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    低周波鍼通電療法(パルス療法)に関して。自律神経症状・急性腰痛症状などある方に施術を行います。

    田無北口鍼灸院では鍼治療に電気(低周波)を流し施術を行うことがあります。どのような鍼治療方法でどのような効果があるのか?まとめていきたいと思います。

    (1)鍼通電療法とは??周波数・時間

    鍼通電療法とは上写真のように鍼を刺した状態で低周波通電を行い筋肉を収縮させていく治療法です。田無北口鍼灸院でも良く行います。周波数はおおむね以下のようになります。低頻度1~10Hz=単収縮  高頻度30~100Hz=強縮

    通電時間は15分が妥当な時間だといわれています。

    オピオイドを経由する痛覚閾値の上昇を期待する場合は(脳から痛みを和らげる物質を出そうとする場合)20分が妥当だといわれています。骨格筋内の循環促進を目的とするならば5分でも効果があるといわれています。

    (2)低周波鍼通電療法の効果

    ・ 鎮痛効果

    ・ 末梢循環の促進効果

    ・ 自律神経反応を介した正常化

    ・ 筋緊張の改善

    などの効果があります。

    (3)低周波鍼通電療法はどんな場合に有効か??

    鍼通電を用いなくても鍼の刺激により鎮痛効果など上記の効果が得られることがわかっていますが低周波を用いて通電するととくに「痛覚閾値の上昇」(鎮痛)効果が高いとされています。*医道の日本社「中高齢者の鍼灸療法」より

    また「一定の刺激を与えられる」ことから刺激管理がしやすいというメリットもあります。*医道の日本社「鍼通電療法テクニック」より

    田無北口鍼灸院では

    ・ 筋緊張の改善

    ・ 疼痛の改善

    はもちろんですが

    ・ 自律神経の安定

    を目的に鍼通電施術を行うことも多いです。症状で言いますと以下のようなものでしょうか。

    ・ ぎっくり腰(急性腰痛)

    ・ 寝違え

    → アイシングも併用します。

    ・ 緊張性頭痛

    ・ 腰痛症

    ・ 肩コリ

    ・ 坐骨神経痛・しびれ

    ・ 腰椎ヘルニア

    ・ 頚椎症

    ・ 頸椎ヘルニア

    ・ 自律神経失調症

    ・ パニック障害

    ・ コリ症状全般

    ・ 痛み症状全般

    ・ 痺れ症状全般

    ・ 自律神経症状全般

    ・・・などなど。

     

    どんなことに効果があるのか?など詳しく知りたい方はご質問ください。また慢性的な腰痛に低周波療法(TENZ)のみをおこなってもあまり効果がなかったという研究論文もあります。鍼通電療法とは少し違いますし腰痛の種類も様々ですがあまり効果がないものもあることは事実ですので事前によくお話させていただきます。わからないことがある方はご質問ください。

    「治療に集中」しないと、よくなりません。

    病院での治療も、鍼治療もすべて同じだと思いますがどんな治療していても、自分から治したいという意思を持ち、治療に集中しないと、よくなりません。とくに腰痛や自律神経症状などの生活習慣や体質の問題が絡む慢性的な疾患はそうです。

    一例をあげますと膝が痛い方がいたとします。学校や仕事が忙しいから、という理由でたまにしか来ない方と計画通りにしっかり通院する方どちらが治るでしょうか??

    また、本当は仕事の方が大事で治療は面倒だと思っているが家族に言われて仕方なく治療に来た、予約の電話も家族がするというような方と自ら積極的に通院する方はどちらが治るでしょうか?考えるまでもありませんよね?計画通りにしっかり通院する方、自ら積極的に通院する方が良くなるに決まっています。

    鍼治療だけでなく自宅での運動もしてもらわないと良くならない場合もありますがこの時も

    「忙しいからあまりできなかった」

    というのでは良くならないでしょう。治療に集中しないと何をやっても良くならないです。そういった方はお金も時間も無駄になってしまいますので治療に集中する決心してから治療開始するほうがいいでしょう。また、よくならなくて困るのは私ではなくあなたです。弊所では最初に施術の計画を立ててそれに沿った施術を行っていきます。

    その時、

    「たとえ忙しくても治療に集中しますか?」

    とお聞きします。治療に集中する心構えができていない方はいまは鍼灸施術を受けるのをやめておいたほうがいいと思うからです。、、、とは言え気負う事はありません。できる範囲でベストを尽くして無理なく続ける事も大切です。まずはご相談ください。

