カテゴリー: お知らせ・ブログ・思うこと

    田無北口鍼灸院の連絡事項やお休みのお知らせニュースのまとめ制度について思うこと・・・などまとめていきます。問い合わせがある場合は院に直接連絡くださいますようお願いいたします。

マスコミ掲載実績、取材ご協力、SNS(YOUTUBE動画、Instagramなど)の撮影依頼について

田無北口鍼灸院では取材協力、情報提供なども積極的に行っています。

・ こんな情報を探している

・ こんな記事を書きたい

・ こんな映像がほしい・・・

 

そういったことでお困りの場合お気軽にお電話やメールにてお問い合わせください。ご協力できそうな場合はお力になりますし私で対応できない場合は同業者等ご紹介します。雑誌やテレビはもちろん映画やYOUTUBEなどの撮影もご相談ください。ただし公序良俗に反するもの(アダルトや暴力性のあるもの等)はお断りします。ご理解ください。

まずはメールにてご相談いただくのが望ましいですがお電話でも対応します。

 

電話

042-497-4586

O9O-4064-1205

(Oオーをゼロに変えてください)

メール

kenjiroushiraishi@hotmail.co.jp

(@を小文字に変えてください)

 

掲載実績などに関して

(1)2014年、週刊プレイボーイ(集英社)

寝違えの専門家として、田無北口鍼灸院の白石が集英社、週刊プレイボーイさま(6/30発売号)へ情報提供いたしました。ダルビッシュ投手の寝違えのことや予防法について語っております。

 

(2)2020年、あとはとき「情報に基づく意思決定と現代医学を否定しないこと」 寄稿(アルテミシア社)

 

(3)2012年、西東京市社会福祉協議会発行

「ゆめはーと」さま 治療院紹介していただきました。

 

(4)2018年、Square社発行冊子

コメント掲載。

 

学会発表

年2回ほど研究発表を行っています。業界紙にも記事が掲載されました。

患者中心の医療(PCCM)と医学的に説明できない症状(MUS)の鍼灸院での対応について

少し前から「総合診療」や「家庭医」や「心療内科」などの分野で患者中心の医療(PCCM)や医学的に説明できない症状(MUS)といった言葉が紹介され、対応もノウハウ化され書籍等でも紹介されています。めまい、耳鳴り、胃腸の不調(過敏性腸症候群・機能性ディスペプシア他)・だるさが取れない、、、などの症状が医学的に説明できない症状(MUS)であることが多くその時に患者を診るときに患者中心の医療(PCCM)の考え方が役に立つのです。これらは医師のための知識であることも多いのですがリハビリテーションの分野でのノウハウも見かけることがあります。東洋医学や鍼灸とも親和性が高い話で医師や他職種の方たちがどのような知識を習得しているのか?知っておくのが良いのでまとめておきます。(少し専門性の高い話になりますが一般の方にも役立つ話ですので興味ある方はご覧ください。)

鍼灸含めた代替医療分野はかつてカウンター的な意味合いで「現代医学は検査中心で患者を診ない。画像や数値ばかり見ている。人を見ない。一人一人をみる代替医療や伝統医学こそが患者中心の医療である。」、「不定愁訴・自律神経失調症など医学的に説明できないような症状をみれるのは代替医療や伝統医学だ。」というニュアンスの言説も多かったように記憶しています(一例)。しかしながら医学は日進月歩で進化しています。検査や数値中心に診るよりも人間全体で見たほうがいい場合もあり、その逆もまたしかりです。現在は患者中心の医療の考え方も数多く登場しています。BPSモデル、NBM、今回まとめるPCCMの話もその一例にあたります。たしかに不定愁訴や自律神経失調症などと言われる分野は鍼灸含め伝統医学が得意なことではあるのですがだからこそ現代医学的にはどのように考えるのか?それらを勉強しより良いサービスを鍼灸院でも提供したいと思うのです。

