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    突発性難聴と鍼灸治療

    (1)突発性難聴とは?

    感音性難聴の一種で片方の耳が

    突然聞こえにくくなる病気です。

     

    一般的には40代から50代が

    なりやすいといわれていますが

    若い人がなることもあります。

    歌手の堂本剛さんや浜崎あゆみさんが

    患ったというニュース

    もあります。

     

    原因は

    不明ですが

    ウィルス感染や血液の循環障害が

    原因という説もあります。

     

    症状としては

    旧厚生省が1973年に

    診断の手引きを出しています。

     

    <主症状>

    1.突然の難聴。

    文字通り即時的な難聴、

    または朝、眼が覚めて気付くような難聴。

    ただし、難聴が発生した時

    「就寝中」や「作業中」など、

    自分がその時何をしていたかを明言できるもの。

    2.高度な感音難聴

    3.原因が不明、または不確実

    <副症状>

    1.耳鳴り

    2.めまい、および吐き気、嘔吐

    <診断の基準>

    確実例 :

    主症状、副症状の全事項をみたすもの

    疑い例 :

    主症状の1.および2.の事項をみたすもの

    *参考

    「突発性難聴 症例における問題点について」

     

    (2)なかなか完治しずらい

    突発性難聴になってしまうと

    なかなか完治しずらいという問題があります。

    前述した歌手の堂本剛さんも

    発症してからすぐ入院したようです。

     

    ストレスを避けて

    治療に集中するのに

    入院は有効な方法でしょう。

     

    堂本さんは売れっ子歌手なので

    スケジュールの調整など

    大変だったことが予想されます。

    通院しながらの治療はもっと大変でしょうね。

     

    また入院して治療したにもかかわらず

    治療は継続しているようで

    浜崎あゆみさんは現在も

    耳が聞こえずらい状態が続いているようです。

     

    耳の病気なので歌手に多いのかと

    思いますがそういったことでもないようです。

     

    (3)こんな論文もあります

    医師の先生がブログで

    このような海外の論文を紹介していました。

    地域医療日誌

    「突発性難聴に鍼治療は効きますか?」

     

    結論から言うと

    ・ 聴力は少し改善するかもしれない

    ・ ただまだ検討の余地が必要

    などといったことがかかれています。

    (興味ある方は詳細を上記リンクから

    見てみてください。)

     

    いまのところ

    特に有効な薬はないので

    鍼治療を受けたいという方が多いのも

    うなづけます。

     

    また血液の循環障害が

    悪影響を及ぼしているのだとしたら

    鍼灸は血流の改善にも効果があります。

     

    すべての方が何回施術を受けると

    必ず回復する、

    という性質のモノではないですが

    もしもお困りの方や鍼灸をご希望の方は

    一度ご相談いただければと思います。

     

    また耳鳴り症状も

    様々な原因で起こります。

     

    緊急性が疑われる場合などは

    病院での診察もオススメしますので

    お気軽にご相談ください。

    鍼灸治療・施術に対する考え方。「痛い施術や一方的な施術は行いません。」

    先日来所された方から

    こんなお話を聞きました。

    以前、近所の整体に行っていたそうですが

    首をボキボキされて怖かった。

    らしいのです。

     

    内心とても怖くて

    身体に力が入ってしまって

    嫌だったので行くのを

    やめてしまったそうです。

     

    弊所では

    痛みを与える施術は行いません。

    鍼なども蚊に刺された程度の

    刺激です。

     

    痛い刺激を与えると

    身体に力が入ってしまうので

    リラックスできません。

    ですので治療効果も下がってしまうと

    考えています。

     

    また施術は

    「こういった施術をします」(説明)

    「わかりました」(納得・同意)

    いわゆるインフォームドコンセント

    がとても大切ですので

    一方的に嫌な施術を行うことも

    一切ありません。

     

    なぜそのような症状が出てるのか?