    線維筋痛症と鍼灸に関して。ガイドラインから。

    線維筋痛症学会が出している

    線維筋痛症ガイドライン2013年版

    を見ていました。

     

    線維筋痛症は西洋医学ですと

    難病として扱われることが多く

    またなかなか改善しないケースもあるために

    鍼灸やその他の治療法を

    選択肢として考える方も少なくありません。

     

    ガイドラインには鍼灸をはじめ

    運動療法についてのエビデンスなども

    書かれています。

     

    何に対しても効く、というわけではない

    でしょうがある一定の効果は

    認められているということでしょう。

     

    簡単に以下にご紹介いたします。

     

    <鍼治療に関して>

    ・ 有効率は60%と比較的高い

     

    ・ 比較的安全である

     

    ・ 鍼治療は疼痛に対して効果がある

    だけでなく頭痛・睡眠の改善・便通の改善

    効果も報告されている。

     

    ・ 1997年にNIH(アメリカ国立衛生研究所)

    が手術後の吐き気や嘔吐、抜歯後の疼痛と並び

    線維筋痛症に対する科学的根拠は不十分であるが

    有効であるとした。

     

    ・ 本邦では鍼治療は医師もしくは

    国家資格を有する鍼灸師が行うために

    患者に紹介しやすい特徴もある。

     

    <運動療法について>

    ・ 西洋医学のカテゴリーでもあるが

    運動を行うことで疼痛が完全に消失しなくても

    改善が見られる。

     

    ・ 緩やかな動きが特徴の

    太極拳が線維筋痛症に有効であることが

    米国の検討で判明している。

     

    ほか・・・

    詳細は上記リンクよりご覧ください。

    また線維筋痛症でお悩みの方は

    是非一度ご相談ください。

    しっかりお話を伺います。

     

    弊所でも症例ががございますが

    疼痛(痛み)緩和には効果が高いことが多いです。

    「病院に行っても治らなかった。」というご相談に関して。

    弊所で施術および

    治療相談活動を行っていますと

    「病院に行ったけど治らなかった」

    「良くならなかった」

    という話を聞くことがあります。

    どういうことなのか?

    解説してまいります。

     

    (1)痛み・痺れ系で整形外科相談

    → 満足できなかったパターン

    一例をあげますと

    「腰からお尻がしびれて整形外科に行ったが

    レントゲンを撮って

    『骨に異常はなしです』

    痛み止めをもらって終わりだった」

    ということで不満を持つ方がいます。

     

    整形外科(病院)の保険診療診察だと

    なかなか痺れや痛みに効果的なリハビリまで

    しっかり行ったりする時間はないかもしれません。

    「検査はしてくれても治療はしてくれない」

    という印象を持つ方が多いようです。

     

    これは医師の能力の問題というよりも

    保険診療だとそこまで手間暇かけた

    リハビリができないという問題から

    生じます。

     

    弊所では整形外科(病院)の

    方針や治療内容などを否定することはしません。

     

    病院は病院で薬を処方してもらえたり

    画像診断をしてもらえたり

    よいところがありますので

    弊所の施術と併用をオススメすることが多いです。

     

    (2)動悸やめまいで内科や耳鼻科相談

    → 原因不明でストレスの問題といわれたパターン。

    「ストレスの問題だから休んでください」

    「自律神経の問題だから」

    といわれて結局なにもしてくれない。

    症状は続いている。どうしていいかわからない。

    ということで不満を持つ方が多いようです。

     

    本来病気でなかったのならば

    喜ぶべきところなのですが

    めまいや動機などの症状は続いているため

    なぜなにもしてくれないのか?と

    不満を持つパターンです。

     

    自律神経失調症ではほかに

    ・ のどの違和感が取れない

    ・ 寝ても疲れが取れない

    ・ 微熱が続いてる

     

    などの症状を訴える方も多いです。

     

    病気でないのでこれらの問題を

    病院で解決するのは難しいです。

    逆に鍼灸や東洋医学が

    最も得意とする分野です。

     

    ・・・・上記のお話は一例ですが

    病院とも上手な付き合い方を学べば

    ストレスなく過ごせるかと思います。

    「体調が悪いがどうしていいかわからない」

    という方は是非一度弊所までご相談ください。

    「のどの違和感が取れない・・・」咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)、梅核気(ばいかくき)、咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)、ヒステリー球症候群、咽喉頭神経症(いんこうとうしんけいしょう)・・・それらと鍼灸治療について。