患者中心の医療とはPatient-centered clinical methodのことでPCCMと略されたりします。医師の技法は多様で内科医は薬剤による治療に長けており、外科医はさまざまな器具を用いた手術法を習熟しています。その根底に有るのは「症状→身体診察→検査→診断→治療(薬物、手術など)」というプロセスです。PCCMは科学的な診断・治療に加え一人ひとりの患者が抱える諸々の事情を考慮した上で、それぞれにあわせたの検査や治療方針を立て、医師と患者の双方が納得いく治療を展開する臨床技法のことです。これは患者さんの望み通りの医療を無批判に提供するだけでなく、「・・様」とお客様扱いするだけの医療でもありません。医師と患者の関係で議論を重ね共同作業で医療を作り上げていくというイメージが近いでしょうか。

患者中心の医療を図にすると以下になります。こちらのページを参考にしました。

1、狭義の患者中心

①自分の考えや気持ちに沿っていること ②じっくり話せること、十分な知識を得られること ③家族らと一緒にいられること

2、広義の患者中心

上記1、に加えて 2、身体的な安静 3、心の支え4、継ぎ目のないケア も含まれます。

・・・一方「医学的に説明できない症状」のことを英語でMedically Unexplained Symptom といいMUSと略されます。これは文字通り様々な症状があり、十分な診察や検査等をしてもその原因を医学的に説明できない状態を指しています。厳密にはさらに類似する概念として機能性身体症候群(functional somatic syndoromes:FSS)、身体症状症(somatic simptom disorder:SSD)などがあります。FSSは「訴えられる症状やや苦悩の程度が確認できる組織障害の程度よりも大きいという特徴がある症候群」のことです。過敏性腸症候群や機能性ディスペプシア、線維筋痛症など個々の診断定義が整っているものもあります。精神面→身体面に影響を及ぼしていると考えられることが多いです。SSDは「一つかそれ以上の身体症状を訴える者のうち身体症状や健康に関する思考や行動、感情が過剰であるもの」と定義されています。FSSとの違いは器質的疾患の有無を問わないという特徴があり身体面→精神面に影響を及ぼしているという見方もできます。不安障害や精神障害の合併も少なくありません。MUSはこれらを包括する概念で一般的には自律神経失調症、不定愁訴などという呼ばれ方をすることもあります。

そもそもですが、「疾患がないのに症状がある(取れない)のはおかしい」という考え方が医療者だけでなく患者にもあります。またなかなか改善しないような疾患も決して少なくはないのですがその時に状態をよりよくする、QOLあげるwell beingという考え方が重要になってきます。

鍼灸院へMUSが疑われる方が来所した場合「まずは器質的疾患(病気)でないか?」の確認が重要です。鍼灸院では、病院でどんな検査や診断を受けたか?どんな薬を処方されたか?(当たり前ですが減薬指導などはしません)まずは聞き取り把握していきます。ほとんどの方は病院で検査や診断を受けて「異常がない」と言われていますのでさほど心配はありませんがアメリカのプライマリケアクリニックでは診断エラーも5%生じるというデータがあることを頭に入れておく必要もあります。薬剤の副作用や内分泌・代謝疾患、自己免疫疾患、精神疾患などが隠れている可能性もあります。女性では更年期障害やPMSなどの女性特有の問題と混同される場合もあります。そのため(経過観察等)病院への通院継続を勧めます。患者希望や状況によっては漢方内科や婦人科などの通院も勧めることもあります。まずは鍼灸院でもしっかりとお話を聞かせてもらいます。鍼灸治療も並行して行うことで改善に向かうことも多いです。

また鍼灸院でも患者が納得するような説明を心掛ける必要があります。患者のフレームワーク(考え方や価値観)を探りそれらを否定せず、信頼関係を築きながらも(必要ならば)病院で医学的検査を受けるよう勧めたりして患者の不利益を回避する必要があります。鍼灸院を訪れる患者のフレームワーク例には以下のようなものがあります。

