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    生活保護受給者が鍼灸治療を受けるメリット

    生活保護を受けている方は健康問題に悩んでいることも多いです。そのような方に対し鍼灸施術を行うことがなぜ適しているかについても書いていきます。助成券での対応や出張対応も可能です。(鍼灸施術費用は0円で受けられることがほとんどです。)お困りの方はまずはご相談ください。医師や行政などと連携し、また社会保障制度の説明等もしっかりと行っています。

    生活保護受給者が健康問題でも悩む理由

    生活保護受給者が健康問題に悩むことが多いのは、経済的制約や医療へのアクセスの困難さ、慢性疾患の存在、精神的ストレス、健康情報へのアクセス不足など、複数の要因が複雑に絡み合っているからです。これらの要因を軽減するためには、医療機関や福祉機関、地域社会が協力して、生活保護受給者の健康問題に包括的に対応する必要があります。以下にその主な理由を説明します。

    1. 経済的な制約

    生活保護受給者は、限られた収入の中で生活しており、医療や健康維持に十分な資金を割けないことが多いです。たとえば、健康的な食事を購入することが難しい場合や、運動や健康管理のための活動に参加する余裕がない場合があります。これにより、栄養状態の悪化や、運動不足による生活習慣病のリスクが増加します。

    2. 慢性的な健康問題

    生活保護受給者には、高齢者や障害者が多く含まれており、慢性的な健康問題(糖尿病、高血圧、心疾患など)を抱える割合が一般の人々に比べて高いです。(参考:厚生労働省「生活保護受給者への健康支援実態調査」、「データに基づいた生活保護受給者の健康管理支援について」、)これらの慢性疾患は長期的な管理が必要ですが、経済的な問題や治療へのアクセスの制約により、適切な治療が受けられないことが多いです。また医療扶助にかかる費用は生活保護費全体の約半分を占めており、健康問題が生活保護において大きな課題であることが示されたデータもあります。(参考:厚生労働省「生活保護制度の現状について」)​

    3. 医療へのアクセスの困難さ

    生活保護受給者の中には、医療機関へのアクセスが困難な人もいます。特に、地域によっては交通手段が限られていることや、病院へのアクセスに時間や費用がかかる場合が多いです。また、医療扶助があるものの、医師にかかる手間や、医療サービスの限界を感じていることから、必要な治療を避けることもあります。

    4. 精神的ストレスとメンタルヘルスの問題

    生活保護受給者は、経済的困難や社会的孤立、将来への不安など、精神的なストレスを抱えることが多いです。このようなストレスが長期的に続くと、うつ病や不安障害などのメンタルヘルスの問題が発生しやすくなり、これがさらに身体的な健康問題にもつながることがあります。

    5. 健康教育や情報へのアクセス不足

    生活保護受給者の多くは、健康に関する知識や情報にアクセスする機会が限られています。例えば、病気の予防方法や適切なセルフケアの方法を学ぶ機会が少なく、不適切な生活習慣(喫煙、飲酒、運動不足など)が続きやすいです。この結果、健康状態が悪化するリスクが高くなります。

    6. 社会的サポートの不足

    生活保護受給者の多くは、社会的孤立を経験しており、家族や友人からのサポートが少ないことがあります。このような孤立感は、精神的な健康に悪影響を与えるだけでなく、健康問題が発生した際にサポートを受ける機会が少ないため、適切な治療を受けることが遅れることがよくあります。

    生活保護受給者の方へ鍼灸治療を行うメリット

    鍼灸治療は、生活保護受給者に対して、身体的・精神的な健康を改善し、医療費削減や生活の質の向上に貢献する有望な治療法です。特に薬物に頼らない治療法として、副作用のリスクを抑えつつ、受給者の健康改善を図る手段として注目されています。予防的ケアとしても効果が期待されるため、生活保護受給者の健康管理における有効なアプローチの一つとなり得ます。以下に、主なメリットを挙げます。

    1. 慢性疼痛の緩和

    鍼灸は、腰痛、肩こり、関節痛などの慢性疼痛に対する有効な治療法として広く認識されています。生活保護受給者の中には、特に高齢者や身体障害者が多く、慢性的な痛みに悩んでいる人が多いです。鎮痛薬に頼らず、副作用の少ない自然療法としての鍼灸治療は、痛みの軽減に役立つとされています。

    メリット: 痛みが軽減されることで、医療機関への頻繁な通院が減少し、医療費の抑制に貢献する可能性があります。

    2. 精神的健康の向上

    鍼灸は、ストレスや不安、うつ症状の改善にも効果があるとされています。生活保護受給者の多くは、経済的困難や社会的孤立による精神的なストレスを抱えていることが多く、これがメンタルヘルスの悪化につながることがあります。鍼灸は、リラクゼーション効果や神経系の調整を通じて、精神的健康の改善に寄与する可能性があります。

    メリット: 精神的な安定が得られ、メンタルヘルスに関連する薬物治療の依存が減少し、医療コストの削減につながる可能性があります。

    3. 薬物依存の軽減

    慢性的な痛みや精神的な不調に対しては、しばしば薬物療法が行われますが、これには依存性や副作用のリスクが伴います。鍼灸治療は、薬に頼らない治療法として利用できるため、特に鎮痛薬や抗不安薬の使用を減らすことで、薬物依存を軽減するメリットがあります。

