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    神経症・自律神経失調症・「口の中の違和感(むずむず)」田無北口鍼灸院の施術・20代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。弊所は自律神経の問題で悩む方が多く来所されます。病院で医師から言われたりインターネットなどで調べて自分の症状が「自律神経失調症」に当てはまると心配されて相談に来る方も数多くいらっしゃいます。10代、20代の若者も多く来所されています。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    田村太郎さま(仮名)

    年齢

    21歳(施術当時)

    主な訴え 

    自律神経失調症

    口の中の違和感(ムズムズ)

    首肩のコリ、精神的不安の波。心療内科や脳神経外科に行ったが特に異常なし。「自律神経の問題では?」と医師からいわれた。どうしていいかわからない。(ご本人談)

     

    施術開始時期

    平成29年04月01日

    改善時期

    平成29年05月25日

    (週に1度程度。全9回の施術。)

    経過・状況など

    学生。高校生の頃から「口の中のむずむず感・違和感」が気になっていて今までにもいろんな病院で検査をしているが特に異常なし。3月末の多忙な時期に体調を壊してからふたたび頚のコリや腰の痛み「口の中のむずむず感」が気になるようになり弊所に相談に来る。これまでに病院でCTなどの検査もしているが特に異常なし。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    気がついたら口の中の感覚をあまり思い当たらない。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    じっくりお話を伺ったうえで筋肉の緊張など確認。首から肩にかけての緊張が強い。性格は几帳面であり神経質。口の中の違和感は医学的な異常がないなら「気にしすぎ」の可能性があると説明。違和感を取り除く努力をするのではなく(症状にとらわれることではなく)「気にならないようになること」も一つのゴールにしてはどうかと提案。受け入れてもらう。施術は違和感を取り除くための施術もするが基本的にはリラックスさせる施術を行うと説明した。弊所では神経症状の改善実績が多数あるため安心してもらった。症状が強いため9回程度通院してもらう。

     

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年04月01日

    頚周辺はじめ全体の緊張を取る目的で

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉療法

    など行った。吸玉療法は緊張を緩める効果もある。また東洋医学的なバランスも考え手にお灸を行った。

     

    第二回 平成29年04月08日

    第三回 平成29年04月15日

    第四回 平成29年04月22日

    コリ症状の改善はみられるがムズムズ感はあまりよくわからない。歯の痛みも出てきたので歯医者に行ったが異常なしといわれた。

     

    第五回 平成29年04月30日

    改善傾向。あまり気にならなる時間が出てきた。

     

    第六回 平成29年05月07日

    改善傾向。明るい話題が増えてきた。

     

    第七回 平成29年05月14日

    第八回 平成29年05月20日

    第九回 平成29年05月25日

    順調。違和感がさほど気にならなくなってきた。後はメンテナンスに努めてもらう。調子が悪いときは早目に申し出てもらう。

     

    (4)総括

    意外と思われるかもしれませんが弊所では「口の中の違和感」(むずむず)「つばが飲み込めない」など相談は多いです。またそのような相談をされる方は病院等ですでに検査を受けていて医学的な異常がないことも多いのです。違和感を完全に取り除こうとするよりも気にならなくなるようにする事を目標にしてもらうことが多いです。(また、同時にかかりつけ医の重要性や上手に病院を頼れる方法などもお伝えしています。)鍼灸が直接ムズムズ感を和らげる効果があるということではありません。あくまで間接効果ですが、簡単にいうとリラックスすることによって気にならなくなる。というイメージです。良い結果が出る方も多いです。何かお困りごとがあればいつでもご相談ください。

    ご本人に書いてもらった施術感想も書き起こして載せておきます。

    Q1、施術前つらいと感じていたことを教えてください。

    口の中のむずむずする不快感と首のこり、精神的なゆらぎです。(不安定)

     

    Q2,施術後どうなりましたか?

    口の中のむずむず感は大分気にならなくなってきました。精神的なゆらぎも落ち着く用になってきました。

     

    Q3,施術を受けるまでに不安なことはありましたか?

