カテゴリー: しびれ(坐骨神経痛・椎間板症・頚椎ヘルニア・腰椎ヘルニアなど)

寝違い(寝違え)、の応急処置や、似た症状(ムチウチ・頸椎ヘルニアなど)について

寝違い(寝違え)とは・・・

何らかの原因で首に炎症を発症する事によって痛みや動きの制限が加わる障害です。頸部の炎症系障害と神経系の障害の2つの原因が考えられ対処法も異なるので注意が必要です。寝違いの症状は基本的に首を中心に独特の症状を発症します。以下の症状のいずれかに該当する場合は、寝違いの可能性が考えられます。なお、痛みとともに「しびれ症状」などを併発している場合は
神経系の障害を別個に検討する必要があります。

【寝違い症状の特徴=チェック一覧】

● 寝起き時に首にこわばりがあり起きるのが辛い

● 急激に首を横にまわすと激痛が走る

● 首をまわす角度が大きくなるほど徐々に首の痛みが増す

● 無意識に横を向く際に、体ごと回してしまう

● 腕がだるい・腕にしびれがある(特に前腕部分)

● 上を向くのが辛い

 

◇ 気をつけよう泥酔時の姿勢

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寝違いを発症すると、その痛みは想像以上の痛みを生じるケースが多くあります。この痛みの主な原因は、頸部の炎症による痛みが主な原因です。発症パターンとして、急性的・突発的原因や
慢性的原因の2つの原因が考えられます。一般的に見られる寝違いは、急性的・突発的原因によるものが大半のケースを占めます。具体的には、深い眠り・泥酔時は要注意といえます。通常、人は眠っている場合、体のポジションを無意識に変えながら眠っております。これは、一部分へかかる負荷を軽減する為に、無意識にとる行動といわれます。しかし、例えば泥酔している時などは状況が異なります。泥酔状態で睡眠した場合、通常の睡眠とは異なり、昏睡状態に入るためです。昏睡状態での睡眠した場合、寝返りなどの自然な行動は減少します。そのため、同一姿勢のままで眠ってしまい、一部分に負担をかけ続け、炎症を発症してしまう恐れがあるのです。お酒を飲まないと眠れないとしても、昏睡を避けるため、適量にとどめることも寝違い症発症の予防につながります。

◇寝違いを発症するパターン

寝違えの原因は、その名の通り、「眠る際の姿勢」が大きく関与しています。特に、その原因は、睡眠時の「腕の位置」の影響が大きいと考えられます。首の頚椎という神経が集まる経路が
両腕に伸びており、この腕を圧迫することで首に痛みが出る可能性が考えられるのです。

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ですから、腕を体の下にしたまま眠るなどの状態が続き、神経が圧迫された場合、首に炎症がおきることになるわけです。寝違いの症状は、大半のケースが首への負担となって現れますが、腰や大腿部などへの症状となって現れることもあります。いずれの症状の原因も、同一部分への継続的な負担が主な原因となっています。また、ストレスによる肩こりから、血流の流れが低下し、首に痛みを生じる例もあります。ストレスと寝違えはまったく関係ないように思えますが、実はこのストレスによる要因も大きな原因として考えられています。

◇手・足にしびれを伴う場合

寝違い症状を感じる際に、手や足などに「しびれ症状」を伴う場合は、神経系の障害の可能性が考えられます。頚椎の損傷による神経系の障害には様々な障害があります。寝違いかな?と思い病院に行くと、実は神経系の障害であるケースもあります。

その代表としては頚椎椎間板ヘルニアが挙げられます。頚椎の神経は人体の様々な部分に関与しているため、頸部のダメージであっても、頸部のみならず身体各部に症状が現れるのが特徴です。

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特に、手・足などの末端器官のしびれなどが主な症状である場合、各部位よりも頚椎損傷を確認することが重要です。頚椎損傷の原因は、実は突発的な外力による負担だけが原因とは限らず、慢性的な姿勢などによる神経の圧迫などが原因である場合もあります。治療としては、日常生活の見直しから始める必要があるケースも多く、根本的な治療を達成しなければ、再発する可能性が高い障害です。首が直接的に痛む場合よりも、むしろ手足などのしびれがある場合などの方が、頚椎損傷の危険性が高い傾向にあるのも事実です。

◇寝違えの鑑別診断方法

寝違い症状を発症してしまった場合は、神経系の障害を併発していないかのチェックが何よりも重要です。ですから、疑いがある場合は必ず医師の診察を
受ける必要があります。医師はこのチェック方法として必ず手・足の状況を確認することから始めます。よくある診察方法としては

● 手のひらを前方に差し出す

● 眼の運動機能の確認

● 膝の反射の確認

● アキレス腱の反射の確認

―などです。寝違いによる炎症が原因であるのか?神経系の障害が原因であるのか?―を判断するためです。弊所では3回ほど施術しても改善が見られない場合など病院へ行くことを推奨しています。病院で異常なしの診断を受けてから弊所に来る方もいますが症状が改善されない場合は鍼灸院だけでなく病院も併用した方が良い場合も多いのです。

◇寝違いの治し方・治療法

医師の診察を受け、腱反射などのチェックが正常であった場合は、通常の寝違い症と判断されます。と言っても、寝違い症と言えども、痛みの範囲は様々。「かなりの激痛」を伴っているケースも多くありますので、安心は出来ません。

寝違い症の痛みは主に頚椎患部に発症している「炎症」が原因で強い痛みを発症します。頚椎は第1頚椎~第7頚椎までの7つの骨で構成されており、ひとつひとつが関節と同様の働きをする
ヒトの構造上の弱点となり得る部分です。寝違いの治療方法としては、