    こちらの見解や説明もしっかり行います。

    何でもご質問してください。

     

    「こうしていきたい」

    「こうなりたい」

    というご希望もしっかり聞いていきます。

    双方向でお体をよくしていきましょう。

    鍼灸治療・施術に対する考え方。「マニュアル的な施術は行いません。」オーダーメイドの施術です。

    弊所には様々なお悩みを持つ方が

    ご相談に訪れます。

    症状でいうと以下のようなお悩みが多いです。

     

    ・ 自律神経失調症

    (眠れない・目まい・耳鳴り・胃腸の不調など)

    ・ 四十肩・五十肩

    ・ ぎっくり腰・寝違え

    ・ 産前産後の不調

    (腰痛・肩こりなど)

     

    マニュアル的な施術は行いません。

    「四十肩の治し方・施術の仕方」

    というものはありません。

     

    お話をじっくり聞かせていただき

    その方に合わせた施術を行います。

     

    どうして痛みが出たのか?

    不調が出たのか?

    いつから調子が悪いのか?

     

    お聞かせいただいたうえで施術方針を

    立てていきます。

     

    温めるのか?冷やすのか?

    動かすのか?安静にするのか?

     

    など意外と単純なことですが

    これらを正確に行うだけでも

    ずいぶんと体調が改善することも

    多いです。

     

    また自律神経症状などは

    なぜそのような症状が出ているのか?

    しっかり説明したうえで

    リラックスしてもらうことに

    重点を置きます。

     

    思春期の学生さん

    (高校生・大学生・専門学生など)

    は多感であるため不快症状に

    意識が向きすぎて症状が悪化している場合も

    数多くあります。

     

    ですので

    「気にならなくなること」

    も一つのゴールだということを

    説明していきます。

     

    また何度か施術を行い

    改善しない場合や悪化している場合など

    遠慮せず申し出てもらいます。

     

    必要があれば

    医療機関での検査も勧めます。

     

    双方向での信頼関係を構築し

    施術に当たると大抵

    いい結果が出ます。

    体調もよくなることが多いです。

     

    ですのでまずは私自身が皆様に

    信頼されますよう全力を尽くしていきます。

    何でもご相談いただけますと幸いです。

    足の長さ・体重のバランスなども調整していきます。(O脚調整・O脚矯正)

    健康的に美しくなりたい・・・

    弊所ではそのようなご希望をお持ちの方に

    トータルバランスケアコース

    (約85~100分の施術)をオススメしています。

     

    顔面部への美容鍼だけでなく

    骨盤調整・O脚のバランス

    調整も行います。

     

    骨盤周辺の筋肉が硬くなって

    バランスが悪くなっている方は多いです。

    「肩が下がってしまっている」

    などと訴えられることが多いのですが

    左右を比較してみると

    足の長さも違っていることが多いです。

     

    参考までに

    施術前・施術後の写真を

    載せます。

    (許可をいただいてい掲載してます)

     

    施術前

    右足が短くなっています。

    骨が短くなっているわけではなく

    筋肉の緊張があり

    バランスが悪くなっている状態です。

     

    施術後

    骨盤周辺の緊張をほぐすことで

    バランスがだいぶ改善されました。

     

    施術前

    かなり足が開いてしまっています。

    いわゆるO脚の方は

    足首も内向きの方が多いです。

    (靴の外側すり減る)

    場合によってはテーピング・

    サポーターなども使用し

    バランスを変えていきます。

    施術後

    一度の施術だけですが少し改善しました。

    膝が内側に寄っているのがわかります。

    長年の緊張が強いとまた

    元に戻ってしまいますが

    少しバランスを調整するだけでも

    これだけの変化があります。

    筋肉のバランスを見ながら

    骨盤周辺の状態も調整し

    整えていきます。

     

    サポーターなどの指導もしますので

    お気軽にご相談ください。

    足の冷え症改善、冷え性対策、冷え症に有効なツボに関してなど。田無北口鍼灸院の解説

    冷え性とは・・・

    通常の人が苦痛と感じない程度の

    温度環境下において

    腰背部・手足末梢・両下肢・

    半身・あるいは全身に異常な寒冷感を自覚し

    この異常を一般的には

    年余にわたって持ち続ける

    病態をいう。

    多くの場合この病識を有する

    (漢方医学における「冷え症」

    の認識とその治療より)

