月: 2021年4月

    3回施術を受けてもお痛みが続く場合や改善がみられない場合は、病院への受診を。~田無北口鍼灸院からのオススメ。

    施術を受けると、症状が改善されることが期待できますが、まれに悪化してしまうこともあります。また全く症状が改善されない場合もあります。どんな場合にそのようなことが起こるのでしょうか?説明します。施術を受けているのに症状が悪化してしまう、全く改善しない場合の一例を以下に挙げます。

    ①お年寄りの場合

    ・ 加齢による骨粗しょう症が原因で、実は知らない間に骨折していた。

    ・ ぎっくり腰だと思い気や、手をついて転んだ際に圧迫骨折をしていた

    ・ 肩こりだと思ったら、内臓などほかの原因による痛みだった。

    ・・・など。

     

    ②女性の場合

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    ・ 背中の痛みだと思ったら、実はくしゃみをした際にろっ骨が折れていた。

    ・ 腰の痛みだと思っていたら、子宮の問題など婦人科疾患が原因だった。

    ・・・このようなことは実際に、まれにあるのです。もしも、田無北口鍼灸院の施術を3回受けてみて「全く改善された実感がしない」、「逆に痛みが強くなっている気がする・・・」ということがあれば、遠慮なく相談してください。一度病院への受診をお勧めいたします。こちらから紹介もできます。鍼灸院ではレントゲンなどが取れないため確認の意味でもそうしたほうが良い場合もあるのです。医学的には診断基準というものがあります。「病院は待つので、好きではない。」という方もいらっしゃると思いますがお身体のことを考えるとそうしたほうが良いこともあります。病院に行くタイミングについてなどもご相談に応じますので遠慮なくご相談ください。最良の方法を選択するためのお手伝いをさせてもらいます。

    寝違えやぎっくり腰などの応急処置方法と、早くよくする方法。

    寝違えやぎっくり腰は痛みが強くあせってしまう方が多いのですが我々施術者側からすれば実はとても治しやすい疾患です。応急処置の基本的な方法は冷やすこと・安静にすること・お酒を飲まないこと・入浴して温めないことです。以下

     

    寝違えやぎっくり腰になってしまったときに大切なこと

     

    (1)まずは冷やす

    まずは痛めた患部氷やアイスノンなどで冷やしてください。熱を持ってたら心地よく気持よく感じるはずです。冷シップも有効です。

     

    (2)安静にすること

    動いてしまうと痛みは増強します。冷やしたうえで安静にしましょう。また痛みが強ければ固定して痛みが出ないようにします。

     

    (3)お酒を飲まない

    痛みがある時お酒を飲むとかえって痛みが強くなります。血流が促進されるためです。やめておきましょう。

     

    (4)お風呂に入らない

    同じように温めると痛みが増してしまいます。身体に炎症反応があるうちは温めない方が良いでしょう。2.3日は安静が基本です。入浴は軽くシャワーぐらいにしておくと良いでしょう。

     

    ・・・上記の4つを守っていただければ比較的早く痛みが治まってきますが、痛みが強い場合はまずは病院や専門機関に行きみてもらった方が良いでしょう。ぎっくり腰や寝違えだと思ったら実は骨の病気だったというパターンもあるため自己判断は危険です。上記のような応急処置を行っても痛みが増悪している場合、痛みが強くて寝れない場合、心配な場合などは迷わず病院を受診しましょう。鍼治療も痛みを減らすサポートができますし、生活指導などもできますので困ったらご相談ください。

    「女性ホルモン」と鍼灸施術。

    女性ホルモンとは…
    女性ホルモンとは、卵巣でつくられる2つのホルモンの総称です。女性の一生を通じて肌や身体、心や脳にまで様々な影響を与える物質で、成長や新陳代謝、生理のサイクルや妊娠、出産に深く関係するものです。女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロジェステロン)があります。卵胞ホルモン(エストロゲン)は卵胞の成長を促し、妊娠までの準備に深くかかわります。黄体ホルモン(プロジェステロン)は、排卵直後から卵巣でつくられます。受精卵が子宮に到達したときに着床しやすいよう子宮内膜をやわらかくし、体温を上げる作用があります

    女性ホルモンが乱れるとどうなる?
    女性ホルモンが乱れると、月経トラブルや更年期障害、肌あれなど女性特有の悩みや自律神経失調症やメンタルにも影響が出ます。また、美容やダイエットにも大きく関わってきます。具体的には月経前症候群(PMS)、生理痛、生理不順、ほてり、息切れ、ニキビ、食欲異常、頭痛、眠気、不眠、倦怠感、イライラ、集中力低下、憂鬱など多岐にわたります。

    日常生活でできる!女性ホルモンの乱れ対策!

