タグ: 四十肩

    肩が上がらない、背中をかくのがつらい、いわゆる四十肩・五十肩症状に関して。田無北口鍼灸院の施術・50代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。*プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。肩を挙げづらい、背中をかく動作がつらい、いわゆる五十肩のような症状が改善した例です。詳しくは以下・・・

    お名前 

    濱田浜尾さま(仮名)

    年齢

    59歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・左肩の痛み、肩甲骨周辺の痛み。腕を横に挙げると痛い、腕を前に挙げる動作が上手にできない、背中をかく動作ができない(ご本人談)

    施術開始時期

    平成28年10月24日

    改善時期

    平成28年12月21日

    (週に1度程度。全6回の施術。)

    経過・状況など

    普段はデスクワーク。元々肩こりなど感じていたが9月末頃から動きが悪くなり痛みも出てきた。最初は整形外科に行き治療を受けていたがいまいち改善しない為相談しに来た。孫と遊びたいので早くよくしたい。(ご本人談)

    (1)思い当たる原因

    キッカケは孫と遊んだ直後から肩が痛くなった。デスクワークを長年しているので疲れていたのかもしれない。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。上腕二頭筋腱といわれる肩と腕をつなぐ腱が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。また整形外科にて治療を受けたが良くならなかったとのことでしたのでどのような治療をしていたのかヒアリング。電気治療と湿布とのこと。病院によってはブロック注射などもある、とお伝えし整形外科との併用も勧めた。が、本人希望によりまずは弊所だけで施術を行い様子をみていく。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成28年10月24日

    元々肩甲骨周辺の緊張が強い。肩こり症状もあり。鍼灸、吸玉などで緊張を和らげる。

    第二回 平成28年10月31日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。

    第三回 平成28年11月7日

    改善傾向。リラックスできている。

    第四回 平成28年11月23日

    改善傾向も一週間開けたらまだ少し辛さを感じた。

    第五回 平成28年11月30日

    大分良くなっている。可動域制限もなくなってきた。自宅でも動かすよう指導。

    第六回 平成28年12月14日

    改善傾向。今日で施術をいったん終了。今後は月に1回のメンテナンス施術に切り替える。

    (4)総括

    肩の過緊張を改善できたことで良くなった。多少痛み・だるさが出るが50型症状の場合弊所ではよく関節を動かして改善を狙う。良くなったのでお孫さんと沢山遊んでください。お大事にどうぞ。

    左肩から腕の痛み、夜間痛(寝る時の痛み)いわゆる四十肩・五十肩症状に関して。田無北口鍼灸院の施術・50代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。肩を挙げづらい、左肩から腕にかけての痛みが強い、夜寝る時に痛む(夜間痛)いわゆる50肩のような症状が改善した例です。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    山本徹さま(仮名)

    年齢

    50歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・左肩の痛み。肩甲骨周辺の痛み・左腕の痛み。夜寝る時に痛くて不快・寝れない(ご本人談)

    施術開始時期

    平成29年07月12日

    改善時期

    平成29年08月09日(週に1度程度。全5回の施術。)

    経過・状況など

    普段はデスクワーク。座っている時間が長い。細かいマウス作業も多い。元々肩こりなど感じていたが動きが悪くなり痛みも出てきた。整形外科に行くべきか?迷ったがまずは弊所に相談しに来た。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    特になし。デスクワークを長年しているのでそれが原因かもしれない。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。筋肉や腱が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。また整形外科にて行う治療方法と鍼灸院でできることの違いなども説明。併用して治療を行うことがベストであり、まだ病院での診察を受けていないようならば今の状態を把握するうえでも併用し治療を進めたほうが良いと話した。ご本人が希望すれば整形外科への施術報告書なども作成し、医師に鍼灸の施術方針をお伝えしながら進めていくことも可能。ベストな方法を選択してもらう。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年7月12日

    元々猫背気味。肩こり症状もあり。

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉

    などで緊張を和らげる。

     

    第二回 平成29年7月19日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。

     

    第三回 平成29年07月26日

    改善傾向。リラックスできている。夜間痛が気にならなくなってきた模様。

     

    第四回 平成29年8月2日

    改善傾向。ただまだ緊張はあるため引き続き施術を受けたい。

     

    第五回 平成29年8月9日

    大分良くなっている。可動域制限もなくなってきた。自宅でも動かすよう指導。加療継続していくが2週間に一度、と少し間を開けながら様子を見ていく。さらに改善したら月に1回のメンテナンス施術に切り替える。

     

    (4)総括

    多少痛み・だるさが出るが50肩症状の場合よく関節を動かして改善を狙うことが多いです。鍼を使いながら動かしていくと少しづつ痛みを緩和できます。同時に整形外科や病院で診察を受けることの重要性もお伝え出来た。

