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    うつ傾向・パニック障害・自律神経失調症に関して。田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。病院で「うつ病、パニック障害」等の診断を受けて薬物療法を行っている方でプラスアルファで鍼灸などの施術を受けたいという方は多いです。またインターネットなどで調べて自分の症状が「自律神経失調症」に当てはまると心配されて相談に来る方も数多くいらっしゃいます。結論から言いますと病院に通院している方でもほとんどの場合で鍼灸と併用可能ですし改善した実績も多いです。(すぐによくなる方・時間かかる方それぞれ差はあります。)詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    山田山男さま(仮名)

    年齢

    42歳(施術当時)

    主な訴え 

    自律神経失調症、肩こり症状が強く、またやたらとのどが渇く。あまり眠れていない。夜中に目が覚めてしまう。心療内科にも通院中。鬱傾向、パニック障害といわれた。薬を減らしていきたい希望がある。(ご本人談)

    施術開始時期

    平成28年11月24日

    改善時期

    平成28年12月30日(週に1.2度程度。全7回の施術。)

    経過・状況など

    普段はデスクワークをしてるが現在体調不良のため休職中。仕事に関するプレッシャーや不満はなかった。早く仕事復帰したい。3歳と5歳のお子さんがいる。心療内科に通院しているが早く治したいのでプラスアルファの治療ができないか探していたところ鍼灸が良いみたいだと思い弊所に相談することにした。(ご本人談)

    (1)思い当たる原因

    仕事のプレッシャーなどはなかったのであまり思い当たらない。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    じっくりお話を伺ったうえで筋肉の緊張など確認。首から肩にかけての緊張が強いためリラックスさせる施術を行うと説明。弊所では自律神経症状(不眠・うつ傾向)やパニック障害などの症状も改善実績が多数ある。安心してもらう。まずは5回ほど施術を行い様子を見ていく。病院も継続して通院するよう指導。漢方内科などの選択肢もあることを説明した。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成28年11月24日

    頚周辺の緊張を取る目的で鍼灸、吸玉療法など行った。吸玉療法は睡眠障害にも効果がある。また東洋医学的なバランスも考え足にもお灸を行った。病院にも通院するよう指導。自己判断で薬はやめないこと。

    第二回 平成28年11月28日

    昨日は肩が張ってしまったが前回やった後その後ぐっすり寝れた。効果は感じている。引き続き鍼灸や吸玉。

    第三回 平成28年12月2日

    寝れるようになってきているがのどの渇き症状は気になる。

    第四回 平成28年12月5日

    前回少し怠さが出たとのことで今日は弱めに施術。頚周辺の緊張を取る。

    第五回 平成28年12月14日

    改善傾向。とくに寝れるようになったことが大きい。来週から仕事復帰する。医師と相談し睡眠導入剤を飲まなくなったらしい。

    第六回 平成28年12月24日

    改善傾向。10日間空いてもさほど気にならず。多少肩こりは感じる。クリスマスの話など明るい話題が増えてきた。

    第七回 平成28年12月30日

    仕事も行けているみたい。今後は通院感覚を開けてメンテナンスに努めてもらう。2・3週間に一度の施術でよいことを伝えた。*調子が悪いときは早目に申し出てもらう。

    (4)総括

    自律神経失調症やパニック障害などの症状に悩まされる方は首から肩のコリ症状を強く訴える方が多いです。それらのコリ症状に対し鍼灸などは大変効果が高いのですが自律神経のバランスを整える効果も出せるため自律神経失調症そのものも大きく改善することがあります。何かお困りごとがあればいつでもご相談ください。

    頭痛(偏頭痛・緊張型混合タイプ)の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・30代女性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。*プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。以下は頭痛の症状が改善した例です。頭痛に悩む方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。

    お名前 

    中山恵子さま(仮名)

    年齢

    31歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・特に左。肩甲骨の痛み。締め付けられるような頭痛。脈を打つ頭痛もある(ご本人談)

    施術開始時期

    平成27年06月25日

    改善時期

    平成27年07月31日(週に1度程度。全6回の施術。)