    弊所で施術および

    治療相談を行っていますと

     

    「のどの違和感が取れない」

    「のどの奥がイガイガする」

    「のどが詰まる感じがする」

    「のどの奥が不快」

     

    と口の中の不調を訴える方がいます。

    耳鼻咽頭化や内科で検査を受けるも

    特に異常が見つからず

    医師にも

    「ストレスの問題だからねー」

    といわれてしまい、かといって

    不快な症状が続いているために

    どうしたらよいかわからず

    弊所に相談に来る、というパターンです。

     

    実はこれらの症状は

    病気というよりは

    自律神経失調症の一種であることも

    多いのです。

    「ヒステリー球症候群」

    「咽喉頭異常感症」

    「咽喉頭神経症」

    などという名前も付けられています。

     

    思春期の中高生から高齢の方まで

    悩んでいる方も多いのか

    良くお悩みを相談を受ける症状です。

     

    西洋医学的には(病院では)

    対処の仕様がない症状ですが

    東洋医学的には

    「梅核気(ばいかくき)」、

    「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」

    だという見方をすることもできます。

     

    また漢方薬などでは

    証にあわせて

    半夏厚朴湯、

    柴朴湯、

    茯苓飲合半夏厚朴湯など

    が処方されることが多いです。

     

    鍼灸でも対応可能です。

    のど周辺に対応するツボを使って

    緊張を緩めるだけでも

    症状が緩和されたという方が多いです。

     

    お身体の状態を見させていただいたうえで

    ツボや方針など決めていきます。

    お困りの方は一度ご相談ください。

    「耳鳴り」で悩む方が、鍼灸治療を選択するときの注意点について。

    弊所で施術、

    および治療相談活動を行っていますと

    「耳鳴り」を中心とした

    耳鼻科領域の相談をいただくことが

    数多くあります。

     

    どのようなことに注意し

    相談に応じているかまとめていきます。

     

    (1)緊急性を要する・危険な兆候もある

    まず最初に病院に行ったか?

    またどんな検査を受けたか?

    どんな薬が処方されたか?

    どんな診断が出たか?

    ・・・

    などのお話は必ず詳しくお聞きします。

    なぜかといいますと

    危険な場合もあるためです。

     

    一例をあげますと

    拍動性の耳鳴り

    (ドクンドクンと血管のような音)

    は動脈瘤が疑われますし

    腫瘍などが原因で耳鳴りが生じている

    こともあるためです。

     

    すでに病院で診察を受けていて

    あまり改善しなくて

    鍼灸院に相談に来る場合などは

    問題ありませんが

    病院に行ったかどうか?は

    必ずしっかり聞くようにしています。

     

    (2)筋緊張(ストレス性)の

    耳鳴りには鍼灸が有効

     

    一通りの検査を行い

    医師から

    「自律神経の問題」

    「ストレスのせい」

    「筋緊張の原因」

    といわれている場合などは

    特に鍼灸が有効だと思います。

     

    100%改善するということではありませんが

    薬で改善しなかったものが

    良くなることも多いに考えられます。

     

    弊所ではカウンセリングを

    しっかり行い必要な場合には

    耳鼻科への受診も勧めます。

    「どうしていいかわからない場合」

    などはお気軽にご相談ください。

    足の冷え症改善、冷え性対策、冷え症に有効なツボに関してなど。田無北口鍼灸院の解説

    冷え性とは・・・

    通常の人が苦痛と感じない程度の

    温度環境下において

    腰背部・手足末梢・両下肢・

    半身・あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し

    この異常を一般的には

    年余にわたって持ち続ける

    病態をいう。

    多くの場合この病識を有する

    (漢方医学における「冷え症」

    の認識とその治療より)

     

    冷え性の自覚は(データより)・・・

    (女性に対する疫学調査、

    冷え性の病態の臨床的解析と対応より)

    全体の52%

    年代別には40歳前後までで30%未満

    更年期以降は40%異常

    55歳以上で50%以上

     

    冬に冷え性を感じる頻度が94%

     

    夜間の頻尿・肩コリ手足のだるさ・

    冷えによる入眠困難など

    随伴症状を有することが多い。

     

    冷え性の成因は・・・

    過緊張による自律神経失調、

    ホルモンバランスの低下などによる。

     

    ・ 末梢血管の収縮による血行障害

    → 自律神経の失調・交感神経優位

     

