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    頭痛(片頭痛・緊張型混合タイプ)の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・30代女性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。*プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。以下は頭痛の症状が改善した例です。頭痛に悩む方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。

    お名前 

    中山恵子さま(仮名)

    年齢

    31歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・特に左。肩甲骨の痛み。締め付けられるような頭痛。脈を打つ頭痛もある(ご本人談)

    施術開始時期

    平成27年06月25日

    改善時期

    平成27年07月31日(週に1度程度。全6回の施術。)

    経過・状況など

    デスクワーク。座っている時間が長い。細かいマウス作業も多い。台風の時や雨の日など天候で体調が悪化することがある。元々肩こりなど感じていた。(ご本人談)

    (1)思い当たる原因

    特になし。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。肩甲骨周辺が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。漢方内科も併用することを提案した。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成27年6月25日

    猫背気味。肩こり症状もあり。 鍼灸、吸玉などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

    第二回 平成27年7月01日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。偏頭痛症状に対してはアイシングも行う。

    第三回 平成27年07月09日

    改善傾向。リラックスできている。

    第四回 平成27年7月15日

    改善傾向。引き続き施術を受けたい。

    第五・六回 平成27年7月25.31日

    大分良くなっている。自宅でも肩甲骨を動かすよう指導。改善してきたので月に1回のメンテナンス施術に切り替える。

    (4)総括

    頭痛症状は緊張型・片頭痛型と混在している方が多いです。どちらか片方にはっきりと出るということはあまりなく緊張型であり偏頭痛も持っているのです。偏頭痛は冷やすと楽になり緊張型頭痛は温めると楽になるので矛盾した状態といえます。鍼を使いながら緊張そのものを和らげていくと少しづつ痛みを緩和できます。場合によってはアイシングも行いますし温めることも行います。矛盾した状態の身体のバランスを取るための施術を行います。

    (5)ご本人のコメント

    首肩のコリ、頭痛がひどく身体が痛くて常に元気がない状態だった。休日はどこにも行きたくない。1度の施術でもかなり軽くなります。身体がゆるむのも感じました。調子が上がったり落ちたりすることもありますが動けなくなったり辛すぎて落ち込むことが一切なくなりました。何か体調の不調が起きた時にすぐに相談でき駆け込める場所があるのも心強いです。

     

    参考までに以下動画もどうぞ。病院も併用したほうがいい場合などは弊所からクリニックをご紹介したりもできます。

    美容と鍼灸について

    最近、美容鍼灸の話題がテレビや芸能人の方のブログなどでも取り上げられることが多いため弊所でも質問をいただくことが多くなってきました。美容鍼灸とは何か?ということをこちらでも説明していきます。

    (1)美容鍼灸とは??

    美容はり・美容鍼灸は「美容を目的として行われる鍼灸のこと」です。一定の特徴はあるもののこれまでの鍼灸治療とかけ離れたものではありません。

    美容に影響を表す症状としては

    ・ 肌荒れ

    ・ しみ

    ・ むくみ

    ・ 乾燥肌

    ・ 敏感肌

    ・ しわ・たるみ

    ・ にきび

    ・ 脱毛症

    ・ 肥満

    などがトラブルとして認識されていますがそもそもこれらの症状は「半健康状態」・「未病」の兆候として見なされるべきものなのです。中国でも昔から「健康と美容は表裏一体」という考え方があり健康が損なわれた状態は美しさも損なわれると認識されるのです。

    (2)美容鍼灸の目的

    美容鍼灸の目的の一つに局所・全身の健康状態の維持増進を図ることによって老化を緩和し若さと自然の美しさを維持・増進するということがあります。

    局所のしわなどの改善を狙うのはもちろんですが冷えやむくみなど全体のバランスも調整し美容に対し良い効果を与えていきます。弊所では顎関節症のアゴの痛み、顔の大きさなどの調整と肌質の改善の相談が多いです。詳しくは以下詳細。

    興味がある方は一度ご相談ください。

    カッピング(吸玉・吸角)灸療法、オイルトリートメントについて。

    田無北口鍼灸院では鍼灸施術の補助療法として、以下のような施術を流れの中で取り入れて行います。(それのみ、の施術は承っておりません)