     

    冷え性の自覚は(データより)・・・

    (女性に対する疫学調査、

    冷え性の病態の臨床的解析と対応より)

    全体の52%

    年代別には40歳前後までで30%未満

    更年期以降は40%異常

    55歳以上で50%以上

     

    冬に冷え性を感じる頻度が94%

     

    夜間の頻尿・肩コリ手足のだるさ・

    冷えによる入眠困難など

    随伴症状を有することが多い。

     

    冷え性の成因は・・・

    過緊張による自律神経失調、

    ホルモンバランスの低下などによる。

     

    ・ 末梢血管の収縮による血行障害

    → 自律神経の失調・交感神経優位

     

    ・ エストロゲンの低下

    → 末梢血管の収縮

     

    冷え性の改善対策は・・・

    末梢を温めること

    (カイロなどで手足を温める)

    も大切だが

    本質的にはリラックスが重要。

    交感神経優位状態の解消。

    東洋医学的にはお腹(内臓)

    の冷えもよくないとされるため

    お腹を温めるのもよいとされる。

    押して硬いところを温めるとよい。

     

    <冷え性の鍼灸施術>

    以上のことから1回の施術で

    冷えが解消されるわけではないことがわかる。

    まずは5回程度リラックス目的の施術と

    局所的な血流を促進するための施術を

    同時に行っていく。

     

    足の三里・三陰交への鍼通電は有効。

    骨盤内の循環を浴する施術も有効。

    (鍼灸臨床最新科学、

    メカニズムとエビデンスより)

     

    冷え性のツボは・・・

    上記のように

    ツボは三陰交や足三里などが

    良く使われますが

    ほかにも症状を見ながら選穴していきます。

     

    東洋医学では「瘀血(おけつ)

    という概念がありますが

    簡単にいうと血液が滞ったり

    している状態のことです。

     

    これが冷えや内臓(とくに腸)の機能低下を

    引き起こしているという考えがあるため

    循環をよくする目的での施術も

    行っていきます。

    更年期障害と自律神経失調症について。症状や原因など。

    取れない疲れ、肩コリやのぼせ。
    普段は平気なことにも

    ついイライラしてしまう。

    頭の中がまとまらず、
    気分転換や睡眠をとっても

    乗り切れない。

    インターネットなどで調べると

    「自律神経失調症」

    「更年期障害」

    の文字が出てくる。

    アラサー、
    アラフォーでも
    他人事ではないのかも・・・

    どうしたら良いかわからない
    病気かも・・・と不安になる。

    「自律神経失調症」

    「更年期障害」
    は珍しい疾患では
    ありません。

    しかし苦しい症状も
    あるにもかかわらず、
    周囲からの理解が得られず、
    孤立してしまうこともあります。

    一人で抱え込まず、
    まずはこれらについて知りましょう。
    その上で、
    対策を知れば怖くない筈です。

    (1)更年期とは・・・

    まず更年期の定義として
    日本産科婦人科学会では
    閉経前後の5年間を
    更年期としています。
    (日本人の平均閉経年齢は約50歳。
    個人差が大きく早い人で40歳台前半、
    遅い人で50歳台後半)

    そして、
    この期間に現れる
    さまざまな症状の中で
    他の病気に伴わないものを
    更年期症状と呼び、
    その中でも症状が重く
    日常生活に支障を来すものを
    更年期障害と呼びます。

    したがって、
    現れている種々の症状に
    疾患名がつく場合は
    更年期障害とは診断されません。

    (例えば、動悸に対して
    甲状腺疾患の診断が出た場合、
    更年期障害とはなりません。)

