お腹の話。「脳腸相関」について、腸内フローラについて、など。田無北口鍼灸院ではお腹の施術もしっかり行います。
腸内フローラという言葉をご存知でしょうか?
フローラとはお花畑を意味し
細菌などのは腸内で助け合いながら生きていて
その環境・生態系のことを
「腸内フローラ」と呼びます。
ヨーグルトや乳酸菌飲料などを
食べると体にいいということは
皆さんご存知かもしれません。
便通が良くなったりその結果
肌の調子が良くなったり・・・ということです。
それもそうなのですが
脳にも影響を与えているという説
も近年研究が進んでいます。
上記リンクにも書いてありますが
無菌室で育てられたマウスが
ストレスに弱く不安行動が多い
とのことが実験で明らかになりました。
その無菌マウスに
通常の腸内細菌を移植したところ
行動が正常化したとのことでした。
こうしたことから
腸内環境がうつ病や自閉症にも
影響を与えるのではないかという説が
生れました。
解剖学的に考えると
脳は迷走神経(自律神経)を通じ
腸とつながっています。
腸内細菌が作る神経伝達物質が
腸の神経を刺激
→
腸の神経が迷走神経を通じ
脳に伝わり気分や感情に影響を
与える
という説です。
カレーを食べると幸せになる、
という説も
あながち間違いではないかと思われます。
・・・
一方、東洋医学では
腸はどのように考えられているのでしょうか?
胃や腸で
「気」を作ると考えられています。
身体に気が巡らせられないと
当然不調になりますので
とても大切な臓器と言えるでしょう。
胃腸の働きが低下すると、胃もたれや消化不良、食欲不振、便秘、下痢など胃腸に直接関係する症状だけでなく、疲れや肩こり、かぜなどの不調となって全身に様々な症状が起こることがあります。東洋医学では、「気・血・水」をうまく巡らせるために「肝」「心」「脾」「肺」「腎」という「五臓」が働いていると考えられています。ストレスで胃腸の働きが低下している場合は、胃腸の働きを高めて「気」を補うだけでなく、生活習慣を見直し、「気・血・水」のバランスを整えることで、「気」の巡りを改善させることも大切です。
(上記リンクより)
東洋医学では
お腹の硬さなども診ることが多いです。
これは必ずしも腸に対して
アプローチしているわけではないのですが
お腹周辺の緊張はとても重要視されます。
腹診と呼ばれたりもします。
田無北口鍼灸院でも
お腹に施術することは多いです。
PMS(月経前症候群)的な症状にお悩みの方、
腰痛でお悩みの方、肩こりでお悩みのなど
特に効果が高いです。
一度ご相談ください。