・鍼灸院の先生は親身になってくれる

・なるべく薬は飲みたくない。病院に行きたくない。

・人に迷惑をかけたくない。

・身体を冷やしてはいけない。等

避けるべき対応としては1、患者のフレームワークに合致しない説明や2、不適切な正常化があります。例えば患っていることの否定、根拠の乏しい「大丈夫ですよ。」、異常がないことの強調などです。「自律神経調整障害モデル」や「シグナルフィルターモデル」などを使って上手に説明することが大切です。

自律神経調整障害モデル

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって症状が出現すると説明するモデルです。動機や息切れ消化器症状などの説明に向いています。

シグナルフィルターモデル

過敏になってしまっている、と説明すると非難されていると取る方がいますが「刺激を感受するフィルターが機能しなくなっている」と説明すると受け入れてもらいやすいです。耳鳴り、過敏な症状に対し有効な説明です。

まとめ

田無北口鍼灸院では医学的に説明できない症状に対してもしっかりとお話を伺い、鍼灸というタッチセラピーを通しお気持ちに寄り添う最大限の努力をいたします。その上で現代医学的な考え方の説明や病院紹介などのサポートもしております。なにかあればまずはご相談ください。より良い状態(wellness,well being)を目指していきましょう。

*参考:総合診療の視点で診る不定愁訴(日本医事新報社)

妊娠悪阻(つわり)に伴う唾液過多症状に関して。

田無北口鍼灸院ではつわりで悩まれている方から相談をいただくことが多いです。「唾液過多」についての相談もいただくことがありますので少しまとめていきます。「唾液過多」とは唾が多く出てしまい困る状態のことを指します。現代医学的には、真性と仮性に分けて、真性では、反射性(生理的なもの、炎症性のものなど)、中枢性(脳炎、脳血管障害、神経毒物の蓄積、パーキンソン病等)、心因性原因。仮性では、口腔内の炎症や嚥下障害がある場合、妊娠悪阻に伴うものなどの原因を考えます。「妊娠悪阻に伴うもの」とはここで取り上げるつわりの一種、のことを指します。

妊婦さんの唾液過多症状はなかなか改善する方法がとくになく唾を吐くためのペットボトルを持参しなくてはならないほど困る方もいらっしゃいます。東洋医学的には唾液の分泌異常は(妊娠に伴う)脾胃機能の失調、と考えることもできます。脈の状態や身体の状態などを診たうえで漢方薬で対処する方もいらっしゃいます。黄連解毒湯や、大柴胡湯、黄連湯などが処方されることが多いようです。鍼灸での改善も期待できます。鍼灸治療を行うと妊娠悪阻(つわり)に伴う唾液過多が改善するという明確なエビデンスや研究はありませんが症例報告改善報告は存在します。

ですので、もしも妊婦さんが唾液過多症状で困ったらまずは医師(たいていは担当の産婦人科医)に相談し病的なものかどうか?確認が必要になります。病的なものでない、妊娠悪阻(つわり)に伴うもの、ストレス性といったものが鍼灸治療の対象になります。冷えや血行の改善、脾胃(消化器)、および自律神経の失調改善、緊張・ストレス緩和目的に施術を行います。鍼や灸をするとその場ですぐ改善するわけではないので田無北口鍼灸院で施術を行う場合はまずは5回ほど施術を行い、期限や目標を設定したうえで改善を目指していきます。

鍼灸ではありませんがカイロプラクティック療法で妊娠悪阻(つわり症状)を改善させたという興味深いデータもあります施術を受けた115人のうち91人が改善。唾液の分泌過多症状も改善したようです。カイロプラクティックにより何らかの自律神経調整作用、緊張緩和作用などがあったため改善したのではないでしょうか。鍼灸でも似たようなアプローチをすることは可能です。以下詳細になります。興味があれば英語の論文もご覧ください。