    カッピング灸療法:痕が残るのが嫌な方には無理にオススメはしませんが鍼灸施術にプラスして行うと、効果が高いために症状改善目的でも美容目的でも施術を行うことが多いです。

    オイルトリートメント(薬物灸) :美容だけでなく保湿にも効果があります。麻の実、馬油、エミューオイルなど・・・コンディションや状況に合わせて選べます。フェイシャルや肩甲骨や足などオイルメニューが可能です。鍼灸施術後の、皮膚の赤みを抑える目的でもオイル塗布施術を行っています。

     

     

     

    ・・・

    吸玉の効果は以下のようなものがあげられます。

    (1)血行をよくする

    吸引圧によって血管を拡張、血液循環を改善する。糖尿病による知覚障害や高脂血症による動脈硬化にも有効。

    (2)血液をきれいにする

    吸引圧により細胞の代謝をスムーズにする。持ち去られた代謝産物は肺や腎臓で処理された以外へと排出される。

    (3)皮膚の若さを保つ

    皮膚血管が拡張し血液循環量が増加・皮膚温も上昇。その結果新陳代謝が盛んになる。

    (4)関節の動きを滑らかにする

    関節周りの血流改善。滑膜からの分泌を促す。

    (5)神経の調整

    自律神経の安定作用がある。

    (6)内臓諸器官を活発にする

    自律神経を介して内臓反射。活発に。

    *緑書房「吸玉療法入門」参考

     

    またスライド法といってカップにオイルをつけ皮膚を滑らせていくやり方があります。リンパを流す目的などで施術を行いますが弊所の施術では行いません。

    だるい、気分が落ち込む、痛みが取れない、耳鳴りやめまいがする、骨盤周辺の違和感がある、ほか・・・不定愁訴とは何か?

    こんな症状を訴える方が増えています・・・

    ☑ なんとなくだるい

    ☑ いらいらする

    ☑ 頭が重い

    ☑ 疲労感が取れない

    ☑ 朝起きられない

    ☑ 気分が落ち込む

    ☑ 痛みが取れない

    ☑ 骨盤周辺の違和感や排尿時痛がある

    ☑ 憂鬱な気分が続いている・・・・

    これらは「不定愁訴」(ふていしゅうそ)と呼ばれ何となく体調が悪いという自覚症状を訴える方からの相談が多いです。不定愁訴とは医学的に説明できない・原因を特定できない状態のことでMedically Unexplained Symptoms(MUS)と呼ばれます。1)

    訴え(主訴)は強いが主観的で多岐にわたり、客観的所見に乏しいのが特徴です。また正式な病名ではないものの自律神経失調症と病院等で言われることも多いです。原因が特定されずらく、症状が安定しないため治療も難しいとされています。

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    ストレスや生活習慣病が大きな原因??

    以下の項目に1つでも当てはまることがある方は注意が必要です。上記のような症状が出やすい状態であるといえます。

    ☑ 仕事が忙しい。

    ☑ いつも時間に追われている。

    ☑ 子育てをしていて疲れがたまっている。

    ☑ なかなか休めない。休日もメールの返信に追われている。

    ☑ 人間関係の悩みがある。

    ☑ いっつもコンビニやファーストフードで食事を済ませてしまう。

    ☑ 一日中パソコンのモニターを見ている。ほか

    病院に行って検査をしても何も異常はなく「ストレスが原因ですね。」と言われて特に解決方法もなくどうしていいかわからず途方に暮れてしまった・・・そんなお話も、よく聞きます。確かにストレスが原因の一つですし、生活習慣が原因だということはなんとなくわかるのでしょうがどうやってそれを改善すればいいのかわからず途方に暮れてしまうことも多くあるようです。ストレスなく楽しく仕事や生活をし、十分な運動ができ、しっかり休めて、ちゃんと栄養のバランスを考えた食事が取れればおそらくこのような症状を訴える患者さんは激減することになると思います。・・・しかしそれらのことを実行するのは、とても困難な方が多いのではないでしょうか??みなさん時間に追われ、また多くのストレスを抱えながら生活しています。本当に大変だと思います。

    生活習慣を変えるきっかけを鍼灸で!!