    メリット: 薬の副作用や依存症のリスクを軽減し、生活の質が向上する可能性があります。

    4. 生活の質(QOL)の向上

    痛みや不調が軽減されることで、生活保護受給者の生活の質(QOL)が向上することが期待されます。身体的な不調が緩和されると、日常生活での活動が増え、社会参加の機会も広がる可能性があります。また、精神的健康が改善されることで、自己肯定感や社会的なつながりも強化されることが考えられます。

    メリット: 身体的・精神的な健康の改善により、社会復帰や就労意欲が高まる可能性があります。

    5. 医療費の削減

    鍼灸治療は、慢性疾患や痛みに対して薬物療法や外科的治療を補完する形で利用されることが多く、医療費の削減に寄与する可能性があります。特に、慢性疾患の治療にかかる医療費は長期間にわたり高額になるため、鍼灸治療を通じて症状が緩和されれば、頻繁な受診や投薬の必要が減少することが期待されます。(参考:BMJ Cost-effectiveness of acupuncture for persistent low back pain

    メリット: 長期的に医療費が抑えられ、生活保護制度全体に対するコスト削減が見込まれます。

    6. 予防的な健康管理

    鍼灸は、痛みの緩和や病気の治療だけでなく、予防的な健康管理にも効果を発揮します。体のバランスを整え、免疫力を高めることで、病気の発症や悪化を防ぐ役割を果たします。生活保護受給者の中には、生活習慣病のリスクが高い人も多いため、鍼灸による予防的なケアは病気の進行を防ぎ、健康寿命を延ばす助けとなるでしょう。

    メリット: 健康状態が改善されることで、長期的に健康を維持し、生活保護からの脱却がしやすくなる可能性があります。

    鍼灸院が注意している事や連携機関

    鍼灸治療を生活保護受給者の方へに提供する際には、患者の健康状態やメンタルヘルスへの配慮、経済的負担や保険適用の確認などに注意することを重視しています。また、医療機関や行政、福祉機関と連携し、適切な治療を提供できるようなサポート体制を整えています。主治医や福祉担当者、精神保健の専門家と協力しながら、患者に最適なケアを提供します。

    1,鍼灸院が注意している事

    健康状態と疾患の把握

    複数の疾患や合併症: 生活保護受給者の多くは、慢性疾患や精神的問題を抱えている可能性が高いです。高血圧、糖尿病、心疾患などの生活習慣病がある場合、鍼灸治療を行う際のリスクや影響を十分に考慮する必要があります。

    薬物治療との併用: 多くの受給者は薬物治療を受けており、特に抗凝固薬(血液をさらさらにする薬)を服用している場合は、鍼灸の施術による出血リスクが増加します。鍼灸治療を行う前に、服用している薬について確認し、医師に相談することも重要です。

    メンタルヘルスへの配慮

    精神的ストレスの管理: 生活保護受給者の中には、経済的困難や社会的孤立から精神的に不安定な状態にある人が多いです。鍼灸治療はリラクゼーション効果が期待されますが、深刻な精神疾患(うつ病や不安障害など)を抱えている場合は、専門的なメンタルヘルスケアとの併用が必要です。

    施術内容の説明と治療計画

    治療内容の理解: 生活保護受給者は、鍼灸治療に対する理解が浅い場合が多いかもしれません。治療の目的、効果、必要な回数、期待できる結果について分かりやすく説明し、患者の同意と理解を得ることが重要です。

    長期的なケアの計画: 鍼灸治療は一度の施術で劇的な効果を期待できるものではなく、継続的なケアが必要です。患者に対して、治療が長期間になる可能性があることを説明し、無理のない治療計画を立てることが求められます。

    経済的負担と保険適用

    医療扶助の確認: 生活保護受給者が鍼灸治療を受ける際、医療扶助の対象となるかを確認する必要があります。多くの場合、鍼灸治療は医師の同意書が必要です。治療の実施前に、手続きや費用負担の有無をしっかりと確認し、患者に不必要な負担をかけないようにすることが大切です。

    安全と衛生管理

    衛生環境の確保: 感染症のリスクを最小限に抑えるため、鍼の使い捨てや施術環境の清潔さを徹底することが必要です。免疫力が低い患者の場合、特に感染予防が重要です。

    2,連携機関

    医療機関(主治医、専門医)

    主治医との連携: 生活保護受給者が既に医療機関で治療を受けている場合、鍼灸治療がその治療と矛盾しないかを確認するために、主治医との連携が不可欠です。主治医が鍼灸の導入に同意するかどうか、必要な医師の同意書を取得するためにも、主治医との継続的なコミュニケーションが重要です。

    専門医の紹介: 特定の疾患に対して鍼灸治療を行う場合、専門医との連携も必要です。例えば、精神疾患や神経疾患がある場合は、精神科医や神経科医と協力しながら治療を進めることが効果的なこともあります。

    福祉事務所・生活保護担当者

    生活保護担当者との連絡: 鍼灸治療を受ける際の費用負担や医療扶助に関する手続きについて、福祉事務所の担当者と連絡を取り、必要な書類や手続きがスムーズに進むようにサポートすることが重要です。また、患者の生活状況や健康状況を把握するためにも、福祉担当者との情報共有が役立ちます。

