弾発股(だんぱつこ)と鍼灸治療
股関節がコキコキ音が鳴ったり、痛む、引っ掛かりがある状態を弾発股と言います。弊所で施術や治療相談を行っていますと股関節の痛みが取れない、腰が痛い、股関節から音がするという相談をいただくことがあります。結論から言いますと股関節の痛みは様々な疾患も予想されます。自己判断せずまずは専門機関に行き診察を受けることをおススメします。その後、病院の治療で痛みが改善しない場合、鍼灸治療を並行しながら行うことをお勧めします。以下、弾発股と呼ばれる状態について詳しく解説していきます。
(1)股関節の痛みはどんなものが考えられる?
一口に股関節に痛みがある、といっても様々な原因が考えられます。一例ですが・・・
・ 臼蓋形成不全
・ 関節ねずみ
・ 変形性股関節症
・ 大腿骨頭壊疽
・ 腰椎椎間板ヘルニア
・ 子宮の病気(女性の場合)
・ 弾発股・・・など
自己判断せずにまずは専門家に相談するのが良いでしょう。弊所でも相談に応じられます。
いつから痛いのか?
どのように痛いのか?
どうすると痛いのか?
など細かくお話を聞かせてもらったうえでどうすればよいのかお話させていただきます。レントゲンなどの画像診断がないとわからない場合もあるので必要な場合はすぐに病院に行くようオススメします。
(2)弾発股とは??
股関節を動かすと「コキコキ」「パキパキ」「クリクリ」などと音が鳴り引っかかりや痛みを感じる疾患です。原因としては股関節の動きによって大転子と腸脛靭帯が音とともにずれて生じます。
股関節の内側で起こる内側型
股関節の外側で起こる外側型
とに分かれます。
症状は股関節の痛みや引っかかりによる違和感を訴える方が多いです。
(3)弾発股の治療法
基本的に手術をすることはほとんどないので保存療法といって負担を減らす治療が中心となります。整形外科などでは痛みがあれば痛みを抑える薬物療法や消炎剤塗布などが選択されます。鍼灸の場合は股関節周辺の筋肉や靭帯を緩めて負担を減らすことができますのでしっかりと効果を感じていただけるかと思います。鍼であれば股関節の奥深くにアプローチできます。お困りの方はまずはご相談下さい。