タグ: 腰痛

    ランナーの方からの鍼灸等、治療相談が多いです。(マラソン、ハーフマラソン等)

    ここ最近、ランナーの方からの治療相談が多いです。

     

    東京マラソンが開催されて以降

    女性や様々な年代の

    ランナーが増加したといわれていますが

    それに伴い痛みや不調を訴える方も増えている

    ということでしょう。

     

    インターネットで検索すると

    ランナー専門の治療院などの情報も出てきます。

     

    *専門、と一口にいってもだれでも

    専門家を名乗れるのでどこまで信ぴょう性があるのかは

    謎ですが・・・・。

    専門性を知りたい場合は

    「選手やチームに帯同しているか?」など

    まずは実績を聞いたほうが良いかと思われます。

     

    ランナーの方が訴える痛みや不調は

    どんなものが多いのでしょうか?

    など、まとめていきたいと思います。

     

    <1>ランナーの方の特徴

    (1)体脂肪が少ない

    ランニングは有酸素運動で脂肪を燃焼させるため

    体脂肪が低くなります。

    そのためランナーの方は体脂肪が少なく

    やせ型の方が多いです。

     

    (2)オーバーユース(使いすぎ)による痛みや不調が多い

    病気やけがで痛みが出ているということではなく

    (ランニング中の足首捻挫というケースもありますが)

    むしろ使い過ぎによる痛みや不調が多いです。

    ケガや病気でないために筋緊張のバランスや

    生活習慣などを変えて改善させる必要があります。

     

    (3)かかとや足首、膝など下半身の不調が多い

    使い過ぎによる不調は腰から下半身に

    集中する傾向があります。

     

     

    <2>ランナーの方によく見られる症状

    ・ 膝の痛み(鵞足炎)

    筋肉のバランスの不調や使い過ぎにより

    膝に痛みが出ることがあります。

    鵞足炎と言って内側に痛みが出ることも多いです。

    ・ 踵の痛み(足底腱膜炎)

    負荷のかかり方により足底(かかと)に

    痛みが出ることも多いです。

    ・ 腰痛

    骨盤周辺や股関節のバランスの不調から

    腰痛を訴える方も多いです。

    ・ 坐骨神経痛

    お尻の筋肉(梨状筋)の緊張から由来する

    神経痛のほか、ヘルニアなどが原因で起こる

    神経痛もあるので注意が必要です。

     

    <3>施術とその目的

    ケガや病気でない痛み・不調というのは

    加重のバランス・筋肉の緊張のバランスを変えたり

    しながら調整していくことになります。

     

    具体的には3回から5回以下のような施術を行い、

    経過を観察していきます。

    必要な場合は病院を紹介し

    MRIなどの精密検査も勧めます。

     

    (1)問診・カウンセリング

    週にどのくらい走るのか?

    次の大会はいつなのか?

    いつまでにどの程度の回復を望むのか?

    など、ご本人の希望も含め細かくお話を伺っていきます。

     

    (2)状態把握・検査

    どの状態で痛みや不調が出るのか?

    筋肉の緊張やバランスはどうなっているのか?

    朝と夜だとどちらが不快か?

    など、お身体を実際に動かしながら状態を把握していきます。

    (3)施術(鍼灸、ストレッチなど)

    どの部分に施術を行えば効果的か見極め

    はり灸などの施術を行っていきます。

    体に生じている痛みや不調を取りのぞきたい

    というだけでなく

    定期的に体のメンテナンスを行い

    レースや大会に向けて調整したいという方も多いです。

    (1,2週間に一度の調整を行うことが多いです。)

     

    お困りの方は一度ご相談ください。

    冷房(クーラー・エアコン)と痛みの関係について

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    ここ最近、

    急に痛みが強くなってしまい、つらい

    というご相談が多いです。

    ひどい方は歩行も困難になってしまうそうです。

     

    ・・・なぜ急にそのような相談が増えたのか

    お聞きしておりますと

    「冷房」(クーラー・エアコン)で冷えたことが原因で

    痛みが強くなってしまう方が多いため

    本日はそのことや対策についてまとめていきます。

     

    症例

    腰から足にかけての痛みが強くなってしまい

    動けなくなってしまった方

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    以前より腰痛や坐骨神経症状

    (足からお尻にかけての痛みやしびれ)