    (2)更年期障害と自律神経失調症

    また、
    「更年期障害なのか、
    自律神経失調症なのかわからない」
    という方も少なくありません。

    更年期障害は
    女性において自律神経失調症の
    ひとつの症状だといえます。

    ホルモンバランスと
    自律神経バランスは
    密接に関係があります。

    性周期を作る源は
    脳下垂体にあり、
    自律神経を調整する視床下部と
    近い場所にあります。

    そのため、自律神経が乱れれば、
    ホルモンバランスが乱れます。

    よって、

    更年期障害=
    自律神経失調症+ホルモン関連症状
    ともいえるかもしれません。

    また更年期は特に

    ホルモン、自律神経共に

    乱れやすい時期であるため、

    更年期に
    自律神経失調症が現れることで
    更年期障害と

    診断されることが多いようです。

    (3)更年期障害の主な症状

    ・のぼせ
    ・動悸
    ・睡眠障害
    ・倦怠感
    ・汗
    ・脱毛
    ・不正出血
    ・高血圧
    ・口臭、口渇
    ・ゲップ、おなら
    ・耳鳴、めまい
    ・情緒不安定

    また、まれに更年期症状に似た症状に

    基礎疾患として別の病気がある場合があります。

    膠原病、気分障害(鬱、躁鬱)、甲状腺疾患、

    婦人科がんなども挙げられます。

    単に更年期障害と思いこまず、

    一度病院にかかることをお勧めします。

    専門医の診断は大事です。

    診断が出た場合はまず

    しっかりとその病気を治すことが大切です。

    病院に行くべきタイミングが

    わからない方はご相談ください。

     

    (4)更年期障害の原因は?

    更年期障害の主な原因は

    女性ホルモンのうち、

    卵胞ホルモン(エストロゲン)の低下です。

    このようなホルモンの変化による

    ホルモンバランスの乱れが

    自律神経に影響することで、
    更年期症状は引き起こされます。

    さらに加齢による体の変化と、

    環境の変化やストレスなどが

    影響しているとされます。

    *更年期障害は鍼灸が有効です。

    そのことについてはまた後日まとめます。

    パーキンソン病・がんなどにも鍼灸が対応できる理由

    パーキンソン病やがんの方に

    鍼灸の施術を行う

    という話をすると

    誤解される方がいます。

     

    マンガ

    北斗の拳・奇跡の村のように

    秘孔を鍼でつくと

    すべて一発で治してしまう・・・。

    そういうことではなく

    QOL、生活の質をあげることに

    とても大きな役割を果たせます。

     

    鍼灸の施術を行い

    血流を促進させ

    筋肉の緊張を取ることで

    痛みが緩和されたり

    鬱っぽい症状が改善したり

    寝つきが良くなったりします。

     

    そういった間接的な効果により

    生活の質が上がるのです。

     

    一撃でそれらの難病を治す

    という意味ではないので

    ご理解ください。

    意味があるものが提供できると思います。

     

    ガンの痛みに対して

    パーキンソンのうつ症状に関して

    眠れないなどの症状に関して

    胃腸の不調などの自律神経症状に関して

    お困りの方はいつでもご相談ください。

    耳鳴りと鍼灸治療に関して。~耳そのものの病気や脳・神経の病気でなければ鍼灸で改善する理由について。

    耳鳴りがする、

    ということで鍼灸院に相談に来る方は

    多いです。

     

    そのような場合

    ほとんどの方はすでに耳鼻科や

    心療内科などに行かれていて

    検査をするも特に異常なし

    といわれ困って相談に来るというパターンです。

    *いきなり鍼灸院に相談に来る方はあまりいません。

     

    耳鳴りが発生する原因も様々で

    耳の病気や脳や神経の病気など

    様々な原因で耳鳴りが発生することもありますので

    まずは耳鼻科で診察を受けたり

    神経内科などで検査を受けたり

    ということはとても大切です。

     

    ところが検査の結果異常なし。

    原因は不明、だけども

    症状は強く残っているという方は

    以外に多いです。

     

    ・ 耳鳴りの原因がストレス??

    → ならば鍼灸は効果絶大という話

     

    先日毎日放送という

    テレビ局が制作した番組で

    こんな話がありました。

    「耳鳴りの原因はストレス」

    という話です。

     

    簡単にまとめますと上記リンクでは

    以下のような説明がなされてます。

    *詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

     

     

    (1)そもそも耳鳴りは誰でも起きてる

    自覚がないだけで誰でも耳鳴りは起きていて

    普段耳鳴りの自覚がない人も

    無響室(完全に音がない部屋)の中に入ると

    「キー」

    という音を感じる。

     

    (2)耳鳴りは脳が作りだしている!?