    鍼灸を行うことでこれらの不調を解決するお手伝いができます。自律神経安定作用、リラックス作用、疲労回復作用などがあり休んでも取れなかった疲れを急速に回復させることなども可能です。生活習慣を見直すきっかけにも最適でしょうからぜひとも試してみることをオススメいたします。

    参考1)不定愁訴のABC(日経BPマーケティングP1より)

    子どもの肩こりとチック症に関して

    弊所では子供のためのチック症状でご相談に来られる方も数多くいらっしゃいます。

    ・・・

    だいたい小学校低学年から4年生くらいまでのお子さんが多いのですがそのようなお子さんはなぜか「肩こり症状」を訴えることが多いです。医学的にチックと肩コリは関係ないのでしょうがコリの不調・不快をチックとして体の外にでているという見方もできます。肩こり症状をやわらげリラックスさせてあげると少しずつ症状が和らいでくるが最初のうちはまたすぐに元に戻ってしまいます。

    いわゆる「疳の虫」(夜泣き・イライラ)などから移行しひどくなってチックとなり体に現れるケースが多いです。首から肩・肩甲骨の緊張を緩めるとチック症状も軽減することが多いです。弊所で鍼灸治療、および治療相談活動を行っていますとお子様の体調不良でお悩みの方も数多く来所されます。

    その中には病院で検査したけど異常なし。自律神経の問題・ストレスの問題といわれてどうしていいかわからず来所される方も多いです。

    症状としては以下のようなものが多いでしょうか?

    乳幼児~小学生くらいまで

    ・ チック症状

    ・ ヒステリー、キーキーいう(疳の虫)

    ・ おねしょ

    ・ ぜんそく

    ・ アレルギー性鼻炎 など

     

    小学生高学年~高校生くらいまで

    ・ のどの違和感が取れない(西洋医学でいうところのヒステリー球症候群)

    ・ めまい

    ・ だるさ、微熱

    ・ 耳鳴り

    ・ お腹が痛い

    ・ すぐ下痢をする(過敏性腸症候群)など

     

    病院で検査をされて特に異常がないことがわかっているならば弊所で施術を受ければほとんどの場合で改善します。また弊所は必要な場合小児科領域に強いクリニック紹介も行いますので安心して通院いただけると思います。トゥレット症候群などの診断をうけていないか?など事前に細かくお話も伺っていきます。治療に集中してもらい何度か施術を行って様子を見たいのでまずは一度ご相談ください。

    鵞足炎(ランナー膝)

    ◎「鵞足炎」

    膝の痛みを引き起こす可能性のある病気の一つに「鵞足炎(がそくえん)」があります。膝の痛みに加え、膝の内側から膝下にかけて痛む場合は鵞足炎になっている可能性があります。膝の内側には、ハムストリングや内転筋などの筋肉につながる腱が集中しています。「縫工筋(ほうこうきん)」「薄筋(はくきん)」「半腱様筋(はんけんようきん)」などです。腱が集まった状態を後ろ側から見ると、ガチョウの足のような形に見えることから、この部分を鵞足と呼ぶようになったのです。

    鵞足炎は、この部分に炎症が起こり、痛みが出る症状のことをいいます。膝の曲げ伸ばしをした時、運動している時、患部を指で押した時、太もも裏の筋肉「ハムストリングス」の内側を伸ばすストレッチングをした時などに痛みます。特に、膝をいっぱいにまで伸ばしたときに痛みが生じやすく、階段の昇り降りに支障をきたすのが特徴です。初期は膝を動かした時のみ痛みますが、ひどくなるとじっとしている時(安静時)にも痛みを感じるようになり、日常生活にも支障をきたします。

    【鵞足炎が発症しやすい動作、要因】

    鵞足部分の腱は、膝の曲げ伸ばしをするときに、膝が内側に入る動作(外反)や、膝から下を外側にひねる動作(外旋)をしたときに、腱と骨または腱同士がこすれます。ランニングで脚を後ろに蹴り出す時、サッカーボールを蹴る時、急な方向転換を行った時などではこれら動作が重なりますので、鵞足部に負担がかかり発症しやすくなります。