    ① 運動不足

    ②睡眠不足

    ③食生活の乱れ

    ④ストレス

    が原因の一つであるといえます。思い当たる節がある方は、まずこれらを解消しましょう。

    ① 運動不足

    体を動かす習慣を増やしましょう。例えば階段を使う、朝晩ストレッチをする、などから始めてもよいでしょう。身体を動かすことで血行が改善され、代謝が上がります。筋トレを頑張ってしたり無理をする必要はありません。できることから始めるのが肝要です。

    ② 睡眠不足

    早寝早起き、十分な睡眠時間を取りましょう。寝ている間にホルモンは分泌されます。また、夜更かしは心身共にストレスにつながります。

    ③ 食生活の乱れ

    栄養バランスを考えた食事をしましょう。特に野菜不足にならないように意識しましょう。また、過度なダイエットは避けましょう。十分な栄養素を取ることではじめて体の機能が正常に働き、ホルモンが正常に分泌されます。

    ④ ストレス

    日常生活で一日の中でリラックスできる時間を持つようにしましょう。ゆっくりお風呂につかる、気分転換できる事をする、意識的にほっと一息つける場所を設けるのもよいでしょう。ホルモンは脳の視床下部から分泌されます。視床下部はストレスが与えられると働きが低下してしまいます。さらに、喫煙・過度な飲酒はホルモンバランスの悪化となります。

    女性ホルモンを味方につけて、快適な毎日を

    アラサー・アラフォー世代になり、疲れやすくなり、疲れも取れなくなった・・・免疫が落ちている気がする・・・。加齢による影響は美容面にも現れます。美しさは、健康の土台があってこそ成り立ちます。ホルモンバランスは簡単に乱れます。日々の生活を見直し、改善し、笑顔で快適な生活が送りましょう。鍼灸施術もストレスや保ルマンバランスの安定に効果があります。そのような研究なども多数存在します。弊所では根拠がある施術を計画的に行います。一度ご相談ください。

    ご注意

    ご自身の不調やホルモンバランスの問題ではなく病気が原因の場合もあります。不安な場合は、自己判断せず一度婦人科に行きましょう。弊所は適切なタイミングで病院もご紹介します。どうすればよいか、わからない場合はお尋ねください。

     

    スポーツ選手とイップス(ゴルフ・野球など)・音楽家とジストニア、鍼灸治療に関して

    「イップス」や「ジストニア」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これらについて説明してまいります。イップスとは・・・例えばゴルファーがパターなどの繊細な動きができなくなったり野球選手のコントロールが定まらなくなったりする病気のことです。スポーツだけでなくピアニストが演奏できなくなったり歌を歌っている人が声が出なくなったり文章を書く人が腕が奮えたりすることでも症状が現れることがあります。イップスの正式名称(医学的に)は「職業的ジストニア」と呼ばれます。イップス(Yips)は「ひゃあ」「うわっ」などの思わずもれる声を意味します。もっとも有名なのはゴルフのスイングにおける運動障害で、これまでスムーズに行えていたことが、突然途中で止まってしまったり、時にはピクっと跳ねてしまったり(jerk)、ふるえたり(tremor)、と様々な症状が出現します。もちろん、ゴルフだけではなく、イップスは野球のピッチングやテニスのサービスなど、他のスポーツでも見られます。★1