    行政機関(市町村役場の福祉課など)

    医療扶助の申請と承認: 鍼灸治療が生活保護受給者に対して医療扶助の対象となるためには、行政機関での申請や承認が必要です。市町村役場の福祉課や医療担当部署と連携し、必要な手続きや承認を確実に行うことが求められます。

    精神保健福祉センター・カウンセラー

    メンタルヘルスケアとの連携: 生活保護受給者の中には、うつ病や不安障害などの精神疾患を抱える人も多いです。鍼灸治療がメンタルヘルスの改善に役立つことが期待されますが、深刻な精神的問題を抱えている場合には、精神保健福祉センターやカウンセラー、精神科医と連携し、総合的なケアを提供することが重要です。

    地域包括支援センター

    高齢者のケアとの連携: 高齢の生活保護受給者に対しては、地域包括支援センターとの協力が重要です。鍼灸治療を含む健康管理が適切に行われるよう、地域包括ケアシステムの一環として、看護師や介護職員と情報を共有することで、患者の健康維持に役立つサポートが可能です。

    まとめ

    生活保護受給者の方は働けないため、複数の疾患を有する割合が高いのです。また精神疾患を有していたり、多剤服用傾向もデータから見て取れます。鍼灸治療を通し痛みの軽減や社会復帰のお手伝いをすることもできますし医療費削減・医療依存のお手伝いにも貢献できるかもしれません。(個人的には生活保護受給者の方への鍼灸治療はどのように貢献できているか?無駄ではないか?などのデータをとって学会などで発表していくべきだと考えています。)

    全力でサポートしますのでお困りの方はまずはご相談ください。

    訪問・出張による施術(はり灸・各種調整)について。

    最近、ご自宅等に出張してほしいというご要望が多いのでこちらで詳細をまとめておきます。

    <1>どんな状況で出張してほしい?

    1、ぎっくり腰などで動けないため自宅に出張してほしい

    ぎっくり腰等により動くのが困難起き上がるのも辛いという状況のため出張してほしいというご要望です。応急処置を行ってなるべく早く日常生活に復帰できるようにいたします。鍼灸や各種調整・アイシングなどを行い症状を改善させていきます。

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    施術料金・出張料金について

    急性的な症状の時は施術料金は45分程度6600円~が一つの目安となっております。

    2、慢性的な神経痛・痛みがひどい、歩行困難などで定期的に施術希望。

    慢性的な痛みや歩行困難などにより定期的に施術をしてほしい、というご要望も数多くいただきます。ご高齢者の方や脊髄損傷等により寝たきりになってしまった方など様々な方からご相談いただきます。痛みや神経痛は鍼灸施術や運動療法などにより症状が軽減されることがあります。

    施術料金・出張料金について

    料金は上記に同じく、45分程度の施術で6600円+出張料金が基本ですが定期的に施術を希望される場合で、医師の同意を得られれば健康保険等使える場合がございます。まずはご相談ください。また介護施設に通所中の方も一度ご相談ください。介護施設のリハビリと併用してもよいか?など確認が必要になります。
    <2>出張に持っていく道具

    出張にはタオルや施術道具を持参します。・・・用意していただくものは基本的にございませんが場合によっては氷(アイス)やタオルなどを用意していただくこともございます。

    <3>出張に来てもらうべきか、迷ったら・・・

    一度お電話にてご相談ください。症状などを伺い、施術方針や回復までの見通しなど詳しく説明させていただきます。また弊所の対応だけでなくすぐに病院に行ったほうが良い場合も
    お伝えできます。

    ★メールフォームやLINEからの問い合わせも受け付けております。詳しくはこちらから…

    機能性ディスペプシアと鍼灸治療について。

    機能性ディスペプシアという病気をご存知でしょうか??以前は「神経性胃炎、慢性胃炎、ストレス性胃炎」などと呼ばれていました。潰瘍、がんなどの器質的な異常がないのに胃のもたれや不快感、食後の胃の痛みや膨満感など機能的な異常が続く状態を指します。

    症状だけでは機能性ディスペプシアと診断を下すことはできません。他の病気でないか?腫瘍などはないか?炎症はないか?など超音波検査・内視鏡検査等を行い判断します。これは医師により行われ、確定するまでに時間を要することもあります。RomeⅢ分類では6か月以上前から症状があり最近3か月に症状(胃もたれ、早期膨満感、心窩部痛、心窩部灼熱感)のいずれかがあり検査で原因となる疾患を確認できない場合に診断されるとあります。お薬はボノプラザンフマル酸塩錠(タケキャブ)等が出されることが多いです。しかしながら、お薬だけではなかなか効果を感じずに鍼灸や漢方治療に期待する方も一定数いらっしゃいます。

    なぜ、病院のお薬だけでは改善しないか?