「妊娠症状に対する手動治療の有効性:妊娠症状の治療における手動治療の有用性」

目的

第1および第2トリメスター中の妊娠症状を軽減または排除する上での手動治療の有用性を判断すること。

メソッド
頸椎と胸椎の手動治療は、正常な妊娠中に妊娠症状を発症した115人の妊婦のグループで行われました。頸椎の​​回転牽引が適用された。治療が失敗した患者は、最低3日間の休止の後、2回目の治療を受けました。治療が最初は成功したが後に再発した患者も、全手順を繰り返した。この研究で分析された妊娠症状は、胸焼け、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、不眠症、首の痛み、嗅覚過敏、唾液分泌過多でした。

結果
手動治療は、91人(79.1%)の患者で妊娠症状の治療に成功し、22人(19.1%)で部分的に成功し、最初の治療後の2人の患者(1.7%)で失敗しました。2回目の治療後、合計56人の患者のうち、治療は40人(71.4%)で完全に成功し、14人(25%)で部分的に成功し、2人(3.6%)の患者で失敗しました。成功率が最も高かったのは、頭痛(97.3%)、嘔吐(95.9%)、めまい(94.5%)、悪心(92.9%)、首の痛み(92.9%)、不眠症(91.9%)、胸焼け(88.8%)、嗅覚過敏(78.5%)および唾液分泌過多(78%)。

結論
妊娠中の手技療法は、薬物を使用せず、病因があり、通常は非常に効果的な治療法です。これは、低コストで、迅速で、安全で、忍容性の高い妊娠症状の治療法であり、すぐに効果が得られることが多いため、妊娠症状の最適な治療法になります。

「よくお話伺います」。目標を共有し明るい未来を作ります。~病院と鍼灸院の違いになどついて。

この仕事をしていると常々思うことがあります。

症状を改善させること、ももちろん大事ですがその方にとっての明るい未来を一緒に作り、提供することまでできたら最高だな、ということです。詳しくは以下・・・

(1)病院と弊所の違い

病院では医師がレントゲンなどの機器を使って診察します。病気や症状に対し薬を出してくれたりします。これは大切なことです。

一方、弊所のような鍼灸治療院ではその方の生活習慣や癖などもお聞きし一人一人の症状に合わせた施術を行います。お話をよく伺ったうえで健康管理を行うお手伝いをするというとわかりやすいかもしれません。

(2)鍼灸院での施術目的について

また不快な症状や痛みをとるための施術も行いますが一番の目的は体質改善や考え方を変えることです。

一例をあげますと以下です。

 

・ 深く寝れない

→ ぐっすり寝れるようになる。

回復力が上がる。

 

・ 痛みやしびれがある

→ 血行をよくする。

しびれ症状が改善される。

 

などです。症状に対して直接きかせるというよりは結果的に症状が良くなる。ことも多いのです。もちろんゴールはそれぞれの方のライフスタイルにより異なります。初回のカウンセリングでよくお話を伺って相談しながら決めていきます。

 

(3)不快な症状を取るよりもその方にとっての明るい未来を作るお手伝いをする。

痛みを取り去ったり、症状を緩和させるのはもちろん大事なのですがそれよりも大切なことはその方の明るい未来を作るお手伝いをすることです。弊所を訪れる方は様々なことで悩んでいます。一例をあげますと・・・

小さい子供の送り迎えを毎日しているママさん。自分が体調を悪いことを感じているが後回しになってしまっている。でも自分が倒れたら家のことも回らなくなってしまうかも。ついついことものことが気になり厳しく当たってしまう・・・

弊所で施術を行いリラックスしてもらうことで緊張が取れ、回復。生活の質が上がりました。深く寝れるようになり体調がよくなったことで結果的にお子さんの送り迎えの心配もすることが少なくなった。

 

これから就職を控える学生さん。頭痛の癖があり就職してからもこの頭痛に悩まされるかと思うと不安・・・

弊所から病院紹介。検査の結果筋緊張が原因だということがわかる。弊所で鍼灸の施術を受け楽になったことで仕事に集中する環境が整った。

 