    このイップスで悩んでいる方は多く大阪大学では、神経内科学と健康スポーツ科学講座が共同で研究や治療に取り組んでいます。一例としてゴルファーのイップスに関する疫学的調査の結果を、2016年に「スポーツにおける職業関連ジストニア(イップス)」(神経内科 2016; 85: 149-152)として報告しています。またトップアマチュアゴルファーにおけるイップスの疫学的背景を明らかにするために、関西ゴルフ連盟の協力を得てアンケートによる実態調査を行ったりもしています。イップスに関する自記式のアンケートを行い、212人から回答を得ています。(回収率100%)。調査時に筋骨格系のトラブルを抱えていた競技者は32%に上るという結果が出たとのことでした。回答者のほぼ全員がイップスに関する何らかの知識を持っており、36%がイップスの経験があると回答しました。海外からも、プロゴルファーの3-5割が経験しているとの報告もあります。

    ・ つっぱり感やこわばり感

    ・ 突然の筋肉の収縮

    ・ 筋肉のけいれん

    などが起こりパター使用時が最も多かったそうです。職業性ジストニアの主な特徴は以下です。

    ・ 同じ動作を繰り返す人が発症しやすい

    ・ 腕や指などが思うように動かせない

    ・ 特定の動きをする時だけ発症する

    ・ 日常生活動作では支障がない

    ・ 筋肉や骨には異常がない

    ・ 遺伝的な原因はない

    ・ 脳卒中やケガなどが原因ではない

    ・・・特効薬などがないために苦しむ人が多い症状の一つでもあります。

    東京女子医科大学病院もジストニアの治療や研究には力を入れています。約15年前より視床に凝固巣を作成することで症状が劇的に改善することを明らかにしました。手に発症する局所ジストニア(職業性ジストニア)の治療では、現在海外を含めてこの治療を行いうる施設は東京女子医科大学脳神経外科のみで、この分野では世界のリーダー的存在とのことです。手術による熱凝固や電気刺激、低侵襲なガンマナイフや集束超音波(現在準備中)など、あらゆる方法により、視床に凝固巣を作成するそうです。日本神経学会 ジストニアガイドライン2018によると

    ・ 抗コリン薬の投与

    ・ ボツリヌス治療(ボトックス注射)

    等が第一選択とされています。ただしなかなか治りづらく根治まで時間がかかることも多いようです。

    ・ 鍼治療

    ・ 理学療法 など

    も良いとされています。「鍼治療は血流改善や鎮痛のみでなく,筋緊張の調節を目的とする.筋緊張の抑制・促通ともに可能である」とされています。★2

    鍼灸は論文も様々なものが存在します。

    以下、症例報告です。

    左第5指の局所性ジストニアと診断されたクラリネット奏者1症例に対して、鍼治療をおこなった。症例は35歳の男性で、クラリネット奏者である。X-2年8月、クラリネットの練習中に左第5指の動きにくさに気づいた。左第5指の局所性ジストニアと診断されて内服薬にて治療を開始したが、症状は軽快しなかった。X年1月、鍼治療目的で関西医療大学附属診療所神経内科を紹介されて受診し、研究への同意を得て鍼治療を開始した。動作分析や表面筋電図評価、触診より、本症例の問題点は左第4虫様筋、左第4掌側骨間筋の筋活動低下、左短小指屈筋、左小指対立筋の過剰な筋活動、左尺側手根屈筋の筋活動低下の3点と判断した。鍼治療は週一回、両側上肢区に置鍼、左第4虫様筋、左第4掌側骨間筋、左小指球、左尺側手根屈筋に集毛鍼をおこなった。その結果、6回という少ない治療回数でクラリネット演奏時の症状に改善傾向を認めた。本症例の治療結果から、楽器演奏者の局所性ジストニアに対して、鍼治療が有効であることが示唆された。

    他にも小規模研究ですがジストニアに対して鍼灸治療が補助的に有効であることなどが示された以下のような論文もあります。

    頸部ジストニアの管理のための補助療法としての鍼治療

    鍼治療が頸部ジストニア患者に与える心理的問題に与える影響

    などの研究もあります。

    ジストニアと一口に言っても病態は様々ですが「保険診療のボツリヌス治療(ボトックス注射)よりも鍼灸治療の方が費用対効果も高い。」という声をいただくことも多いです。弊所は病院の治療方法など否定せずにしっかりお話を伺い必要な場合、漢方内科や神経内科なども紹介し併用しながらの通院を勧めています。まずはお気軽にご相談ください。改善までの見通しや費用のことなどをお伝えします。