    などはあったが汗をかいた後

    腰周辺が冷えてしまい、朝起きたら急に痛みが強くなった。

    歩行も困難になる。

     

    痛みが強かったため病院で診察を受けるものの

    特に異常はない。そのため弊所に相談。

     

    弊所で症状をチェックし痛みの部位や

    冷えている部位をお灸を使って温めたところ改善。

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    3回の施術でかなり改善。

    多少痛みが残るものの歩行も無難に行えるように改善。

     

    ・・・過去の古傷や元々痛かった部位などは

    冷えると痛みがとても強くなることがあります。

     

    夏場の暑い時期でも、汗をかいた場所を

    冷房で冷やしてしまい

    このような症状が出てしまうことは意外に多く起こるのです。

    *首が悪い方などは手や肩に痺れが出たります。

    腰が悪い方はお尻や足に痺れや痛みが出ることもあります。

     

    対策

    温めたり、血流を促進させることで

    症状を改善させることが多いです。

    汗を拭きとり、痛い部分を温めてみましょう。

     

    *症状が悪化した場合や不快な場合はすぐに中止し

    専門家の相談を仰ぐようにしてください。

     

    お困りの際は一度ご相談ください。

    寝違え・ぎっくり腰・ギックリ背中(肋堆関節捻挫)の施術方針について。

    朝起きたら、モノを取ろうとしたら・・・

    急に背中や腰、頚が痛くなったというご相談は多いです。

     

    本日はそれらの疾患について

    田無北口鍼灸整骨院ではどのように施術を行っていくか??

    まとめていきます。

     

    (1)朝起きたら、急に首が痛くなった

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    寝違え・寝違いと呼ばれることが多いです。

    頸部の筋肉や、靭帯、関節などを

    寝ている間に負傷してしまった可能性が高いです。

     

    原因としては

    疲れやストレス、枕が合わない、など様々ですが

    生活習慣や体質により「癖」になってしまっている方も

    数多くいらっしゃいます。

    (大リーグ、ダルビッシュ有投手の寝違え癖は有名です。)

     

    弊所での施術方針は

    患部をいきなり揉む・伸ばすなどの施術は行わず

    まずは症状を落ち着かせるためのアイシング・電気治療などを

    行っていきます。

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    その上で患部の負担を和らげるため

    周辺の筋肉をほぐしたり、吸い玉・鍼灸などの施術、

    テーピングや固定など処置を行います。

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    あまりに痛みがひどい場合は頸部を装具で固定することもあります。

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    またその場で痛みを取ろうとするとかえって悪化することもあるため

    無理に痛みを取ることはしません。

    アイシングなどの処置を行えば

    ほとんどの場合で痛みが軽減しますが

    痛みが強く不安な場合は病院に行き、

    痛み止めの処方やブロック注射などの処置をしてもらうと良いでしょう。

     

    また

    ・ 2,3日経過しても全く痛みが取れない場合や

    ・ どんどん悪化している場合

     

    には迷わず病院を受診することをオススメしています。

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    たかが寝違いと思っても頚椎ヘルニアなど

    別の疾患が隠れていいることがあるため注意が必要です。

     

    (2)モノを取ろうとして、急に背中に痛みが走った

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    モノを取ろうとしたなどの、ちょっとした動きで

    急に背中などが痛くなったという方がいらっしゃいます。

     

    また

    ・ くしゃみをしたら・・・

    ・ しゃがもうとしたときの動きで・・・

    ・ 朝起きたら急に・・・

    など原因は様々ですが、

    背中が痛くなったという相談も多いです。

     

    原因としてもっとも多いのは

    肋骨(あばら骨)と椎骨(背骨)をつないでいる関節

    肋椎関節を痛めていることになります。

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    まずはアイシングや電気療法など

    症状を抑える施術を中心に行い、患部の負担を減らすための

    周辺マッサージや、吸玉療法・鍼灸なども行います。

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    動きを制限すると楽になることが多いため

    肋骨周辺をテーピングやベルトで固定することも多いです。

     

    またこちらもほとんどの場合

    施術後2,3日で快方に向かいますが

     

    ・ くしゃみや咳をした際に肋骨にひびが入っていた(骨折)

    ・ 実は肺に穴が開いていた(気胸)

    * やせ形の喫煙者・男性に多く見られます。

     

