カテゴリー: お知らせ・ブログ・思うこと

    田無北口鍼灸院の連絡事項やお休みのお知らせニュースのまとめ制度について思うこと・・・などまとめていきます。問い合わせがある場合は院に直接連絡くださいますようお願いいたします。

鍼治療の根拠はどこにあるのか??鍼灸師はどのような発想で施術を行うか??

鍼治療を行っていくうえで

鍼灸師は何を根拠しているか?

かんたんに書いていきます。

 

・・・

患者が痛いと訴えている場所へ

テキトーに鍼を刺しているわけではなく

これをやったら効くだろうな。

という根拠や考えからツボを選択し

施術を行っています。

大別すると2つの根拠からなります。

 

(1)解剖学的・生理学的な根拠、

現代医学の知識に基づく根拠

例えば腰が痛い場合腰だけでなく

動きに関係する筋肉(梨状筋など)

の起始停止部や圧痛点を

鍼で狙って行くことも

このやり方の一つでしょう。

 

また痛みを抑えるメカニズムなども

「鍼灸理論」として存在します。

 

ゲートコントロール説など

いまでは古くなり

否定されているものも一部ありますが

これらの理論から施術を行うのも

一つのやり方になります。

 

(2)東洋医学的な根拠

東洋医学は歴史があり

沢山の書物や研究が存在します。

 

そのため理論も体系化されていて

多くの場合

「この本にこう書いてある」

というような根拠が存在します。

 

一例をあげますと

黄帝内経という古典には

基礎理論や技術論がかかれていて

傷寒論という本には

風邪の治し方や症状・薬などについて

詳しくかかれています。

 

あくまで私の考えになりますが

鍼灸師たるもの

これらの2つの根拠を

しっかり踏まえた施術を行いたい

と考えます。

 

現代医学的な知識がないと

患者に症状を説明できません。

患者は現代医学の知識しかないので

症状名で訴えてきます。

例えば「緊張型頭痛」という訴えから

どのような症状が体に現れているのか

把握する必要があります。

 

また、ないと医師との連携が

うまくいかないことも多いです。

 

処方されている薬から

医師がどのような判断をしているのか?

推測することも重要となってきます。

むやみやたらと現代医学・医師のやり方を

否定しても患者にとって全くいいこともありません。

その点も説明する必要があります。

 

そして

東洋医学的な発想もできないと

「施術そのもの」が

うまくいかないことも多いです。

東洋医学や漢方医学は

「漢方薬」を処方する

医師や薬剤師も勉強する分野ですので

それらの連携でも必要な知識になってきます。

 

*蛇足ですが

東洋医学的なお話は

ちょっとでも理解できると

非常に面白く納得できるものが多いです。

またここでもわかりやすく紹介していきたいと

考えています。

 

・・・

鍼灸は海外・国内ともに

沢山の実験が行われていて

「この症状に対しこういった実験をし

これだけ効果があった。」

というデータもたくさん存在します。

 

厚生労働省なども

これらの情報を一部公開しています。

 

これらも施術を行ううえで

一つの根拠となりえるでしょうね。

ご参考までに。

ぎっくり腰だと思ったら骨折していた、寝違えだと思ったら重度のヘルニアだった・・・そのような場合田無北口鍼灸院では病院受診を勧めフォローさせていただきます。

*動画でも弊所を安心して利用していただくための

取り組みについて解説しています。

興味ある方はご覧になってみてください。

 

日々施術を行っていると

様々な方が来所されます。

 

中には重篤な疾患をお持ちの方も

いらっしゃいますので

良くお話を伺ったうえで

必要ならば病院の受診を勧めます。

 

例えば・・・

・ 80代男性 足腰の弱り?

何日か前から、よく転ぶ。少し頭痛もするが

足腰が弱ったのか?というご相談。

頭部を打撲などしていると

脳の問題があることがあります。

(慢性硬膜外血腫など)

すぐに病院での精密検査を勧めます。

 

・ 30代男性 ぎっくり腰?

昨日から腰が痛くなった。

特になにかした記憶はない。というご相談。

基本的には筋肉の痛みであることが

多いですが過去には骨に異常が

見つかったケースもあります。

良くならない場合や悪化している場合

病院への受診を勧めます。

 

・ 60代女性 ぎっくり腰?