● ロキソニンなどの鎮痛剤の服用

● 冷シップなどによる
アイシング

―を中心にとにかく

「患部の炎症を抑える事」

を優先に治療を行っていきます。痛みの程度には個人差がありますが、治療の基本はアイシング療法を中心に行います。

なお、早期に痛みを緩和させたい場合はアイシングなどの応急処置後と平行してMSM(メチルスルフォニルメタン)を含有するサプリメントを摂取していくのもひとつの方法です。CBD(カンナビジオール)製品などもおススメです。海外ではMSMを含むサプリメント製品が早期から製品化され、スポーツアスリートの筋肉痛や捻挫など、炎症の緩和にも使用されてきた経緯があります。治療の基本はアイシングですが、CBDやMSMを含有する栄養補助食品の摂取と平行していくことで現場への早期復帰につながる可能性も高まります。

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*田無鍼灸院では鍼灸や各種各種調整で、患部(首)への負担を減らすような施術を行います。これによりかなり速いスピードで回復いたします。

◇治療後の回復期間の目安と治療に関する注意点

寝違い症の治療を開始後の回復期間の目安としては治療開始時から約10日前後です。寝違い症による炎症は5日~7日程度で収まります。そして5日~ほどすると、信じられないほど
痛みは消えていき、日常生活に復帰できるようになります。注意点としては炎症が発症している初期段階で患部のマッサージなどを行わないことです。

マッサージを行うと血行が促進され、炎症を拡大させる可能性があるためです。マッサージなどの処置は、炎症が収まった「回復期」に入ってから行うようにします。

* 周辺のマッサージを行うことで炎症や興奮作用を鎮静化させることができますが自己判断で患部をもむことは絶対に避けましょう。

◇温熱療法の実践

寝違い症の治療の基本は前述の通り、まずは炎症を起こしている患部を冷やすアイシング療法を行うことが基本です。しかし、数日で炎症は治まってきますので、炎症が軽減した段階からは
一転して温熱療法を行います。温熱療法とは血行の流れを促進し自然治癒力を活性化させる目的で行われる治療法です。寝違い症は多くの方が経験しているように一度の発症で終わるケースは
非常に稀なケースであり多くのケースでは再発を伴う首まわりの障害のひとつです。

そのため、長期的思考で定期的に鍼灸院に通うなどして肩周辺の筋肉組織をこまめにケアしていくのが大切です。

◇他の障害を併発している可能性

病院の診察を受け、診断を行った際に、反射や機能障害が確認された場合は、寝違い以外の障害の可能性を検討しなければなりません。急性的・突発的に症状が発症した場合は、

首への外力が
急激にかかったケースがないか?

を検討します。

まず、頚椎への障害とともに、首の筋肉・腱などへの損傷が考えられます。首の筋肉・腱などへの損傷を起こすケースとしては、

「転倒」

や、

「交通事故」

などが原因となるケースが多く、ムチウチ症などの症状も合わせて確認していきます。徐々に痛みが増してくるような慢性的な障害のケースでは頚椎ヘルニアなどの症状を考えます。特に腱反射などがにぶい、もしくは反応しない場合は、神経系障害が原因を疑います。寝違い症状と神経系障害の症状は酷似しているので、正しい見極め、判断が重要です。

◇頚椎椎間板ヘルニア

首の寝違い症と頚椎椎間板ヘルニアは類似症状がありますがその障害の内容はまったく異なります。頚椎ヘルニアは、頚椎の圧迫による首の痛みが原因で、症状の度合いによっては手術療法を行う必要もある障害です。頚椎ヘルニアの治療方法としては、

● 手術をしない保存的療法(頸部の牽引、薬物療法など)

● 手術による外科的治療方法

があります。頚椎ヘルニアの場合、寝違いなどと比べ回復までの期間が長く、1ヶ月以上の回復期間、場合によっては半年近くの治療期間が必要となります。また、長期入院を必要とするケースもあり、サラリーマンは仕事から一時的に離れなくてはいけなくなる可能性もあります。頚椎ヘルニアは慢性的な首への負担から発症するケースが多く、後遺症を残す事もある障害ですから注意が必要です。鍼灸治療で軽減させることができます。

◇寝違いとムチウチの違い

首の障害のひとつにムチウチ症があります。このムチウチと寝違いとの違いが混雑して受け取られている例が多く見受けられます。寝違いとムチウチの大きな違いは、寝違いが同一部位への継続的な負担による炎症の発生による障害である事に対し、ムチウチは外部的な強力な力の働きにより、可動範囲制限を無理に越えてしまった際に発症する障害であるという点です。人体にある各関節には、一定の可動範囲を超えないような関節構成がなされております。

また、関節構成に加えて、筋肉と骨格をつなぐ靭帯が可動範囲を制限しているのです。これらの可動範囲を超えて無理に負荷がかかった場合に靭帯が損傷・断裂するなどし、障害が発生します。ムチウチの場合は吐き気などを催す場合も多く、脳への障害が発症している可能性も考えられますので、医師の診断を受けることは重要です。

◇自分で行う寝違え応急処置

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朝起きて寝違い症状が突然発症してしまった場合のケースについてご説明します。寝違い症状を発症した場合は、医師等専門家の判断を受ける事が非常に重要です。前述した神経系の障害が
原因である可能性が考えられるためです。しかし、仕事などの関係で、どうしてもすぐに病院等にいけないケースなどでは、一時的な応急処置を自分で行わなければいけない場面が出てきますが、その場合、自分で行える処置は、患部のアイシング処置のみです。寝違いでは神経系障害でない限り、大半のケースで患部に炎症を発症しています。したがって、患部をとにかく冷やし、
炎症を抑制させることが大事になります。

また、このような初期段階では決して温めてはいけません。応急処置としてのアイシング処置では、冷湿布などはほとんど効果がありません。氷をビニール袋にいれて水を入れ首に直接あてる
アイシングを行います。3分おき程度に分けてアイシングを行い、凍傷の危険も回避します。これだけでも症状は一時的ですがだいぶ治まります。最終的にはやはり医師等専門家の判断を仰ぐ事を忘れてはいけません。神経系障害でないとわかるだけでも安心につながります。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などのしびれや痛みでお悩みの方へ 

