三叉神経痛、片頭痛、群発性頭痛の鍼治療
「三叉神経痛」の症例をご紹介しておきます。鍼治療で改善したようなのでこちらで経過などを書いていきます。*かならず改善するということではなく一例です。
経過
30代女性。もともと顎関節症気味で首や肩に強いコリがある。年末年始の疲労からか?頭痛や歯の痛みを感じるようになった。水やお湯を飲むと刺激で痛みが増強。弊所で状態を見せていただきお話を聞く。
おそらく三叉神経痛では?
と思ったが脳疾患などでは困るので念の為脳神経外科等の病院にも行くよう指導。・・・精密検査の結果特に異常はなく担当の医師からも「三叉神経痛ではないか?」との診断が下された。一般的には薬物療法や場合によっては手術療法などもあるようですが鍼治療でも頭痛症状に改善効果があります。研究論文も存在します。
施術内容
顔面・頸部・肩・頭部・額関節周辺の緊張が非常に強い。その周辺の緊張を和らげ血流を促進する目的で鍼や灸の施術を行った。頻度は週3回ペース。毎回症状は緩和。8回目くらいで日常生活の不自由や痛みを感じなくなった。
似たような病気
片頭痛(偏頭痛)も同じように血管に由来する頭痛である。治療法も似ている場合が多い。ほかには男性に多い「群発性頭痛」という疾患もある。(同じカテゴリーで考えられることもある)鍼治療で改善することも多い。しかしながら、前述のように脳の疾患などがあってはいけないいので状況を知っておくことも大事で病院で診察を受けることも重要です。また「血管拡張すると痛みが増す」・・・ような痛みが出た場合応急処置として冷やすことも有効です。仰向けになって眼の周辺を冷やすと痛みが落ち着く方が多いです。(応急処置法)この痛みのコントロールを知るだけでも「薬だけ」に頼らなくてもよくなり精神的にずいぶん楽になる方は多いです。
必要に応じ病院もご紹介できます。何かあればご相談ください。