    経過・状況など

    デスクワーク。座っている時間が長い。細かいマウス作業も多い。台風の時や雨の日など天候で体調が悪化することがある。元々肩こりなど感じていた。(ご本人談)

    (1)思い当たる原因

    特になし。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。肩甲骨周辺が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。漢方内科も併用することを提案した。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成27年6月25日

    猫背気味。肩こり症状もあり。 鍼灸、吸玉などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

    第二回 平成27年7月01日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。偏頭痛症状に対してはアイシングも行う。

    第三回 平成27年07月09日

    改善傾向。リラックスできている。

    第四回 平成27年7月15日

    改善傾向。引き続き施術を受けたい。

    第五・六回 平成27年7月25.31日

    大分良くなっている。自宅でも肩甲骨を動かすよう指導。改善してきたので月に1回のメンテナンス施術に切り替える。

    (4)総括

    頭痛症状は緊張型・偏頭痛型と混在している方が多いです。どちらか片方にはっきりと出るということはあまりなく緊張型であり偏頭痛も持っているのです。偏頭痛は冷やすと楽になり緊張型頭痛は温めると楽になるので矛盾した状態といえます。鍼を使いながら緊張そのものを和らげていくと少しづつ痛みを緩和できます。場合によってはアイシングも行いますし温めることも行います。矛盾した状態の身体のバランスを取るための施術を行います。

    (5)ご本人のコメント

    首肩のコリ、頭痛がひどく身体が痛くて常に元気がない状態だった。休日はどこにも行きたくない。1度の施術でもかなり軽くなります。身体がゆるむのも感じました。調子が上がったり落ちたりすることもありますが動けなくなったり辛すぎて落ち込むことが一切なくなりました。何か体調の不調が起きた時にすぐに相談でき駆け込める場所があるのも心強いです。

     

    参考までに以下動画もどうぞ。病院も併用したほうがいい場合などは弊所からクリニックをご紹介したりもできます。

    台風の時期、急に寒くなった時期に頭痛が悪化してしまうという方への対策方法、頭痛の分類(偏頭痛・緊張型頭痛等)

    台風の時期や急に寒くなった時期になると「頭痛がひどい」、「頭痛の改善をしてほしい」、「頭痛や肩コリがつらい」というご相談案件が増えます。傾向としては女性の方が多いといわれますが男性も少なくはないという印象です。結論から言いますと鍼灸の施術を受けますと楽になりますが頭痛症状は緊急性を要するものもあるため注意が必要です。

    (1)なぜ台風の時期に頭痛がひどくなるのか?

    とくに気圧の変化の影響を受けやすいという方が圧倒的に多く台風などが発生する時期に頭痛や関節痛など神経痛がひどくなるようです。敏感な方や症状が重い方になりますと台風が近づいてきたことがわかるという方までいらっしゃいます。台風などの気圧だけでなく温度や湿度などが原因でも体調悪化が起こるといわれていますがこれらは俗に「気象病」と呼ばれます。なぜ天気が体調に影響を与えるのでしょうか?原因はまだよくわかっていませんが脳の混乱が自律神経の変化を引き起こすからという説を提唱・研究している医師もいます。簡単に言いますとこんなメカニズムです。

    鼓膜の奥にある「内耳」は気圧の変化を感じるセンサーがある。→その情報が脳に伝えられ交感神経や副交感神経(自律神経)の調整が行われる。→乗り物酔いしやすいなど敏感な人は自律神経のバランスが良くないため気象病にも悪影響を受けやすい傾向がある。*参考*「低気圧で体調不良を起こしやすい人の特徴」

    あくまでも仮説ですがたしかにそのような傾向はあると思います。

    (2)気象病の対策は??鍼灸もよいです

    天気をある程度予測してストレスをためないようにする、という方法があります。台風が近づきそうな時期は無理をしない。飲みに行かない。夜更かしをしない。という対策方法です。自律神経はストレスや睡眠不足などで悪影響を受けますので最小限に減らすにはそのような対策も有効かもしれません。また日頃から鍼灸などの施術を受け体調を整えておくと自律神経の安定作用があるため悪化しずらくなったり気象病の影響を受けずらくなるでしょう。