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    方向転換を伴わないランニングでも、膝の位置が悪いX脚(内股)などがあると、外反動作と外旋動作が繰り返されることになります。また、水泳の平泳ぎのキックでも同様の運動が行われるため、平泳ぎは鵞足炎を起こす典型的な動作の一つといわれています。

    そのほかにも、足の内側に重心がかたよるような靴選び、回内足(かかとの骨が内側に傾いている状態)、衝撃を吸収できないアスファルトのような硬い地面の走行、重心がかたよる坂道の走行なども痛みの原因となります。結論的に言えば、野球、サッカー、バスケットボール、ラグビー、水泳などが鵞足炎を引き起しやすいスポーツと言われています。

    【鵞足炎の治療・予防】

    (診断)

    「運動時に鵞足部(膝下の内側)痛みがある」、「鵞足部を押さえると痛みを生じる(圧痛)」などの特徴的な症状が見られる場合、鵞足炎と診断されます。基本的に痛みや腫れといった症状だけですので、膝の不安定性があったり、レントゲンで膝関節の他の組織に損傷が見られたりするような場合は、別の障害の可能性が疑われます。

    (治療)

    軽症の場合は、膝を使う運動を控えて安静を保っていれば、炎症が治まり数週間で自然と治ります。痛みが強い場合は、安静を保ちつつ患部を冷やす「アイシング」をしたり、シップなどの消炎鎮痛剤を使ったりして炎症を抑えます。痛みが治まってきたら、鵞足部の筋肉のストレッチングやマッサージをして筋肉をほぐすのも効果的です。重症時は痛み止めの注射や電気治療なども行われます。

    急に痛みが発生した「急性」の場合は、患部を氷のうなどで冷やし、テーピングで固定するようにします。症状が長く続いて慢性化している場合は、患部を冷やしたり、固定・圧迫することは、血行が悪くなり逆効果なので、患部を温めたり積極的に動かして血行を促すのがベターです。また、鵞足炎は再発しやすいので、焦らずじっくり治療することが大事です。

    (予防策)

    鵞足炎の根本的な原因は、膝の使いすぎ(オーバーユース)と、偏った姿勢や動作フォームです。これらを改善することで症状の予防と再発防止に役立ちます。ポイントは次の通りです。

    ● ひざの内側を伸ばす柔軟体操スポーツ時は急に練習量、運動量を増やさず、自分のレベルに合ったトレーニングを行い、疲労の蓄積を感じたら十分な休養をとることを心がけましょう。

    ● 膝への負担を軽減するために、運動前後のウォームアップ、クールダウンはしっかり行ってください。普段から鵞足部やその周辺(ハムストリングス、内転筋など)の筋力トレーニング・ストレッチを行い、柔軟性のアップを図るとともにジョギングやランニングは、できるだけ柔らかい土の地面や平坦な道で行いましょう。

    ● 走行時に膝が内側に入っていないか、かかとが外を向いていないか確認し、正しいフォームづくりをしましょう。

    ● X脚などの障害がある人や足の形が悪い人は、シューズの調整や足底板の使用によって重心のバランスを正常に保ちましょう。障害のない人でも、靴のサイズは合っているか、十分な衝撃吸収力はあるか、足底が斜めになっていないか確認しておきましょう。

    (鍼灸治療)

    筋肉を緩め痛みを緩和させることでが側縁の症状が出にくくします。病院の投薬治療や整骨院の電気治療ではなかなか改善しないという方は一度ご相談ください。

    「初めての方は是非お読みください。」

    弊所の入り口には、鍼治療(はりちりょう)を初めて受けるための方へのご案内ポスターが貼ってあります。ここでも紹介しておきますので参考にしていただければと思います。

    *お断り*

    昭和の時代に作成されたポスターのため鍼灸の施術を「治療」と表現していたり、また「治る」・「医術」などの言葉も使われていて現在の法解釈に当てはめるとやや問題があると感じる表現が多いです。そのため、ここでは「現代風の表現」に修正しご紹介します。詳細を知りたい方は弊所入口のポスターをご覧になってください。