     

    (5)ご本人のコメント

    40肩で左肩から腕まで痛みが出ていた。施術を受けて少しづつ痛みが和らいだ。それ以外に腰や頚もケアしてもらい同時に身体が軽くなった気がする。

    「肩が上がらない」四十肩・五十肩かと思ったら・・・インピンジメント症候群について。

    弊所では肩の痛みで

    治療相談に訪れる方が数多く

    いらっしゃいます。

     

    肩が上がらず痛みを伴う症状があり

    ご自身でネットなどで検索し

    「四十肩・五十肩だ」

    (肩関節周囲炎の俗称)

    と訴える方がいます。

     

    そのような場合もありますが

    腱板損傷亜脱臼などにより

    肩が上がらなくなっている場合もあり

    注意が必要なケースもあります。

    やはり自己判断はあまり得策でないでしょう。

     

    本日は四十肩などと似ている

    「インピンジメント症候群」

    について詳しく書いていきます。

     

    (1)インピンジメント症候群とは?

    インピンジメントとは、

    「挟まる・衝突する」という意味です。

     

    肩関節は特に可動域が広いため

    肩を安定させるために

    筋肉や腱・靭帯、滑液包(肩峰下)

    などが多数存在します。

     

    肩のインピンジメント症候群は

    肩をあげたり動かす際に

    腱板や滑液包などが肩関節で衝突したり

    挟まることで痛みがでたり

    動かせなくなる症状を言います。

     

    ある角度で痛みや引っ掛かりを感じ

    それ以上あげることができません。

    60-120度の間であることが多く

    有痛弧徴候(ペインフルアークサイン)

    と呼ばれます。

     

    (2)インピンジメント症候群の原因

    インピンジメント症候群には2種類あります。

    それぞれの特徴と原因をまとめます。

     

    エクスターナルインピンジメント

    (肩峰下インピンジメント):

    肩関節で骨に腱板と滑液包が衝突すること。

     

    インターナルインピンジメント:

    関節唇(かんせつしん)が衝突すること

     

    原因は

    生まれつき骨が変形している場合

    骨に骨棘(こつきょく)ができている場合

    加齢による腱板の変性

    日々の姿勢や動作の積み重ねで起こる場合。

    などがあげられます。

    野球の等級などでも起こりやすいと

    いわれています。

     

    (3)治療

    整形外科では安静を指示され

    投薬・注射・手術などの治療が行われます。

     

    鍼灸では

    鍼治療で痛みそのものを抑えたり

    バランスを整えて負担をかけなくする施術など

    が行われます。

     

    運動療法としては

    インナーマッスルを鍛えることも

    大切です。

     

     

    肩の痛みで

    お悩みの場合は一度ご相談ください。

    田無北口鍼灸院から病院をご案内、併用しながら施術した例:整形外科 四十肩・五十肩 → 肩関節周囲炎

    弊所では以下のような場合

    病院などの受診を

    オススメすることがあります。

     

    (1)施術を行い改善しない場合や

    逆に悪化している場合

    (2)施術者の判断で

    専門家の判断を仰いだほうが

    良いと思われる場合・緊急性がある場合

    (3)クライアントさんが不安な場合

     

    また

    病院に行けばよいか?

    鍼灸院に行けばよいか?

    誰に相談すればいいか?

     

    不安で迷っている方も多い

    と思われます。

     

    弊所では、まずはしっかり

    お話を伺いどうすればいいのかのアドバイスを

    させていただきます。

     

    どんな場合で・どんな状況で

    病院や助産院受診を

    オススメすることになったのか?

     

    今回は症状が強かったため

    整形外科の治療と

    弊所の鍼灸施術を併用した事例です。

     

    プライバシーに配慮し個人情報などの

    状況は多少脚色し事例をまとめていきます。

     

    似たようなことでお悩みの方の

    お役にたてましたら幸いです。

     

    また不安な場合は自己判断せずに

    専門家に相談することをオススメします。

     

    クライアント名

    竹中 勇作さま(仮名) 40代男性

     

    来所日

    2017年8月中旬

     

    主な訴え・症状など

    左首肩のコリ・痛み

    背中をかく(結帯)動作ができない

    肩の動きが悪い

     

    (ご本人談)

     

    肩関節周囲炎いわゆる

    四十肩疑い。

    鍼(はりきゅう)をすることで

    痛みや関節可動域は改善するが

    炎症症状が強い場合

    治療が長期にわたることもあると説明。

     

    整形外科での注射(ブロック注射)

    や投薬(痛み止め等)も

    うまく併用するといいのではないか?

