カテゴリー: お知らせ・ブログ・思うこと

    田無北口鍼灸院の連絡事項やお休みのお知らせニュースのまとめ制度について思うこと・・・などまとめていきます。問い合わせがある場合は院に直接連絡くださいますようお願いいたします。

田無北口鍼灸院の施術があまり合わない方について。

先日、田無北口鍼灸院のコンセプトや使命などを書きましたが今日は少し逆のことも書いてみようかと思います。弊所の施術があまり合わない方について、です。(合わない方を批判するためのものではありません。)人それぞれの要望があるためお話はしっかり聞かせていただきます。

× 治療のための時間を取るのが難しい

× 体調管理の優先順位は低い

× いますぐ痛みや不調を取ってほしい

× 悩みを解決するためでなく娯楽目的で施術を受けたい

× 説明などはいらない

このような方はあまり合わないと思います。

すぐに痛みが取れる場合もあるのですが結局のところ体調管理や治療の優先順位が低い方ことが多いと鍼治療をしてもあまりよくならないことが多いのです。治療を受ける前にまずはご自身のモチベーションも確認するのが良いでしょう。治療にはお金も時間もかかります。本当によくしたいですか??ご自身に問いかけてみましょう。

・・・さて実際にあったご相談の例をあげます。先日こんなお電話がありました。「腰が痛いから見てほしい。注射などもしてほしい。仕事が忙しいから21時に行きたい。」まず一口に腰痛といっても様々なパターンがあります。

・ ヘルニアなどから生じるもの

・ 筋肉や生活習慣が原因のもの

・ ぎっくり腰のようなもの

・・・さまざまです。弊所でも腰痛は改善できるのですが「なぜ痛みが出ているのか??」その見極めが大切であります。ぎっくり腰のような急性期の痛みは比較的早く改善しますがヘルニアなどが原因で腰痛が生じている場合はある程度期間や回数もかかることをお伝えしました。病院と鍼灸院の性質の違いもお話し注射などをご希望される場合はまずは整形外科など病院に行くことをオススメしました。そもそもどうしていいか?誰に相談すればよいかわからなかったため困っていたようでした。解決し喜んでいただけたようです。腰痛が改善しないようでしたら弊所で施術を行うことも可能ですので何かあればまた連絡ほしいとお伝えしました。

・・・このようになるべくご相談者の方の要望にお答えしたいと考えています。否定などはしませんし丁寧に説明させていただきます。ベストな提案をさせていただくためにもまずはしっかりとお話を伺います。遠慮なくご相談ください。

セルフ式のお灸と鍼(台座灸・爪楊枝鍼)を使い、「オンラインセルフケア指導」を始めます。

2020年4月24日現在

コロナウィルス感染症
拡大の影響で
外出を控えているため

「施術を受けたくても受けられない」

という方も数多く
いらっしゃると思います。

そこで弊所では

「現在どのようなことでお困りか?」

お話を伺ったうえで

自宅でできる
セルフケア指導

セルフお灸や鍼郵送

サービスを行います。

ご希望の方はご連絡ください。
わからないことはお気軽に
ご質問くださいませ。

< 内容 >

・ 電話カウンセリング
(約10~20分程度)

・ セルフケア指導
(鍼灸・ストレッチなど)

・ セルフでできる鍼・灸の郵送
(約1か月分)

< 料金 >

4950円(消費税込み)

★プリペイドカードをお持ちの方
は2020年6月までさらに優待料金

3300円(消費税込み)

にてサービスを行います。

先日もお伝えしましたが
お灸は痛みやしびれはもちろん

感染症防御効果も期待できます。

それらのお話も併せて
お伝えしていきます。

< お申し込みの流れ >

(1)まずは電話かLINE@、
メールフォーム(リンク先一番下)
からご予約

(2)相談日時、方法決定
電話相談か、LINE動画相談か?