<椎間板ヘルニアとは・・・?>

椎間板ヘルニアは、頸部、胸部、腰部、いずれにも起こりますがもっとも多いのは腰部で特に第4、第5腰椎間と第5、第1仙椎間です。椎間板は、髄核とそれを包む繊維輪からなりますが椎体同士の間にあり、水分を多く含んだゼリー状の髄核とそれを取り囲む丈夫な線維輪とから構成され、いわばクッションの働きをしています。
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腰椎では上体からの重さに耐えうるべく椎間板の質量、大きさ、ともに頸椎や胸椎に比べて大きい特徴があります。椎間板は20歳を過ぎるころから、しだいに髄核の水分が失われるため不安定性が生じ線維輪にも亀裂が生じるようになります。髄核や線維輪の一部が脊柱管内や椎間孔へ膨隆・脱出し、馬尾や神経根を圧迫することが「椎間板ヘルニア」と呼ばれます。加齢に基づく椎間板の変性を背景にして様々な程度の外力が加わると発症します。重いものを持つ、身体をひねる、など繰り返しの動作から生じることが多いです。椎間板の脱出突出は、力学的に最も弱い後側方に多いです。
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突出によって後縦靭帯や繊維輪の外層が圧迫されると腰痛や頸部痛を生じ、神経根が圧迫されると坐骨神経痛や手足のしびれを生じることになります。

<脊柱管狭窄症とは・・・?>

腰椎内部の神経通路である脊柱管が狭くなり、神経組織が圧迫されて症状が出る病気です。特徴的な症状は「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。間欠性跛行とは、歩き始めは症状が強いわけではないのだが、しばらく歩くと脚が痛くなったり、しびれたり、こわばったりして歩くことができなくなる状態を指します。しゃがんだり座ったりすると症状はすぐになくなり、また歩いたり立ったりできるのが特徴です。これは立つことで構造上、脊柱管がいっそう狭くなり神経を圧迫するためで、体が前かがみになると脊柱管が少し広くなり、圧迫が解けるためでその動きで症状はなくなります。
病状が進むと、連続歩行距離や時間が短くなっていきます。重症の場合は50mも歩かないうちに症状が強くなり歩けなくなったり、少し立つだけでも症状が出たりします。徐々に下腿の筋肉が萎縮し、永続的な歩行障害が起きることもあるので注意が必要です。

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<症状が強い場合まずは、一度精密検査することをオススメします>

症状が強い場合は、(両足に痺れが出てしまっている。強いしびれや痛みがある。など)一度病院でMRI検査等を受け現在の状態がどうなっているのか?確認することをオススメします。場合によっては手術を勧められることもあると思いますが、良く医師に相談し検討することがいいと思います。

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<鍼灸等で改善する例も。手術しなくてもよいなら。>

手術しても100%良くなるわけではないですしほとんどの方が「手術しなくてもよいなら、なるべく手術したくない・・・」と考えているのではないでしょうか??(保存療法と言います)

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田無北口鍼灸院では、症状を緩和させオペを回避できた症例を沢山持っておりますがケースバイケースです。まずは一度お気軽にご相談ください。今通院している病院の治療方針も否定することはありません。ほとんどの場合で併用可能です。まずはお問い合わせください。

ストレスと腰痛について 

◎ストレスと腰の痛み

腰の痛みが精神的なものによって起きるということについて説明します。腰をいくら検査しても、原因が特定できない腰痛(非特異的腰痛)と言われているもので、最近患者が増えています。「腰が痛くて、整形外科に診察に行っても、原因は分からず、湿布と痛み止めをもらって帰ってきたが、翌朝、腰が痛かったり、だるかったりして、ベッドから抜け出せなかった」と訴える患者さんはいるものです。また、多くの人や重役さんたちの前で、スピーチやプレゼンテーションをしなければならない時、面接を受ける時など、緊張して身体がガチガチになり、それがこうじて慢性的な腰痛になってしまう人も珍しくありません。

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メカニズム的に言うと、緊張で筋肉の血流が悪くなり、筋肉疲労になります。その結果、背中や腰の痛みを引き起こすことになります。生理学的には、自律神経の乱れで交感神経が優位になると、身体は常に緊張状態になり、動悸まで聞こえてくるようになります。交感神経がコントロールしにくくなるからです。つまり精神的疲労や心の抑圧から心身の不調を招いてしまうことになり、仮面うつ病、心因性の腰痛と診断されるケースも出てくるのです。

対処療法としてはマッサージや入浴、鍼灸等で、血行を良くし、疲労を取り除くのが大事です。ただし、腰痛の原因を突き止められなかったら一度、心身症などの専門医による診察を受けられることもお勧めします。弊所から病院のご紹介もできます。

2013年2月、「たけしの本当は怖い家庭の医学」という番組で、「腰痛の隠れた本当の原因を解明!完全対処スペシャル」が放映され、非特異的腰痛とストレスとの関係がテーマになりました。この番組ではこれまでご紹介してきたストレスとの関係において、少し角度を変えた分析をしていました。腰など体の一部に何らかの異常が起きると、神経を通じ脳に伝わり、異常が起きたことを「痛み」として認識します。このメカニズムを支えているのが、脳のなかで情報をやりとりする神経伝達物質ですが、ストレスを感じ続けると、この伝達物質の分泌に異常が生じるようになり、身体と脳との間で情報が正確に伝わらなくなってしまいます。結果、脳が誤作動し、通常なら痛みを感じないような小さな腰の異変を、強い痛みとして感じてしまう、との説を紹介していました。患者さんの訴えをフェイクのように断じるのは少々疑問を感じますが、未だに腰痛の原因が十分解明されていない点などを考えると、生半可では太刀打ちできない、この症状治療の奥深さを感じずにはいられません。

 