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    一、鍼(針)は痛くありません

    用いる鍼は直径が髪の毛ほどの細さでせいぜい蚊に刺される程度の痛さです。もしあなたが二、三ヶ所の施術でとうにも我慢できないということでしたら施術は中止します。でも弊所では自信を持っておすすめできますので施術中の恐怖感・緊張感・不安感は全く不要です。

    一、反応及び副作用について

    施術後一時的にいろいろな症状が出てくることがあります。これを漢方で瞑眩(めんげん)といってむしろ効果が表れる証拠とされていますからご心配はありません。時がたてば必ず良い結果を期待できます。薬のような習慣性や副作用はございません。

    一、施術効果と施術回数について

    鍼灸治療の効果は発病して日の浅い病気ほど効果があります。一回の施術で激しい症状がぴたりと軽減することがしばしばありますが慢性症状になりますと気長に続けなければ効果は現れません。施術は毎日続けたほうが効果的ですが症状により一日おき、二日おき、または一週間に一回程度で軽快してゆく場合もありますから指示通りにご来所ください。

    一、養生について

    どんな治療法でも養生が必要です。再び病苦に悩まされないためにも施術期間中は次の事項を守ってください。

    ・ 睡眠は十分にとること

    ・ アルコール類は飲まないこと

    ・ 食事は腹八分目のこと

    ・ 刺激性食品 不消化物は取らないこと

    ・ 雑事に気を使い精神を疲労させないこと

    一、その他

    その他必要に応じて注意しますが最も大切なことはあなた自身が病気を治そうとする心構えです。鍼灸治療は病気ばかりでなく体質を改善し病気にかかりやすい素因を除いてくれます。定期的な施術をすることにより疾病を予防し体力の向上を図り健康管理の術としてその真価を発揮します。

    訪問・出張による施術(はり灸・各種調整)について。いつでもお気軽にご相談ください。

    最近、ご自宅等に出張してほしいというご要望が多いのでこちらで詳細をまとめておきます。

    <1>どんな状況で出張してほしい?

    1、ぎっくり腰などで動けないため自宅に出張してほしい

    ぎっくり腰等により動くのが困難起き上がるのも辛いという状況のため出張してほしいというご要望です。応急処置を行ってなるべく早く日常生活に復帰できるようにいたします。鍼灸や各種調整・アイシングなどを行い症状を改善させていきます。

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    施術料金・出張料金について

    急性的な症状の時は施術料金は45分程度6600円~が一つの目安となっております。

    2、慢性的な神経痛・痛みがひどい、歩行困難などで定期的に施術希望。

    慢性的な痛みや歩行困難などにより定期的に施術をしてほしい、というご要望も数多くいただきます。ご高齢者の方や脊髄損傷等により寝たきりになってしまった方など様々な方からご相談いただきます。痛みや神経痛は鍼灸施術や運動療法などにより症状が軽減されることがあります。

    施術料金・出張料金について

    料金は上記に同じく、45分程度の施術で6600円+出張料金が基本ですが定期的に施術を希望される場合で、医師の同意を得られれば健康保険等使える場合がございます。まずはご相談ください。また介護施設に通所中の方も一度ご相談ください。介護施設のリハビリと併用してもよいか?など確認が必要になります。
    <2>出張に持っていく道具

    出張にはタオルや施術道具を持参します。・・・用意していただくものは基本的にございませんが場合によっては氷(アイス)やタオルなどを用意していただくこともございます。

    <3>出張に来てもらうべきか、迷ったら・・・

    一度お電話にてご相談ください。症状などを伺い、施術方針や回復までの見通しなど詳しく説明させていただきます。また弊所の対応だけでなくすぐに病院に行ったほうが良い場合も
    お伝えできます。

    ★メールフォームやLINEからの問い合わせも受け付けております。詳しくはこちらから…

    パーキンソン病と鍼灸治療に関して。

    明治国際医科大学の研究でパーキンソン病に対する鍼灸治療で

    ・ 日常生活動作

    ・ 精神症状

    において有意義な改善が認められました。(詳しくは上記リンク)

    ・・・たまに誤解されている方がいますが鍼灸施術を行うとパーキンソン症状がぴたりと治る、という意味ではなくQOL(生活の質)が著しく向上するということに意義があると考えます。詳しくは以下にもまとめていきます。

    <1>パーキンソン病とは?