     

    (3)頭痛の分類と注意点に関して

    偏頭痛のような脈を打つズキズキが出ている場合痛い部分を揉むなどしてはかえって症状が悪化することも多いです。注意が必要です。偏頭痛というのは血流が促進されると頭痛が悪化します。緊張型頭痛と呼ばれる筋緊張が原因で起こる締め付けられるような頭痛の場合は温めたり筋肉をほぐすと頭痛が緩和されます。・・・ただ緊張型と偏頭痛はどちらか片方が出るものではなく混在していることも多いです。温めたいけど冷やしたいという矛盾した状態になることも多いのです。経験のある鍼灸師ならばしっかり対応できます。ツボなどをうまく使い腕や足から血流を促進させたりすればこれらの矛盾を解消しながら体調も改善させることができます。また頭痛症状は上記2つのパターンだけでなく脳の問題などから生じる場合もありますので注意が必要です。ひどい吐き気を伴ったり発熱を伴う場合などはまずは医師の診断を受ける方が良いでしょう。*病院へ行くべきタイミングなどもお気軽に田無北口鍼灸院にご相談ください。

    長年続く片頭痛症状の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・30代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。頭痛外来専門のクリニックにも通院したり、と長年にわたり頭痛に悩まされていた症状が改善した例です。頭痛でお悩みになる方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。詳しくは以下。

     

    お名前 

    井上 高太さま(仮名)

    年齢

    36歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・目の疲れ、ズキズキする片頭痛(偏頭痛)(ご本人談)

    施術開始時期

    平成29年09月03日

    改善時期

    平成29年10月01日 週に1度程度、4回の施術で改善傾向。

     

    経過・状況など

    長年にわたり頭痛に悩まされている。頭痛外来にも相談に行った。CT精密検査を受けたが異常なし。薬を服用し症状を抑えている。元々肩こりなど感じていたが症状が強くなってきて困っていた。誰に相談していいかわからなかった。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    デスクワークが長い。長年にわたり肩コリもあり頭痛症状も半分あきらめている。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。片頭痛(偏頭痛)と緊張型頭痛の違いなど説明。肩甲骨周辺から頭部・頸部が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。また病院と上手に付き合う方法なども説明し、漢方内科の医師を頼ることも選択肢の一つとして説明した。

    3)経過・施術など

    第一回 平成29年9月3日

    頭痛の状態はズキズキ痛むような感じ。緊張も強いため片頭痛・緊張型混在タイプ。肩こり症状もあり。目の疲れもあり。緊張を取りつつ頭も冷やしながら慎重に施術を行う。

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉

    などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

     

    第二回 平成29年9月9日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。頭を冷やして症状も抑える。

    第三回 平成29年9月22日

    第四回 平成29年10月1日

    私用で1週間あいてしまったが改善を感じている。症状・緊張は強いためもう少し週1で施術を提案。同意してもらう。良くなってきたら月に1回のメンテナンス施術に切り替える予定でいる。

     

    (4)総括

    頭痛症状が強かった。片頭痛症状のため血行が良くなると痛みが増すが緊張は強い。頭の血流を抑えながら周辺の緊張を取っていく施術を行う。頸部から背中周辺の緊張が強く。まずは緊張を取ることに集中してもらう。3.4回の施術でも大分良くなってきたことを自覚してくれた。今後も施術を行い改善を狙っていく。

     

    (5)ご本人のコメント

    Q1、施術前に辛いと感じていたことを

    教えてください。

    月に2・3回片頭痛があり病院でも痛み止めをもらうだけで改善しなかった。

     

    Q2,施術後どうなりましたか?

    週一で施術を受けると2.3回で頭痛の痛みがかなり楽になった。

     

    Q3,施術を受けるとどうなりますか?