低周波鍼通電療法(パルス療法)に関して。自律神経症状・急性腰痛症状などある方に施術を行います。

田無北口鍼灸院では鍼治療に電気(低周波)を流し施術を行うことがあります。どのような鍼治療方法でどのような効果があるのか?まとめていきたいと思います。

(1)鍼通電療法とは??周波数・時間

鍼通電療法とは上写真のように鍼を刺した状態で低周波通電を行い筋肉を収縮させていく治療法です。田無北口鍼灸院でも良く行います。周波数はおおむね以下のようになります。低頻度1~10Hz=単収縮  高頻度30~100Hz=強縮

通電時間は15分が妥当な時間だといわれています。

オピオイドを経由する痛覚閾値の上昇を期待する場合は(脳から痛みを和らげる物質を出そうとする場合)20分が妥当だといわれています。骨格筋内の循環促進を目的とするならば5分でも効果があるといわれています。

(2)低周波鍼通電療法の効果

・ 鎮痛効果

・ 末梢循環の促進効果

・ 自律神経反応を介した正常化

・ 筋緊張の改善

などの効果があります。

(3)低周波鍼通電療法はどんな場合に有効か??

鍼通電を用いなくても鍼の刺激により鎮痛効果など上記の効果が得られることがわかっていますが低周波を用いて通電するととくに「痛覚閾値の上昇」(鎮痛)効果が高いとされています。*医道の日本社「中高齢者の鍼灸療法」より

また「一定の刺激を与えられる」ことから刺激管理がしやすいというメリットもあります。*医道の日本社「鍼通電療法テクニック」より

田無北口鍼灸院では

・ 筋緊張の改善

・ 疼痛の改善

はもちろんですが

・ 自律神経の安定

を目的に鍼通電施術を行うことも多いです。症状で言いますと以下のようなものでしょうか。

・ ぎっくり腰(急性腰痛)

・ 寝違え

→ アイシングも併用します。

・ 緊張性頭痛

・ 腰痛症

・ 肩コリ

・ 坐骨神経痛・しびれ

・ 腰椎ヘルニア

・ 頚椎症

・ 頸椎ヘルニア

・ 自律神経失調症

・ パニック障害

・ コリ症状全般

・ 痛み症状全般

・ 痺れ症状全般

・ 自律神経症状全般

・・・などなど。

 

どんなことに効果があるのか?など詳しく知りたい方はご質問ください。また慢性的な腰痛に低周波療法(TENZ)のみをおこなってもあまり効果がなかったという研究論文もあります。鍼通電療法とは少し違いますし腰痛の種類も様々ですがあまり効果がないものもあることは事実ですので事前によくお話させていただきます。わからないことがある方はご質問ください。

「糖尿病」の方へのお悩み相談。鍼灸に関して。しびれ・痛みの改善

*「痺れ」についてご相談したい方はまずはこちらのページをご覧ください。ここでは糖尿病が原因のしびれについて書いています。

糖尿病とは??その悩みとは??

病気についてはご存じの方も多いと思いますので簡単に・・・。インスリンが十分に働かないため血糖値が下がらなくなってしまう病気です。ほとんどの方は病院で投薬治療を受けているでしょう。では投薬治療を受けている方はどんなことで困り悩んでいるのか?また鍼灸治療がどのようにお役に立てるのか?一例をあげていきます。

(1)痛みや感覚障害(糖尿病性末梢神経障害)

この状態が長く続いてしまうと血管や神経がボロボロになり末梢神経障害が起こります。どういう状態になるかと言いますと身体の様々な場所に痛みやしびれが出るのです。このしびれや痛みに関して鍼灸治療は効果があります。血流を促進させ痛みを緩和させます。

東京大学病院の先生も鍼治療で痛みや感覚障害の緩和について論文をかかれています。

(2)体重のコントロール

「耳鍼が体重コントロールに効果がある」という論文もあります。ストレスに対して有効でしょう。

(3)その他肩こりや頭痛

その他、緊張や体質からくる肩こりや腰痛の緩和も行えます。

・・・

上記のように病院の治療と併用しながら鍼灸を組み合わせることでQOL(生活の質)の向上が期待できます。糖尿病の方が痛みやしびれなどの体調不良で悩んでしまったときなかなか相談する場所がなくて困ることも多いのではないでしょうか?弊所では病院の治療方針などを否定することなくしっかり体調管理を行うことができます。まずは一度遠慮なくご相談ください。

 

田無北口鍼灸院を利用してほしい3つのタイミング。リラクゼーションとの違い。~こんな時はぜひ田無北口鍼灸院をご利用ください。

弊所をご利用いただきたいタイミングを

3つに分けてご説明します。

参考にしてみてください。

 

クイックマッサージ・リラクゼーションは

マニュアル的な施術を行いますが

弊所ではお話をしっかりお聞きし

問題点や解決したい点を把握したうえで

施術を行います。

 

そのため事前に

これまでに受けた検査や

現在飲んでいるお薬の情報、

ご自身の生活スケジュール

(どのくらいの頻度で施術が受けられるか)

など細かくヒアリングします。

 

来てもらったらすぐに

うつぶせになってもらう

 

などはしません。

よくお話を伺いますし

検査が必要だと思われる場合は

すぐに病院に行くようお伝えします。

 

どこへ行ってもよくならない

体調が改善しない、不安

といった悩みが深い方ほどぴったりかと思います。

以下ご参考までに。

 

1.病院に行きCTやMRIなど検査を受けるが

特に異常なしと言われた。

だけど不調が続いている場合。

 

・ 医師からはストレスと言われた。

・ これ以上良くならないと言われた。

 

病院(整形外科等)

に行ったけどあまり期待通りの結果を

得られなかった場合

 

などご相談ください。

お話をよく伺いご説明させていただきます。

ストレス性の耳鳴りやめまい症状

顔面神経麻痺など

ストレスの問題ならば

弊所で解決できることもあります。

ご相談ください。

★現在治療中の治療方法を否定したり

現代医学を否定したり

断薬を勧めたり一切しません。

ほとんどの場合で鍼灸と併用可能です。

極端なことは言いません。

 

2.どうして良いかわからない場合。

一例をあげると肩の痛みが強い場合

病院に行く?鍼灸?セルフケア?