    というケースも存在するため

    2,3日様子を見てもよくならない場合や

    少しでも不安な場合は病院を受診することをオススメしています。

     

    (3)立ち上がろうとした際に急に腰が痛くなった。

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    寝起きの際、立ち上がろうとした際、重い荷物を持った際・・・

     

    原因は様々ですが

    急に腰が痛くなってしまい、ひどい場合には

    動けなくなることもあるのでます。

     

    これらは、通称「ぎっくり腰」と言われ

    腰椎の椎間関節(背骨の関節)、腰周辺の筋肉や靭帯、

    骨盤の関節(仙腸関節)などを痛めていることが多いです。

     

    これらもまずは症状を抑えるために

    患部のアイシングや電気治療を行い症状を和らげていきます。

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    *痛い場所を無理にもんだり、動かしたりすると

    かえって逆効果になります。

     

    また痛みが強く、立ち上がれないような場合には

    仙腸関節という骨盤の関節を痛めていることが多いです。

     

    ここは身体の中心に存在するため

    この部分を強く痛めてしまうと

    痛みが長引いてしまい、また起き上がるのにも苦労するという

    状態になってしまいます。

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    テーピングやベルトなどで固定し動きを制限すると

    少し楽になりますがあまり痛みが強い場合や不安な場合には

    病院を受診するといいでしょう。

     

    痛みが強く寝れない場合などは

    膝関節を曲げる姿勢で寝ると腰への負担が減るので

    寝る姿勢にも注意するといいでしょう。

     

    (4)まとめ・生活指導

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    弊所では炎症を伴う痛みがある場合

    その部分を揉んだり伸ばしたりはせず

    まずは症状を抑えることを目的に施術を行います。

     

    また、その後の生活の仕方も

    とても大切です。

    痛みがあるときにお酒を飲んだり運動をしたりすると

    症状が悪化してしまいます。

    必ず安静に生活しましょう。

     

    また、各項目でも軽く紹介しましたが

    寝違えやぎっくり腰と一口に言っても

    様々な疾患が隠れていることもあります。

     

    少しでも不安な場合や、症状が改善しない場合には

    必ず病院を受診し、原因を調べるとよいでしょう。

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    ★料金についてはこちらから、、、

    マッサージや鍼灸、各種調整の施術を受け、楽になるはずが「逆に動けなくなってしまうこと」がまれにあります。

    施術を受けた際に、

    「逆に痛みが強くなってしまい、動けなくなってしまう」ということがまれにあります。

    どのような際にそのようなことが起こるのか解説していきます。

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    そのようなことが起こるのは、腰痛症とくにぎっくり腰と言われるような

    急に、腰に痛みがでた場合に起こることが多いです。

     

    通常、ぎっくり腰の際でも整体や鍼灸(はり)・マッサージなどの施術を受けると

    楽になるものですが、まれに激痛で起き上がれなくなってしまうことがあるのです。

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    なぜそのようなことが起こるのか解説します。

     

    ・・・それは痛めていた場所を、身体が緊張状態になり

    かばっていたところ、調整、マッサージ・鍼などでリラックスさせることで

    緊張がゆるみ、痛めていた場所の負担を一気に感じるため、痛みが増幅し激痛に感じる

    というケースが非常に多いのです。

     

    特に仙腸関節と呼ばれる骨盤周辺の関節を痛めていた場合など

    このように起き上がれなくなってしまうことが多いのです。

     

    このケースに遭遇すると、患者さんも施術者もパニックになってしまうことがありますが

    実は最初から痛みがあった部分が表面に出てきただけにすぎません。

     

    そんなに慌てる必要もないのですし、痛みが出ている部分を冷やしたり固定すれば

    多少楽になるのですが、施術者が慌ててしまうと

    そのような対処もできないのです。

    (田無北口鍼灸整骨院では、もちろん慌てずに対処していきます。)

     

    それよりも、

    「ぎっくり腰だと思ったら実は肋骨など骨折していた場合」の方が

    しっかりと対処しなければならないことも多いです。

    この場合だと施術直後から、その日の夜に痛みが増幅することが多いのです。

     

    痛みが増してしまうケースや

    全く改善がみられない場合などは腰痛だと思っていても実は

    違う場合もあるので注意が必要です。

    もしもそのようなケースがあればすぐにご相談ください。