    最初の1か月間は週1回くらいで受けたが首肩回りの筋肉を鍼でほぐしてもらい、その辺もかなり楽になったと感じた。

     

    Q4,改善してほしいところがあればお願いします。

    とくになし

    つばが飲み込めない・寝つきが悪い(自律神経症状)、頭痛、肩こりなどに関して。田無北口鍼灸院の施術・40代女性の改善例

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。弊所は自律神経の問題で悩む方が多く来所されます。またそのような問題で悩んでいる方は「つばが飲み込めない」、「口の中がイガイガする」、「口の中に違和感・異物感がある」という訴えをする方が意外と多いです。今回もそのようなパターンで心療内科にも通院されているもどうしていいかわからないというパターンでした。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    木村花子さま(仮名)

    年齢

    42歳(施術当時)

    主な訴え 

    自律神経失調症、寝つきが悪い、つばが飲み込めない感じがする、頭痛、肩こりなど(ご本人談)

    施術開始時期

    平成28年06月21日

    改善時期

    平成29年08月31日(週に1.2度程度。全8回の施術。)

    経過・状況など

    多忙で時間があまりない生活をしていた。体調を崩し現在は休職中。忙しさが続いて体調不良になった。タバコの本数も増えた気がする。眠れない・寝つきが悪い状況も辛い。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    多忙であることのストレス。側弯症があり肩こりはもともと感じていた。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    「つばが飲み込めない」、「口の中の違和感」等を訴える人は意外と多いと説明。またCT/MRIなどの精密検査をしてもよくわからないことも多いです。精密検査で異常がない場合は病気ではなく、気にしすぎ(神経質)の可能性も高いので完全に症状を取り除こうとするのでなく「気にならなくなること。」も一つのゴールだと説明。側弯があり首から左肩にかけての緊張が強い。そういった要素も自律神経症状に影響している。緊張を取る方向で施術する、と提案。受け入れてもらう。症状が強いため週1・2度ほど通院してもらい様子を見てもらう。また心療内科にも継続して通院するように説明。医師と良くコミュニケーションをとるようお勧めした。

     

    (3)経過・施術など

    第一回 平成28年06月21日

    頭痛症状・肩こりが気になる。頚周辺はじめ全体の緊張を取る目的で

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉療法

    など行った。また東洋医学的なバランスも考え手・足にお灸を行った。

     

    第二回 平成28年06月29日

    よく寝れるようになった。頭痛症状が和らぎ肩こりの改善を感じる。再度緊張を取る施術。

     

    第三回 平成28年07月06日

    改善傾向。まだ症状はあるものの口の中の違和感が感じない時間が増えてきた。

     

    第四回 平成28年07月15日

    第五回 平成28年07月21日

    第六回 平成28年07月30日

    第七回 平成28年08月10日

    改善傾向。やはり緊張を取っていく施術がイイみたい。リラックスできている。睡眠の質も上がった。口の中の違和感も時々感じるが意識しない時間が増えてきている。再度・完全に症状を取ることを意識しないよう説明。

     

    第八回 平成28年08月31日

    改善傾向のため施術中止。今後は体調メンテナンス目的の施術を勧める

     

    (4)総括

    側弯もあり首への負担が強いために体調が悪化していた。ストレスでタバコの本数も増えていたようだが調子が良くなってからはあまりその話もしなくなった。いわゆる神経質なタイプでリラックスが下手な為に体調の悪化がおこっていたと思われる。今後は悪くさせないようにお身体をお大事にしてください。

     

    頭痛・めまい・吐き気などの症状の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。頭痛およびめまいや吐き気など自律神経症状が改善した例です。頭痛に悩む方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    伊藤 隆さま(仮名)

    年齢

    48歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・目の疲れ、肩甲骨の痛み・めまい・吐き気、胃の痛み締め付けられるような頭痛(ご本人談)

    施術開始時期

    平成29年09月20日

    改善時期

    平成29年09月26日 週に1度程度、現状2回の施術だが改善傾向。

     

    経過・状況など

    肉体労働とデスクワーク半分ずつ。車の運転も多く座っている時間も長い。運転中にめまいがしてぼーとしてしまい脳神経外科に相談。CT精密検査を受けたが異常なし。元々肩こりなど感じていたが症状が強くなってきて困っていた。誰に相談していいかわからなかった。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    ゲームが好きでモニター画面を見ることも多い。目もつかれていた。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。肩甲骨周辺から頭部・頸部が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。CTにて異常なしの診察は受けているが症状が改善しない場合や悪化した場合はすぐに医師に相談するよう説明。弊所から病院を紹介できる旨も伝えた。

