「病院じゃ治らない。」あるいは「病院だとしっかり診てくれない。」というご相談に関して。
弊所で施術および治療相談活動を
行っていますと
上記のようなお話を伺うことがあります。
なぜ患者さんは
「病院だとよくならない」
と思うのでしょうか?
主に2つの理由からなると思うのですが
本日はそれらのことについて解説してまいります。
(1)医師とのコミュニケーション不足
一例をあげますと、総合病院や
大学病院などでよくある話ですが
散々またされたのに
あまり話を聞いてくれず
満足のいく結果に至らなかった場合。
また
街の整形外科などで医師に
冷たい対応をされた場合。
(おそらく医師は冷たい対応を
したつもりはなく
冷静な診断を下す、
というつもりの対応だと思います。)
・・・このような場合に不満から
「病院じゃ結局よくならない」
と思う方が多いです。
医師は忙しく一日に何人も診察を
しなくてはいけない人が多いため
このような問題が起こると考えます。
私は仕事がら医師と話をする機会も多いですが
医師は基本的に熱心な方が多いです。
別に患者さんのことを邪険に
扱っているわけではありません。
このような誤解が生じてしまうことを
とても残念に思います
(2)病院での保険診療の範囲を超えている。
こちらも一例をあげますと
五十肩の治療で病院に通院。
当初は
・ 痛みが強く睡眠もままならない
・ 少し動かすだけでも痛い
、、、という状態だったのが
リハビリや投薬・注射などにより
徐々に改善。
だが、まだまだ症状は残っている。
肩関節の可動域が狭く
動かすと少し痛みが出るので
日常生活に多少不自由を感じている。
それでも病院での治療は
「これ以上やりようがない」
「日常生活には影響ない」
「後は自分でセルフケアしてください」
といわれて中止。
まだまだ痛いのに納得いかない。
その結果
「病院ではちゃんと治してくれない」
と思う方がいるのです。
が、これは
保険診療あるいは
病院での治療範疇を超えているため
これ以上対処しようがない、という見方を
することもできます。
・・・上記のような場合
鍼灸院などで自費による施術を受ける
というのも一つの選択肢に
なってくるかと思います。
自費による施術の場合は
特に制限もないので
しっかりお話を聞くこともできますし
また病院ではやりきれなかった
細かい部分までリハビリを行うことも
可能です。
ただ一点注意してほしいのは
満足いく結果に至らず
病院を信用できないという
お気持ちは大変理解できるのですが
「病院はダメだ」
「医者はちゃんと見てくれない」
と、
決めつけないでほしいということです。
病院の診察や治療内容に不満があるのは
上記のように理由がある場合が多いです。
ですので弊所では精密検査をしたほうが
いい場合などの必要な際は
病院にも行くようオススメします。
いずれにせよ
まずはしっかりお話を伺ったうえで
アドバイスさせていただきますので
疑問や不安などある方も
遠慮なくご相談ください。