    人間の脳は、大きく分け大脳、小脳、脳幹(のうかん)に分類されます。パーキンソン病では、脳幹に属する中脳の「黒質(こくしつ)」という部分と、大脳の大脳基底核(だいのうきていかく)にある「線条体(せんじょうたい)」という部分に異常が起こっています。私たちが体を動かそうとすると、脳の「大脳皮質」から全身の筋肉に指令が伝わりますが私たちの意図どおり動くように運動の調節を指令しているのが神経伝達物質「ドパミン」です。ドパミンは、脳の奥の「黒質」にある「ドパミン神経」でつくられています。

    パーキンソン病になると、このドパミン神経が減少し、十分につくられなくなります。結果、運動の調節がうまくいかず、体の動きに障害があらわれます。

    <2>パーキンソン病の症状

    運動症状・非運動症状がともに生じます。

    (1)運動症状

    手足がふるえる(振戦)動きが遅くなる(無動)筋肉が硬くなる(固縮)体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)

    (2)非運動症状

    自律神経系症状:便秘、排尿障害(頻尿)、起立性低血圧睡眠障害:不眠、むずむず脚症候群、REM睡眠行動障害

    精神症状:抑うつ、不安、無関心、(幻覚、妄想)など

    <3>パーキンソン病の段階

    ゆっくりと時間をかけて進行します。現在は効果的な治療薬もあり進行を遅らせることもできるようになっています。早い段階から治療をすることが大切です。
    ヤール重度分類 : 数字が大きくなるほど重度

    (1)症状は片側の手足のみ。

    日常生活への影響はごく軽度。

    (2)症状が両側の手足に。

    多少の不便はあっても、従来どおりの日常生活を送ることができる。

    (3)歩行障害や姿勢反射障害があらわれる。活動が少し制限されますが、日常生活は自立している。

    (4)両側の手足に強い症状あり。自力での生活は困難。介助が必要なことが多くなる。

    (5)一人で立つことができなくなる。車椅子での生活や寝たきりになる。全面的介助が必要。

    <5>パーキンソン病に対する鍼灸治療について

    前述しましたが鍼灸を行うとパーキンソン患者のQOLを向上させることができます。

    ・ 肩こり・腰痛など痛みや運動器疾患の改善

    ・ 便秘や起立性低血圧など自律神経症状の改善

    ・ 知覚過敏など感覚障害の改善

    ・ 不眠症や不安感などの精神障害の改善

    に鍼灸は効果があります。また事前によくヒアリングをし「どの段階まで進行しているのか?」「日常生活でどんなことに困ってるか?」「どんなことを改善したいか?」など詳しく伺っていきます。ご自宅に伺い出張施術なども可能です。まずはお電話などでご相談ください。

    治る人・治らない人の違い。医療者との信頼関係について。

    例えば腰痛、しびれなど何でもいいのですが同じような症状でも治る人・治らない人がいます。正確にいうと良くなる人・良くならない人かもしれません。「医療者(施術者)との信頼関係」が築けるかどうか?が大きなカギになります。詳しくは以下。*医療全般に言えることなので医師や施術者という書き方をしています。施術者は鍼灸師やマッサージ師等のことを想像していただけますとわかりやすいです。

    ・・・先日学校教育に長く関わっていた、という方とお話する機会があったのですがとても印象深いことをおっしゃっていました。「先生のことが信頼できないと勉強や教育は進まない。」という内容のお話でした。その話を私は「なるほどなあ」と納得しました。これは医療でも同じようなことが言えそうです。医療は患者さんと医療者(施術者)の信頼関係がないと成り立ちませんし良い結果が出ないことが多いのです。

    (1)患者側の問題

    以下のような方は要注意かもしれません。

    ・ 自己判断してしまう方

    自分で症状をネットなどで調べ多分これだろうと決めてかかり医師などを困らせてしまいます。

    ・ 約束を守らない方

    また通院のペースも自己判断してしまうため約束を守れません。治療が進まないこともあります。

    ・ 話を聞かない方

    医療者側にアドバイスなどをされても受け入れない方は結局は良くならないことが多いです。

    ・・・上記のようなことはすべて信頼できていないことや治療に集中できていないことに根本的な原因があります。もちろん医療者側に責任もあるでしょう。一例として挙げてみましょう。