     

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年9月20日

    頭痛の状態は締め付けられるような感じ。緊張が強いタイプ。肩こり症状もあり。目の疲れもあり周辺のむくみ感あり。

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉

    などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

     

    第二回 平成29年9月27日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。痛みが和らぎ胃の不調も楽になってきた。(ご本人談)

    改善してきたが症状は強いためしばらく週1で施術。良くなってきたら月に1回のメンテナンス施術に切り替える予定でいる。

     

    (4)総括

    頭痛症状に加えて吐き気やめまい、胃の痛みなどの自律神経症状も出ていました。頸部から背中周辺の緊張が強くご本人もゲームのやりすぎなど思い当たる節があったためまずは緊張を取ることに集中してもらう。2回の施術でも大分良くなってきたことを自覚してくれた。今後も施術を行い改善を狙っていく。

     

    (5)ご本人のコメント

    伊藤 隆さま(仮名)

    年齢・性別

    48歳 男性

    現在の状況

    社会人25年目

     

    Q1、施術前に辛いと感じていたことを教えてください。

    めまいがして車の運転が15分くらいしかできず頭がボーッとして気がめいってました。頭痛や吐き気にも苦しんでいました。

     

    Q2,施術後どうなりましたか?

    めまいは徐々になくなりつつあります。以前の生活を自分自身で振り返ったり考えるようにもなりました。1週間で首の痛みも緩んできました。今後も続けていきたいです。

     

    Q3,施術を受けるとどうなりますか?

    自分の身体に変化があります。胃の不調の改善などあれ、と思うような意外な部位もよくなります。

     

    Q4,改善してほしいところがあればお願いします。

    とくにありません。

    しつこい痛み(慢性疼痛)について

    腰痛や頭痛などをはじめ、「身体の部位がとにかく痛い。病院に行っても治らない。薬では改善しない。」という方がいらっしゃいます。すべてではありませんがこれらのしつこい痛み(慢性疼痛)に鍼灸等が有効な理由を書いていきます。薬で改善しずらい痛みも存在します。ストレス性の痛みが典型的です。それらは確かに鍼灸で改善することもあります。しかしながらまずは原因の特定や経過観察も大事なので基本的には病院と鍼灸治療の併用を勧めることが多いです。(詳しくは初回カウンセリングで状況を良くお聞きしますがなにかご心配な点などあればお気軽にお尋ねください。)

    痛みの分類について以下にまとめていきます。

    (1)慢性疼痛が起こる理由・分類・薬剤

    1、侵害受容器性疼痛

    炎症成分・発痛物質の増加で起こります。組織の損傷を感知して起こる痛みです。切り傷・骨折・肉離れなど・・・ほとんどの痛みはこれに当たります。変形性質関節症、がん、偏頭痛、緊張型頭痛などもこれに当たります。痛み止めの薬が有効とされています。痛み止め(NSAIDsのセルコックスやロキソンニンなど)や外用薬(バップ)などが処方されます。

    2、神経障害性疼痛

    神経線維が傷害されると起こります。例えば神経根の圧迫=手根管症候群 神経の損傷=糖尿病など また幻肢痛といって切断した手が痛むことなどもありますし帯状疱疹後の神経痛もこれに当たります。神経系が痛みに敏感な構造になってしまうため痛みの原因がなくなった後も痛みが続くことがあります。

    神経ブロック注射や内服薬ではリリカやトラムセットなどが処方されることが多いです。

    3、中枢機能障害性疼痛

    脳の疼痛記憶やストレス、鬱により痛みが増します。サインバルタやりーぜなどの抗うつ剤が処方されることもあります。

    (2)慢性疼痛とは??トリガーポイントとは?