    病院の治療やお薬が役に立たないという意味ではありません。症状改善に効果があるのは間違いないです。しかしこの病気は機能異常の問題であり、体質や生活環境など様々な原因があり結果として起こるものです。そのため薬で症状が一時的に良くなってもまた元に戻る等、なかなか改善しないのです。

    近年では、いわゆるコロナ後遺症の一環として機能性ディスペプシアのような症状を訴える方もいらっしゃいます。感染症や、ストレス(PTSD)が関係するという説もあります。(参考1)またエビデンスははっきりしませんが双極性障害、パニック障害、うつ等の既往歴がある方もいらっしゃいます。

    以下によくあるケースを上げます。

    ・そもそも発生原因や症状に個人差があるため。

    ・緊張してコリが強いため。

    →個人的見解ですが、胃の不快感を訴える方で背中にコリが強く出ている人は多いと感じます。

    ・やせ形で冷え性など体質に問題あるケースがあるため。

    ・人間関係や生活習慣にストレスを感じているため。(または過去に感じていた。)ほか

    機能性ディスペプシアと東洋医学

    現代医学ではなかなか改善しづらい病気の一つとも言えますが東洋医学的には比較的改善することも多いです。

    東洋医学的には(ケースバイケースですが)「肝」が強くなり「脾」(消化器)に悪影響を与えている状態だと考えます。バランスを整えることで改善が見込めます。漢方薬は病院でも処方され、六君子湯(りっくんしとう)は日本消化器病学会のガイドラインにも記載されています。(参考2)鍼灸治療では背部にある「胃の六つ灸」と呼ばれるポイントが昔から消化器改善のツボとして有名です。(参考3)

    私は鍼灸治療を行うと効果は出せるのではないかと考えます。背中のコリや肋骨を緩めたり足先を温めたり、肝鬱をとると改善することも多いです。またタッチセラピーであるため緊張をとり自律神経やホルモンのバランスを整えることも効果があります。お薬を使わない治療法であるため、薬が増えないことも魅力の一つでしょう。ただしガイドラインでは鍼灸治療が機能性ディスペプシアに有効だというはっきりとしたエビデンスはまだないことが記載されています。そのため弊所では病院(内科、漢方内科など)の補助療法(併用)として鍼灸を行うことを推奨しています。

    改善実績

    先日は喜びの声もいただきました。詳しくはこちら

    機能性ディスペプシアについての症例を学会発表した実績もございます。お困りの方は一度ご相談ください。お話をしっかり伺ったうえで鍼灸の利用方法などしっかりご説明させていただきます。

     

    参考

    1:機能性ディスペプシアの考え方

    2:日本消化器病学会 機能性ディスペプシア

    3:内臓痛 ・消化器機能 ・消化器症状 に対する鍼灸の効果

    慢性副鼻腔炎と鍼灸治療 (痛み・頭痛・後鼻漏・鼻づまり・嗅覚障害・蓄膿症など)

    (1)副鼻腔炎・慢性副鼻腔炎とは?

    頭部には副鼻腔という空気で満たされた空洞がありますがここへ慢性的に細菌が感染した状態を慢性副鼻腔炎(蓄膿症)といいます。

    (2)原因・症状

    原因は自然口(排泄路)が慢性的に閉塞されてしまうことです。観戦の繰り返しによる炎症、ポリープ形成・アレルギー性鼻炎などによる粘膜の腫脹などが挙げられます。

    症状は以下のようなものが現れます。

    ・ 鼻水

    青っぱなのような膿の混じった鼻水が良く見られます。

    ・ 後鼻漏

    のどに流れて気管支炎や咳の原因になることもあります。寝ている状態でのどに流れることが多いです。

    ・ 鼻づまり

    粘膜が張れたりポリープになったりすると鼻詰まりが起こります。

    ・ 顔面の痛み、頭痛

    頬や両目の間や頭部に痛みが出ることがあります。

    ・ 嗅覚障害

    匂いが鈍感になってしまうことがあります。

    (3)病院での治療

    手術療法、投薬による保存療法があります。投薬は抗生物質を投与し最近の炎症を抑えることを期待します。手術療法はポリープの存在など薬が効きづらい場合に行われます。Bスポット療法という治療法を取り入れている病院もあります。膠原病などを伴う場合もあるためまずは病院を受診するのが良いかと思います。

    (4)治りづらい??鍼灸治療と論文

    ・・・保存療法を選択したものの投薬であまり改善が見られない慢性化してしまう場合などあるようです。鍼灸院に相談にいらっしゃる方もいます。(下記のことだけではありませんが)わかりやすく簡単に説明すると鍼灸では首の周りの血流を促進し炎症を押さえる目的で施術を行います。慢性副鼻腔炎に対する鍼灸の治療、通常の投薬治療を比較した実験が海外で行われていて、その論文和訳が2006年、医道の日本という雑誌にも掲載されていました。通常治療・鍼灸治療はどちらもある程度の改善効果があった。ということがかかれていました。

    昔から副鼻腔炎の治療を鍼灸で行うことは多いものの実験・エビデンスとしてはまだはっきりはしていないようでした。ただ副鼻腔炎そのものに対するエビデンスはそうであったとしても鍼灸は頭痛などの痛みや不快症状の緩和をはじめQOLの向上のお役に立つことはできます。もしも長引く慢性副鼻腔炎でお困りの方がいましたらお話をしっかり伺いますのでまずはご相談ください。

     

    台風や急に寒くなった時期に頭痛が悪化してしまうという方への対策方法、頭痛の分類(偏頭痛・緊張型頭痛等)

    台風の時期や急に寒くなった時期になると「頭痛がひどい」、「頭痛の改善をしてほしい」、「頭痛や肩コリがつらい」というご相談案件が増えます。傾向としては女性の方が多いといわれますが男性も少なくはないという印象です。結論から言いますと鍼灸の施術を受けますと楽になりますが頭痛症状は緊急性を要するものもあるため注意が必要です。

    (1)なぜ台風の時期に頭痛がひどくなるのか?