     

    (2)医療者側の問題

    以下のような医師や鍼灸師・マッサージ師は信頼されないでしょう。

    ・ 説明しない医師(施術者)

    インフォームドコンセントと言って説明責任の重要さが叫ばれている昨今、説明しない人は不信感を招きます。

    ・ 話を聞かない医師(施術者)

    また病気の説明ばかりで患者さんの話が聞けない医師(施術者)も信頼関係が築けないことが多いようです。また大学病院など待ち時間だけ長く診てくれる時間や話を聞いてくれる時間が短いという構造的な問題も信頼関係が作れない原因になるようです。

    ・ 清潔感がない

    これは問題外かもしれません(笑)清潔感がないと嫌なのはどの仕事でも同じです。

    ・・・

    簡単にまとめてみましたがいかがでしょうか?いずれにせよ信頼関係が作れない治療は(鍼灸やマッサージなどの施術も同じです)良い結果が出ることが少ないのでやめておいたほうがいいでしょう。弊所では説明(カウンセリング)など施術以外のことも重点的に行ってます。信頼してもらえるよう全力を尽くします。

    *弊所では以下のような内容を掲示し最初にお読みいただいて納得していただけない方は施術をお断りしています。

    ´どんな治療でも「信頼関係」が大切です。「信頼関係を築けない場合」は施術を中止します。

    ・・・一例ですが「病院に行ったが話を聞いてもらえず、薬を出されただけで嫌な気持ちになった。」という経験を話される方は多いです。治療は提供側と患者側の双方向から行うものなので信頼関係が築けない場合、どんなことをしてもうまくいかないことが多いです。

    こちらとしてもしっかりとお話を伺い、ベストだと思われる施術や通院方法を提案します。しかしながら信頼関係が築けない場合は、施術をやめたほうが良いと思います。こちらがなにか提案しても「・・・いや、それは・・・」と否定されてしまうと治療は進みませんし、うまくいかないためです。また初回施術後に連絡先などをお聞きすることがありますが、『「はがき」・「メール」・「電話」・「LINE」など問わず一切連絡してこないでほしい。』という方とも信頼関係を築くのは難しいです。そのような方はよそへ行かれることをオススメします。

     

    パニック障害・自律神経症状に関して。田無北口鍼灸院の施術・30代女性の改善例。

    プライバシーに配慮し症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。

    お名前 

    山本山代さま(仮名)

    年齢

    38歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の痛み、息苦しい感じ、肩こり、電車に乗るとドキドキし気分が悪くなる。

    施術開始時期

    平成26年4月19日

    改善時期

    平成26年12月27日

    (週に1度程度。全35回の施術。)

    経過・状況など

    平成26年1月頃より調子が悪い。いわゆる「パニック障害」のような症状もあり2月中旬に会社を辞め療養中。漢方内科に通院しながらプラスアルファの施術として鍼灸を選択。筋緊張の緩和・頚の痛み緩和希望。

    (1)思い当たる原因

    看護師の仕事をしていて2・3年激務だった。また夜勤などもあった。

    (2)弊所での施術・見解

    性格はまじめ頚周辺の緊張が気になる。*自律神経症状に悩む人は頚周辺の緊張を訴える方が多いです。匂いも過敏になっている。アロマのにおいなどが不快に感じることがある。自律神経症状が強い。本人の希望で漢方内科を選択している。医師に定期的に診察してもらっている模様。否定せずそのまま継続を勧めた。症状が強いため週に鍼灸も一度ペースで施術を行うことを提案。良くなったら施術感覚を開けてもらう。了承してもらう。

    (3)経過

    症状が強かったため少し時間がかかりました。(約9か月)さすがに全部は経過を書ききれないため症状の変化など書いていきます。

    最初の3か月。頸部を中心に緊張が強いため緊張緩和を狙う施術。

    次の3か月。改善傾向。パニック症状が弱まる。東洋医学的なツボの働きなども意識しながら施術。

    最後の3か月。改善傾向。お灸なども使いながら体を温める。大分改善したため後は月に1度程度のメンテナンス施術に切り替えてもらう。自宅でできる体操なども指導。今では趣味のコーラス活動も楽しめるようになった。