    数か月から数年にわたり持続や再発を繰り返す痛みのことです。通常以下のいずれかに当てはまる痛みは慢性疼痛とみなされます。

    ・ 痛みの元の原因になったケガや病気がなくなった後も3か月以上の痛みが続く

    ・ 数か月から数年にわたり再発したり消えたりする

    ・ 慢性疾患(がん・関節炎・糖尿病・線維筋痛症など)が原因で起こるものや治らないけがに伴うもの

    慢性疼痛があると痛みに対する神経系の感度が非常に高くなってしまうことがあります。少しの刺激でも敏感になってしまうのです。(以下イメージ図・恐怖ー回避モデル)またある場所から別の領域へ痛みが放散することもあり、この場所をトリガーポイントということもあります。鍼灸治療ではこのトリガーポイントを狙って治療することもあります。

    (3)病院の薬に関して

    病院では薬物療法が主体となります。痛み止め系のお薬ですが痛みが軽減する場合もありますがなかなか改善しない場合もあるのです。また胃の不調を起こすなどの副作用もあります。そのような場合、病院の薬や痛みとうまく付き合いながら鍼灸治療などの方法も視野に入れてもいいかもしれません。鍼灸は薬を使わないで良い方法の一つであり、薬を使わないで良いことはすでにたくさん薬を飲んでいるお年寄りや病気の人にとって大きなメリットになります。

    (4)鍼灸治療に関して、その他

    鍼灸治療は痛み全般に効果があります。筋肉を緩め血行をよくする作用があるためです。また鍼灸を行うと脳内からモルヒネ用物質という鎮痛作用がある物質が出ます。(鍼灸と痛み抑制の研究は様々なものが存在しますが参考までに明治鍼灸大学の研究のリンクを貼ります。)

    トリガーポイントを治療することで痛みやしびれが驚くほど緩和されることもありますがケースバイケースです。特に痛みは心理的・社会的影響(ストレスや体質)の影響も大きいために改善は個人差があります。まずは一度ご相談ください。

    片頭痛・偏頭痛(へんずつう)の応急処置方法

    梅雨時や季節の変わり目、気温さが激しい時期など「片頭痛がひどくなる」というご相談をいただくことが多いです。片頭痛かどうかは診断基準があります。

    前兆のない片頭痛の診断基準
    国際頭痛分類第2版、2004年

    日本頭痛学会より

    A. B~D を満たす頭痛発作が
    5 回以上ある

    B. 頭痛の持続時間は4~72 時間
    (未治療もしくは治療が無効の場合)

    C. 頭痛は以下の特徴の少なくとも
    二項目を満たす
    1.片側性
    2.拍動性
    3.中等度~重度の頭痛
    4.日常的な動作
    (歩行や階段昇降など)
    により頭痛が増悪する、あるいは
    頭痛のために日常的な動作を避ける

    D. 頭痛発作中に少なくとも
    以下の一項目を満たす
    1.悪心または嘔吐
    (あるいはその両方)
    2.光過敏および音過敏

    E. その他の疾患によらない

    ・・・弊所に相談に来る方は病院ですでに診断を受けてから来所される方が多いです。

    ・ 病院に行ったがあまり頭痛が改善しない

    ・ 病院の薬があまり効かない

    ・ 薬をあまり飲みたくない

    など。理由は様々ですがある程度自分の症状についてどのような状態かわかってらっしゃる方も多いのです。鍼灸は一時性頭痛と呼ばれる頭痛(緊張型頭痛や偏頭痛など)に対して効果が高いです。エビデンスも豊富です。現代医学のガイドラインでも推奨されています。頭痛で悩む方は緊張型頭痛にしても片頭痛にしても緊張をしている方が多いです。鍼灸の施術では筋緊張を和らげていきます。

    片頭痛は血管が拡張することで起こる頭痛ですので施術後に痛みが一時的に悪化することもあります。そのような場合は写真のようにアイシングしたりもします。血管を収縮させると頭痛は治まります。自宅での片頭痛応急処理も、横になっておでこを冷たいタオルなど冷やすといいでしょう。温めるより冷やす方が楽になるはずです。やってみてください。ただし悪化した場合はすぐに中止し専門家に相談してください。あくまでも応急処置です。

    生活保護を受けている方への鍼灸施術はなぜ適しているか??

