月: 2016年12月

    「鍼灸、あん摩・マッサージ・指圧」は医業類似行為ではありません。 冊子を待合室におきました。

    NPO法人 全国鍼灸マッサージ協会が発行する

    冊子「鍼灸、あん摩・マッサージ・指圧」は

    医業類似行為ではありません。

     

    を待合室におきました。

    興味がある方はご覧になってみてください。

     

    ・・・

    この件については

    私も気になっていたので厚生労働省に確認しましたが

    色々な法解釈があるのだな、と感じました。

     

    鍼灸、マッサージ、それと柔道整復などの業界団体は

    いわゆる整体などの無資格施術との

    線引きをしたいためにこのような

    啓蒙運動をしているのだと思われます。

     

    詳細は冊子にかかれています。

    気になる方はどうぞ。

    脳梗塞・脳卒中などによる麻痺とその施術に関して。

    このページをご覧になっている方は

    麻痺・片麻痺でお困りになっている方が中心でしょうから

    脳出血や脳血管障害などに関しては

    すでに知っている知識だとは思いますが

    まとめて説明していきます。

     

     

    脳出血などにより麻痺がおこってしまうと

    様々なお困りごとが現れると思います。

    それらの麻痺に関する治療は

    病院の方で医師・理学療法士などと一緒に

    リハビリ・筋力トレーニングなど訓練を行い

    回復を目指していると思いますが

     

    弊所の施術は

    病院でやっているリハビリよりも画期的かつ

    早く回復するということではなく

    目的としては日常生活動作(ADL)向上の

    お手伝いをしたり

    麻痺によって生じた痛みの緩和などが中心となります。

    *補完代替的治療を目指します。

     

    ですので弊所は基本的に

    「今、病院でやっているリハビリが正しいか?」

    などのご質問にはお答えできませんし

    施術は病院で行っているリハビリと

    併用して行うのが望ましいといえます。

     

    施術目的や計画などは

    初回のカウンセリングでお話をよく聞かせてもらったうえで

    ご説明させていただきます。

     

    <脳血管障害とはなにか??>

    脳血管障害とは脳神経を養っている血管の障害により起こります。

    血管の狭窄、血管の破裂、血管の中で固まった血液が詰まる梗塞

    ・・・・

    原因は様々ですがこれらにより

    脳神経への血液供給が絶たれると

    脳血管障害が起こります。

     

    「脳梗塞」、「くも膜下出血」

    などというものがその代表例です。

     

    そして脳出血により損傷された部位により

    様々な部位に障害が出ます。

    一例をあげますと・・・

     

    脳出血(左側被殻と放射冠)

    → 障害名 右片麻痺

     

    というような感じです。

     

    <脳梗塞の分類に関して>

    脳梗塞は脳血管内において

    血液が凝固(何らかの原因で固まること)し

    詰まります(梗塞するのです)。

    ここでは脳梗塞の4つの分類をしていきます。

     

    (1)アテローム血栓性脳梗塞

    粥状動脈硬化が基盤で起こる脳梗塞です。

    血小板血栓が主体の梗塞で発祥の前段階として

    TIA(一過性脳虚血発作)を多く発病するといわれます。

     

    (2)心原性脳梗塞

    心房細動や陳旧性心筋梗塞、

    便膜疾患などの心疾患を背景に

    形成されるフィブリン血栓が主体の梗塞です。

    抗凝固両方が行われ

    ワーファリンなどが投与されることが

    多いです。

    いわゆる血液をサラサラにする薬です。

     

    (3)ラクナ梗塞

    近年日本人に増加しているタイプです。

    ラクナ梗塞は脳内の穿通動脈が

    高血圧性細小動脈病変(リポヒアリノーシスなど)により閉塞して生じます。

    ラクナという言葉はラテン語で『小さな空洞化』を意味します。

    このラクナ梗塞の原因として最も重要なのは、

    高血圧症であり、糖尿病も関与します。

     

    (4)その他

    その他の原因が関与し起こる脳梗塞です。

     

     

