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腰椎椎間板ヘルニアに伴う足のしびれ・股関節の痛みに関して。田無北口鍼灸院での施術・50代男性の改善例。

症状と改善例についてまとめていきます。

 

・・・全員が同じように

改善するわけではないと思いますが

参考になれば幸いです。

*プライバシーに配慮するため

個人情報等、多少脚色してあります。

 

弊所は痺れや痛み症状で悩む方も

多く来所されます。

 

整形外科に行ってもなかなか

改善しないと訴える方もいます。

*医師とコミュニケーション不足のことも多いです。

 

痺れや痛み症状が強くても

鍼灸を行うと改善することも多いです。

詳しくは以下・・・

 

お名前 

中山弘道さま(仮名)

 

58歳(施術当時)

主な訴え 

・ 右股関節の痛み

・ 整形外科で腰椎椎間板ヘルニアの診断

・ 歩くと痛みが出るため

やすみながら出ないと歩けない。

→ 杖をついて来所。

(ご本人談)

 

施術開始時期

平成28年06月09日

改善時期

平成28年08月13日

(週に1.2度程度。全10回の施術。)

経過・状況など

整形外科に行っていたが改善しなかった。

痛みが強く辛かったので

ペインクリニックにも行った。

(ご本人談)

医師とのコミュニケーション不足。

整形外科での治療やメリットなども

説明し投薬や画像診断など

受けたければ続けるよう説明。

納得してもらうが

弊所で鍼灸の施術を受けたいとのこと。

 

 

(1)思い当たる原因

自分でも身体のバランスが悪いことは

感じている。

仕事で出張など移動も多い。

運動不足。

(ご本人談)

 

(2)弊所での施術・見解

肥満傾向、運動不足。

股関節の動きも悪く腰への負担も強い。

 

まずは鍼灸の施術効果などについて

説明する。

 

鍼灸をすると

ヘルニアの部分がへこみ

症状が緩和されるわけではない。

 

・ 筋肉の緊張をとる

・ 血流の促進

・ バランスの改善

 

などの効果があり

その結果、症状が改善されるという

あくまでも間接作用。

*薬や手術と違い直接作用ではない。

 

緊張を取る方向で施術すると

症状が緩和された例も多いと伝え

腰の負担を減らしながら

血流などを改善させる施術方針提案。

受け入れてもらう。

 

症状が強いため最初は

週1・2度ほど通院してもらい

様子を見てもらう。

 

(3)経過・施術など

第一回 平成28年06月09日

腰周辺はあまり触らない。

骨盤ベルトで股関節動きサポート。

 

足全体の緊張を取る目的で

・ 鍼灸

・ 吸玉療法

など行った。腰への負担軽減させる。

 

また東洋医学的なバランスも考え

手・足にもお灸を行った。

冷やさないよう指導。

痛みがあるうちは禁酒指導。

 

第二回 平成28年06月13日

第三回 平成28年06月18日

あまり変化なし。

引き続き緊張緩和とバランスを取る施術。

 

 

第四回 平成28年06月23日

第五回 平成28年06月30日

改善傾向。

まだ症状はあるものの

歩くのも少し楽になってきた。

 

第五回 平成28年07月05日

第六回 平成28年07月12日

第七回 平成28年07月20日

第八回 平成28年07月29日

改善傾向。

やはり緊張を取っていきながら

温める施術がイイみたい。

冷房で足腰を冷やさないよう指導。

 

睡眠の質も上がった。

 

第九回 平成28年08月04日

第十回 平成28年08月13日

改善傾向のため施術中止。

今後は体調メンテナンス目的の施術を勧める

自宅で股関節運動やストレッチも勧めた。

 

(4)総括

股関節が硬いことや運動不足など

様々な要因が重なり

症状が悪化していた。

 

痛みやしびれが強いと生活に

支障をきたしてしまいます。

今後は悪くさせないように

体調管理をしっかりと行い

お身体をお大事にしてください。

 