    鍼治療ということで不安はありましたが思っていたよりも痛くありませんでした。

     

    Q4,改善してほしいところがあれば、お願いいたします。

    特にないです。

    「期待していたものと違う」というミスマッチを防ぐために、まずは無料でしっかりお話伺い弊所で対応可能かどうかのご説明をします。「できること・できないこと」などについてもお話します。

    弊所で施術を行っていますと様々なお問い合わせをいただくことがあります。その中には不安を抱える方の問い合わせも多いです。「本当によくなるのか不安」、「鍼灸をやったことないので不安」、「鍼灸院でいいのか?病院に行くべきか?」、「今までよそで治療を受けたが良くならなかったから不安」

     

    ・・・弊所ではまずはお話を無料で伺い弊所で対応可能かどうかのお話からさせていただきます。必要ならば無料で施術体験もしていただきます。

     

    こちらとしても期待されていたものと違うものを提供してお金をいただくのは本意ではありません。まずはお話伺い説明させていただきます。また代替医療全般に言えることですが様々なやり方があり最終的には合う合わないというところも大きいです。一例をあげますと同じ鍼灸でもよそのやり方と違うと思われる方もいるでしょう。例えるならばラーメン屋さんだと思って入ったらうどん(のような料理)が出てきて期待外れになってしまうこともあるかもしれません。そのため弊所では事前にできること・できないこと(やっていること・やっていないこと)の説明もさせていただきます。

    <できること>

    事前カウンセリング:どんなことでお困りかしっかりお話伺い弊所で対応できない場合は医療機関等も紹介。鍼灸それに付随したストレッチなどの調整・吸玉療法など

    トータルバランスケア:様々な手技を行っていきます。一つだけの方法ではありません。痛いところだけを施術するのではなく身体全体をよくするための施術、全体の緊張緩和・バランス調整を目的とします。

     

    <できないこと>

    辛い部分だけを揉んでほしい、鍼でとにかく強い刺激を入れてほしい:強刺激の施術は行わないことが多いです。

    クイックマッサージのような手技:時間内で肩だけ揉んでほしい・肩だけに鍼をさしてほしいなどのオーダーには応じておりません

     

    ・・・・無料施術体験も行っていますので遠慮なくお声掛けください。いずれにせよ納得したうえで施術を受けてもらった方が良い結果が出やすいと思います。よろしくお願いします。

    産後の自律神経失調症、耳鳴りと肩こりに関して。田無北口鍼灸院の施術・30代女性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。産後から気になりだした肩こり症状が鍼灸などを集中的に行うことで大きく改善しました。詳しくは以下

    お名前 

    鈴木鈴代さま(仮名)

    年齢

    31歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり、肩甲骨周辺の痛み・こり

     

    産後から特に気になる子供を抱っこしているとジンジンと肩が痛む。右手がしびれる気がする。(ご本人談)

     

    施術開始時期

    平成27年4月21日

     

    改善時期

    平成27年5月19日(週に1度程度。全4回までの施術。)

     

    経過・状況など

    お子さん2人育てている。1人目は2歳、男の子2人目は3か月、女の子。一番気になるのは頸・肩こり症状ではあるが産後から症状が強くなっている気がする。不安感や耳鳴りもある。耳鼻科に行き検査したが異常なし。自律神経失調症では?と言われた。過去にパニック障害で悩んでいた。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    元々肩こりを強く感じていて鍼灸院にも通っていたことがある。3か月前に2人目を出産しまた抱っこなどもする機会が増えたことなどが原因かもしれない。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    子育てによる疲労の蓄積、睡眠不足が原因だが背中・肩甲骨に緊張が集中しやすい癖がある。産後なので骨盤のバランスなども考えながら施術を行う。まずは5回程度施術を受け自律神経の安定と緊張緩和を目指す。睡眠の質も高めるようにする。耳鼻科で異常なしの診断が出ているが何かあればすぐに病院にも相談するよう説明した。

     

    (3)経過・施術など

    第一回 平成27年4月21日

    まずは全身の状態把握。筋肉の緊張や股関節の状態を確認。骨盤周辺の筋肉のバランスや動きを確認。

     

    緊張緩和目的で

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉療法も取り入れる

     

    骨盤のバランスを整える目的で

    (骨盤調整)