    とお伝えする。

     

    薬を飲むと治るわけではないが

    痛みがあって眠りの質が

    悪くなっているようならば

    整形外科にも通院することを勧めた。

    弊所では週1回程度の施術を行う。

     

    経過

    何度か施術を行い

    少しずつ回復してきている。

     

    8月末に

    「整形外科にも行きたい」と申し出。

     

    市内の整形外科をご案内。

    ご自身でHPなど調べてもらい

    興味を持ったようなので

    紹介状も書いて渡した。

     

    (1)整形外科での診察

    医師診察

    肩関節周囲炎と診断

    (お手紙にて診察内容を教えてもらう。)

    医師の指示に従ってもらいつつ

    弊所での施術も併用して受けるよう勧めた。

     

    総括

    四十肩・五十肩症状の場合

    疼痛が強く眠れない場合などは

    肩への石灰沈着が

    疑われる場合があります。

     

    一度整形外科での診察を

    受け薬物療法などと併用した方が

    良い場合もあります。

     

    本ケースでは

    クライアントが病院紹介を

    希望したために紹介状を書きました。

     

    同じようなことでお悩みの方や

    痛みがあるがどうすればいいかわからない方は

    お気軽にご相談ください。

    肩腱板損傷と五十肩(四十肩)、鍼灸について

    整形外科などで腱板損傷という診断を受け

    「鍼灸でよくならないか?」

    と相談に来る方がいらっしゃいます。

     

    そもそも腱板損傷とはなにか?

    四十肩五十肩との違いは?

    鍼灸などではどのようによくできるのか?

     

    まとめていきたいと思います。

    わからないことがあれば何でもご質問ください。

    *お電話などでも相談対応します。

     

    (1)腱板損傷とは?

    まず腱板について、ですが

    肩の4つのインナーマッスル

    (棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)

    回旋筋群が合流した部分のことです。

     

    このインナーマッスルは

    肩関節を安定させる働きがあり

    また腕の動きに対し

    非常に重要な働きをします。

     

    筋肉が損傷した場合

    時間とともに修復されますが

    腱板の損傷の場合は

    なかなか難しいです。

    骨からはがれるように切れてしまうために

    なかなか良くならないのです。

    むしろ時間の経過とともに悪化する場合も

    ありますので注意が必要です。

     

    症状としては

    ・ 肩の痛み

    ・ 腕をひねった時の痛み

    (ドアノブなど)

    ・ 肩をあげようとすると上がらない

    ・・・・などが出ます。

     

    (2)四十肩五十肩との違いは?

    四十肩五十肩との違いは

    腱板損傷では拘縮、

    つまり関節の動きが硬くなること

    が少ないです。

     

    また腱板損傷の場合

    肩を挙上する際に

    ジョリジョリという軋轢音がする。

     

    という訴えをする人もいます。

     

    しかしながら

    「四十肩だろう」

    「五十肩だ」

    「これは腱板損傷だ」

    と自己判断はしないほうがいいでしょう。

     

    最終的には

    MRIなどの精密検査をしないと

    腱板損傷しているかどうか?

    判断がつかないことも多いです。

    専門家の指示を仰ぎましょう。

     

    完全に断裂しているか?

    部分断裂しているか?

     

    などでも治療方針が変わってきますし

    まずは状態を正しく知ることが

    重要になってきます。

     

    *弊所でも病院へ行くべきタイミングかどうか?

    などの相談には応じます。

    迷った場合は一度ご相談ください。

     

    (3)鍼灸などではどのようによくできるのか?

    鍼や灸をしてすぐに腱板がくっつく

    ということはありません。

     

    ヘルニアなどもそうですが

    腰椎ヘルニアの方に

    鍼や灸をしてヘルニアが凹む

    元通りになる、ということもありません。

    直接的に効かせるものではないです。

     

    鍼や灸の効果は

    ・ 筋肉の緊張を取る

    ・ 痛みの軽減

    ・ 血流促進

    などで、すべて間接作用になります。

     

    上記のような効果があるため

    結果として症状が軽くなったり

    また

    患部の負担軽減につながるために

    QOL(生活の質)が向上したりします。

     

    以下のような方には最適だと思います。

    「病院である程度リハビリをしたが

    周辺の筋肉が硬いのが気になる。」

    「整形外科で治療を受けているが

    プラスアルファで鍼灸施術も受けたい。」

    「早く良くしたい。」

    など・・・。

    お困りの方は是非ご相談ください。

    いわゆる四十肩や五十肩。田無北口鍼灸院の施術について。

    四十肩・五十肩は中高年に多い

    退行性疾患で痛みと運動制限が特徴である。

     

    ほとんどの場合で何度か

    鍼灸施術を受ければ改善が早まるが

    石灰沈着や強い疼痛が

    見られることもあり

    時間がかかることもあります。

     

    結論から言いますと

    整形外科の薬物療法との併用が

    早く改善するためオススメです。

    詳しくは以下・・・

    ★弊所で施術を行い改善した例、

    50代男性はこちら・・・

     

    (1)四十肩・五十肩とは?

