鍼灸の「鍼(はり)」と注射針の「針(はり)」の違いについて

鍼灸の「鍼(はり)」と注射針の「針(はり)」の違いについて

鍼灸の鍼と注射針は

形も大きさも目的も異なります。

 

鍼治療を受けたことがない方にとっては

あまり想像できないことかもしれませんので

鍼は鍼でも「注射針」を

想像される方もいます。

 

鍼灸の鍼は柔らかく

通常は髪の毛くらいの細さ

のものが多いです。

 

参考までに大きさの比較写真をあげます。

一番左が注射針です。

真中が鍼灸の鍼。寸3の3番。

弊所で扱っている中ではやや太い部類に

入りますがそれでも注射針と比較すると

これだけ細いことがわかります。

またこれらは通常使い捨てで

滅菌された容器の中に入っています。

昔は煮沸消毒などして使っていましたが

今は通常使い捨てです。

 

柔かさについても見てみましょう。

注射針でチリ紙を持ち上げると

このように穴が開きます。

鍼灸の鍼ではどうでしょう。

柔かいためこのようにしなります。

また注射針は針先が鋭いですが

鍼灸の鍼は丸いために当たりも柔らかいです。

 

体験したことない方にとっては

想像がつきづらいかもしれませんが

これだけ違います。

 

またささない鍼もあります。

ツボにあてる鍼です。

 

鍼灸の鍼は痛くありませんので

体験したことない方も

是非一度ご相談ください。