(3)相談

(4)鍼・お灸など必要なもの郵送

< 郵送する鍼灸の種類 >

・ つまようじ鍼、ペットボトル温灸

自分でできる鍼です

・ 台座灸

火をつけて自分で使用できます。
約1か月分お送りいたします。

 

★お灸販売のみ、等も
受けつけています。
詳しくはお問い合わせください。

プリペイドカード・回数券を購入いただいた方へ

消毒対策を徹底したうえで
弊所は通常通り営業していますが
コロナウィルス感染拡大を受けて
外出を控えたい方も
多くいらっしゃると思います。

 

そこで

回数券・
プリペイドカードの期限を
今年いっぱい延長いたします。

 

わからないことなどあれば
遠慮なくご相談ください。

よろしくお願いいたします。

ベッドなどの消毒対策、施術者の体温公開(見える化)

2020/04/08現在、
営業しています。

 

厚生労働省より
鍼灸院は緊急事態宣言が出ても

「不要不急には当たらない事業所」

との回答を得ています。

体調が悪い方は遠慮なくご相談ください。

 

施術ベッドはアルコール消毒や
タオル交換をして対策をしています。

もしも心配な方は
タオルや着替え持参もかまいません。

 

またこれからしばらくの間
毎日施術者の
体温をツイッター等で公開します。

体調が悪い場合には
すぐに営業を中止します。
安心してご相談下さい。

お灸ってどんな疾患に効果があるのですか??何で効くのですか?「感染症に対する補助的な灸療法」論文の紹介

弊所で施術、
および治療相談活動を
行っておりますと
上記タイトルのような
質問を受けることがあります。

 

「何に効くんですか?」

という質問ですが

「何にでも効きますよ」

と答えたくなってしまうほど
幅広い疾患に対応可能です。
本当に治療効果は高いのです。
・・・しかしながら

それではあまり
答えになっていないので

「なぜ効くのか?」

と合わせて
書いてまいります。

(1)「お灸はなぜ効くのか?」

もともとお灸というのは
艾(もぐさ)で
体をやけどさせるために
行っていました。
いまでも
「やけどさせるお灸」
は残っていますが
やけどを嫌がる人も多いため
隔物灸といって
台座や薬品(紫雲膏など)・
ショウガなどを間に挟み

やけどをさせないお灸が
主流になっています。

*弊所でもやけどを
させないお灸を行います。

私が出た東洋鍼灸専門学校
(歴史のある鍼灸学校です)
の先生は結構スパルタで

「本来のお灸を教える」

ということで
私も学生時代は体に
沢山やけどの痕を作りました。

 

本来のお灸のメカニズムは

身体に小さなやけど・水泡を作る

身体がやけどを治そうとするので
生体防御機構・免疫機能活性化

自然治癒力が高まる

といったことから
回復力が上がるのです。

ですので
やけどをさせるのが本来のお灸、
というのはごもっともなのですが
そうでなくても(やけどさせなくても)
お灸に効果はあります。

やけどさせないお灸とは
上の写真の台座灸
(せんねん灸などが有名です)
や紫雲膏という漢方薬を
台座にしたお灸などのことです。

これらはやけどを作る作用とは
また別の効果があるのです。

灸で熱せられた部分の
血流がよくなり
滞っていた痛みの物質や老廃物が
洗い流されるのです。

それだけでもコリや緊張を
取ったりできるので
効果は非常に高いのです。

(2)お灸はどんな疾患に
効果があるのか?

上記のような作用から
様々な疾患に効果があります。

痛み・痺れ系

坐骨神経痛、腰痛、
四十肩・五十肩
腰椎椎間板ヘルニアなど

体質改善系

冷え性、お腹が弱い、すぐ下痢する
胃が痛い、むくみが気になる、美容目的など

自律神経の不調系

疲れが取れない、良く寝れない、
頭が痛い、いらいらしてしまうなど

その他いろいろな疾患に効果があるので
お問い合わせください。

(3)結核に対する
補助的な灸療法、論文

こちらはやけどさせるタイプ
のお灸(透熱灸)の話です。
結核やHIVの感染症患者に対して
お灸が有効だった、という
モクサアフリカの論文
をご紹介しておきます。

大まかな内容は以下、
日本語でもご覧になれます。
・灸療法を行った群は、
結核薬療法(DOTS)のみを行った群よりも
早く薬物療法に反応を示した

 

・ HIV と同時感染している
場合も含め、灸療法の効果は、
感染力の低下および
薬物療法への取り組みの
積極性の両面に対して実証された。

・・・免疫力をあげる
というととてもあやふやな
言葉になってしまいますが
お灸には上記のような
自身の体を強くし
薬の効きを良くする効果
が実証されています。

 