など判断に困る、という方は意外と多いです。

弊所で適切なタイミングや

病院へのかかり方などについてもご説明します。

 

3.以下のような症状でお悩みの時。

症状が強い場合。

原因不明の不調、睡眠障害、腰痛、

自律神経、産前産後の不調、頭痛、

四十肩・五十肩・痺れ(ヘルニアなど)、

痛みが強い(慢性疼痛)

等で悩んでいる方。

 

弊所の得意分野です。

お話を伺いしっかりアドバイスできます。

 

 

・・・いずれにしても

「どこに相談してよいかわからない」

「どうしていいのかわからない」

など迷いましたらまずはお電話ください。

ご相談に応じます。相談は無料です。

 

逆に以下のような方は弊所に向きません。

別の施術所をオススメします。

 

・ 時間が空いたからリラックスしたい

→ 体調をよくしてもらうために

予定を開けて通院してもらいます。

 

・ 辛いところだけを揉んでほしい

→ クイックマッサージのような施術は行いません。

全体を調整します。

 

・ 忙しいから予定がわからない

→ 計画に沿って施術を行うため

あまりよくならないことが多いです。

 

参考までに動画もどうぞ

田無北口鍼灸院を利用してほしい

3つのタイミング

リラクゼーションサロンと

鍼灸院の違い

足のシビレでのせいで仕事を辞めないといけないかも・・・?不安。というご相談をいただきました。

肉体労働をされている方・

デスクワークをされている方とわず

足の痺れでお悩みの方は

多いです。

 

梅雨時になると症状が悪化し、

上記のような痺れに関する

相談が増えます。

 

しびれの改善は

時間がかかることもありますし

ケースバイケースですが

続けていけば良くなることも多いです。

以下詳細をまとめていきます。

 

(1)足のしびれの原因

足に痺れが起こる原因は様々です。

お尻で圧迫される梨状筋症候群、

腰で圧迫される腰椎ヘルニア、

また糖尿病など内科的疾患なども

考えられるため

原因は人それぞれであり様々です。

 

まずはご本人が原因を把握しているか?

細かく聞いていきます。

 

病院には行ったか?

検査などは受けたか?

いつから症状が気になるのか?

どんな時に悪化するのか?

などです。

 

ざっと思いつくだけでも

足の痺れの原因には

以下のようなものがあります。

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腰部脊柱管狭窄症
梨状筋症候群
モートン病
足根管症候群
むずむず足症候群
多発神経炎
大腿外側皮神経痛
坐骨神経痛
腰椎椎間板ヘルニア
糖尿病性神経障害
脚気
大腿神経絞扼障害
閉鎖神経症候群
ハンター管症候群(伏在神経麻痺)
腓骨神経麻痺
腓腹神経麻痺
浅腓骨神経麻痺
足根洞症候群
前足根管症候群

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

・・・ほか

 

(2)鍼灸や整体で改善可能かどうか?

可能な場合も多いです。

 

絞扼性障害(圧迫)が原因ならば

患部への負担を減らせば良いのです。

 

・ 梨状筋症候群

 

などはその最たるもので

お尻の筋肉の負担を減らすと

改善することが多いです。

 

ヘルニア疑いの場合も

患部への負担を減らしたり

バランスを整えるだけでも

症状が落ち着くことが有ります。

 

★改善しない場合や

不安な場合はすぐに病院も紹介します。

 

 

鍼灸は患部の血流を促進させたり

異感覚を和らげる効果があります。

 

しびれ症状の場合は

1回でパッと改善することは

少ないですが

施術後、症状が和らぐ

と感じる方が多いです。

 

不安な方は一度ご相談ください。

 

(3)なぜ梅雨時に痺れが悪化するのか?

湿度や気圧の変化が体調を悪化させる場合

「気象病」

などと呼ばれます。

 

東洋医学では湿度が胃腸や消化器に

悪影響を与え、

手足のむくみなどにも影響する、

と考えます。

 

外的な湿度の影響で

体の内部にも不調が生じ

症状が悪化してしまうのです。

 

ですので鍼灸で改善を狙う場合には

体全体の症状も見ながら

消化器の調子も整えて

浮腫みや手足の血流も

改善させていきます。

足のしびれ・痛みに関して。田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

症状と改善例についてまとめていきます。

 

・・・全員が同じように

改善するわけではないと思いますが

参考になれば幸いです。

 

お名前 

鈴木一郎さま(仮名)

年齢

48歳

主な訴え 

左足の痺れがあり

特に歩行中に痛みもある。

足を引きづってしまう

「ひょこひょこ歩いてしまう。」

とのこと。

施術開始時期

平成27年6月15日

改善時期

平成27年7月14日

 

経過・状況など

平成27年6月15日に初来所。

もともと腰痛をお持ちで

平成25年の夏ころ

整形外科での検査も行ったことがあった。

 

その当時の診察では

整形外科医に

「椎間板が減ってる」

と言われた。

 

電気リハビリをするよう勧められ

整形外科でリハビリ。

とくに薬などは処方されず。

(本人談)

 

(1)思い当たる原因

平成27年6月前半に長時間の立ち仕事をした。

その時の場所が倉庫で足が冷えた。

 

それ以降症状が悪化。

左足に痛みと痺れを感じるようになった。

 

(2)弊所での施術・見解

坐骨神経症状。

SLRテスト左陽性。(徒手検査)

左の足から臀部に緊張有り。

トータルケアコース週1回の施術を

5回受けてはどうか?と提案する。

 