    (4)総括

    症状が強く、改善までに少し時間がかかってしまいましたがご本人との信頼関係があったので良い状態で改善することができました。このケースのように時間がかかる場合もありますが自律神経症状もほとんどの場合でよくなることが多いです。病院との併用もできますのでご相談ください。

    うつ傾向・パニック障害・自律神経失調症に関して。田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。病院で「うつ病、パニック障害」等の診断を受けて薬物療法を行っている方でプラスアルファで鍼灸などの施術を受けたいという方は多いです。またインターネットなどで調べて自分の症状が「自律神経失調症」に当てはまると心配されて相談に来る方も数多くいらっしゃいます。結論から言いますと病院に通院している方でもほとんどの場合で鍼灸と併用可能ですし改善した実績も多いです。(すぐによくなる方・時間かかる方それぞれ差はあります。)詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    山田山男さま(仮名)

    年齢

    42歳(施術当時)

    主な訴え 

    自律神経失調症、肩こり症状が強く、またやたらとのどが渇く。あまり眠れていない。夜中に目が覚めてしまう。心療内科にも通院中。鬱傾向、パニック障害といわれた。薬を減らしていきたい希望がある。(ご本人談)

    施術開始時期

    平成28年11月24日

    改善時期

    平成28年12月30日(週に1.2度程度。全7回の施術。)

    経過・状況など

    普段はデスクワークをしてるが現在体調不良のため休職中。仕事に関するプレッシャーや不満はなかった。早く仕事復帰したい。3歳と5歳のお子さんがいる。心療内科に通院しているが早く治したいのでプラスアルファの治療ができないか探していたところ鍼灸が良いみたいだと思い弊所に相談することにした。(ご本人談)

    (1)思い当たる原因

    仕事のプレッシャーなどはなかったのであまり思い当たらない。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    じっくりお話を伺ったうえで筋肉の緊張など確認。首から肩にかけての緊張が強いためリラックスさせる施術を行うと説明。弊所では自律神経症状(不眠・うつ傾向)やパニック障害などの症状も改善実績が多数ある。安心してもらう。まずは5回ほど施術を行い様子を見ていく。病院も継続して通院するよう指導。漢方内科などの選択肢もあることを説明した。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成28年11月24日

    頚周辺の緊張を取る目的で鍼灸、吸玉療法など行った。吸玉療法は睡眠障害にも効果がある。また東洋医学的なバランスも考え足にもお灸を行った。病院にも通院するよう指導。自己判断で薬はやめないこと。

    第二回 平成28年11月28日

    昨日は肩が張ってしまったが前回やった後その後ぐっすり寝れた。効果は感じている。引き続き鍼灸や吸玉。

    第三回 平成28年12月2日

    寝れるようになってきているがのどの渇き症状は気になる。

    第四回 平成28年12月5日

    前回少し怠さが出たとのことで今日は弱めに施術。頚周辺の緊張を取る。

    第五回 平成28年12月14日

    改善傾向。とくに寝れるようになったことが大きい。来週から仕事復帰する。医師と相談し睡眠導入剤を飲まなくなったらしい。

    第六回 平成28年12月24日

    改善傾向。10日間空いてもさほど気にならず。多少肩こりは感じる。クリスマスの話など明るい話題が増えてきた。

    第七回 平成28年12月30日

    仕事も行けているみたい。今後は通院感覚を開けてメンテナンスに努めてもらう。2・3週間に一度の施術でよいことを伝えた。*調子が悪いときは早目に申し出てもらう。

    (4)総括

    自律神経失調症やパニック障害などの症状に悩まされる方は首から肩のコリ症状を強く訴える方が多いです。それらのコリ症状に対し鍼灸などは大変効果が高いのですが自律神経のバランスを整える効果も出せるため自律神経失調症そのものも大きく改善することがあります。何かお困りごとがあればいつでもご相談ください。