・・・ただ
注意していただきたいのは
現在流行中のコロナウィルスは
結核やHIVともまた違い

未知の部分が多いこと、

それからあくまでお灸は
「補助的」であり
これをしていれば絶対大丈夫、
感染症にかからない、
というものではないことは
ご理解いただきたいのですが

それでも灸療法は
自身の体を強くする手段

であることがうかがえます。

田無北口鍼灸院では
2020/04/01現在、
コロナウィルス対策も行ったうえで
通常営業をしております。
詳細は直接ご質問ください。

お灸のゆるキャラ「もぐさん」と記念撮影をしよう!写真投稿→お灸プレゼントキャンペーン!!!のお知らせ

弊所ではお灸の販売も行っています。

お灸セルフケアの指導もします。

山正のお灸が50個

1シート550円なので格安だと思います。

プリペイドカードでも販売します。

お買い求めの際はお声がけください。

現在、

お灸キャンペーンを行ってます。

販売中のもぐさメーカー

お灸の山正公式キャラ「もぐさん」

と院内で一緒に写真撮影をし

SNS等で写真投稿をしてくれた方は

550円相当のお灸をプレゼントします。

 

*以下のような写真でなく

ご自身の顔を隠しての投稿も可能です。

詳しくは院にてお問い合わせください。

 

WhatsAppからの、お問い合わせにも対応開始しました。

WhatsApp Messenger

(ワッツアップメッセンジャー)は、

アメリカのWhatsApp

(WhatsApp Inc) が提供する、

リアルタイムでメッセージ交換ができる

世界最大のスマートフォン向け

インスタントメッセンジャー

アプリケーションである。

 

2009年5月4日に提供を開始し、

2016年2月1日午後(米国時間)に

ユーザー数が10億人を超えた。

(Wikipediaより)

 

・・・ということで弊所にも

WhatsAppの問い合わせ対応を

することにしました。

詳細は以下のロゴをクリックしてください。

*アプリを入れていないと起動できません。

 

 

「扁鵲、六不治の病」の話。より。こんな人は治らない。当院のキャンセルポリシーなどについて。

・・・

扁鵲は中国の春秋戦国時代

(紀元前8~紀元前3世紀)

に生きたとされる名医で

様々な伝説が残されています。

 

現在も行われている「脈診」

(脈状から病状を診察する方法)

の創始者ともいわれています。

 

扁鵲には様々なエピソードがありますが

現代にも通じるようなものがあり

その中でも私が好きなお話を1つ

紹介させていただきます。

 

史記「扁鵲倉公列傳」より

徐廣曰;

「所病猶療病也。」

故病有六不治

一不治也;驕恣不論於理,

二不治也;輕身重財,

三不治也;衣食不能適,

四不治也;陰陽并,藏氣不定,

五不治也;形羸不能服藥,

六不治也:信巫不信醫,

有此一者,則重難治也。

 

・・・

これは「六不治の病」

と呼ばれ漢方医学の考え方の一つ

となっています。

扁鵲が「こんな患者は治らない」

と語るエピソードです。

 

 

1、驕り高ぶって道理のわからないもの

2、身体を粗末にして財産を重んじるもの

3、衣食の節度が保てないもの

4、陰陽ともに病み

内臓の気が乱れ切ったもの

5、やせ衰えて薬を服用できないもの

6、拝み屋(巫)を信じて医を信じないもの

 

・・・最初の1,2は

「親父の小言」のようなお話ですが

3,4,5と医学的な話が続き

6には医学の核心を突くような

お話がかかれています。

 

医学よりおまじないを信じる人は

治りませんよ

というのは現代でも

当てはまるお話でしょうね。

 

現代でも

病気になってしまった際に

標準医療を選択せず

エビデンスの乏しい代替医療を行って

(いわゆるニセ医学ですね。)

かえって悪化してしまう、という問題が

取りざたされることがあります。

 

芸能人の方、プロスポーツの方

などニュースで聞くことが多いのですが

ニセ医学といわれるものは

この問題を含んでいるかもしれません。

 

ニセ医学を行う人に問題があるのは

もちろんですが

ニセ医学を通常医学より信じる人は治りません。

 