    とくに気圧の変化の影響を受けやすいという方が圧倒的に多く台風などが発生する時期に頭痛や関節痛など神経痛がひどくなるようです。敏感な方や症状が重い方になりますと台風が近づいてきたことがわかるという方までいらっしゃいます。台風などの気圧だけでなく温度や湿度などが原因でも体調悪化が起こるといわれていますがこれらは俗に「気象病」と呼ばれます。なぜ天気が体調に影響を与えるのでしょうか?原因はまだよくわかっていませんが脳の混乱が自律神経の変化を引き起こすからという説を提唱・研究している医師もいます。簡単に言いますとこんなメカニズムです。

    鼓膜の奥にある「内耳」は気圧の変化を感じるセンサーがある。→その情報が脳に伝えられ交感神経や副交感神経(自律神経)の調整が行われる。→乗り物酔いしやすいなど敏感な人は自律神経のバランスが良くないため気象病にも悪影響を受けやすい傾向がある。*参考*「低気圧で体調不良を起こしやすい人の特徴」

    あくまでも仮説ですがたしかにそのような傾向はあると思います。

    (2)気象病の対策は??鍼灸もよいです

    天気をある程度予測してストレスをためないようにする、という方法があります。台風が近づきそうな時期は無理をしない。飲みに行かない。夜更かしをしない。という対策方法です。自律神経はストレスや睡眠不足などで悪影響を受けますので最小限に減らすにはそのような対策も有効かもしれません。また日頃から鍼灸などの施術を受け体調を整えておくと自律神経の安定作用があるため悪化しずらくなったり気象病の影響を受けずらくなるでしょう。

    (3)頭痛の分類と注意点に関して

    偏頭痛のような脈を打つズキズキが出ている場合痛い部分を揉むなどしてはかえって症状が悪化することも多いです。注意が必要です。偏頭痛というのは血流が促進されると頭痛が悪化します。緊張型頭痛と呼ばれる筋緊張が原因で起こる締め付けられるような頭痛の場合は温めたり筋肉をほぐすと頭痛が緩和されます。・・・ただ緊張型と偏頭痛はどちらか片方が出るものではなく混在していることも多いです。温めたいけど冷やしたいという矛盾した状態になることも多いのです。経験のある鍼灸師ならばしっかり対応できます。ツボなどをうまく使い腕や足から血流を促進させたりすればこれらの矛盾を解消しながら体調も改善させることができます。また頭痛症状は上記2つのパターンだけでなく脳の問題などから生じる場合もありますので注意が必要です。ひどい吐き気を伴ったり発熱を伴う場合などはまずは医師の診断を受ける方が良いでしょう。*病院へ行くべきタイミングなどもお気軽に田無北口鍼灸院にご相談ください。

    頭痛(片頭痛・緊張型混合タイプ)の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・30代女性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。*プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。以下は頭痛の症状が改善した例です。頭痛に悩む方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。

    お名前 

    中山恵子さま(仮名)

    年齢

    31歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・特に左。肩甲骨の痛み。締め付けられるような頭痛。脈を打つ頭痛もある(ご本人談)

    施術開始時期

    平成27年06月25日

    改善時期

    平成27年07月31日(週に1度程度。全6回の施術。)

    経過・状況など

    デスクワーク。座っている時間が長い。細かいマウス作業も多い。台風の時や雨の日など天候で体調が悪化することがある。元々肩こりなど感じていた。(ご本人談)

    (1)思い当たる原因

    特になし。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。肩甲骨周辺が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。漢方内科も併用することを提案した。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成27年6月25日

    猫背気味。肩こり症状もあり。 鍼灸、吸玉などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

    第二回 平成27年7月01日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。偏頭痛症状に対してはアイシングも行う。

    第三回 平成27年07月09日

    改善傾向。リラックスできている。

    第四回 平成27年7月15日

    改善傾向。引き続き施術を受けたい。

    第五・六回 平成27年7月25.31日

    大分良くなっている。自宅でも肩甲骨を動かすよう指導。改善してきたので月に1回のメンテナンス施術に切り替える。

    (4)総括

    頭痛症状は緊張型・片頭痛型と混在している方が多いです。どちらか片方にはっきりと出るということはあまりなく緊張型であり偏頭痛も持っているのです。偏頭痛は冷やすと楽になり緊張型頭痛は温めると楽になるので矛盾した状態といえます。鍼を使いながら緊張そのものを和らげていくと少しづつ痛みを緩和できます。場合によってはアイシングも行いますし温めることも行います。矛盾した状態の身体のバランスを取るための施術を行います。

    (5)ご本人のコメント

    首肩のコリ、頭痛がひどく身体が痛くて常に元気がない状態だった。休日はどこにも行きたくない。1度の施術でもかなり軽くなります。身体がゆるむのも感じました。調子が上がったり落ちたりすることもありますが動けなくなったり辛すぎて落ち込むことが一切なくなりました。何か体調の不調が起きた時にすぐに相談でき駆け込める場所があるのも心強いです。

     

    参考までに以下動画もどうぞ。病院も併用したほうがいい場合などは弊所からクリニックをご紹介したりもできます。

    美容と鍼灸について

    最近、美容鍼灸の話題がテレビや芸能人の方のブログなどでも取り上げられることが多いため弊所でも質問をいただくことが多くなってきました。美容鍼灸とは何か?ということをこちらでも説明していきます。

    (1)美容鍼灸とは??