    生活保護を受けている方への鍼灸施術がなぜ適しているか書いていきます。助成券での対応も可能です。お困りの方は相談してください。また精神疾患などによりマル障の医療証をお持ちの方も自己負担ゼロ円で鍼灸施術を受けらる可能性があります。事前にご相談ください。

    (1)薬以外の選択肢。

    生活保護を受けている方の中には精神疾患や持病などがあり働けない方などがいます。精神疾患ならたとえばうつ病など。そのほか血圧の問題を生じる病気などがあればすでにたくさんの薬を飲んでいるため首肩が凝る症状、痛み症状、自律神経症状などがでたとしても

    「これ以上薬は飲みたくない」

    と考える方は多いです。そんな時、鍼灸という方法は一つの選択肢になるはずです。

    首が痛い・肩が痛い(頚腕症候群・五十肩)腰が痛い(腰痛症)になってしまった場合も選択肢の一つとしてお考え下さい。

    (2)様々な疾患に対応可能

    朝の手のこわばりが強くリウマチが疑われる方や血圧の問題から生じる不調など様々な問題に対応できます。まずはご相談ください。複数の病気を抱えて散るような場合も「どんな薬を飲んでいるか?」含めてしっかりお話を伺い施術方針を立てます。

    (3)出張にも対応可能

    持病があり出歩けない方なども数多くいらっしゃると思いますが弊所では出張施術にも対応しております。定期的に施術を行うことで改善が見込める場合も多いです。一度ご相談ください。

     

    目の疲れ、ドライアイ、VDT症候群、慢性的な頭痛など・・・

    *トップ写真はクルミとお灸を使って目を温めているものです。少しインパクトがありますね。

    ・・・

    現代人はストレスや慢性疲労、それにパソコンなどの使い過ぎによる慢性疲労(VDT症候群)により悩んでいる方はかなり多いです。ドライアイや慢性的な頭痛、肩コリ、よく眠れない、といった症状が出てしまいます。その原因のほとんどは頭や眼の周辺の筋肉の過緊張・神経の興奮などにあります。田無北口鍼灸院では、ストレッチ、マッサージ、鍼灸などでそのような症状を
    改善させていきます。コリや疲労を解消し、機能を回復させると症状が出にくくなっていきます。(体質改善)様々な治療を試したが結局ダメだった・・・ヘッドスパで頭をほぐしても
    あまりよくならない・・・お悩み有りましたらご相談ください。田無北口鍼灸院では局所だけでなく全体のバランスを調整することで患部への負担も和らげることができます。

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    是非一度お試しください。眼の周辺に鍼をしたりお灸で温めたりすると緊張や血流が改善されかなりすっきりしますよ!

    <論文など>

    脳神経外科でCT検査などを受けるも異常なし、しかし長年頭痛が取れない・・・という頭痛の場合鍼灸が有効かもしれません。参考文献 頭蓋表層の解剖学的要因による頭皮神経痛と頭痛―眼窩上神経痛・後頭神経痛・開頭術後頭痛― より

    眼窩上神経痛は表情筋による眼窩上神経の絞扼が,後頭神経痛は後頸部筋群による後頭神経群の絞扼(主に頭半棘筋による大後頭神経の絞扼)および後頭動脈と大後頭神経の接触が
    原因となりえる.

    脳や神経の問題でなく絞扼の場合、細かく筋緊張をとれる鍼が役に立つ可能性が大いにあるのです。

    詳しくは一度ご相談ください。

    「治療に集中」しないと、よくなりません。

    病院での治療も、鍼治療もすべて同じだと思いますがどんな治療していても、自分から治したいという意思を持ち、治療に集中しないと、よくなりません。とくに腰痛や自律神経症状などの生活習慣や体質の問題が絡む慢性的な疾患はそうです。

    一例をあげますと膝が痛い方がいたとします。学校や仕事が忙しいから、という理由でたまにしか来ない方と計画通りにしっかり通院する方どちらが治るでしょうか??