これらの問題を

紀元前から扁鵲は指摘しているのです。

 

また

治療に集中しない人も絶対良くなりません。

治療に集中せずほかの予定を優先し

後回しすると結局はよくならず

あなたのためになりません。

治療に集中するようにしてください。

 

キャンセルポリシーについて

ご連絡なしでの

当日キャンセルは100%金額を

請求させていただきます。

 

直前キャンセルもほかの方のご迷惑になります。

ご理解、ご協力をお願いします。

 

 

以下、動画もご覧くださいませ。

「忙しいから予定がたちません。」という方へ。~そのままではあまりよくならないので治療・回復に集中した方が良いです。キャンセルポリシーに関して。

弊所で施術・相談を行っていますと

良くなる方もいれば

良くならない方もいます。

 

症状や状況にもよるので

一概には言えませんが

ほとんどの場合で

「治療に集中しない方」は

良くならないです。

 

どういうことかといいますと

・ 自己免疫疾患(橋本病・クローン病など)

・ 腰痛症(しびれ・ヘルニアなど)

・ 自律神経失調症(めまい・耳鳴りなど)

・ 頭痛(片頭痛・緊張型頭痛など)

・ 慢性疼痛

 

・・・何でもよいのですが

持病があったり

それに伴う症状があったりして

それを改善したいと思って

弊所へ来所される方が多いのです。

 

持病や生活習慣が原因で

症状が悪化している状態なので

休む時間の確保や、

治療のための時間確保が

まずは一番大切になってきます。

だから治療に集中いてください、

とお伝えします。

また病院に行くも

「検査の結果、異常ないです。」

「しっかり休んでください。」

「ストレスの問題が大きいです。」

などといわれていることもあります。

 

それでも生活習慣を変えず

「忙しいから治療のスケジュールが立たない」

「仕事や家の用事が空いた時間に治療しよう」

ということを言う方がいます。

 

鍼治療をやったところで

結局はよくならないことも多いです。

というよりも、そのような考えでは

何をやっても絶対によくならないでしょう。

 

まずはご自身のスケジュールを見直し

治療や回復の為の時間を確保することを

オススメします。

 

症状を改善させるということは

簡単ではありません。

治療に集中しましょう。

そうしなければよい結果が得られません。

 

ですのでこちらの指導を守れない方や

弊所の方針に合わない方

説明してもご理解が得られない方は

施術をお断りすることもあります。

 

・・・

例えば先日こんなご相談がありました。

・ 高血圧

・ 頭痛

・ 持病の糖尿病

をお持ち。

身体が疲れやすいので改善してほしい。

「でも忙しいから月に1度来れるかなあ??」

とのことでした。

良くご説明させていただき

弊所での施術はお断りしました。

 

治療に集中しない方はよくならないためです。

大事なことなので2回書きます。

 

忙しい・予定がたたない方こそ

まずは治療のためのスケジュール確保が大切です。

そうしなければあなたの身体は変わりません。

キャンセルポリシーについて

ご連絡なしでの

当日キャンセルは100%金額を

請求させていただきます。

 

直前キャンセルもほかの方のご迷惑になります。

ご理解、ご協力をお願いします。

「痛くない鍼」と「熱くないお灸」について

たまに質問を受けるので

こちらでも書いておきますが

鍼は痛くないですし

お灸も熱くないです。

 

鍼は注射針を連想してしまう方がいらっしゃいますので

太さを比べた動画を作りました。

全然違うかと思います。

写真は以下です。

左が注射針、真ん中が鍼灸の鍼、右はライター。

鍼灸の鍼は髪の毛程度ですね。

刺さない鍼もあります。

当てるだけのもので「てい鍼」といいます。

コツをつかむと当てるだけで

筋肉を緩めたりできます。

必ずしも針を刺すのではないのです。

 

お灸も昔はやけどをさせましたが

今のお灸はそういったことは

しません。

提供

acworksさんによる写真ACからの写真

コラム:鍼灸の「診療ガイドライン」は作成可能か?考える。

・・・

一般の方にはちょっとなじみがない言葉が

並んでいるかもしれませんが

本日は上記タイトルのようなことを

考えてまとめてみます。

 

(1)診療ガイドラインとは?