    ・ 関節運動

    ・ ストレッチ

    など行った。

     

    第二回 平成27年4月28日

    前回の施術後はよく眠れた。元々鍼灸などの施術を受けた経験があり刺激をよく受け入れてくださっている。肩の状態はまだ多少気になる。引き続き鍼灸や関節運動を行う。

     

    第三回 平成27年5月8日

    肩の状態もあまり気にならなくなった。経過良好。引き続き骨盤周辺のストレッチや関節運動(骨盤調整)鍼灸など行った。

     

    第四回 平成27年5月19日

    順調に改善。肩こり症状はほとんど気にならない。股関節周辺の硬さが見られたため骨盤調整だけもう一度行うとよい旨を伝えた。あとはご自身でのセルフケアを行い弊所でも月に1,2回程度のメンテナンスを勧めた。

     

    (4)総括

    お子さんがいらっしゃり多忙で症状が強い方でしたが鍼灸に対してとても理解がある方でしたので信頼関係が比較的容易に築けすぐに改善につながりました。現在は定期メンテナンスで月に1,2回施術を受けていますが未病治療を行っているために症状がほとんど悪化しません。弊所で施術を受けて良くなった良い例といえます。お大事にどうぞ。

    バウンサーも置いてあります。お子様連れで施術受けられます。

    生活保護を受けている方への鍼灸施術はなぜ適しているか??

    生活保護を受けている方への鍼灸施術がなぜ適しているか書いていきます。助成券での対応も可能です。お困りの方は相談してください。また精神疾患などによりマル障の医療証をお持ちの方も自己負担ゼロ円で鍼灸施術を受けらる可能性があります。事前にご相談ください。

    (1)薬以外の選択肢。

    生活保護を受けている方の中には精神疾患や持病などがあり働けない方などがいます。精神疾患ならたとえばうつ病など。そのほか血圧の問題を生じる病気などがあればすでにたくさんの薬を飲んでいるため首肩が凝る症状、痛み症状、自律神経症状などがでたとしても

    「これ以上薬は飲みたくない」

    と考える方は多いです。そんな時、鍼灸という方法は一つの選択肢になるはずです。

    首が痛い・肩が痛い(頚腕症候群・五十肩)腰が痛い(腰痛症)になってしまった場合も選択肢の一つとしてお考え下さい。

    (2)様々な疾患に対応可能

    朝の手のこわばりが強くリウマチが疑われる方や血圧の問題から生じる不調など様々な問題に対応できます。まずはご相談ください。複数の病気を抱えて散るような場合も「どんな薬を飲んでいるか?」含めてしっかりお話を伺い施術方針を立てます。

    (3)出張にも対応可能

    持病があり出歩けない方なども数多くいらっしゃると思いますが弊所では出張施術にも対応しております。定期的に施術を行うことで改善が見込める場合も多いです。一度ご相談ください。

     

    椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などのしびれや痛みでお悩みの方へ 

    <椎間板ヘルニアとは・・・?>

    椎間板ヘルニアは、頸部、胸部、腰部、いずれにも起こりますがもっとも多いのは腰部で特に第4、第5腰椎間と第5、第1仙椎間です。椎間板は、髄核とそれを包む繊維輪からなりますが椎体同士の間にあり、水分を多く含んだゼリー状の髄核とそれを取り囲む丈夫な線維輪とから構成され、いわばクッションの働きをしています。
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    腰椎では上体からの重さに耐えうるべく椎間板の質量、大きさ、ともに頸椎や胸椎に比べて大きい特徴があります。椎間板は20歳を過ぎるころから、しだいに髄核の水分が失われるため不安定性が生じ線維輪にも亀裂が生じるようになります。髄核や線維輪の一部が脊柱管内や椎間孔へ膨隆・脱出し、馬尾や神経根を圧迫することが「椎間板ヘルニア」と呼ばれます。加齢に基づく椎間板の変性を背景にして様々な程度の外力が加わると発症します。重いものを持つ、身体をひねる、など繰り返しの動作から生じることが多いです。椎間板の脱出突出は、力学的に最も弱い後側方に多いです。
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    突出によって後縦靭帯や繊維輪の外層が圧迫されると腰痛や頸部痛を生じ、神経根が圧迫されると坐骨神経痛や手足のしびれを生じることになります。