2,3日前に転倒して腰痛が出た。

鍼灸でよくしてほしいというご相談。

転倒した際に「圧迫骨折」している

場合もあります。

痛みが改善しない場合はすぐに病院を

受診するよう勧めました。

 

・・・上記は一例ですが

精密検査をしないと判断できないこともありますし

すべて鍼灸だけで

よくできるというわけではありません。

 

そのため必要な場合は

病院の受診も勧めます。

何かあればお気軽にご相談ください。

*詳しくは上記リンク動画をご覧ください。

2017年11月のお休みに関して。

2017年11月のお休みに関してお伝えします。

 

第2日曜日の11/12

第4日曜日の11/26

お休みいただきます。

 

なお11/3金曜祝日は9:00~15:00までの

営業とさせていただきます。

 

営業時間内でも出張施術などで

外出させていただいてることがあります。

お電話の上ご来所ください。

よろしくお願いいたします。

鍼灸の「鍼(はり)」と注射針の「針(はり)」の違いについて

鍼灸の鍼と注射針は

形も大きさも目的も異なります。

 

鍼治療を受けたことがない方にとっては

あまり想像できないことかもしれませんので

鍼は鍼でも「注射針」を

想像される方もいます。

 

鍼灸の鍼は柔らかく

通常は髪の毛くらいの細さ

のものが多いです。

 

参考までに大きさの比較写真をあげます。

一番左が注射針です。

真中が鍼灸の鍼。寸3の3番。

弊所で扱っている中ではやや太い部類に

入りますがそれでも注射針と比較すると

これだけ細いことがわかります。

またこれらは通常使い捨てで

滅菌された容器の中に入っています。

昔は煮沸消毒などして使っていましたが

今は通常使い捨てです。

 

柔かさについても見てみましょう。

注射針でチリ紙を持ち上げると

このように穴が開きます。

鍼灸の鍼ではどうでしょう。

柔かいためこのようにしなります。

また注射針は針先が鋭いですが

鍼灸の鍼は丸いために当たりも柔らかいです。

 

体験したことない方にとっては

想像がつきづらいかもしれませんが

これだけ違います。

 

またささない鍼もあります。

ツボにあてる鍼です。

 

鍼灸の鍼は痛くありませんので

体験したことない方も

是非一度ご相談ください。

2017年10月のお休みお知らせ

110月の休業お知らせ

10/9(祝日・月曜日)

10/22(日)

10月は上記2日間お休みいただきます。

なお

10/7(土)13:00~19:00

変則営業。

よろしくお願いいたします。

 

* ご意見・ご要望などある方はお気軽にどうぞ!

施術者にとっては当たり前でも、

初めて施術を受けるため不安なことがある方もいます。

ちょっとした疑問や不安も

お気軽にお尋ねください。

LINE@からも受け付けます。

鍼灸治療・施術に対する考え方。「痛い施術や一方的な施術は行いません。」

先日来所された方から

こんなお話を聞きました。

以前、近所の整体に行っていたそうですが

首をボキボキされて怖かった。

らしいのです。

 

内心とても怖くて

身体に力が入ってしまって

嫌だったので行くのを

やめてしまったそうです。

 

弊所では

痛みを与える施術は行いません。

鍼なども蚊に刺された程度の

刺激です。

 

痛い刺激を与えると

身体に力が入ってしまうので

リラックスできません。

ですので治療効果も下がってしまうと

考えています。

 

また施術は

「こういった施術をします」(説明)

「わかりました」(納得・同意)

いわゆるインフォームドコンセント

がとても大切ですので

一方的に嫌な施術を行うことも

一切ありません。

 

なぜそのような症状が出てるのか?

こちらの見解や説明もしっかり行います。

何でもご質問してください。

 

「こうしていきたい」

「こうなりたい」

というご希望もしっかり聞いていきます。

双方向でお体をよくしていきましょう。

鍼灸治療・施術に対する考え方。「マニュアル的な施術は行いません。」オーダーメイドの施術です。

弊所には様々なお悩みを持つ方が

ご相談に訪れます。

症状でいうと以下のようなお悩みが多いです。

 

・ 自律神経失調症

(眠れない・目まい・耳鳴り・胃腸の不調など)

・ 四十肩・五十肩

・ ぎっくり腰・寝違え

・ 産前産後の不調

(腰痛・肩こりなど)

 

マニュアル的な施術は行いません。

「四十肩の治し方・施術の仕方」

というものはありません。

 

お話をじっくり聞かせていただき

その方に合わせた施術を行います。

 

どうして痛みが出たのか?

不調が出たのか?

いつから調子が悪いのか?

 

お聞かせいただいたうえで施術方針を

立てていきます。

 

温めるのか?冷やすのか?

動かすのか?安静にするのか?