パニック障害気味で会社を休んでいる方。仕事に復帰できるか不安・・・

病院で治療を続けながら弊所で施術を行い症状が安定。会社に復帰し、今ではバリバリと仕事をこなすように。

 

・・・あくまでも一例ですが症状が改善したことにより明るい未来が手に入りました。私は鍼灸施術の仕事を通してこのような喜びを提供したいと常々考えています。症状を改善させることも

当然大事ですがどうやって明るい未来を一緒に作っていくか?一緒に考えられたら本当によいです。

自粛疲れによる自律神経の疲れに関して

・・・何となく体がおかしいと感じて弊所に相談に来る方は多いです。例えば

胃が痛い、

お腹がごろごろする、

頭が重い、

心臓の動悸がいつもと違う、

いくらねても疲れが取れない、

など。

病院に行っても特に異常は見つからないため医師からは「自律神経の問題でしょう。心配しないでいいですよ。」といわれるも症状が強く残っているためにますます不安になってしまうというパターンです。これらの問題は病気でないために病院では解決しません。

検査では異常ないのに症状が治りにくい、なかなか改善しない、と考えていたら心因性の可能性も高いです。症状に対して過剰に着目し過剰に反応が出ている可能性があります。心理学の分野では「神経質」などといわれたりしますがご本人はしっかりと症状を感じているので気のせいと言われても本当に困っているのです。このような心因性の自律神経失調症が出るのは好発年齢があります。

青春期・更年期・老年期

に多発します。

また

季節の変わり目(5月)
や境遇・環境の変化

によっても起こりやすくなります。少し細かく見ていきます。

青年期:

小学生の低学年の子や思春期の子でも起こります。小学生低学年の子はチック症状・おねしょ・肩コリ・かんしゃくなど訴えることが多いです。思春期の子は動悸症状・胃腸の不調(過敏性腸症候群)などを訴えることが多いです。いずれも身体や環境が変化する時期でもあり心と身体が変化についていけない場合や人間関係のストレスなどで症状が悪化します。まずは内科や小児科などで検査を勧めますが原因がはっきりしない方も
多いです。病気ではなくストレス性の場合は鍼灸が有効です。

更年期:

いわゆる更年期障害などはホルモンバランスの乱れからくる身体の障害ですが更年期障害が原因で自律神経失調症が起こることも考えます。したがってこの時期に自律神経失調症が身体に現れたらまずは血液検査など医学的な検査をお勧めします。

老年期:

心身ともに弱体化しているため自律神経失調症をおこしやすい時期でもあります。ただ、この時期になるとほかの疾患が原因で自律神経失調症のような症状が出ることもあるのでどのような持病があるのか?どんな薬を飲んでるのか?など細かく聞いていくことが大事です。・・・どの年代でも共通することですが

人間関係や生活習慣

が自律神経にかなり影響することがあります。特に今の時期は

「自粛疲れ」

のストレスによる自律神経の不調を訴える方も多いです。ストレス性の体調悪化は鍼灸がとても効果的です。お困りの方は一度ご相談ください。

田無北口鍼灸院の施術があまり合わない方について。

先日、田無北口鍼灸院のコンセプトや使命などを書きましたが今日は少し逆のことも書いてみようかと思います。弊所の施術があまり合わない方について、です。(合わない方を批判するためのものではありません。)人それぞれの要望があるためお話はしっかり聞かせていただきます。

× 治療のための時間を取るのが難しい

× 体調管理の優先順位は低い

× いますぐ痛みや不調を取ってほしい

× 悩みを解決するためでなく娯楽目的で施術を受けたい

× 説明などはいらない

このような方はあまり合わないと思います。

すぐに痛みが取れる場合もあるのですが結局のところ体調管理や治療の優先順位が低い方ことが多いと鍼治療をしてもあまりよくならないことが多いのです。治療を受ける前にまずはご自身のモチベーションも確認するのが良いでしょう。治療にはお金も時間もかかります。本当によくしたいですか??ご自身に問いかけてみましょう。