    <脊柱管狭窄症とは・・・?>

    腰椎内部の神経通路である脊柱管が狭くなり、神経組織が圧迫されて症状が出る病気です。特徴的な症状は「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。間欠性跛行とは、歩き始めは症状が強いわけではないのだが、しばらく歩くと脚が痛くなったり、しびれたり、こわばったりして歩くことができなくなる状態を指します。しゃがんだり座ったりすると症状はすぐになくなり、また歩いたり立ったりできるのが特徴です。これは立つことで構造上、脊柱管がいっそう狭くなり神経を圧迫するためで、体が前かがみになると脊柱管が少し広くなり、圧迫が解けるためでその動きで症状はなくなります。
    病状が進むと、連続歩行距離や時間が短くなっていきます。重症の場合は50mも歩かないうちに症状が強くなり歩けなくなったり、少し立つだけでも症状が出たりします。徐々に下腿の筋肉が萎縮し、永続的な歩行障害が起きることもあるので注意が必要です。

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    <症状が強い場合まずは、一度精密検査することをオススメします>

    症状が強い場合は、(両足に痺れが出てしまっている。強いしびれや痛みがある。など)一度病院でMRI検査等を受け現在の状態がどうなっているのか?確認することをオススメします。場合によっては手術を勧められることもあると思いますが、良く医師に相談し検討することがいいと思います。

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    <鍼灸等で改善する例も。手術しなくてもよいなら。>

    手術しても100%良くなるわけではないですしほとんどの方が「手術しなくてもよいなら、なるべく手術したくない・・・」と考えているのではないでしょうか??(保存療法と言います)

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    田無北口鍼灸院では、症状を緩和させオペを回避できた症例を沢山持っておりますがケースバイケースです。まずは一度お気軽にご相談ください。今通院している病院の治療方針も否定することはありません。ほとんどの場合で併用可能です。まずはお問い合わせください。

    低周波鍼通電療法(パルス療法)に関して。自律神経症状・急性腰痛症状などある方に施術を行います。

    田無北口鍼灸院では鍼治療に電気(低周波)を流し施術を行うことがあります。どのような鍼治療方法でどのような効果があるのか?まとめていきたいと思います。

    (1)鍼通電療法とは??周波数・時間

    鍼通電療法とは上写真のように鍼を刺した状態で低周波通電を行い筋肉を収縮させていく治療法です。田無北口鍼灸院でも良く行います。周波数はおおむね以下のようになります。低頻度1~10Hz=単収縮  高頻度30~100Hz=強縮

    通電時間は15分が妥当な時間だといわれています。

    オピオイドを経由する痛覚閾値の上昇を期待する場合は(脳から痛みを和らげる物質を出そうとする場合)20分が妥当だといわれています。骨格筋内の循環促進を目的とするならば5分でも効果があるといわれています。

    (2)低周波鍼通電療法の効果

    ・ 鎮痛効果

    ・ 末梢循環の促進効果

    ・ 自律神経反応を介した正常化

    ・ 筋緊張の改善

    などの効果があります。

    (3)低周波鍼通電療法はどんな場合に有効か??

    鍼通電を用いなくても鍼の刺激により鎮痛効果など上記の効果が得られることがわかっていますが低周波を用いて通電するととくに「痛覚閾値の上昇」(鎮痛)効果が高いとされています。*医道の日本社「中高齢者の鍼灸療法」より

    また「一定の刺激を与えられる」ことから刺激管理がしやすいというメリットもあります。*医道の日本社「鍼通電療法テクニック」より

    田無北口鍼灸院では

    ・ 筋緊張の改善

    ・ 疼痛の改善

    はもちろんですが

    ・ 自律神経の安定

    を目的に鍼通電施術を行うことも多いです。症状で言いますと以下のようなものでしょうか。

    ・ ぎっくり腰(急性腰痛)