*ヘルニアそのものが治ったわけでないため

体調管理がとても大事になってきます。

 

「忙しいから予定がたちません。」という方へ。~そのままではあまりよくならないので治療・回復に集中した方が良いです。キャンセルポリシーに関して。

弊所で施術・相談を行っていますと

良くなる方もいれば

良くならない方もいます。

 

症状や状況にもよるので

一概には言えませんが

ほとんどの場合で

「治療に集中しない方」は

良くならないです。

 

どういうことかといいますと

・ 自己免疫疾患(橋本病・クローン病など)

・ 腰痛症(しびれ・ヘルニアなど)

・ 自律神経失調症(めまい・耳鳴りなど)

・ 頭痛(片頭痛・緊張型頭痛など)

・ 慢性疼痛

 

・・・何でもよいのですが

持病があったり

それに伴う症状があったりして

それを改善したいと思って

弊所へ来所される方が多いのです。

 

持病や生活習慣が原因で

症状が悪化している状態なので

休む時間の確保や、

治療のための時間確保が

まずは一番大切になってきます。

だから治療に集中いてください、

とお伝えします。

また病院に行くも

「検査の結果、異常ないです。」

「しっかり休んでください。」

「ストレスの問題が大きいです。」

などといわれていることもあります。

 

それでも生活習慣を変えず

「忙しいから治療のスケジュールが立たない」

「仕事や家の用事が空いた時間に治療しよう」

ということを言う方がいます。

 

鍼治療をやったところで

結局はよくならないことも多いです。

というよりも、そのような考えでは

何をやっても絶対によくならないでしょう。

 

まずはご自身のスケジュールを見直し

治療や回復の為の時間を確保することを

オススメします。

 

症状を改善させるということは

簡単ではありません。

治療に集中しましょう。

そうしなければよい結果が得られません。

 

ですのでこちらの指導を守れない方や

弊所の方針に合わない方

説明してもご理解が得られない方は

施術をお断りすることもあります。

 

・・・

例えば先日こんなご相談がありました。

・ 高血圧

・ 頭痛

・ 持病の糖尿病

をお持ち。

身体が疲れやすいので改善してほしい。

「でも忙しいから月に1度来れるかなあ??」

とのことでした。

良くご説明させていただき

弊所での施術はお断りしました。

 

治療に集中しない方はよくならないためです。

大事なことなので2回書きます。

 

忙しい・予定がたたない方こそ

まずは治療のためのスケジュール確保が大切です。

そうしなければあなたの身体は変わりません。

キャンセルポリシーについて

ご連絡なしでの

当日キャンセルは100%金額を

請求させていただきます。

 

直前キャンセルもほかの方のご迷惑になります。

ご理解、ご協力をお願いします。

「病院に行っても治らなかった。」というご相談に関して。

弊所で施術および

治療相談活動を行っていますと

「病院に行ったけど治らなかった」

「良くならなかった」

という話を聞くことがあります。

どういうことなのか?

解説してまいります。

 

(1)痛み・痺れ系で整形外科相談

→ 満足できなかったパターン

一例をあげますと

「腰からお尻がしびれて整形外科に行ったが

レントゲンを撮って

『骨に異常はなしです』

痛み止めをもらって終わりだった」

ということで不満を持つ方がいます。

 

整形外科(病院)の保険診療診察だと

なかなか痺れや痛みに効果的なリハビリまで

しっかり行ったりする時間はないかもしれません。

「検査はしてくれても治療はしてくれない」

という印象を持つ方が多いようです。

 

これは医師の能力の問題というよりも

保険診療だとそこまで手間暇かけた

リハビリができないという問題から

生じます。

 

弊所では整形外科(病院)の

方針や治療内容などを否定することはしません。

 

病院は病院で薬を処方してもらえたり

画像診断をしてもらえたり

よいところがありますので

弊所の施術と併用をオススメすることが多いです。

 