    美容はり・美容鍼灸は「美容を目的として行われる鍼灸のこと」です。一定の特徴はあるもののこれまでの鍼灸治療とかけ離れたものではありません。

    美容に影響を表す症状としては

    ・ 肌荒れ

    ・ しみ

    ・ むくみ

    ・ 乾燥肌

    ・ 敏感肌

    ・ しわ・たるみ

    ・ にきび

    ・ 脱毛症

    ・ 肥満

    などがトラブルとして認識されていますがそもそもこれらの症状は「半健康状態」・「未病」の兆候として見なされるべきものなのです。中国でも昔から「健康と美容は表裏一体」という考え方があり健康が損なわれた状態は美しさも損なわれると認識されるのです。

    (2)美容鍼灸の目的

    美容鍼灸の目的の一つに局所・全身の健康状態の維持増進を図ることによって老化を緩和し若さと自然の美しさを維持・増進するということがあります。

    局所のしわなどの改善を狙うのはもちろんですが冷えやむくみなど全体のバランスも調整し美容に対し良い効果を与えていきます。弊所では顎関節症のアゴの痛み、顔の大きさなどの調整と肌質の改善の相談が多いです。詳しくは以下詳細。

    興味がある方は一度ご相談ください。

    カッピング(吸玉・吸角)灸療法、オイルトリートメントについて。

    田無北口鍼灸院では鍼灸施術の補助療法として、以下のような施術を流れの中で取り入れて行います。(それのみ、の施術は承っておりません)

    カッピング灸療法:痕が残るのが嫌な方には無理にオススメはしませんが鍼灸施術にプラスして行うと、効果が高いために症状改善目的でも美容目的でも施術を行うことが多いです。

    オイルトリートメント(薬物灸) :美容だけでなく保湿にも効果があります。麻の実、馬油、エミューオイルなど・・・コンディションや状況に合わせて選べます。フェイシャルや肩甲骨や足などオイルメニューが可能です。鍼灸施術後の、皮膚の赤みを抑える目的でもオイル塗布施術を行っています。

     

     

     

    ・・・

    吸玉の効果は以下のようなものがあげられます。

    (1)血行をよくする

    吸引圧によって血管を拡張、血液循環を改善する。糖尿病による知覚障害や高脂血症による動脈硬化にも有効。

    (2)血液をきれいにする

    吸引圧により細胞の代謝をスムーズにする。持ち去られた代謝産物は肺や腎臓で処理された以外へと排出される。

    (3)皮膚の若さを保つ

    皮膚血管が拡張し血液循環量が増加・皮膚温も上昇。その結果新陳代謝が盛んになる。

    (4)関節の動きを滑らかにする

    関節周りの血流改善。滑膜からの分泌を促す。

    (5)神経の調整

    自律神経の安定作用がある。

    (6)内臓諸器官を活発にする

    自律神経を介して内臓反射。活発に。

    *緑書房「吸玉療法入門」参考

     

    またスライド法といってカップにオイルをつけ皮膚を滑らせていくやり方があります。リンパを流す目的などで施術を行いますが弊所の施術では行いません。

    子どもの肩こりとチック症に関して

    弊所では子供のためのチック症状でご相談に来られる方も数多くいらっしゃいます。

    ・・・

    だいたい小学校低学年から4年生くらいまでのお子さんが多いのですがそのようなお子さんはなぜか「肩こり症状」を訴えることが多いです。医学的にチックと肩コリは関係ないのでしょうがコリの不調・不快をチックとして体の外にでているという見方もできます。肩こり症状をやわらげリラックスさせてあげると少しずつ症状が和らいでくるが最初のうちはまたすぐに元に戻ってしまいます。

    いわゆる「疳の虫」(夜泣き・イライラ)などから移行しひどくなってチックとなり体に現れるケースが多いです。首から肩・肩甲骨の緊張を緩めるとチック症状も軽減することが多いです。弊所で鍼灸治療、および治療相談活動を行っていますとお子様の体調不良でお悩みの方も数多く来所されます。

    その中には病院で検査したけど異常なし。自律神経の問題・ストレスの問題といわれてどうしていいかわからず来所される方も多いです。

    症状としては以下のようなものが多いでしょうか?