    ・ 寝違え

    → アイシングも併用します。

    ・ 緊張性頭痛

    ・ 腰痛症

    ・ 肩コリ

    ・ 坐骨神経痛・しびれ

    ・ 腰椎ヘルニア

    ・ 頚椎症

    ・ 頸椎ヘルニア

    ・ 自律神経失調症

    ・ パニック障害

    ・ コリ症状全般

    ・ 痛み症状全般

    ・ 痺れ症状全般

    ・ 自律神経症状全般

    ・・・などなど。

     

    どんなことに効果があるのか?など詳しく知りたい方はご質問ください。また慢性的な腰痛に低周波療法(TENZ)のみをおこなってもあまり効果がなかったという研究論文もあります。鍼通電療法とは少し違いますし腰痛の種類も様々ですがあまり効果がないものもあることは事実ですので事前によくお話させていただきます。わからないことがある方はご質問ください。

    寝違えやぎっくり腰などの応急処置方法と、早くよくする方法。

    寝違えやぎっくり腰は痛みが強くあせってしまう方が多いのですが我々施術者側からすれば実はとても治しやすい疾患です。応急処置の基本的な方法は冷やすこと・安静にすること・お酒を飲まないこと・入浴して温めないことです。以下

     

    寝違えやぎっくり腰になってしまったときに大切なこと

     

    (1)まずは冷やす

    まずは痛めた患部氷やアイスノンなどで冷やしてください。熱を持ってたら心地よく気持よく感じるはずです。冷シップも有効です。

     

    (2)安静にすること

    動いてしまうと痛みは増強します。冷やしたうえで安静にしましょう。また痛みが強ければ固定して痛みが出ないようにします。

     

    (3)お酒を飲まない

    痛みがある時お酒を飲むとかえって痛みが強くなります。血流が促進されるためです。やめておきましょう。

     

    (4)お風呂に入らない

    同じように温めると痛みが増してしまいます。身体に炎症反応があるうちは温めない方が良いでしょう。2.3日は安静が基本です。入浴は軽くシャワーぐらいにしておくと良いでしょう。

     

    ・・・上記の4つを守っていただければ比較的早く痛みが治まってきますが、痛みが強い場合はまずは病院や専門機関に行きみてもらった方が良いでしょう。ぎっくり腰や寝違えだと思ったら実は骨の病気だったというパターンもあるため自己判断は危険です。上記のような応急処置を行っても痛みが増悪している場合、痛みが強くて寝れない場合、心配な場合などは迷わず病院を受診しましょう。鍼治療も痛みを減らすサポートができますし、生活指導などもできますので困ったらご相談ください。

    お灸ってどんな疾患に効果があるのですか??何で効くのですか?「感染症に対する補助的な灸療法」論文の紹介

    弊所で施術、
    および治療相談活動を
    行っておりますと
    上記タイトルのような
    質問を受けることがあります。

     

    「何に効くんですか?」

    という質問ですが

    「何にでも効きますよ」

    と答えたくなってしまうほど
    幅広い疾患に対応可能です。
    本当に治療効果は高いのです。
    ・・・しかしながら

    それではあまり
    答えになっていないので

    「なぜ効くのか?」

    と合わせて
    書いてまいります。

    (1)「お灸はなぜ効くのか?」

    もともとお灸というのは
    艾(もぐさ)で
    体をやけどさせるために
    行っていました。
    いまでも
    「やけどさせるお灸」
    は残っていますが
    やけどを嫌がる人も多いため
    隔物灸といって
    台座や薬品(紫雲膏など)・
    ショウガなどを間に挟み

    やけどをさせないお灸が
    主流になっています。

    *弊所でもやけどを
    させないお灸を行います。

    私が出た東洋鍼灸専門学校
    (歴史のある鍼灸学校です)
    の先生は結構スパルタで

    「本来のお灸を教える」

    ということで
    私も学生時代は体に
    沢山やけどの痕を作りました。

     

    本来のお灸のメカニズムは

    身体に小さなやけど・水泡を作る

    身体がやけどを治そうとするので
    生体防御機構・免疫機能活性化

    自然治癒力が高まる

    といったことから
    回復力が上がるのです。

    ですので
    やけどをさせるのが本来のお灸、
    というのはごもっともなのですが
    そうでなくても(やけどさせなくても)
    お灸に効果はあります。

    やけどさせないお灸とは
    上の写真の台座灸
    (せんねん灸などが有名です)
    や紫雲膏という漢方薬を
    台座にしたお灸などのことです。

    これらはやけどを作る作用とは
    また別の効果があるのです。

    灸で熱せられた部分の
    血流がよくなり
    滞っていた痛みの物質や老廃物が
    洗い流されるのです。

    それだけでもコリや緊張を
    取ったりできるので
    効果は非常に高いのです。

    (2)お灸はどんな疾患に
    効果があるのか?