    そもそも音が聞こえる仕組みは

    空気の振動 → 有毛細胞 → 脳へ

    という流れなのですが

    有毛細胞は加齢とともに抜け落ち

    失ったものは元に戻りません。

    聞こえたりなくなった部分を脳が

    自ら補おうと音を作り出します。

    これが耳鳴りの正体です。

     

    (3)耳鳴りの原因はストレス

    脳の中にある「中枢自律神経線維網」

    は交感神経の興奮で過敏状態になる。

    つまりストレスによる自律神経の乱れが

    耳鳴りを表面化させ悪化させる。

     

    ・・・

    さすがにすべての耳鳴りの原因が

    ストレスだけで発生している

    ということはないでしょうが

    検査の結果特に異常がない場合で

    まだ耳鳴りが続いている場合など

     

    鍼灸施術で症状が改善するのには

    こういった理由もあるのだと思いました。

     

    ストレスが原因の耳鳴りだとしたら

    鍼灸治療は本当に効果があると思います。

     

    耳鳴りと一口に行っても

    様々なパターンがありますし

    お困りの方はまずは弊所まで相談ください。

     

    じっくりお話を伺い対応可能か

    検討・ご説明させていただきます。

     

    良性発作性頭位めまい症と自律神経失調症、鍼灸の施術について。

    めまい(目眩)症状に悩み鍼灸院を訪れる方は多いです。すでに病院に行かれていて耳鼻科などで検査を受け診断名が出ている方も数多くいます。

    めまい症状の中でも多い診断名が「良性発作性頭位めまい症」と呼ばれるものでめまいの原因の3割程度をしめるといわれています。タレントのカンニング竹山さんや女子サッカーの澤選手がこの病気だったようで聞いたことがある方も多いかもしれません。

    自律神経失調症といわれるような症状もでますが自律神経の問題ではなく内耳の問題です。症状や原因などについてまとめていきます。

    (1)良性発作性頭位めまい症とは?

    内耳の前庭にある耳石がはがれ、三半規管に入り込んでしまう病気です。 急に上を向いたりした時に、急激に回転性の激しいめまいが起こります。吐き気などを伴うこともあります。

    (2)良性発作性頭位めまい症の原因は?

    内耳にある「耳石」剥がれ落ちて半規管という場所のリンパ液が刺激されめまいが起るといわれています。

    (3)良性発作性頭位めまい症の症状は?

    ベッドや布団から起きたりするときに30秒から1分程度の回転性めまいとしてみられます。難聴、耳鳴やしびれなどの神経症状は伴いません。また、美容院で頭をさげてシャンプーをしたりすると同様の症状がおきる場合があります。回転性めまいとは限らず、不安定感、浮動性めまい、立ちくらみとして発症することがあります。

    (4)良性発作性頭位めまい症と鍼灸治療

    病院では吐き気を止める薬や緊張や不安を取る薬など直接症状に対して働きかける薬が出されることが多いようです。鍼灸は何をするか?どんな効果があるのか?といいますとまず緊張を取ります。それから首から肩周辺の血流をよくします。これらは直接作用ではなく間接作用ですが血行が良くなり・緊張がほぐれることで結果的に症状が落ち着いたりでなくなることが多いです。

    直接的な原因は上記のような「耳石が剥がれ落ち刺激されること」ですがそもそもこのように悪化する原因はストレスや睡眠不足・筋緊張などが大きく関与しています。

    病院の薬であまり改善しない方や症状でお悩みの方は一度ご相談ください。個人差はありますが5~8回程度の施術で改善することも多いです。

    東洋医学の話。本治と標治、未病治療について。

    東洋医学、鍼灸治療の考え方には

    「本治」と「標治」と言う言葉があります。

     

    本とは、正気、病因、先病、内にある病を指し、

    標とは、邪気、病状、後病、外にある病を指します。

     