    正式名称は肩関節周囲炎。

    肩関節の疼痛と運動制限が見られる。

     

    明らかな原因なしで生じる

    突発性のものと

    腱断裂や肩の外傷から生じるもの

    あるいは神経疾患や肺疾患などに

    起因する2次性のものに分けられる。

     

    (2)まずは状態確認。

    どのような痛みが生じているか?

    夜間に痛みが強くなるのか?

    動かすと痛むのか?

    どの角度で痛みが出るのか?

    …など細かく見ていきます。

     

    症状に応じて刺激の量を調整し

    施術のプランをたてます。

     

    (3)鍼灸施術を行うことのメリット

    ズバリ痛みの改善があります。

    可動域の改善や

    筋緊張の改善もあります。

    ほとんどの方がその場で何らかの効果を感じます。

    *もちろん状態はまた戻るので

    何度か施術を行う必要がありますが・・・

     

    その結果、鍼灸施術を行うことで

    より早く改善するのです。

     

    鍼通電(パルス療法)で

    低周波を流しながら

    筋肉を動かすことが多いです。

     

    疼痛部位やツボにお灸を行い

    可動域改善も狙っていきます。

    (4)整形外科の治療も

    併用することのメリットもお伝えします。

    四十肩や五十肩の症状の場合

    整形外科では投薬や消炎鎮痛目的の

    注射が行われることが多いです。

    また画像診断も行うために

    状態把握も行えます。

     

    この症状では薬物療法や注射などと

    併用しながら鍼灸施術を行うと

    メリットも多いですし改善が早いです。

     

    もちろん無理に薬物療法などを

    勧めることはありませんが

    メリットに関しては

    しっかりとお伝えしていきます。

    詳しくはお尋ねください。

    「灸(きゅう)」について。

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    本日は「灸(きゅう)」についてまとめていきます。

    灸は古来より行われている治療法で、様々な効果

    (冷え性の改善、食欲不振の改善、腰痛など慢性病の改善など)

    が期待できます。

     

    (1)灸の材料

    灸は艾(もぐさ)に火をつけて行いますが

    もぐさは蓬(ヨモギ)の葉から作られます。

    ヨモギは草餅に使うあの植物です。

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    ・・・古来より種々試みたと思われますが

    ヨモギの葉から作られる艾は他の材料と比較して

    人体の皮膚や組織に対する損傷が少ないうえに

    爽快感があり適度な熱刺激を組織に浸透させることができるため

    今日まで利用され続けています。

     

    (2)灸術の種類

    種類は有痕灸(ゆうこんきゅう)、無痕灸(むこんきゅう)に大別されます。

    身体にやけどの痕を残すのが有痕灸

    残さないのが無痕灸です。

     

    ・ 有痕灸(ゆうこんきゅう)

    透熱灸(とうねつきゅう)、焦灼灸(しょうしゃくきゅう)、打膿灸(だのうきゅう)

    に大別されます。

     

    透熱灸は一般的に広く行われている灸法で

    圧痛点や経穴(ツボ)に小さな艾をひねり

    皮膚上の一定点に適量施灸します。

     

    焦灼灸は皮膚や組織の破壊を目的に行われ

    いぼや魚の目などに行っていきます。

     

    打膿灸は皮膚上にやけどを作り

    わざと化膿させることで(白血球の数が上昇します。)

    生体の防衛機能を高めます。

    が現在はあまり盛んにおこなわれないようです。

     

    ・ 無痕灸(むこんきゅう)

    無痕灸とは灸痕を残さないように、

    また強い熱感を半減させることを目的とする灸法で

    やけどが起こらず柔らかな温熱刺激を伝達させ

    効果的な生体反応を期待することができます。

    無痕灸は以下の2つに分類されます。

     

    隔物灸は艾を直接皮膚の上で燃焼させないで

    艾の柱と皮膚の間にモノを置いて施術する方法です。

    生姜灸やびわの葉灸などがあります。

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    温灸は艾そのものや

    あるいは温灸器を用いて行います。

     

    (3)有痕灸(透熱灸)と無痕灸(温灸)の違い

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    皮膚に直接やけどの痕を作らないということから

    近年は温灸の人気が高まっていますが

    透熱灸と温灸の違いについて言及したものはあまり多くないです。

     

    ただ、研究によると温灸は最高温度が低く(50度程度)

    温度の持続時間が長いことから

    透熱灸は神経系に作用し遠隔的に血管を拡張するが

    温灸は直接局所の血管拡張をするなどの差があるといわれています。