    上記のような作用から
    様々な疾患に効果があります。

    痛み・痺れ系

    坐骨神経痛、腰痛、
    四十肩・五十肩
    腰椎椎間板ヘルニアなど

    体質改善系

    冷え性、お腹が弱い、すぐ下痢する
    胃が痛い、むくみが気になる、美容目的など

    自律神経の不調系

    疲れが取れない、良く寝れない、
    頭が痛い、いらいらしてしまうなど

    その他いろいろな疾患に効果があるので
    お問い合わせください。

    (3)結核に対する
    補助的な灸療法、論文

    こちらはやけどさせるタイプ
    のお灸(透熱灸)の話です。
    結核やHIVの感染症患者に対して
    お灸が有効だった、という
    モクサアフリカの論文
    をご紹介しておきます。

    大まかな内容は以下、
    日本語でもご覧になれます。
    ・灸療法を行った群は、
    結核薬療法(DOTS)のみを行った群よりも
    早く薬物療法に反応を示した

     

    ・ HIV と同時感染している
    場合も含め、灸療法の効果は、
    感染力の低下および
    薬物療法への取り組みの
    積極性の両面に対して実証された。

    ・・・免疫力をあげる
    というととてもあやふやな
    言葉になってしまいますが
    お灸には上記のような
    自身の体を強くし
    薬の効きを良くする効果
    が実証されています。

     

    ・・・ただ
    注意していただきたいのは
    現在流行中のコロナウィルスは
    結核やHIVともまた違い

    未知の部分が多いこと、

    それからあくまでお灸は
    「補助的」であり
    これをしていれば絶対大丈夫、
    感染症にかからない、
    というものではないことは
    ご理解いただきたいのですが

    それでも灸療法は
    自身の体を強くする手段

    であることがうかがえます。

    田無北口鍼灸院では
    2020/04/01現在、
    コロナウィルス対策も行ったうえで
    通常営業をしております。
    詳細は直接ご質問ください。

    「扁鵲、六不治の病」の話。より。こんな人は治らない。当院のキャンセルポリシーなどについて。

    ・・・

    扁鵲は中国の春秋戦国時代

    (紀元前8~紀元前3世紀)

    に生きたとされる名医で

    様々な伝説が残されています。

     

    現在も行われている「脈診」

    (脈状から病状を診察する方法)

    の創始者ともいわれています。

     

    扁鵲には様々なエピソードがありますが

    現代にも通じるようなものがあり

    その中でも私が好きなお話を1つ

    紹介させていただきます。

     

    史記「扁鵲倉公列傳」より

    徐廣曰;

    「所病猶療病也。」

    故病有六不治

    一不治也;驕恣不論於理,

    二不治也;輕身重財,

    三不治也;衣食不能適,

    四不治也;陰陽并,藏氣不定,

    五不治也;形羸不能服藥,

    六不治也:信巫不信醫,

    有此一者,則重難治也。

     

    ・・・

    これは「六不治の病」

    と呼ばれ漢方医学の考え方の一つ

    となっています。

    扁鵲が「こんな患者は治らない」

    と語るエピソードです。

     

     

    1、驕り高ぶって道理のわからないもの

    2、身体を粗末にして財産を重んじるもの

    3、衣食の節度が保てないもの

    4、陰陽ともに病み

    内臓の気が乱れ切ったもの

    5、やせ衰えて薬を服用できないもの

    6、拝み屋(巫)を信じて医を信じないもの

     

    ・・・最初の1,2は

    「親父の小言」のようなお話ですが

    3,4,5と医学的な話が続き

    6には医学の核心を突くような

    お話がかかれています。

     