・・・さて実際にあったご相談の例をあげます。先日こんなお電話がありました。「腰が痛いから見てほしい。注射などもしてほしい。仕事が忙しいから21時に行きたい。」まず一口に腰痛といっても様々なパターンがあります。

・ ヘルニアなどから生じるもの

・ 筋肉や生活習慣が原因のもの

・ ぎっくり腰のようなもの

・・・さまざまです。弊所でも腰痛は改善できるのですが「なぜ痛みが出ているのか??」その見極めが大切であります。ぎっくり腰のような急性期の痛みは比較的早く改善しますがヘルニアなどが原因で腰痛が生じている場合はある程度期間や回数もかかることをお伝えしました。病院と鍼灸院の性質の違いもお話し注射などをご希望される場合はまずは整形外科など病院に行くことをオススメしました。そもそもどうしていいか?誰に相談すればよいかわからなかったため困っていたようでした。解決し喜んでいただけたようです。腰痛が改善しないようでしたら弊所で施術を行うことも可能ですので何かあればまた連絡ほしいとお伝えしました。

・・・このようになるべくご相談者の方の要望にお答えしたいと考えています。否定などはしませんし丁寧に説明させていただきます。ベストな提案をさせていただくためにもまずはしっかりとお話を伺います。遠慮なくご相談ください。

セルフ式のお灸と鍼(台座灸・爪楊枝鍼)を使い、「オンラインセルフケア指導」を始めます。

2020年4月24日現在

コロナウィルス感染症
拡大の影響で
外出を控えているため

「施術を受けたくても受けられない」

という方も数多く
いらっしゃると思います。

そこで弊所では

「現在どのようなことでお困りか?」

お話を伺ったうえで

自宅でできる
セルフケア指導

セルフお灸や鍼郵送

サービスを行います。

ご希望の方はご連絡ください。
わからないことはお気軽に
ご質問くださいませ。

< 内容 >

・ 電話カウンセリング
(約10~20分程度)

・ セルフケア指導
(鍼灸・ストレッチなど)

・ セルフでできる鍼・灸の郵送
(約1か月分)

< 料金 >

4950円(消費税込み)

★プリペイドカードをお持ちの方
は2020年6月までさらに優待料金

3300円(消費税込み)

にてサービスを行います。

先日もお伝えしましたが
お灸は痛みやしびれはもちろん

感染症防御効果も期待できます。

それらのお話も併せて
お伝えしていきます。

< お申し込みの流れ >

(1)まずは電話かLINE@、
メールフォーム(リンク先一番下)
からご予約

(2)相談日時、方法決定
電話相談か、LINE動画相談か?

(3)相談

(4)鍼・お灸など必要なもの郵送

< 郵送する鍼灸の種類 >

・ つまようじ鍼、ペットボトル温灸

自分でできる鍼です

・ 台座灸

火をつけて自分で使用できます。
約1か月分お送りいたします。

 

★お灸販売のみ、等も
受けつけています。
詳しくはお問い合わせください。

プリペイドカード・回数券を購入いただいた方へ

消毒対策を徹底したうえで
弊所は通常通り営業していますが
コロナウィルス感染拡大を受けて
外出を控えたい方も
多くいらっしゃると思います。

 

そこで

回数券・
プリペイドカードの期限を
今年いっぱい延長いたします。

 

わからないことなどあれば
遠慮なくご相談ください。

よろしくお願いいたします。

ベッドなどの消毒対策、施術者の体温公開(見える化)

2020/04/08現在、
営業しています。

 

厚生労働省より
鍼灸院は緊急事態宣言が出ても

「不要不急には当たらない事業所」

との回答を得ています。

体調が悪い方は遠慮なくご相談ください。

 

施術ベッドはアルコール消毒や
タオル交換をして対策をしています。

もしも心配な方は
タオルや着替え持参もかまいません。

 