    ・ エストロゲンの低下

    → 末梢血管の収縮

     

    冷え性の改善対策は・・・

    末梢を温めること

    (カイロなどで手足を温める)

    も大切だが

    本質的にはリラックスが重要。

    交感神経優位状態の解消。

    東洋医学的にはお腹(内臓)

    の冷えもよくないとされるため

    お腹を温めるのもよいとされる。

    押して硬いところを温めるとよい。

     

    <冷え性の鍼灸施術>

    以上のことから1回の施術で

    冷えが解消されるわけではないことがわかる。

    まずは5回程度リラックス目的の施術と

    局所的な血流を促進するための施術を

    同時に行っていく。

     

    足の三里・三陰交への鍼通電は有効。

    骨盤内の循環を浴する施術も有効。

    (鍼灸臨床最新科学、

    メカニズムとエビデンスより)

     

    冷え性のツボは・・・

    上記のように

    ツボは三陰交や足三里などが

    良く使われますが

    ほかにも症状を見ながら選穴していきます。

     

    東洋医学では「瘀血(おけつ)

    という概念がありますが

    簡単にいうと血液が滞ったり

    している状態のことです。

     

    これが冷えや内臓(とくに腸)の機能低下を

    引き起こしているという考えがあるため

    循環をよくする目的での施術も

    行っていきます。

    読書「自律神経が整えば休まなくても絶好調」

    順天堂大学の医師であり

    著作も沢山発表している

    小林博之先生の本を読みました。

     

    この先生は自律神経が専門のようでして

    この本でも休み方のコツや

    日常生活で行える

    上手な休息の取り方など

    紹介されていました。

     

    読みやすい内容ですので

    興味ある方はこちらから

    チェックしてみてください。

     

    <内容紹介>

    以下のようなことが印象に残りました。

     

    ・ 休息とは動かないことではない。

    受け身にならず主体的に悩むことが大切。

    → 

    私もこれに似た話はよくします。

    「最初に休みの予定を入れる」

    ことが回復への近道です。

     

    ・ 休息の基本はストレス軽減

    → 

    いくらベッドに横たわっていても

    嫌なことを思い出したりして

    ストレスまみれになっていては

    休んだことにならない。

     

    ・ 身体の不調と

    心のストレスは直結している

    ストレスがかかると

    コルチゾールというホルモンが分泌。

    それが過剰になると脳細胞が破壊され

    鬱や認知症にもなりやすくなる。

     

    自律神経も乱れて

    心拍数や血圧、血糖値など上がり

    心疾患や脳疾患を誘発しやすくする。

     

    ・ 休むとは自分の時間を作ること

    主体的に時間を捻出することも必要。

    自分の一週間を検証し

    本当に時間がないのかどうかの確認を

    時にはしてみよう。

     

    *弊所でも鍼灸施術など

    自律神経のバランスを

    整える目的の施術を行っています。

     

    体調に不安がある方は

    いつでもご相談ください。

    慢性疲労症候群など、「疲労」に鍼灸が有効な理由。~うつっぽい、自律神経失調症っぽい症状が出る方もいます。

    疲労になぜ鍼灸が効くのか?

    実験が多数行われていて

    エビデンスがまとめられているので紹介します。

     

    結論から言いますと

    なぜ鍼灸治療が有効なのか?

    メカニズムは明らかになっていないものの

    鍼や灸刺激を入れると

    ストレス物質が低下し

    抗酸化物質が上昇する

    ということが報告されているのです。

     

    臨床上も

    慢性疲労に悩む方は多いので

    こちらでも紹介しておきます。

     

    うつっぽい症状、自律神経失調症のような

    症状が出る方もいます。

    詳しくは以下・・・

     

    (1)慢性疲労症候群(CFS)とは??