    医学よりおまじないを信じる人は

    治りませんよ

    というのは現代でも

    当てはまるお話でしょうね。

     

    現代でも

    病気になってしまった際に

    標準医療を選択せず

    エビデンスの乏しい代替医療を行って

    (いわゆるニセ医学ですね。)

    かえって悪化してしまう、という問題が

    取りざたされることがあります。

     

    芸能人の方、プロスポーツの方

    などニュースで聞くことが多いのですが

    ニセ医学といわれるものは

    この問題を含んでいるかもしれません。

     

    ニセ医学を行う人に問題があるのは

    もちろんですが

    ニセ医学を通常医学より信じる人は治りません。

     

    これらの問題を

    紀元前から扁鵲は指摘しているのです。

     

    また

    治療に集中しない人も絶対良くなりません。

    治療に集中せずほかの予定を優先し

    後回しすると結局はよくならず

    あなたのためになりません。

    治療に集中するようにしてください。

     

    キャンセルポリシーについて

    ご連絡なしでの

    当日キャンセルは100%金額を

    請求させていただきます。

     

    直前キャンセルもほかの方のご迷惑になります。

    ご理解、ご協力をお願いします。

     

     

    以下、動画もご覧くださいませ。

    「マインドフルネス」と自律神経や慢性疼痛のセルフケアについて。

    「マインドフルネス」

    という言葉をご存知でしょうか?

     

    わかりやすく言うと

    「瞑想」

    のことなのですが

    自律神経の安定作用などもあり

    体調管理にも役立ちますので

    少しカンタンにご紹介しておきます。

     

    弊所では鍼灸の施術と併用しながら

    自宅でできるセルフケアとして

    ご紹介することもあります。

     

    1、マインドフルネスとは?宗教?アヤシイ?

    瞑想・マインドフルネスは

    原始仏教の教えから来ているのですが

    どちらかというと宗教というより

    心理学のような感じです。

    認知行動療法と呼ばれるものに

    近いようです。

     

    自分の内面を観察しリラックスしながら

    「集中すること」

    「集中が切れたことに気付く」

    を繰り返していきます。

     

    世界的企業であるグーグルも

    企業研修に取り入れている手法です。

    アヤシイものではありません。

     

    具体的にはどのような効果があるのか?

    どのように行うのか?

    カンタンに紹介していきます。

     

    2、マインドフルネスがもたらす効果

    日本語訳された論文も

    こちらに紹介しておきます。

    海外の論文ご紹介は省略します。

     

    以下のような効果があるといわれています。

     

    ・ 集中力の高まり

    勉強・仕事・スポーツなどが効率的に行える。

    ・ ストレス解消

    精神的な障害や慢性疼痛にも効果がある。

    ・ 心の安定・洞察力、想像力の向上

    リーダーシップの向上なども期待できるため

    企業研修で取り入れられています。

    ・ 眠りの質が上がる

    疲労回復効果も期待できます。

     

    ・・・注目すべきはやはり「痛み」

    への抑制効果や睡眠の質向上などでしょう。

     

    3、具体的にどのように行うか?

    難しいイメージがあるかもしれませんが

    やることはとてもシンプルです。

     

    姿勢を正して

    自分のしている呼吸に意識を向けます。

     

    すって・・・

    はいて・・・

     

    胸が膨らんだり・・・

    縮んだり・・・

     

    そこに意識を集中させていきます。

    「今日の晩御飯は何にしよう」

    「仕事でこんなことがあったな」

    などとは考えずただ意識を呼吸に集中します。

     

    上記のようなことを意識してしまうことが

    悪いということではなく

    「あ、今呼吸から注意がそれたな」

    などと客観的に見れるようになれば

    良い状態かもしれません

    客観的に自分を見れるようになれると

    かなりストレスが軽減されます。

     

    身体の感覚に注意を払えるようになると

    「痛み」や「不快症状」

    に対しても不要に気にしすぎることなく

    冷静に対処できます。

     

    特に

    「神経質」

    と呼ばれるような過敏なタイプで

    自律神経症状がでている方は

    痛みや不快症状を取り除こうとするだけでは

    かえって悪化してしまうこともあり

    このようなマインドフルネスや

    認知行動療法が有効な場合があります。

     