    乳幼児~小学生くらいまで

    ・ チック症状

    ・ ヒステリー、キーキーいう(疳の虫)

    ・ おねしょ

    ・ ぜんそく

    ・ アレルギー性鼻炎 など

     

    小学生高学年~高校生くらいまで

    ・ のどの違和感が取れない(西洋医学でいうところのヒステリー球症候群)

    ・ めまい

    ・ だるさ、微熱

    ・ 耳鳴り

    ・ お腹が痛い

    ・ すぐ下痢をする(過敏性腸症候群)など

     

    病院で検査をされて特に異常がないことがわかっているならば弊所で施術を受ければほとんどの場合で改善します。また弊所は必要な場合小児科領域に強いクリニック紹介も行いますので安心して通院いただけると思います。トゥレット症候群などの診断をうけていないか?など事前に細かくお話も伺っていきます。治療に集中してもらい何度か施術を行って様子を見たいのでまずは一度ご相談ください。

    チック症状・感覚異常・子どもの自律神経失調症など 田無北口鍼灸院11歳女子の症例(小児鍼)

    弊所では施術を何度か受けた方へアンケートのような聞き取りを行います。

    目的は・・・

    ・ 症状の改善度合いを書きだしてもらう

    ・ そのことで自分の体調を客観視してもらう

    ・ 今後の施術の参考にする

     

    という感じです。「宿題でもないですし、正解不正解でもないので良かったら書いてきてください。」とお話し、自宅で書いてきてもらっています。今回はそのアンケートをもとに症例紹介記事を作成しました。同じようなことでお悩みの方も多いのではないかと思い参考までにプライバシーに配慮しプロフィールなど多少脚色しながら書いてまいります。

    ★これらはあくまで施術感想であり「エビデンス」(根拠)の提示や効果を保証するためものではありません。弊所はエビデンス(根拠)を大事にする施術を行っていますがそれと同時にクライアントさんの生の声をお届けしたいと思いこのような情報をUPしています。参考になれば幸いです。

    お名前 :

    秋山 さやか(仮名)

    年齢・職業 :

    11歳 女 小学生

    主訴 :

    子ども特有の自律神経症状・遺感覚

     

    経緯など :

    左足の感覚異常など続いている。小児科や整形外科・耳鼻科などでは異常なし。

     

    施術方針など :

    CTなどでは異常なし。医学的な異常ではなく遺感覚が気になってしまうタイプ。小学生や中学生・思春期の子には多い症状でもある。子ども特有の自律神経症状。心理学的な観点から言うと「神経質」なタイプ。そのため病院巡りをしても堂々巡りになってしまっている。・・・もちろん医学的な異常がある可能性もゼロではないので注意深く観察しつつ鍼灸の施術によりリラックスしてもらい「症状が気にならなくなる」事を目指していくと説明。

    施術・状態など:

    首から背中が緊張状態。子どもなのに硬い。

    *チック症状を起こす子もそうだが自律神経の不調や神経過敏な子は緊張していることが多い。

    足も冷えている。頚周辺をリラックスさせ、足を温める施術を行う。

    5回の施術が終わり本人感想:

    (1)良かった点や気持ちの変化は?

    先生と話をしてリラックスできている気がする。

    (2)悪かった点や気持ちの変化は?

    今も息苦しさが気になる

    (3)変わらなかったことは?

    足の痙攣*実際は痙攣していないが足が気になるという意味の模様。

    (4)自分の生活習慣でよくないと思っていることは?

    最近は早寝早起きなので特に思いつかないです。

    総括など :

    このように実際に書きだしてもらうといろいろなことがわかってきます。神経質タイプの方ほど悪い症状や残存している症状に意識が言ってしまうために整理する意味合いもあります。まだまだ改善の余地はあるものの前向きに施術を続けている。また必要ならば医療機関での精密検査なども受けるようにお伝えし経過観察中・加療継続中である。

    ・・・

    どこへ行っても改善しない症状でも施術・カウンセリングによって状況が整理改善されることも多いです。同じようなことでお悩みの方は一度ご相談ください。

    症状別施術方法・改善までの目安

    様々な症状に対応できますが、特に以下の8つの症状に対し自信があります。ほかにも様々な症状に対応できます。痛み・しびれ・自律神経症状でお困りの方はご相談ください。線維筋痛症やがんの疼痛など痛み疾患もご相談が多いです。また弊所は根拠に基づいた医療(EBM)を重視しますが同時に、それだけでは対応できない個別性も重視しています。こちらに掲載している「改善までの目安」は主観に基づく目安です。わからないことがあれば何でもご相談ください。*写真・赤字をクリックすると詳細ページに飛びます。

    (1)頭痛・片頭痛(群発性頭痛)

    原因不明。長年頭痛に悩まされている・・・。群発性頭痛・偏頭痛・片頭痛・三叉神経痛ほかたくさんの方がいらっしゃってます。薬で改善しない・・・鍼灸はたくさんのエビデンスがあります。ぜひ一度ご相談ください。

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    (2)自律神経失調症

    寝れない、イライラする、つばが飲み込めない、鬱っぽい感じがする、朝起きられない、めまい・耳鳴り、胃腸の不調、動悸・・・他

    病院に行ってMRI、CTなどの精密検査したけど検査をしたが特に異常なし。自律神経失調症(身体表現性障害・不定愁訴)と診断されたが何をしていいかわからない。「鍼灸」が有効です。
    すぐにご相談ください。