    6か月以上持続する全身性の

    激しい疲労感を主訴とする疾患です。

     

    これまで健康に暮らしていた人が

    風邪などがきっかけになり

    微熱や頭痛・思考力の低下・抑うつなどが

    長期にわたって続くような症状が出ます。

     

    (2)ヒトの脳機能と疲労

    原因不明の慢性疲労の正体は

    前頭用を中心とした

    脳機能の低下に基づく諸症状であることも

    明らかにされています。

     

    CFS患者を対象に

    脳局所血流量と脳局所アセチルカルニン代謝の

    検討を行ったところ

    局所血流量は前帯状回、眼窩前頭野、

    背外側前頭野などの前頭野のほか

    左側頭葉、海馬など種々の

    部位において低下していました。

     

    前帯状回は

    自律神経系の中枢であるとともに

    集中力においても重要な働きをしています。

     

    前頭野はコミュニケーション

    の際に重要な働きをします。

     

    慢性疲労の状態では

    上記のようになってしまいます。

     

     

    (3)鍼灸治療の有効性の実験

    CFS(慢性疲労症候群)患者を対象とした

    実験や動物実験が数多く行われています。

     

     

    刺激により

    酸化ストレスの指標であるMDA

    (マロンジアルデヒド)の減少、

    や抗酸化作用を持つ血清のSOD

    (スーパーオキシドジスムターゼ)と

    グルタチオンペルオキシターゼが

    上昇することなどが報告されています。

     

    また方法としては

    有効とされるツボの位置

    (足三里や百会、三陰交など)

    週に2,3回4週程度行うと

    効果が出やすいこともわかっています。

    鍼灸臨床最新科学、

    メカニズムとエビデンスより)

     

     

     

     

    不妊治療を受けられている方に対する鍼灸施術に関して。どのような効果があるのか??など。

    不妊治療を受けている方が

    「鍼灸」

    を希望するケースがあります。

     

    結論から言いますと

    気質的な疾患でない場合つまり、

    機能的な働きが落ちている場合に

    効果があります。

     

    具体的にいますと

    子宮や卵巣そのものの異常はないものの

    生理不順・基礎体温のばらつき・

    自律神経の乱れ・ホルモンバランスの乱れ

    などに対して有効です。

     

    弊所でもたまに質問されますので

    どのような効果が期待されるか?

    など以下に詳しくまとめていきます。

     

    (1)基本的には機能的不妊に有効

    不妊治療で鍼灸を

    視野に入れる方は

    病院での検査を受けて

     

    「特に異常がなし。

    ホルモンバランスなど

    機能が悪くなっている状態。」

    (原因不明と言われることも。)

     

    と言われ、

    プラスアルファの治療として

    何かできないか?と思い

    鍼灸を選択する方が多いようです。

     

    病院での検査は

    いろいろあります。

     

    ・ 基礎体温検査

    ・ 血中ホルモン測定

    ・ 子宮卵管造影検査

    ・ 精子検査

    ・・・など様々です。

     

    不妊症で悩んでいる方が

    いきなり鍼灸院に相談に来ることは

    少なく、ある程度の検査を

    すでに行っている方が多いです。

     

    原因がはっきりわかるような

    気質的な疾患とは、例えば

    子宮内膜症、卵巣のう腫、

    卵管閉塞などをさします。

     

    生殖器官に異常ががあるため、

    排卵、着床などに問題があり

    妊娠に至らない場合のことで

    これらの診断を受けた方は

    すでに病院での治療を進めていることも

    多いです。

     

    (2)鍼灸の効果

    鍼灸の施術は緊張を取って

    ホルモンバランスを整えたり

    浮腫みや冷えとる効果があります。

     

    その結果

    妊娠を希望する方にも

    ・ 冷えやむくみの改善

    ・ 自律神経の安定

    ・ ホルモンバランスの安定

    などの効果が期待でき

    いい影響を与えるのです。

     

    また気質的な問題がないのならば

    男性も同時に施術を受けられるとよいでしょう。

     

    (3)トンデモに要注意。温泉と同じ。

    代替補完医療の考え方。

     

    不妊治療などは

    スピリチュアルな部分もあり

    また困っている方も多いため

    「トンデモ」

    と言われるような

    ニセ医学が入り込む余地が

    どうしても大きい分野です。

     

    弊所では

    病院の診察をしっかり受けながら

    補完する形で鍼灸をオススメしています。

    奇跡は狙いませんし

    当たり前のことを当たり前に施術します。

     

    鍼灸というのは温泉に似ています。

    その効果を疑う余地はありませんが

    温泉に入っていれば病院に行かなくてよいか?

    というとそんなことはありません。

     

    病院の治療と鍼灸施術は

    否定しあうような関係ではなく

    補完しあうような関係が望ましいです。

     

    病院の診断結果や診察方法を

    否定することはしません。

    しっかりお話を聞かせていただき

    プラスアルファの治療になるような

    施術を心がけます。

    何でもご相談ください。

     

    *代替医療・補完医療の考え方については

    こちらをご覧ください。