「肩こりに効くツボを教えてください」・「どこのツボを押せばいいですか??」というご質問に関して。鍼灸師が答えます。
「胃が痛いのですが
どこのツボを押せばいいですか?」
「肩こりなんですが
自分で押せるツボってないですか?」
そのような質問をいただくことが
ありますが
結論から言いますと
(とくに生活習慣が関係するものは)
症状が似ていても原因は
人それぞれでお答えしづらいことが多いです。
詳しくはは以下・・・
先日
鍼灸師がお答えします。
という記事をUPしたところ
妻からこんな質問が来ました。
「内容はわかったが、鍼灸師なんだから
ツボのこととか書いてくれた方がわかりやすい。
たとえば自分で押せるツボの話とか。」
・・・と。
なるほど、
確かにこの手の質問は
患者さんからも頂くことが多々あります。
上記のように
「○○に効くツボを教えてください。」
という質問ですね。
・・・これは
お答えしずらいことも多いです。
なぜかといいますと
例えば
肩こりになる原因がそもそも
人それぞれの為、
お身体の状態を診てみないと
何とも言えないため、です。
また
東洋医学ではそもそも症状に対して
対処することはありません。
漢方薬などでも症状に対して
薬を出すことはありません。
風邪に葛根湯!
というCMが以前ありましたが
そもそもの東洋医学の考え方とは
異なります。
東洋医学的な考え方では
身体の状態を診て
(脈や舌、全身の筋の状態)
「あなたは今この状態だからこの薬。」
「あなたは今この状態だからこの施術。」
というのが
本来の考え方です。
ですので
という記事を書くと
ツボのことが知りたくなる気持ちは
分かるのですが
そのような事情から
「人それぞれ。」
としか言えなくなってしまうのです。
・・・ただ確かに症状によっては
効果もありやってみてもいいのかな?
というものも存在することは存在します。
例えば・・・
「つわりを和らげるツボ」
*内関というツボなどが有名です。
*子陰や三陰交というツボが有名です。
「陣痛を和らげるツボ」
*三陰交や腸骨周辺のツボが有名です。
生活習慣に起因するものでなければ
お答えしやすいかなと思います。
まとめますと
生活習慣が原因の不調
例えば肩こりなどは
「効くツボを教えてください」
と言われてもお応えしづらい。
そうでない場合は
まだお答えしやすいかな??
(それでも状態を診てみないとわからない
のは変わりませんが・・・)
ということなのです。
ご参考までに。