    簡単に言うと、本とは病の本質であり、

    標とは病の現象です。

     

    ですので東洋医学的な考えでいうと

    「今、外に現れている症状」

    は結果でしかありません。

     

    本来の原因は他のところにあり

    そちらに注目することが重要になってきます。

     

    東洋医学的な本来の治療とは

    簡単に言いますと

    症状を取ることが目的でなく

     

    脈の状態を見たり

    筋肉の状態を見たり、

    舌の状態を見たり、

    お腹の状態を見たりしながら

    身体の状態を整えていくことです。

     

    硬い筋肉の緊張を取ったり

    冷えている部分を温めたり

    むくんでいる部分の循環を良くしたり・・・

    そんな施術を行っていきます。

     

    例えば・・・

    腰痛の方がいたとしましょう。

     

    腰が痛いのが症状ですね。

    弊所ではまずは

    腰の痛みを取る施術を行います。

    (標治)

     

    しかしながら症状が何度かの施術で

    取れたとしてもやはり本質的な改善

    (本治)

    も提案していきます。

     

    立ち仕事で足が冷えていて

    下半身の血行が悪くなっていれば

    腰とは関係ない(と思われる)

    足のお灸も行います。

     

    お腹に緊張があれば

    お腹の緊張も和らげていきます。

     

    「痛いところだけ」

    を施術するわけではありません。

     

    それから

    生活習慣・元々の体の状態・

    現在の体の状態・ストレスなど

    考慮しながら施術を行います。

     

    人によって身体の状態はそれぞれなので

    それぞれの状態に合わせて施術を行うのです。

    (オーダーメイドの施術です。)

     

    これにより現代医学的にいえば

    結果的に

    ・ 睡眠の質が上がったり

    ・ ホルモンバランスが良くなったり

    ・ 代謝が良くなったり

    病気になりづらい体が作れます。

     

    温泉療法と同じく

    間接作用ですが様々な疾患に対しても

    効果は高いです。

    対処できる疾患・症状は

    痛み系疾患や肩コリだけではありません。

     

    一例をあげますと・・・

    ・ 神経症状

    (しびれ・違和感など)

    ・ 自律神経症状

    (耳鳴り・目まい・気分の落ち込みなど)

    ・ 消化器系症状

    (良く下痢をする・胃が痛いなど)

    ・・・様々な疾患・症状に効果があり

    対応できます。

     

    また東洋医学では

    「未病治療」

    という考え方があります。

     

    病気になる前に治してしまおう、

    という考え方です。

    その方が治療する側もされる側も楽です。

     

    これには同意できる方も多いのではないでしょうか?

    痺れや痛み・目まいや耳鳴りなどの不調は

    一度体の外に症状として出てきてしまうと

    改善させるまでに

    なかなか時間がかかってしまうことも

    多くあります。

     

    ですので弊所では

    次のようなステップで施術を行うことが多いです。

     

    (1)まずはつらい症状をお聞きする

    (2)症状を和らげるための施術を行う

    *標治 5回から8回程度

    (3)改善して来たら施術回数を減らし

    今度は悪くしないための施術・

    メンテナンスのための施術を行っていく

    *本治 未病治療 月に1・2回程度

     

    わからないことなどあれば

    いつでもご質問ください。

     

    肩腱板損傷と五十肩(四十肩)、鍼灸について

    整形外科などで腱板損傷という診断を受け

    「鍼灸でよくならないか?」

    と相談に来る方がいらっしゃいます。

     

    そもそも腱板損傷とはなにか?

    四十肩五十肩との違いは?

    鍼灸などではどのようによくできるのか?

     

    まとめていきたいと思います。

    わからないことがあれば何でもご質問ください。

    *お電話などでも相談対応します。

     

    (1)腱板損傷とは?