     

    参考

    ★1 大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学講座

    ★2 臨床神経学 51巻7号(2011:7)ジストニアの病態と治療

    「どこに行ってもよくならない」・「何をしてもよくならない」方へ。毎月第3金曜日、田無で勉強会定期開催のお知らせ。

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    頭痛(片頭痛)・首や腰の痛み(しびれ・ヘルニア)・不安やパニック傾向・めまい等・・・

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    毎月開催 第3金曜日
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    申し込み電話:
    042-497-4130

    <内容>
    なぜあなたの症状はよくならないのか?

    正しい医療機関のかかり方や、東洋医学のお話、ケアモデルのお話・鍼灸のお話などをもとに解説し
    セルフケアの方法などもお伝えします。ご希望の方はお悩み解消個別相談にも応じます。

    *通常医療を否定したり、現在かかっている病院の治療方針を否定したり、減薬指導などしたりすることはありません。

    担当:
    白石健二郎
    (田無北口鍼灸院 院長)

    参加費:
    無料

    ●参加方法:
    直接お電話ください。
    042-497-4130(受付8時~21時)
    メール・LINEからも申し込み可能。
    裏面に記載します。

    ●参加された方が
    悩んでいたことの例

    病院では治らない・・・
    自律神経失調症(めまい・耳鳴り・
    動悸・首肩コリ・腰痛・微熱・
    疲れが取れない・胃腸の不調・
    うつパニック傾向・不眠症など)、
    偏頭痛、群発頭痛、ジストニア、
    胃腸障害(過敏性腸症候群)ほか・・・

    *市民講座です。
    参加者が10名以下の場合開催を中止し
    「YouTube動画」
    希望者には「小冊子」をお送りし、
    後日個別相談にも応じます。

    *「参加できないが小冊子や動画を見たい」方も、
    お気軽にご連絡ください。

    ◎良くならない身体のお悩み。
    理由があるかも?

    寝ても疲れが取れない。
    途中で起きてしまう。
    すぐお腹を壊す。胃が悪い。頭が痛い。
    微熱が続く。
    ひどく肩や首のコリを感じる。
    うつ傾向だ。パニック障害かも。
    動悸、めまい、耳鳴りに悩まされている。
    自律神経失調症かも。痺れがある。
    ヘルニアなどの持病に悩まされてる。

    ほか

    ・・・上記のようなことでお悩みの方は
    薬が効きづらいかもしれません。

    この講座ではその理由やセルフケア方法を
    お伝えします。

    現在通院中の医療機関の診断や
    治療を否定したり、薬の指導をするなどの
    行為は一切しておりません。
    ご理解の上、ご連絡ください。

    ◎お申込み方法、
    当日の流れ、ご注意

    お申込みはお電話か
    下記のメールかLINEよりお願いします。

    場所はコール田無等を予定していますが
    参加人数によって会場が変わるため
    お申し込み後にお伝え致します。

    *ご注意*

    お申込み人数が10名以下でセミナーが
    開催できない場合もセミナーと同じ様な内容の
    YouTube動画をご覧いただけます。

    希望者には小冊子を差し上げ、
    個別相談にも応じます。

    *当日の流れ*

    12:40 開場
    13:00 講義スタート
    14:00 講義終了

    ★ 終了後休憩をはさみ
    14:15~「個別相談」を行います。
    希望者の方のみ。
    後日別途個別相談を申し込む方も
    お申し出ください

    主催: 
    一社 交通事故治療相談室
    セミナー事務局

    担当:
    白石健二郎
    (田無北口鍼灸院 鍼灸師)

    電話: 
    042-497-4130(8時~21時)

    メール:
    shiraishi@jikotiryousoudan.com

    わからないことは、
    お気軽にお問い合わせください。

     

    ★弊所にいらしたことがない方が

    対象の勉強会です。

    弊所にいらしたことがある方はお気軽に

    直接ご相談ください。

    動画は以下からもご覧にいただけます。以下のようなケアモデルの話などをします。