(2)動悸やめまいで内科や耳鼻科相談

→ 原因不明でストレスの問題といわれたパターン。

「ストレスの問題だから休んでください」

「自律神経の問題だから」

といわれて結局なにもしてくれない。

症状は続いている。どうしていいかわからない。

ということで不満を持つ方が多いようです。

 

本来病気でなかったのならば

喜ぶべきところなのですが

めまいや動機などの症状は続いているため

なぜなにもしてくれないのか?と

不満を持つパターンです。

 

自律神経失調症ではほかに

・ のどの違和感が取れない

・ 寝ても疲れが取れない

・ 微熱が続いてる

 

などの症状を訴える方も多いです。

 

病気でないのでこれらの問題を

病院で解決するのは難しいです。

逆に鍼灸や東洋医学が

最も得意とする分野です。

 

・・・・上記のお話は一例ですが

病院とも上手な付き合い方を学べば

ストレスなく過ごせるかと思います。

「体調が悪いがどうしていいかわからない」

という方は是非一度弊所までご相談ください。

足のシビレでのせいで仕事を辞めないといけないかも・・・?不安。というご相談をいただきました。

肉体労働をされている方・

デスクワークをされている方とわず

足の痺れでお悩みの方は

多いです。

 

梅雨時になると症状が悪化し、

上記のような痺れに関する

相談が増えます。

 

しびれの改善は

時間がかかることもありますし

ケースバイケースですが

続けていけば良くなることも多いです。

以下詳細をまとめていきます。

 

(1)足のしびれの原因

足に痺れが起こる原因は様々です。

お尻で圧迫される梨状筋症候群、

腰で圧迫される腰椎ヘルニア、

また糖尿病など内科的疾患なども

考えられるため

原因は人それぞれであり様々です。

 

まずはご本人が原因を把握しているか?

細かく聞いていきます。

 

病院には行ったか?

検査などは受けたか?

いつから症状が気になるのか?

どんな時に悪化するのか?

などです。

 

ざっと思いつくだけでも

足の痺れの原因には

以下のようなものがあります。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
腰部脊柱管狭窄症
梨状筋症候群
モートン病
足根管症候群
むずむず足症候群
多発神経炎
大腿外側皮神経痛
坐骨神経痛
腰椎椎間板ヘルニア
糖尿病性神経障害
脚気
大腿神経絞扼障害
閉鎖神経症候群
ハンター管症候群(伏在神経麻痺)
腓骨神経麻痺
腓腹神経麻痺
浅腓骨神経麻痺
足根洞症候群
前足根管症候群

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

・・・ほか

 

(2)鍼灸や整体で改善可能かどうか?

可能な場合も多いです。

 

絞扼性障害(圧迫)が原因ならば

患部への負担を減らせば良いのです。

 

・ 梨状筋症候群

 

などはその最たるもので

お尻の筋肉の負担を減らすと

改善することが多いです。

 

ヘルニア疑いの場合も

患部への負担を減らしたり

バランスを整えるだけでも

症状が落ち着くことが有ります。

 

★改善しない場合や

不安な場合はすぐに病院も紹介します。

 

 

鍼灸は患部の血流を促進させたり

異感覚を和らげる効果があります。

 

しびれ症状の場合は

1回でパッと改善することは

少ないですが

施術後、症状が和らぐ

と感じる方が多いです。

 

不安な方は一度ご相談ください。

 

(3)なぜ梅雨時に痺れが悪化するのか?

湿度や気圧の変化が体調を悪化させる場合

「気象病」

などと呼ばれます。

 

東洋医学では湿度が胃腸や消化器に

悪影響を与え、

手足のむくみなどにも影響する、

と考えます。

 

外的な湿度の影響で

体の内部にも不調が生じ

症状が悪化してしまうのです。

 

ですので鍼灸で改善を狙う場合には

体全体の症状も見ながら

消化器の調子も整えて

浮腫みや手足の血流も

改善させていきます。

足のしびれ・痛みに関して。田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

症状と改善例についてまとめていきます。

 

・・・全員が同じように

改善するわけではないと思いますが

参考になれば幸いです。

 