    呼吸や姿勢については

    またの機会に細かく書いていきます。

     

    興味ある方はマインドフルネス関係の本

    など読んでみてください。

    自己免疫疾患と鍼灸治療に関して。IgG4関連疾患の例。

    日々鍼灸治療を行っていますと

    様々なことでお悩みの方が来所されます。

     

    弊所にいらっしゃる方は

    持病をお持ちの方も多いのですが

    いわゆる自己免疫疾患と呼ばれるような

    持病をお持ちの方も数多く来所されます。

     

    自己免疫疾患とは・・・

    免疫細胞が自己の細胞を攻撃してしまい

    おこる疾患の総称です。

    「全身性自己免疫疾患」と

    「臓器特異的自己免疫疾患」に大別されます。

     

    発症機序や病態は不明のことも多いのですが

    臓器や組織に慢性的な炎症が起こって

    組織が破壊されます。

     

    様々な疾患が例として挙げられますが

    以下のような病名が有名です。

    ・ バセドウ病

    ・ 関節リュウマチ

    ・ 1型糖尿病

    ・ 全身性エリテマトーデス

    ・ 多くの糸球体腎炎

    ・ シェーグレン症候群

    ・ 強皮症

    ・    IgG4関連疾患 など

     

    自己免疫疾患と鍼灸

    自己免疫疾患といっても上記のように

    沢山のものがあるので

    一口には言えませんが

    リウマチなどは鍼灸治療で効果があるという

    論文が多数存在しますし

    健康保険の適応疾患としても認められています。

     

    鍼灸は免疫系に働きかけるため

    自己免疫疾患に効果がある、

    というのはやや乱暴な論理ですし

    まだまだ分かっていないことも多いです。

     

    IgG4関連疾患の例。

    一例ですが自己免疫疾患の一つで

    IgG4関連疾患という病気があります。

     

    これにより

    腎機能が低下、下肢むくみ

    → 腰痛が起こる

    などということもあります。

     

    もちろんご本人は腰痛を良くしたくて

    鍼灸院に来るために

    良くお話を聞かないとそのような

    疾患をお持ちだということも

    わからないこともあります。

     

    弊所ではなるべくしっかりと

    初回で話を伺い持病なども把握しながら

    施術を進めていきます。

    「のどの違和感が取れない・・・」咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)、梅核気(ばいかくき)、咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)、ヒステリー球症候群、咽喉頭神経症(いんこうとうしんけいしょう)・・・それらと鍼灸治療について。

    弊所で施術および

    治療相談を行っていますと

     

    「のどの違和感が取れない」

    「のどの奥がイガイガする」

    「のどが詰まる感じがする」

    「のどの奥が不快」

     

    と口の中の不調を訴える方がいます。

    耳鼻咽頭化や内科で検査を受けるも

    特に異常が見つからず

    医師にも

    「ストレスの問題だからねー」

    といわれてしまい、かといって

    不快な症状が続いているために

    どうしたらよいかわからず

    弊所に相談に来る、というパターンです。

     

    実はこれらの症状は

    病気というよりは

    自律神経失調症の一種であることも

    多いのです。

    「ヒステリー球症候群」

    「咽喉頭異常感症」

    「咽喉頭神経症」

    などという名前も付けられています。

     

    思春期の中高生から高齢の方まで

    悩んでいる方も多いのか

    良くお悩みを相談を受ける症状です。

     

    西洋医学的には(病院では)

    対処の仕様がない症状ですが

    東洋医学的には

    「梅核気(ばいかくき)」、

    「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」

    だという見方をすることもできます。

     

    また漢方薬などでは

    証にあわせて

    半夏厚朴湯、

    柴朴湯、

    茯苓飲合半夏厚朴湯など

    が処方されることが多いです。

     

    鍼灸でも対応可能です。

    のど周辺に対応するツボを使って

    緊張を緩めるだけでも

    症状が緩和されたという方が多いです。

     

    お身体の状態を見させていただいたうえで

    ツボや方針など決めていきます。

    お困りの方は一度ご相談ください。