    まず腱板について、ですが

    肩の4つのインナーマッスル

    (棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)

    回旋筋群が合流した部分のことです。

     

    このインナーマッスルは

    肩関節を安定させる働きがあり

    また腕の動きに対し

    非常に重要な働きをします。

     

    筋肉が損傷した場合

    時間とともに修復されますが

    腱板の損傷の場合は

    なかなか難しいです。

    骨からはがれるように切れてしまうために

    なかなか良くならないのです。

    むしろ時間の経過とともに悪化する場合も

    ありますので注意が必要です。

     

    症状としては

    ・ 肩の痛み

    ・ 腕をひねった時の痛み

    (ドアノブなど)

    ・ 肩をあげようとすると上がらない

    ・・・・などが出ます。

     

    (2)四十肩五十肩との違いは?

    四十肩五十肩との違いは

    腱板損傷では拘縮、

    つまり関節の動きが硬くなること

    が少ないです。

     

    また腱板損傷の場合

    肩を挙上する際に

    ジョリジョリという軋轢音がする。

     

    という訴えをする人もいます。

     

    しかしながら

    「四十肩だろう」

    「五十肩だ」

    「これは腱板損傷だ」

    と自己判断はしないほうがいいでしょう。

     

    最終的には

    MRIなどの精密検査をしないと

    腱板損傷しているかどうか?

    判断がつかないことも多いです。

    専門家の指示を仰ぎましょう。

     

    完全に断裂しているか?

    部分断裂しているか?

     

    などでも治療方針が変わってきますし

    まずは状態を正しく知ることが

    重要になってきます。

     

    *弊所でも病院へ行くべきタイミングかどうか?

    などの相談には応じます。

    迷った場合は一度ご相談ください。

     

    (3)鍼灸などではどのようによくできるのか?

    鍼や灸をしてすぐに腱板がくっつく

    ということはありません。

     

    ヘルニアなどもそうですが

    腰椎ヘルニアの方に

    鍼や灸をしてヘルニアが凹む

    元通りになる、ということもありません。

    直接的に効かせるものではないです。

     

    鍼や灸の効果は

    ・ 筋肉の緊張を取る

    ・ 痛みの軽減

    ・ 血流促進

    などで、すべて間接作用になります。

     

    上記のような効果があるため

    結果として症状が軽くなったり

    また

    患部の負担軽減につながるために

    QOL(生活の質)が向上したりします。

     

    以下のような方には最適だと思います。

    「病院である程度リハビリをしたが

    周辺の筋肉が硬いのが気になる。」

    「整形外科で治療を受けているが

    プラスアルファで鍼灸施術も受けたい。」

    「早く良くしたい。」

    など・・・。

    お困りの方は是非ご相談ください。

    読書「自律神経が整えば休まなくても絶好調」

    順天堂大学の医師であり

    著作も沢山発表している

    小林博之先生の本を読みました。

     

    この先生は自律神経が専門のようでして

    この本でも休み方のコツや

    日常生活で行える

    上手な休息の取り方など

    紹介されていました。

     

    読みやすい内容ですので

    興味ある方はこちらから

    チェックしてみてください。

     

    <内容紹介>

    以下のようなことが印象に残りました。

     

    ・ 休息とは動かないことではない。

    受け身にならず主体的に悩むことが大切。

    → 

    私もこれに似た話はよくします。

    「最初に休みの予定を入れる」

    ことが回復への近道です。

     

    ・ 休息の基本はストレス軽減

    → 

    いくらベッドに横たわっていても

    嫌なことを思い出したりして

    ストレスまみれになっていては

    休んだことにならない。

     

    ・ 身体の不調と

    心のストレスは直結している

    ストレスがかかると

    コルチゾールというホルモンが分泌。

    それが過剰になると脳細胞が破壊され

    鬱や認知症にもなりやすくなる。

     

    自律神経も乱れて

    心拍数や血圧、血糖値など上がり

    心疾患や脳疾患を誘発しやすくする。

     

    ・ 休むとは自分の時間を作ること

    主体的に時間を捻出することも必要。

    自分の一週間を検証し

    本当に時間がないのかどうかの確認を

    時にはしてみよう。

     

    *弊所でも鍼灸施術など

    自律神経のバランスを

    整える目的の施術を行っています。

     

    体調に不安がある方は

    いつでもご相談ください。