お名前 

鈴木一郎さま(仮名)

年齢

48歳

主な訴え 

左足の痺れがあり

特に歩行中に痛みもある。

足を引きづってしまう

「ひょこひょこ歩いてしまう。」

とのこと。

施術開始時期

平成27年6月15日

改善時期

平成27年7月14日

 

経過・状況など

平成27年6月15日に初来所。

もともと腰痛をお持ちで

平成25年の夏ころ

整形外科での検査も行ったことがあった。

 

その当時の診察では

整形外科医に

「椎間板が減ってる」

と言われた。

 

電気リハビリをするよう勧められ

整形外科でリハビリ。

とくに薬などは処方されず。

(本人談)

 

(1)思い当たる原因

平成27年6月前半に長時間の立ち仕事をした。

その時の場所が倉庫で足が冷えた。

 

それ以降症状が悪化。

左足に痛みと痺れを感じるようになった。

 

(2)弊所での施術・見解

坐骨神経症状。

SLRテスト左陽性。(徒手検査)

左の足から臀部に緊張有り。

トータルケアコース週1回の施術を

5回受けてはどうか?と提案する。

 

はり灸など手技療法・物理療法を行い

筋肉の緊張などのバランス

を取っていく。

 

また東洋医学的な考えも取り入れ

冷えなども取る施術を行う。

 

同時に整形外科(病院)についても

説明。

 

・ 2年前と状態が変わってるかも

しれないので診察してもらった方が良い。

徒手検査だけでは

ある程度しかわからないこともあるため。

 

・ 整形外科では

投薬や注射などをしてくれる。

病院によってはリハビリもしてくれる。

基本的には弊所の施術(はり灸など)

と併用しても構わない。

→ 必ず医師にも確認すること。

 

・ 病院で西洋医学的に原因を把握し

また弊所で

東洋医学的なアプローチを含めた

施術を行うことで最速で改善を目指す。

病院と鍼灸を併用することを提案。

 

(3)経過

6月20日 病院へ

軽度の腰椎ヘルニアとの医師診断

ブロック注射を勧められたが

投薬治療を選択。

★整形外科医の指示に従い

病院にも通院するよう指導。

 

弊所では腰部に

負担をかけないようにするための施術

それから冷えを取る(血行改善目的の)

お灸を行う。

 

6月24日

弊所に2度目の来所

施術を行う

 

改善傾向

とくに初回の施術後

坐骨神経症状が緩和した。

 

7月1日

改善傾向

SLRテストなどで

まだ反応が出るが症状は緩和している。

 

鍼で緊張や疼痛緩和を狙うだけでなく

お灸による施術も同時に行った。

 

7月8日

改善傾向

同じく鍼灸による施術。

ストレッチも行う。

 

7月14日

改善傾向

大分状態が良く

歩行が気にならなくなった

とのことであとは

自宅でできるストレッチなど指導し

通院感覚を開けて

メンテナンスに切り替えてよい

と説明。

 

(4)総括

病院での診察など含め

こちらの提案を受け入れてくださったため

最速で改善しました。

やはり信頼関係が大切と

感じた一つの例です。

 

ご本人はまたこれ以上悪化させないために

ご自身で運動と弊所でのメンテナンスに

励んでいます。

(未病治療・予防)

 

痛みやしびれなどの深い症状を経験し

予防に目が行くのは良いことかと

思います。お大事にしてください。

西東京市・田無北口鍼灸整骨院の頚腕症候群解説、その2「変形性頸椎症」

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概念

頸椎の変性により生ずる疾患である。

病変は椎間板の変性、椎間関節の反応性骨増殖による神経根圧迫、

脊髄圧迫を生ずる。

 

原因

老化、退行変性など。

 

症状

頸椎椎間板ヘルニアと症状が似ている。

後根刺激症状 → 上肢の痺れ、知覚鈍麻、疼痛

前根刺激症状 → 上肢脱力感、筋委縮

脊髄圧迫症状 → 下肢の痙性歩行、知覚障害、膀胱直腸障害

 