    (3)産前・産後の骨盤調整

    産前産後の骨盤調整や疼痛調整はママさんたちから非常にリクエストが多いです。弊所は東京指定の「赤ちゃんふらっと」施設にも登録されています。バウンサー用意しています。授乳・おむつ替えスペースも完備。完全個室です。産前産後の骨盤調整、腰痛、ひざの痛み、産後うつ、腱鞘炎のどの痛み、逆子(お灸が有効)等ご相談ください。

     

    *妊娠中の腰痛や肩こりでお悩みの方はこちら・・・

     

    (4)しびれ(坐骨神経痛)・麻痺(顔面神経麻痺など)

    なかなか改善しないしびれ顔面神経麻痺など施術実績が多数ございます。回復度合いが変わることもあるため早目にご相談ください。坐骨神経痛、頸椎ヘルニア、腰椎ヘルニア、脊柱管狭窄症などでお困りの方の来所も多いです。

    (5)四十肩・五十肩

    整形外科の治療や薬だけではなかなか改善しない四十肩や五十肩のお悩みはすぐにご相談ください。*現在行ってる治療を否定しません。併用も可能です。

     

    (6)肩こり

    様々な原因で肩こりになります。一言で肩こりと言っても原因は様々です。重度の肩こりも解消するノウハウがあります。

    (7)腰痛

    ほとんどの場合で腰痛は改善しますがシップを貼っているだけ、痛み止めを服用だけではなかなかよくならないことも多いです。なぜ痛みが出ているのか?説明します。一度ご相談ください。

     

    (8)ぎっくり腰・寝違えなどの急性症状

    寝違え・ぎっくり腰・ギックリ背中等 急性症状はアイシング等初期の処置を正しく行うことで痛みがコントロールできます。*3から5回の施術でほとんど改善します。他の原因(ヘルニア・骨折等)疑われる場合は病院もご紹介いたします。

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    ・・・施術だけでなく説明もしっかりと行います。詳しくはお電話等からお問い合わせください。

    パーキンソン病と鍼灸治療に関して。

    明治国際医科大学の研究でパーキンソン病に対する鍼灸治療で

    ・ 日常生活動作

    ・ 精神症状

    において有意義な改善が認められました。(詳しくは上記リンク)

    ・・・たまに誤解されている方がいますが鍼灸施術を行うとパーキンソン症状がぴたりと治る、という意味ではなくQOL(生活の質)が著しく向上するということに意義があると考えます。詳しくは以下にもまとめていきます。

    <1>パーキンソン病とは?

    人間の脳は、大きく分け大脳、小脳、脳幹(のうかん)に分類されます。パーキンソン病では、脳幹に属する中脳の「黒質(こくしつ)」という部分と、大脳の大脳基底核(だいのうきていかく)にある「線条体(せんじょうたい)」という部分に異常が起こっています。私たちが体を動かそうとすると、脳の「大脳皮質」から全身の筋肉に指令が伝わりますが私たちの意図どおり動くように運動の調節を指令しているのが神経伝達物質「ドパミン」です。ドパミンは、脳の奥の「黒質」にある「ドパミン神経」でつくられています。

    パーキンソン病になると、このドパミン神経が減少し、十分につくられなくなります。結果、運動の調節がうまくいかず、体の動きに障害があらわれます。

    <2>パーキンソン病の症状

    運動症状・非運動症状がともに生じます。

    (1)運動症状

    手足がふるえる(振戦)動きが遅くなる(無動)筋肉が硬くなる(固縮)体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)

    (2)非運動症状

    自律神経系症状:便秘、排尿障害(頻尿)、起立性低血圧睡眠障害:不眠、むずむず脚症候群、REM睡眠行動障害

    精神症状:抑うつ、不安、無関心、(幻覚、妄想)など

    <3>パーキンソン病の段階

    ゆっくりと時間をかけて進行します。現在は効果的な治療薬もあり進行を遅らせることもできるようになっています。早い段階から治療をすることが大切です。
    ヤール重度分類 : 数字が大きくなるほど重度

    (1)症状は片側の手足のみ。

    日常生活への影響はごく軽度。

    (2)症状が両側の手足に。

    多少の不便はあっても、従来どおりの日常生活を送ることができる。

    (3)歩行障害や姿勢反射障害があらわれる。活動が少し制限されますが、日常生活は自立している。

    (4)両側の手足に強い症状あり。自力での生活は困難。介助が必要なことが多くなる。

    (5)一人で立つことができなくなる。車椅子での生活や寝たきりになる。全面的介助が必要。

    <5>パーキンソン病に対する鍼灸治療について

    前述しましたが鍼灸を行うとパーキンソン患者のQOLを向上させることができます。

    ・ 肩こり・腰痛など痛みや運動器疾患の改善

    ・ 便秘や起立性低血圧など自律神経症状の改善

    ・ 知覚過敏など感覚障害の改善

    ・ 不眠症や不安感などの精神障害の改善

    に鍼灸は効果があります。また事前によくヒアリングをし「どの段階まで進行しているのか?」「日常生活でどんなことに困ってるか?」「どんなことを改善したいか?」など詳しく伺っていきます。ご自宅に伺い出張施術なども可能です。まずはお電話などでご相談ください。