント施術も行っています。足や背中だけではなく顔に行うこともあります。使用しているオイルは
    いろいろありますが主に以下です。販売もしていますので。欲しい方はお声がけください。

    (1)エミューオイル

    オーストラリア産です。すっとする成分(ユーカリ・クローブ・ペパーミント他)が入っています。

    販売価格:

    大90グラム 6050円

    小35グラム 3050円

     

    弊所でオイルをご購入いただいた方にはセルフケア方法が書かれた「セルフマッサージガイド」を差し上げています。気に入った方はご自宅でもどうぞ!

    <2>お灸・骨盤ベルト販売

    以下の商品も市販のものより格安にて販売しています。

    お灸 1シート550円(約2週間分)

    腰痛予防・骨盤ベルト 2200円