はり灸など手技療法・物理療法を行い

筋肉の緊張などのバランス

を取っていく。

 

また東洋医学的な考えも取り入れ

冷えなども取る施術を行う。

 

同時に整形外科(病院)についても

説明。

 

・ 2年前と状態が変わってるかも

しれないので診察してもらった方が良い。

徒手検査だけでは

ある程度しかわからないこともあるため。

 

・ 整形外科では

投薬や注射などをしてくれる。

病院によってはリハビリもしてくれる。

基本的には弊所の施術(はり灸など)

と併用しても構わない。

→ 必ず医師にも確認すること。

 

・ 病院で西洋医学的に原因を把握し

また弊所で

東洋医学的なアプローチを含めた

施術を行うことで最速で改善を目指す。

病院と鍼灸を併用することを提案。

 

(3)経過

6月20日 病院へ

軽度の腰椎ヘルニアとの医師診断

ブロック注射を勧められたが

投薬治療を選択。

★整形外科医の指示に従い

病院にも通院するよう指導。

 

弊所では腰部に

負担をかけないようにするための施術

それから冷えを取る(血行改善目的の)

お灸を行う。

 

6月24日

弊所に2度目の来所

施術を行う

 

改善傾向

とくに初回の施術後

坐骨神経症状が緩和した。

 

7月1日

改善傾向

SLRテストなどで

まだ反応が出るが症状は緩和している。

 

鍼で緊張や疼痛緩和を狙うだけでなく

お灸による施術も同時に行った。

 

7月8日

改善傾向

同じく鍼灸による施術。

ストレッチも行う。

 

7月14日

改善傾向

大分状態が良く

歩行が気にならなくなった

とのことであとは

自宅でできるストレッチなど指導し

通院感覚を開けて

メンテナンスに切り替えてよい

と説明。

 

(4)総括

病院での診察など含め

こちらの提案を受け入れてくださったため

最速で改善しました。

やはり信頼関係が大切と

感じた一つの例です。

 

ご本人はまたこれ以上悪化させないために

ご自身で運動と弊所でのメンテナンスに

励んでいます。

(未病治療・予防)

 

痛みやしびれなどの深い症状を経験し

予防に目が行くのは良いことかと

思います。お大事にしてください。

手のしびれや足の痺れ(頸椎ヘルニア・腰椎椎間板ヘルニア・脊椎間狭窄症など)でお悩みの方へ、まずは読んでほしい話。

痺れや痛みに悩まされたら

まずは病院に行きましょう。

今日はそんなお話です。

 

・・・

手のしびれ・足の痺れでお悩みの方は

多いです。

弊所にもそのような方からの相談が

よくあります。

 

手のしびれや足の痺れは

本当に不快な症状なので困っている方は多いです。

そのようなことで困ってしまったら

どうするべきか??

 

痺れで悩む方にまずは読んでほしい話を

まとめました。

順序立てて

説明していきたいと思います。

 

(1)まずは病院を受診する。

原因の確認をする。

 

例えば手の痺れにも

様々な理由があります。

頸椎ヘルニアなど首の神経圧迫原因の場合、

手根管症候群と言って

手の神経圧迫が原因だった場合、、、

 

症状が出る原因というのは

様々なのでまずは

原因の特定をしたほうが良いです。

 

この原因の特定=診断

をできる場所はどこか???

 

それは病院です。

 

もちろん鍼灸院や整骨院などでも

ある程度の原因はわかります。

ただレントゲンなどの検査や

投薬を行うことはできません。

 

これは非常に大きいです。

 

痛みやしびれが強い場合は

病院で診断を受けてから

施術を行った方が無難です。

 

★ちなみに弊所では病院を

積極的に紹介し

病院の診断をもとに施術を行うことが多いです。

 

病院でできること

レントゲンなどの画像診断

投薬(お薬)

リハビリ

 

鍼灸院や整骨院でできること

はり灸やマッサージの施術

リハビリ

 

・・・などです。

ネットで調べて自己判断、

は一番良くないのでやめたほうがいいです。

 

(2)病院で診断をしてもらったが

不満がある、という方へ

 

「上記のようなことはわかった、

だけどね病院に行ってもお医者さんはちゃんと

話を聞いてくれないし

薬飲んでいるだけじゃ治らないんだよ

 

「病院のリハビリ、

電気治療だけでは痺れが改善しない」

 

・・・

そういった方からの声も数多く

聞きます。

 

そういった場合は

医師に相談しながら鍼など

の施術を併せて受けるとよいです。

 

かかりつけの医師によく

相談してみるとよいでしょう。

 

また鍼などの施術が

合っているから、

という理由で全く病院に行かなくなる方もいますが

それはそれで良くないと思います。

 

 

上記のように病院の治療も

メリットが大いにありますので

お互いに補い合いながら

治療を進めるのが良いかと思われます。

 

(3)しびれ症状はなかなか改善が

難しい場合もある。時間もかかる。

症状がなかなか改善しないと

本当に不安になるのではないかと思います。

 

この治療方法でいいのか・・??

本当によくなるのか・・??

いつまでによくなるのか・・??

 

気持ちはとてもわかります。

 

また手術をすれば、薬を飲めば

必ず良くなるというものでもなく

本当に困っている方は多いです。

 

・・・そういった不安になってしまったとき

大事なのは

やはり医師や施術者との信頼関係です。

 

医療全般に言えることですが

信頼関係がないと成り立ちませんし

治療が進みません。

 

ですのでまずは

信頼できる相談者を見つけることが

重要になってきます。

 

しびれ症状でお困りの方は

まずは

誰に相談すればいいか??

