逆子の鍼灸治療とセルフケア指導
逆子に対して鍼灸治療は有効か??という質問をいただくことが多いです。一般の方はなかなか知る機会もないかもしれませんのでこちらでもカンタンに紹介しておきます。結論から言いますと有効です。鍼灸治療が逆子の矯正に一定の効果があることを調査した資料があるのです。(全日本鍼灸学会)妊娠33週目の初産婦さんを260人集め、130人には鍼灸を行い、130人には鍼灸を行いませんでした。具体的には、至陰というツボへのお灸を片側15分間ずつ30分間、1日に1〜2回実施。出産時には鍼灸を行わなかったブループの逆子矯正率が58.5%だったのに対し、鍼灸を行ったグループでは76%もの方が矯正されたという結果が示されています。逆子や妊娠中の痛みなどでお困りの方はまずはご相談ください。*しかしながら必ず改善する、という性質のものではありませんし過度の期待は禁物です。あくまでも補助療法の一つです。まずはお気軽にご相談の上、施術を受けるかどうかご検討ください。
(1)逆子とは??
逆子は医学的には骨盤位といいます。一般的には胎児は分娩時には頭が恥骨の方にあって臀部や足が上腹部にある状態を正常位と呼んでいます。頭が上腹部にあったり臍の横にあったりする場合には分娩に時間がかかったり母子ともに危険なこともあります。それらの骨盤位を逆子、といいます。逆子の場合、帝王切開になることも多いようです。
(2)逆子の鍼灸治療はいつから?また治る可能性はどのくらい?
逆子が問題とされる28週以降からで十分ですが32週以降は成功率が下がるためそれまでに始めるのが理想です。その期間から施術を始め行った場合成功率は75%以上との報告があります。出産が近くなっている時期ならば逆子治療の効果はあまりないかもしれません。(リラックス効果・疼痛緩和効果などもあります。)
(3)どのくらいのペースで治療するのが良い?
週1,2回来所してもらいほかの日は毎日自宅でお灸してもらうのが一般的ですがケースバイケースです。
(4)どこにお灸をする??
三陰交や至陰というツボにお灸をすることが多いです。
(5)なぜ治るの??
東京女子医科大学の高橋佳代先生・窯付弘志先生らの研究によると至陰にお灸をすると子宮動脈やさい帯動脈の血流が良くなるということがわかっています。
その結果子宮の緊張が緩和するのではないかと考えられています。
(6)妊婦さんの不定愁訴
そのほかに妊婦さんは便秘・冷え・腰痛・肩こり・足のむくみなどの訴えが多いです。医学的な根拠はないものの足が冷えていたりむくみやすい方は逆子になりやすいという傾向があります。不定愁訴の改善が緊張緩和につながり逆子改善にも良い影響がいくからかもしれません。田無北口鍼灸院ではそれら不定愁訴の改善もお勧めします。
逆子の鍼灸治療はこちら
まずはお電話(0424974586)でご相談・ご予約ください。LINEからのご相談も可能です。初回7150円でカウンセリング、鍼灸施術を体験できます。こちらで施術を続けた方が良いと判断した場合は施術プランを提案しますのでご自身に合うようでしたら通院を検討してみてください。初回、「ホームページを見た」でお灸セルフケア指導+セルフお灸1シート(1,2週間分)プレゼントします。
場所は田無駅から徒歩3分、モスバーガー田無店と同じビルの3階にあります。わからない場合は遠慮なくお尋ねください。
*参考 医歯薬出版 「逆子の鍼灸治療」
全日本鍼灸学会「お灸で骨盤位(逆子)が治る」