一般財団法人 日本医療機能評価機構のHP

では以下のように定義されています。

(以下)

診療上の重要度の高い医療行為について、

エビデンスのシステマティックレビューと

その総体評価、益と害のバランスなどを考量して、

患者と医療者の意思決定を支援するために

最適と考えられる推奨を提示する文書。

(福井次矢・山口直人監修

『Minds診療ガイドライン作成の手引き2014』

医学書院.2014.3頁)

このように、診療ガイドラインは、

科学的根拠に基づき、系統的な手法により

作成された推奨を含む文章です。

患者と医療者を支援する目的で作成されており、

臨床現場における意思決定の際に、

判断材料の一つとして利用することがあります。

診療ガイドラインは、

医療者の経験を否定するものではありません。

またガイドラインに示されるのは

一般的な診療方法であるため、

必ずしも個々の患者の状況に

当てはまるとは限りません。

 

使用にあたっては、

上記の点を十分に注意してください。

 

臨床現場においての最終的な判断は、

患者と主治医が協働して行わなければならないことを

ご理解ください。

(以上、MindsのHPより)

 

・・・

Mindsでは診療ガイドラインの

作成マニュアルも公開しています。

 

上記リンク、

診療ガイドライン作成マニュアルを

読んでいると大変勉強になります。

 

診療ガイドラインとは

エビデンスに基づいた医療、

すなわちEBMであることがよくわかります。

 

誤解を恐れずにあえて

すごくざっくばらんな言い方をすれば

EBM的な考え方は確率論であり

一般論として正しい

という最大公約数的な特徴があります。

 

(2)鍼灸の特徴は「個別医療」

実は鍼灸のガイドラインというものは

現状存在しません。

 

なぜでしょうか?おそらくですが

作成が困難だからではないでしょうか?

 

鍼灸や漢方は上記のような

確率論だけでは表せないようなことも

得意としています。

 

明治鍼灸国際大学の矢野忠先生や

東方医学会の理事であり医師の

上馬場先生などは鍼灸の良さは

「個別性にある」

というお話をよくされています。

 

どちらが正しい・間違っている

ではなく得意不得意の問題です。

鍼灸だけでなく

漢方にもガイドラインはないようですが

その理由は

同じように個別医療であるという特性上、

ガイドライン化が難しいから

かもしれません。

 

EBMでよく目にするRCTとは

ランダム化比較試験

のことですが

これも鍼灸や漢方の特性を考慮すると

「介入に関する記載が不十分なものが多い」

という問題もあるのです。

 

上記リンクには、

葛根湯の例がかかれていますが

どのような葛根湯だったのか?考えると

生薬なのか?エキス製剤なのか?

という問題もあります。

 

鍼灸では刺す鍼と擦るだけの鍼(シャム鍼)が

比較されますがはたしてその比較は十分なのか?

という問題も検討すべきと考えます。

 

西洋医学的な単一成分の薬のテストとは

少し状況が違うのです。

 

(3)それでもガイドラインは作成可能ではないか?

・・・ただそれでも鍼灸の研究も

漢方の研究も世界中で日々増え続けています。

 

そうしたデータは有効活用したほうがいいと

考えますし

ガイドラインの作成は可能ではないか?

とも思います。

 

Mindsが診療ガイドラインの

作成マニュアルを出しています。

 

これを読んでいると準備にも時間はかかるし

ボリュームも大きくなるはずです。

 

似たような業界ですと

理学療法協会の診療ガイドラインは

簡易阪である「ダイジェスト版」だけでも

400ページ以上のボリュームがあります。

人や予算もかけなくてはできないでしょう。

 

また上記(2)で上げたような

鍼灸の特徴から論文の選定や精査にも

時間がかかるのではないかと思われます。

 

必然的に個人では難しいのではないかと思いますし

学会や企業などの力を結集させなくては

作成は難しいのではないかと思います。

 

・・・

ただもしも、

「鍼灸の診療ガイドライン」

が作れたら素晴らしいことになると思います。

 

病院から鍼灸院への紹介も増えるでしょうし

国や自治体、医療政策に対しても

アピールできることになると思います。

 

鍼灸の業界が一丸となり取り組む価値は

十分にあるのではないでしょうか?

実現するかどうかはまた別ですが・・・。