を考えて

信頼できる方を

みつけられるとよいかと思います。

 

医師でも鍼灸師でも

マッサージ師でも誰でも構わないと

思いますが

医学的な根拠がないことを勧めたり

ほかの治療方法をむやみに否定する方などは

辞めておいたほうがいいと思います。

 

適切な受診機会を逃す可能性が高いです。

病気やケガではないが、痛みがあるケース 一例:坐骨神経痛・椎間板症・椎間板ヘルニアなど・・・

弊所で施術を行っていますと

「ケガや病気などではないが慢性的に痛みがある。」

 

という訴えをする方が

結構いらっしゃいます。

 

鍼灸などの施術はそのような痛み症状にも

有効なので相談に来られるのでしょう。

 

症状の一例をあげますと

坐骨神経痛などで

腰や足に痛みやしびれが出てしまい

苦しんでいる方です。

 

・・・

病院に行きレントゲンなどの

検査を受け、担当の医師から

 

・ 椎間板症

・ 腰椎椎間板ヘルニア

 

などと診断を受けるものの

 

「まだ手術する段階でないから

自分で運動やストレッチをしたりして

上手に痛みと付き合っていくしかないね。

ロキソニンやリリカなども処方しておきます。」

 

と言われ自宅でストレッチや運動を開始するも

坐骨神経周辺の痛みやしびれ症状があまり改善せず、

弊所に相談に来る、というケースです。

 

このようなケースも

ケガや病気ではありませんが痛みやしびれが

なかなか改善されません。

 

原因としては

筋肉のバランスが関係していることも多いのです。

 

坐骨神経痛などでは

臀部の筋肉(梨状筋など)が凝り固まってしまい

痛みやしびれが出ているため

鍼灸・マッサージなどでその周辺の

筋緊張を和らげ症状が改善することも多いです。

 

また生活習慣を尋ねると

座りっぱなしの時間が長かったり、と

生活の中に

筋肉のバランスを崩す原因が潜んでいることも多いので

良くお話を聞いていきます。

 

 

施術を行い一時は症状が改善しても

また元の生活に戻ってしまうと

結局は症状も元に戻ってしまうことが多いからです。

 

緊張や冷えからくる疼痛やしびれ、

自律神経失調症などは弊所の施術で

改善することが多いです。

 

お悩みの方は一度ご相談ください。

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徒手検査法について ~ジャクソンテスト・スパーリングテスト・SLRテスト他

(1)脊柱部(頸椎部)

鍼灸院での施術を行う際「頚椎に違和感があり、人指し指が痺れる」と訴える方がいます。頚椎の皮膚分節領域でみると、以下のような徒手検査を行うことになります。

①Spurlingテスト(椎間孔圧迫検査)

目的…頚椎部神経根圧迫症状有無の鑑別

意義…頚椎の椎間孔圧迫試験で、腰部のKempテストと同様の手技である

実施法…患者を椅子に座らせ、頸部を患側に側屈させ、

検査は両手を頭頂部に置き、圧迫を加える。健常者には疼痛は誘発されませんが、

頚椎部に神経根圧迫が存在する際には、患側上肢に疼痛が誘発、増強またはしびれ感が放散します。

 

②ジャクソンjacksonテスト

a  Head Compressionテスト

目的…頚椎部神経根刺激症状有無の鑑別

意義…Spurlingテストと同様な椎間孔圧迫追試験で、

安静時に疼痛を訴えている患者や麻痺のある患者は手技により症状悪化の危険があるため慎重に行います。

実施法 検者は座位の患者の背後に立ち、患者の頸部を側屈または後屈させて頭頂部

に圧迫を加える。健常者には疼痛が誘発しないが、

神経根刺激症状が存在する患者には上肢に放散痛が誘発されたり、疼痛が増強します。

 

b Shoulder depression テスト

意義  Eatonテストや腰椎のSLRテストと同様のnerve stretchテスト

実施法 検者はHead Compressionテストと同様な位置で、

一方の手で頚椎を健側に側屈させ、他方の手を肩の上に置き、その肩を引き下げます。

神経根刺激症状が存在する患者では上肢への放射痛が誘発したり、疼痛が増強します。

 

(腰椎部)

代表的な検査法にSLR(Straight Leg raising)テスト=神経伸長検査があります。

 

目的…腰部椎間板ヘルニアの鑑別

意義…腰仙部神経根に対する代表的な神経伸長検査であり、

腰部椎間板ヘルニアのもっとも重要な疼痛誘発試験です。

実施法…患者は仰向けになり、膝を伸展位のまま、術者はゆっくりと患者の足を挙上させる。

患者が痛みを訴えたところで止め、ベットとの角度を測定します。

0度から70度までの間で足の後面に電撃痛が走れば真の陽性。

加えて坐骨神経に沿って痛みが現れれば陽性と判断します。

 

SLRで陽性の場合に行う検査法にWLR(Well leg raising)=神経伸長検査=があります。

目的…腰部椎間板ヘルニアの鑑別

意義…患側(ヘルニアのある方)にSLRの反応が出て、

しかも健側(ヘルニアのない方)の足にWLRテストを行った際、

反対側の足に坐骨神経痛症状が再現されたら、椎間板ヘルニアの可能性がきわめて高いと判断します。

実施法…健側(ヘルニアのない方)の足に疼痛が誘発されます。

 

SLRで陽性の場合に行う検査法にBow Stringテストがあります。

目的…神経根緊張状態有無の鑑別

意義…神経伸長検査の一種で、SLRテストの偽陽性を除外する手段としてBragard signなどとともに重要。

実施法…SLRが陽性のときに行います。痛みが再現された足の角度は変えずに、

術者は検査側の膝をゆっくりと痛みが消える角度まで屈曲させる。

患者の足を抱え込むようにして肩に乗せる。次に左右の親指を膝窩の中央に置き、やや強めに押します。

大腿後面から殿部にかけて疼痛が発生するなど症状が再現されたら陽性、膝窩だけの痛みは陰性です。

 

 Bragard signテスト

目的…神経根緊張状態有無の鑑別

意義…SLRテストが陽性か偽陽性で、神経伸長検査陽性と判定してよいかどうか

疑問のある場合に有効。

SLRテストとBragard signテストがともに陽性であれば神経根緊張状態の存在を証明することができます。

 