症状の現れ方としては、肩こりや頸部の運動痛が最も多く、

背部痛も比較的多い。頸椎の動きに応じて変化する痛みで、

横になって安静にしていると軽快。また、長時間の同一姿勢や作業後に増悪。

頸部の痛みに伴う筋緊張状態が頭痛・吐き気などを誘発することもある。

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検査と診断

頸部痛などの局所症状だけで、

診察上とくに神経学的異常所見がみられず、X線検査で加齢変化を認める場合、

変形性頸椎症の診断がつくことも多い。

しかし、加齢変化である本症に、ほかの頸椎疾患が隠れている可能性は大いにある。

痛みが強かったり、手足のしびれなどのほかの症状が出現したりする場合は、

MRI検査などでほかの疾患がないか確認してもらうことが重要。

 

治療

手術療法、保存療法がある。

 

保存療法は

痛み止め、神経ブロック注射などの薬物療法。

牽引療法、温熱療法、電気治療、レーザー治療、マッサージ治療などの理学療法。

頸椎カラーなどの固定具による装具療法がある。

 

参考

臨床医学各論 医歯薬出版

 

田無北口鍼灸整骨院での変形性頸椎症の施術

患部の負担を減らす、症状を和らげる目的で以下の施術を行います。

(保存療法)

また症状が悪化しないか?など経過を注意深く観察していきます。

 

各種調整

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鍼灸

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温熱療法

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まずは週に1,2度の施術でひと月ほど様子を見ることをオススメします。

症状を見せていただき整形外科への受診をアドバイスすることもあります。

お気軽にお問い合わせください。

田無北口鍼灸整骨院スタッフ小谷の子育て中のママさんにオススメのツボ「曲池」~西東京で、抱っこしすぎて腕が痛んだら・・・

田無北口鍼灸整骨院で訪問マッサージを中心にやっている小谷です。

(自己紹介はこちらから・・・

 

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曲池2

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★ 産後の骨盤調整などの情報はこちらから・・・

お気軽にお問い合わせください。

手足末端のしびれを招く疾患について~田無で手足の痺れに悩んだら・・・

◎身体のしびれを招く4大症状

われわれの身体には骨や靭帯などで囲まれトンネルのようになっている部所があります。トンネルの中を神経、血管、腱が走っており、トンネルが詰まると、しびれや血行障害、運動障害などが起きます。そこで代表的な症状といえる手根管症候群、胸郭出口症候群、肘部管症候群、足根管症候群についてご説明します。

 

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手根管症候群

手のひら側にある骨と靭帯(じんたい)に囲まれた手根管の中を、正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱が通ります。このトンネルで神経、腱が慢性的な圧迫を受けることによって、しびれや痛み、運動障害を起こす病気です。

【原因】

手の過度の使用、妊娠によるむくみ、骨折や腫瘤(しゅりゅう)によるトンネルの圧迫、血液透析(とうせき)によるアミロイドという物質の沈着などが原因になります。中年以降の女性に多く起こります。

症状の初めは人差し指、中指を中心に親指と薬指の親指側に、しびれと痛みが起こります。これらの症状は朝、目を覚ました時に強く、ひどい時は夜間睡眠中に痛みやしびれで目が覚めます。その際、手を振ったり、指の運動をしたりすると楽になります。進行すると親指の付け根の母指球筋(ぼしきゅうきん)という筋肉がやせてきて、細かい作業が困難になります。とくに親指を他の指と向かい合う位置にもっていく対立運動ができなくなります。

【検査・診断】

手首の手のひら側をたたくと、痛みが指先にひびくティネル徴候がみられます。手首を手のひら側に最大に曲げるとしびれや痛みが増強する、手関節屈曲テストが陽性になります。電気を用いた検査では、神経を電気で刺激してから筋肉が反応するまでの時間が長くなります。知覚テスターという機器で感覚を調べると、感覚が鈍くなっています。ただ、首の病気による神経の圧迫や、糖尿病神経障害、手指の他の腱鞘炎(けんしょうえん)との鑑別が必要です。