 

など意外と単純なことですが

これらを正確に行うだけでも

ずいぶんと体調が改善することも

多いです。

 

また自律神経症状などは

なぜそのような症状が出ているのか?

しっかり説明したうえで

リラックスしてもらうことに

重点を置きます。

 

思春期の学生さん

(高校生・大学生・専門学生など)

は多感であるため不快症状に

意識が向きすぎて症状が悪化している場合も

数多くあります。

 

ですので

「気にならなくなること」

も一つのゴールだということを

説明していきます。

 

また何度か施術を行い

改善しない場合や悪化している場合など

遠慮せず申し出てもらいます。

 

必要があれば

医療機関での検査も勧めます。

 

双方向での信頼関係を構築し

施術に当たると大抵

いい結果が出ます。

体調もよくなることが多いです。

 

ですのでまずは私自身が皆様に

信頼されますよう全力を尽くしていきます。

何でもご相談いただけますと幸いです。

東京都「子育て応援とうきょうパスポート」、夏休みキャンペーンのお知らせ

東京都が行っている

「子育て応援とうきょうパスポート」

事業に弊所も登録しておりますが

サマーキャンペーンが始まりました。

 

弊所ではパスポートをお持ちいただいた方に

粗品をプレゼントさせていただきます。

 

おむつ替え・授乳などもできますので

お気軽にお声掛けください。

 

東洋医学の話。本治と標治、未病治療について。

東洋医学、鍼灸治療の考え方には

「本治」と「標治」と言う言葉があります。

 

本とは、正気、病因、先病、内にある病を指し、

標とは、邪気、病状、後病、外にある病を指します。

 

簡単に言うと、本とは病の本質であり、

標とは病の現象です。

 

ですので東洋医学的な考えでいうと

「今、外に現れている症状」

は結果でしかありません。

 

本来の原因は他のところにあり

そちらに注目することが重要になってきます。

 

東洋医学的な本来の治療とは

簡単に言いますと

症状を取ることが目的でなく

 

脈の状態を見たり

筋肉の状態を見たり、

舌の状態を見たり、

お腹の状態を見たりしながら

身体の状態を整えていくことです。

 

硬い筋肉の緊張を取ったり

冷えている部分を温めたり

むくんでいる部分の循環を良くしたり・・・

そんな施術を行っていきます。

 

例えば・・・

腰痛の方がいたとしましょう。

 

腰が痛いのが症状ですね。

弊所ではまずは

腰の痛みを取る施術を行います。

(標治)

 

しかしながら症状が何度かの施術で

取れたとしてもやはり本質的な改善

(本治)

も提案していきます。

 

立ち仕事で足が冷えていて

下半身の血行が悪くなっていれば

腰とは関係ない(と思われる)

足のお灸も行います。

 

お腹に緊張があれば

お腹の緊張も和らげていきます。

 

「痛いところだけ」

を施術するわけではありません。

 

それから

生活習慣・元々の体の状態・

現在の体の状態・ストレスなど

考慮しながら施術を行います。

 

人によって身体の状態はそれぞれなので

それぞれの状態に合わせて施術を行うのです。

(オーダーメイドの施術です。)

 

これにより現代医学的にいえば

結果的に

・ 睡眠の質が上がったり

・ ホルモンバランスが良くなったり

・ 代謝が良くなったり

病気になりづらい体が作れます。

 

温泉療法と同じく

間接作用ですが様々な疾患に対しても

効果は高いです。

対処できる疾患・症状は

痛み系疾患や肩コリだけではありません。

 

一例をあげますと・・・

・ 神経症状

(しびれ・違和感など)

・ 自律神経症状

(耳鳴り・目まい・気分の落ち込みなど)

・ 消化器系症状

(良く下痢をする・胃が痛いなど)

・・・様々な疾患・症状に効果があり

対応できます。

 

また東洋医学では

「未病治療」

という考え方があります。

 

病気になる前に治してしまおう、

という考え方です。

その方が治療する側もされる側も楽です。

 

これには同意できる方も多いのではないでしょうか?

痺れや痛み・目まいや耳鳴りなどの不調は

一度体の外に症状として出てきてしまうと

改善させるまでに

なかなか時間がかかってしまうことも

多くあります。

 

ですので弊所では

次のようなステップで施術を行うことが多いです。

 

(1)まずはつらい症状をお聞きする

(2)症状を和らげるための施術を行う

*標治 5回から8回程度

(3)改善して来たら施術回数を減らし

今度は悪くしないための施術・

メンテナンスのための施術を行っていく

*本治 未病治療 月に1・2回程度

 

わからないことなどあれば

いつでもご質問ください。