実施法…SLRテストで疼痛が誘発された挙上角度を少し減らし、

足関節の伸展(屈曲)を強制すると、再び疼痛が誘発されます。症状が重度であれば、

挙上しなくても足関節の伸展だけで陽性と判定できます。

 

FNS(femoral nerve stretch)テスト=神経伸長検査

目的…上位腰椎椎間板ヘルニアの鑑別

意義…上位腰椎椎間板ヘルニアのほか腸腰筋、大腿直筋に障害があっても

陽性となるため他の神経学的、脊柱所見にも留意が必要

実施法…患者はうつ伏せで、患側膝関節を90度屈曲し、

検者は一方の手で屈曲した足を握り、他方の手で殿部に手を当てます。

屈曲した足を引き上げて股関節を過伸長すると、大腿前面に疼痛が誘発されます。

 

Kempテスト

目的…椎間孔圧迫試験

意義…腰椎部での椎間孔圧迫試験の一つで、椎間板ヘルニアに対する疼痛誘発手技です。

実施法…検者は立位の患者の背後に立ち、患者に膝関節伸展位を保持させながら

体幹を回旋したまま背屈させて、坐骨神経の走行に沿った疼痛が誘発されるかをみる。

後部椎間関節の異常に対して敏感です。

 

ニュートン(Newton)テスト

目的…仙腸関節疼痛誘発試験

意義…3法のうち2法に陽性がでれば仙腸関節の病変が疑われます。

実施法…

①第1手技:患者背臥位、検者は両手を患者の上前腸骨棘にかけて

前内方へ圧を加えます

②第2手技:患者背臥位、検者は両手の母指を上前腸骨棘、

他の4指と手掌を腸骨翼に当て両側から後内側に圧を加える

③第3手技:患者腹臥位、検者は両手を重ねて仙骨部を後面から圧迫。

徐々に力を加えて最終的に全体重をかけます。

 

(胸部・上肢部)

アドソンAdsonテスト

目的:胸郭出口症候群の鑑別

意義:頚椎を後屈して患側へ回旋すると、

前斜角筋は引き伸ばされて第1肋骨と前・中斜角筋でつくる斜角筋三角が狭くなり、

その中を通る鎖骨下動脈や腕神経叢が圧迫しやすくなります。

この状態で深呼吸を加えると、胸郭は上昇して肋鎖間隙も狭くなるために、

神経、血管はさらに圧迫されやすくなります。

実施法:患者を椅子に腰掛けさせ、その両手を膝の上に置きます。

頚椎を後屈し、右または左へ回旋して息を深く吸わせて息を止めさせ、

その際に橈骨動脈の拍動が消失するかを見ます。

 

ライトWrightテスト

目的:胸郭出口症候群の鑑別

意義:上肢を過外転していくと鎖骨は後方へ回転し、

肩甲帯は後方にひかれて第1肋骨と鎖骨の間隙および烏口突起下で小胸筋と胸壁の間が狭くなり、

腕神経叢や鎖骨下動脈が圧迫されやすくなります。

実施法:患者座位で肩関節90°外転、90°外旋位で橈骨動脈の拍動が消失するかどうかみます。

拍動消失は過外転症候群陽性を意味します。

頚腕症候群解説、その3「胸郭出口症候群」

腕神経叢と鎖骨下動脈からなる神経血管束は

前が前斜角筋、後ろが中斜角筋、後斜角筋に囲まれた斜角筋三角

と呼ばれる部分から出ていく。

さらに前が鎖骨、下が第一肋骨で囲まれた肋鎖間隙を降り

さらに小胸筋の下を通って上腕を下降していく。

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この間に、この神経血管の束は、

圧迫されて障害を生ずる。

これら一連の障害により生ずる疾患を「胸郭出口症候群」といい、

斜角筋症候群、頸肋症候群、肋鎖症候群、過外転症候群などがある。

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分類と症状

1、頸肋症候群と斜角筋症候群

頸肋症候群は第7頸椎横突起が生まれつき異常に長い場合に

神経血管束を圧迫して生ずる。X線検査で頸肋を証明でき、

鎖骨下動脈撮影で圧迫感が見られれば診断される。

頸肋がなくて、前、中斜角筋の先天異常、前、中斜角筋の肥大、

緊張異常により生じたものを斜角筋症候群という。

 

2、肋鎖症候群

胸を張って肩を後下方に下げる姿勢をとると、神経血管束が鎖骨と第1肋骨との間に挟まれて

等骨導客がふれなくなるほか、頸肋と同じ症状を生ずる。

 

3、過外転症候群

上肢を挙上し、肩関節を外転・外旋したとき小胸筋が緊張して神経血管束が圧迫され

橈骨動脈の拍動が弱くなる。

 

一般的な治療

予防と保存療法が中心。

症状を悪化させる上肢を挙上した位置での仕事や、

重量物を持ち上げるような運動、リュックサックで重いものを担ぐようなことを避ける。

症状が軽いときは、上肢やつけ根の肩甲帯を吊り上げている僧帽筋や肩甲挙筋の強化運動訓練を行なわせ、

安静時も肩を少しすくめたような肢位をとらせる。

姿勢が悪い症例には肩甲帯を挙上させる装具が用いられる。

消炎鎮痛剤、血流改善剤やビタミンB1などの投与も行なわれることがある。

 

手術療法も行われることがある。

 

田無北口鍼灸整骨院での施術

患部の負担軽減のため、筋肉の緊張を和らげる目的で

以下のような施術を行います。

 

温熱療法

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ストレッチ

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鍼灸・整体・マッサージ

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まずは週に1、2回程度の施術をひと月ほど行い様子を見ることをオススメします。

痺れ症状は改善までに時間がかかることもあります。

詳しくはお気軽にお問い合わせください。