【治療方法】

しびれや痛みが軽症〜中等症の場合は、手首を安静に保つための装具を使用したり、ステロイド薬のトンネル内注射をしたりします。内服薬では消炎鎮痛薬やビタミンB剤を使用します。これらの保存療法が効かない場合や、筋肉にやせ細りがある場合は手術を行います。手術の方法は、靭帯を切ってトンネルを開き、神経の圧迫を取り除きます。トンネルの上を4〜5cm切って行う場合と、トンネルの入り口と出口付近でそれぞれ1〜2cm切って内視鏡を入れて行う場合とがあります。親指の付け根の筋肉がやせた状態が長く続くと、トンネルを開放する手術だけでは回復できず、腱移行術という健康な筋肉の腱を移動する手術が必要になることもあります。

 

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

肩がこったり、腕や背中がだるくなったりという症状で、病院へ行くと「胸郭出口症候群」と診断されたという方も多いと思います。肩こりの原因には、骨や椎間板が原因による骨格の問題に加え、ストレスや睡眠不足などが重なって生じます。 骨格的な問題として、「なで肩傾向」もそのひとつに挙げられますが、それだけでは症状として現れません。さらにストレスや負担のかかる姿勢等が加わって、肩こりや腕のだるさが出てくるのです。これらの問題を総称して「胸郭出口症候群」と言います。

【病態】

「胸郭出口」と呼ばれる神経と血管の通り道での圧迫により、様々な症状が出てきます。二カ所の部分で血管や神経が圧迫されるのが原因です。まず、首の付け根の方で前斜角筋と中斜角筋、そして鎖骨の3つで囲まれたところを神経と血管が通ります。もう一カ所、鎖骨に近いところで、神経と血管が筋肉と骨の間通り抜けるところがあって、小胸筋が圧迫の原因になります。

なで肩であると、腕が重力によって下に引っ張られ、筋肉が緊張を強いられます。胸郭出口症候群の患者さんの首のレントゲンと、正常な人の首のレントゲンを比べてみると、違いがはっきりわかります。胸郭出口症候群の患者さんの首が長く見えます。頚椎は7つでこれはどちらも変わりはありません。でも、胸郭出口症候群の患者さんは腕が下がっているので、胸椎まで写ります。また、正面からレントゲンを撮ってみると、鎖骨が水平になっています。普通、鎖骨はややV字型に写って見えるものなのですが、肩が下がっているために鎖骨が引っ張られて鎖骨が平行になってしまいます。

症状は、首や肩のこり感のほかに、腕のだるさやしびれ感が生じます。患者とそうでない人との写真を比べてみればすぐわかります。肘の位置が違うのです。肘を上げさせたうえ、さらに腕を上げさせると、手の血流が途絶えて血行障害が生じ、掌が白くなります。腕を上げている動作が長く続くと症状はよりはっきりと出てきます。

治療の方法は、肩こりに対してのマッサージや肩周辺の筋肉のストレッチングです。しかし、大切なのは日ごろからのケアです。姿勢を正しくすることが一番の方法です。

胸郭出口症候群の患者さんは腕が下がるので、首が曲がり、背中も曲がりがちです。これが肩にかかるストレスの原因となります。上から引っ張り上げられているようなイメージで、姿勢を正しくすることが症状の改善につながります。十分な睡眠をとり、疲れをためないことが大切です。また、風呂などで温めて血行を良くすることが改善につながります。

貼り薬や、塗り薬なども、有効です。 温シップでも、冷シップでもどちらでも結構ですが、温シップは辛子成分が入っているので、お肌の弱い方はご注意ください。

 

肘部管症候群

小指と薬指の感覚と、指を伸ばしたり閉じたり開いたりする手指の筋肉を支配している尺骨(しゃっこつ)神経が、肘の内側の肘部管というトンネルで圧迫や引き延ばしを受けて発生する神経麻痺です。