    <脳梗塞の背景>

    季節やその方が抱えている疾患にも関係します。

     

    たとえば・・・

    夏場は動脈硬化を基盤とした脳梗塞で

    アテローム血栓性脳梗塞とラクナ脳梗塞が

    多いといわれ

    冬場はインフルエンザや感冒による

    ラクナ脳梗塞が増えるといわれます。

     

    また糖尿病や通風などの代謝性疾患や

    高血圧症などの持病を抱えていると

    脳梗塞が発症しやすくなります。

     

    これらの持病や季節などの背景も

    考慮し施術計画を立てていきます。

     

    <中枢神経麻痺と末梢神経麻痺について>

    麻痺の大きな分類として

    ・ 末梢神経麻痺

    ・ 中枢神経麻痺

    があります。

     

    中枢神経とは脳と脊髄のことで、

    中枢神経から枝分かれした神経を末梢神経といいます。

     

    脳梗塞や脳出血により脳神経への血液供給が絶たれ

    担当する神経分野に影響が出た時にそれぞれ

    機能障害の名前がつきますが

    運動神経に障害が出た場合を「片麻痺」と呼びます。

     

    中枢神経麻痺における運動機能障害の特徴は

    痙性(けいせい)麻痺と呼ばれる

    末梢神経麻痺にはない独特な筋緊張を示すことです。

    この痙性麻痺は手や足に特に顕著にみられます。

     

    関節を曲げる筋肉に起こり

    屈筋痙性麻痺と呼ばれます。

     

    上肢で起こると

    手首や肘が屈曲したまま伸ばせなくなりますし

    下肢で起こると

    足首が内側に曲がる内反尖足が起こったり

    歩行では外側へ回しながら動く

    「ぶんまわし歩行」をするようになります。

     

    <脳梗塞による片麻痺への鍼灸施術>

    運動機能を改善させたり、関節拘縮予防のために

    痙性麻痺屈筋群への施術を行い

    緊張の緩和を図ります。

     

    ほかには体幹のバランスを考え

    痛みやマヒが出ていない部分に対し

    温めたりするなどのアプローチもできます。

    麻痺そのものもそうですが

    例えば麻痺によって生じた痛みの緩和など

    にも効果が期待できます。

     

    前述したように

    高血圧や糖尿・通風など内科的疾患を

    お持ちの方も多いために

    それらの症状も考慮し施術することで

    症状の改善やQOL(生活の質)向上のお役に立てます。

     

    お困りの方は一度ご相談ください。

    自律神経失調症と病院

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    弊所を訪れる方で、

    自律神経失調症の症状でお悩みの方は

     

    ・ 病院に行って精密検査を受けたが特に異常はなかった。

    ・ 病院で異常なし、といわれただけで

    特になにもしてもらえず不安。

    ・ 病院で薬を処方されたがあまりよくならない。

     

    ・・・というように病院で一度は診察を受けたが

    あまりよい結果を得られなかったということで

    相談に来る方も数多いです。

     

    また睡眠薬などをはじめとする

    お薬をあまり飲みたくないため

    鍼灸や整体などで何とかならないかと

    相談に来る方も数多くいらっしゃいます。

     

    ・・・自己判断で薬をやめたりするのも

    あまりいいこととはいえませんし

    本来は医師に相談しながら

    鍼灸などの施術も併用して行うのが良いのですが

    そのような不満を口にされる方は

    そもそも信頼関係を築けていない方も多いようです。

     

    病院によっては

    ・ カウンセリング

    ・ 漢方薬中心の処方

    ・ 女医さんによる診察

    などもしてくれます。

     

    ・・・が、自律神経失調症

    病気のカテゴリーとも少し違うため

    そのようなミスマッチが起こってしまうこともあるようです。

     

    適切な医療の受診機会を逃してしまうと

    結局はその患者さんにとってマイナスになることもあるため

    弊所では必要ならばしっかり医師の診察を受けること

    お勧めしています。

     

    病院に行くタイミングなどにもお答えできますので

    何かあればお気軽にご相談ください。