    また、本当は仕事の方が大事で治療は面倒だと思っているが家族に言われて仕方なく治療に来た、予約の電話も家族がするというような方と自ら積極的に通院する方はどちらが治るでしょうか?考えるまでもありませんよね?計画通りにしっかり通院する方、自ら積極的に通院する方が良くなるに決まっています。

    鍼治療だけでなく自宅での運動もしてもらわないと良くならない場合もありますがこの時も

    「忙しいからあまりできなかった」

    というのでは良くならないでしょう。治療に集中しないと何をやっても良くならないです。そういった方はお金も時間も無駄になってしまいますので治療に集中する決心してから治療開始するほうがいいでしょう。また、よくならなくて困るのは私ではなくあなたです。弊所では最初に施術の計画を立ててそれに沿った施術を行っていきます。

    その時、

    「たとえ忙しくても治療に集中しますか?」

    とお聞きします。治療に集中する心構えができていない方はいまは鍼灸施術を受けるのをやめておいたほうがいいと思うからです。、、、とは言え気負う事はありません。できる範囲でベストを尽くして無理なく続ける事も大切です。まずはご相談ください。

    「よくお話伺います」。目標を共有し明るい未来を作ります。~病院と鍼灸院の違いになどついて。

    この仕事をしていると常々思うことがあります。

    症状を改善させること、ももちろん大事ですがその方にとっての明るい未来を一緒に作り、提供することまでできたら最高だな、ということです。詳しくは以下・・・

    (1)病院と弊所の違い

    病院では医師がレントゲンなどの機器を使って診察します。病気や症状に対し薬を出してくれたりします。これは大切なことです。

    一方、弊所のような鍼灸治療院ではその方の生活習慣や癖などもお聞きし一人一人の症状に合わせた施術を行います。お話をよく伺ったうえで健康管理を行うお手伝いをするというとわかりやすいかもしれません。

    (2)鍼灸院での施術目的について

    また不快な症状や痛みをとるための施術も行いますが一番の目的は体質改善や考え方を変えることです。

    一例をあげますと以下です。

     

    ・ 深く寝れない

    → ぐっすり寝れるようになる。

    回復力が上がる。

     

    ・ 痛みやしびれがある

    → 血行をよくする。

    しびれ症状が改善される。

     

    などです。症状に対して直接きかせるというよりは結果的に症状が良くなる。ことも多いのです。もちろんゴールはそれぞれの方のライフスタイルにより異なります。初回のカウンセリングでよくお話を伺って相談しながら決めていきます。

     

    (3)不快な症状を取るよりもその方にとっての明るい未来を作るお手伝いをする。

    痛みを取り去ったり、症状を緩和させるのはもちろん大事なのですがそれよりも大切なことはその方の明るい未来を作るお手伝いをすることです。弊所を訪れる方は様々なことで悩んでいます。一例をあげますと・・・

    小さい子供の送り迎えを毎日しているママさん。自分が体調を悪いことを感じているが後回しになってしまっている。でも自分が倒れたら家のことも回らなくなってしまうかも。ついついことものことが気になり厳しく当たってしまう・・・

    弊所で施術を行いリラックスしてもらうことで緊張が取れ、回復。生活の質が上がりました。深く寝れるようになり体調がよくなったことで結果的にお子さんの送り迎えの心配もすることが少なくなった。

     

    これから就職を控える学生さん。頭痛の癖があり就職してからもこの頭痛に悩まされるかと思うと不安・・・

    弊所から病院紹介。検査の結果筋緊張が原因だということがわかる。弊所で鍼灸の施術を受け楽になったことで仕事に集中する環境が整った。

     

    パニック障害気味で会社を休んでいる方。仕事に復帰できるか不安・・・

    病院で治療を続けながら弊所で施術を行い症状が安定。会社に復帰し、今ではバリバリと仕事をこなすように。

     

    ・・・あくまでも一例ですが症状が改善したことにより明るい未来が手に入りました。私は鍼灸施術の仕事を通してこのような喜びを提供したいと常々考えています。症状を改善させることも

    当然大事ですがどうやって明るい未来を一緒に作っていくか?一緒に考えられたら本当によいです。