またこれからしばらくの間
毎日施術者の
体温をツイッター等で公開します。

体調が悪い場合には
すぐに営業を中止します。
安心してご相談下さい。

お灸ってどんな疾患に効果があるのですか??何で効くのですか?「感染症に対する補助的な灸療法」論文の紹介

弊所で施術、
および治療相談活動を
行っておりますと
上記タイトルのような
質問を受けることがあります。

 

「何に効くんですか?」

という質問ですが

「何にでも効きますよ」

と答えたくなってしまうほど
幅広い疾患に対応可能です。
本当に治療効果は高いのです。
・・・しかしながら

それではあまり
答えになっていないので

「なぜ効くのか?」

と合わせて
書いてまいります。

(1)「お灸はなぜ効くのか?」

もともとお灸というのは
艾(もぐさ)で
体をやけどさせるために
行っていました。
いまでも
「やけどさせるお灸」
は残っていますが
やけどを嫌がる人も多いため
隔物灸といって
台座や薬品(紫雲膏など)・
ショウガなどを間に挟み

やけどをさせないお灸が
主流になっています。

*弊所でもやけどを
させないお灸を行います。

私が出た東洋鍼灸専門学校
(歴史のある鍼灸学校です)
の先生は結構スパルタで

「本来のお灸を教える」

ということで
私も学生時代は体に
沢山やけどの痕を作りました。

 

本来のお灸のメカニズムは

身体に小さなやけど・水泡を作る

身体がやけどを治そうとするので
生体防御機構・免疫機能活性化

自然治癒力が高まる

といったことから
回復力が上がるのです。

ですので
やけどをさせるのが本来のお灸、
というのはごもっともなのですが
そうでなくても(やけどさせなくても)
お灸に効果はあります。

やけどさせないお灸とは
上の写真の台座灸
(せんねん灸などが有名です)
や紫雲膏という漢方薬を
台座にしたお灸などのことです。

これらはやけどを作る作用とは
また別の効果があるのです。

灸で熱せられた部分の
血流がよくなり
滞っていた痛みの物質や老廃物が
洗い流されるのです。

それだけでもコリや緊張を
取ったりできるので
効果は非常に高いのです。

(2)お灸はどんな疾患に
効果があるのか?

上記のような作用から
様々な疾患に効果があります。

痛み・痺れ系

坐骨神経痛、腰痛、
四十肩・五十肩
腰椎椎間板ヘルニアなど

体質改善系

冷え性、お腹が弱い、すぐ下痢する
胃が痛い、むくみが気になる、美容目的など

自律神経の不調系

疲れが取れない、良く寝れない、
頭が痛い、いらいらしてしまうなど

その他いろいろな疾患に効果があるので
お問い合わせください。

(3)結核に対する
補助的な灸療法、論文

こちらはやけどさせるタイプ
のお灸(透熱灸)の話です。
結核やHIVの感染症患者に対して
お灸が有効だった、という
モクサアフリカの論文
をご紹介しておきます。

大まかな内容は以下、
日本語でもご覧になれます。
・灸療法を行った群は、
結核薬療法(DOTS)のみを行った群よりも
早く薬物療法に反応を示した

 

・ HIV と同時感染している
場合も含め、灸療法の効果は、
感染力の低下および
薬物療法への取り組みの
積極性の両面に対して実証された。

・・・免疫力をあげる
というととてもあやふやな
言葉になってしまいますが
お灸には上記のような
自身の体を強くし
薬の効きを良くする効果
が実証されています。

 

・・・ただ
注意していただきたいのは
現在流行中のコロナウィルスは
結核やHIVともまた違い

未知の部分が多いこと、

それからあくまでお灸は
「補助的」であり
これをしていれば絶対大丈夫、
感染症にかからない、
というものではないことは
ご理解いただきたいのですが

それでも灸療法は
自身の体を強くする手段

であることがうかがえます。

田無北口鍼灸院では
2020/04/01現在、
コロナウィルス対策も行ったうえで
通常営業をしております。
詳細は直接ご質問ください。