【原因】

肘の内側の上腕骨内上顆(じょうわんこつないじょうか)というくるぶしの後ろに、骨と靭帯(じんたい)で形成された肘部管というトンネルがあり、尺骨神経が通ります。トンネル内は狭くゆとりがないため、慢性的な圧迫や引き延ばしが加わると、神経麻痺が起きます。

圧迫の原因には、トンネルを構成する骨が隆起した骨棘(こつきょく)や、靭帯の肥厚、トンネル内外にできたガングリオン嚢腫(のうしゅ)などがあります。神経引き延ばしの原因には、小児期の骨折によって生じた外反肘(がいはんちゅう)(肘を伸展させると過剰に外側に反る変形)などがあります。

【症状の現れ方】

麻痺の進行により症状が異なります。初期は小指と薬指の小指側にしびれ感が生じます。麻痺が進行するにつれて手の筋肉がやせてきたり、小指と薬指がまっすぐに伸びない鉤爪(かぎづめ)変型(あるいは鷲手変形)が起ったりします。筋力が低下すると、指を開いたり閉じたりする運動ができなくなり、握力も低下します。

【検査・診断】

肘の内側のくるぶしの後ろをたたくと、痛みが指先にひびくティネル徴候がみられます。紙を患者さんの親指と人差し指の間に挟んで検者が引っぱると、親指を曲げないと引き抜かれてしまうフロメンテストが陽性になります。

電気を用いた検査では、神経を電気で刺激してから筋肉が反応するまでの時間が長くなります。知覚テスターという機器で感覚を調べると、感覚が鈍くなっています。ただ、首の病気による神経の圧迫や、糖尿病神経障害などとの鑑別が必要です。

【治療方法】

初期でしびれや痛みが軽症の場合は、肘を安静にして、消炎鎮痛薬やビタミンB剤を内服します。これらの保存療法が効かない場合や、筋肉にやせ細りがある場合は手術を行います。手術の方法は靭帯を切ってトンネルを開き、神経の圧迫を取り除きます。ガングリオン嚢腫があれば切除します。神経の緊張が強い場合は、内上顆というくるぶしを削ったり、神経を前方に移動させたりします。外反肘変形により神経が引き延ばされている場合は、矯正(きょうせい)骨切り術、つまり骨を切って変形を矯正し、神経麻痺を治すこともあります。

肘部管は非常に狭いので手術が必要になることが多く、筋肉にやせ細りが出る前に手術をすると、予後は良好と言われています。

足根管症候群

手根管症候群の足版とも言うものです。足の裏に行く神経(頚骨神経)は、内踝の下を通って二本に分かれ、足の裏の内側と外側に分かれます。内踝の下では、あしを曲げる腱が一緒に通るトンネルがあります。このトンネルで神経が締め付けられて、しびれが起こります。ただ、かかとの部分には、頚骨神経が内踝の下を回るよりもずっと中枢で枝分かれして降りて来るため圧迫を免れますので、かかとはしびれません。

トンネルの入口のところでは、神経は骨の上を走るため、外からの圧迫にも弱い場所です。日ごろ、下駄で生活している若い板前が、デートのために革靴を新調して、一日歩いて神経を痛めてしまった例もあるといいます。

【症状】

足の裏がしびれます。しびれが足の甲や上の方に昇ってきたら違う病気です。両足が同時にしびれることはありません。自己診断する場合、以下の点に注意してみてください。

①    最近きつい靴をはいて歩きませんでしたか?

②    かかとはしびれていませんか?この病気ではかかとはしびれません。

③    足の甲はしびれていませんか?この病気では足の甲はしびれません。

内踝の下を指でたたいてみてください、足の裏のしびれているところに電気が走るようでしたらこの病気です。

【治療】

神経を圧迫するような思い当たることがあれば、取り除いて様子を見ましょう。もし、心当たりがなければ、トンネルが狭くて神経を圧迫している可能性が高いとみられますので、手術が必要です。

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