カテゴリー: お知らせ・ブログ・思うこと

    田無北口鍼灸院の連絡事項やお休みのお知らせニュースのまとめ制度について思うこと・・・などまとめていきます。問い合わせがある場合は院に直接連絡くださいますようお願いいたします。

転んでしまい、手をついたら肩が上がらなくなってしまった・・・。というケースについて。亜脱臼。

弊所で施術を行っていますと

上記タイトルのように

 

「転んでしまい、手をついたら手が上がらなくなった。

痛みはさほどないのでほっておいてもいいか?」

 

という質問をいただくことがありました。

 

交通事故で転倒したケースや

階段で躓いて転んだケース

 

・・・など、状況は様々ですが

このような状態になってしまったら

(痛みはないが肩は上がらない)

自己判断せずに病院や接骨院・整骨院等

で診てもらった方がいいです。

 

亜脱臼といって

完全には外れていないものの

肩関節の位置がずれてしまい

可動域が狭くなっている可能性もあるからです。

 

似たようなケースで

「腱板損傷」

といって転んで手をついた際に

肩周辺の腱が傷ついて方が上がらなくなって

しまうことがありますが

こちらは強い痛みを訴える方が多いようです。

 

いずれにせよ

何かあればすぐに専門家に相談ですね。

 

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「もう治ったと思ったのですが・・・また痛くなってきてしまいました・・・。」というご相談に関して。

弊所で治療相談活動を行っておりますと

 

「もう治ったと思ったらまた痛くなった。」

 

と訴える方が少なからずいらっしゃいます。

 

交通事故後のおケガなど

このように訴える方が多いのですが

 

「実際はまだ治っていなかった。」

 

ということかもしれません。

 

「痛みが消失すること・軽減すること」

 

がイコール治る、ということではないのですが

治療・施術を受けはじめ

痛みが取れてくると

 

「治った」

と感じてしまう方が多いようです。

 

自己判断は禁物です。

 

痛みが一時的に取れたからといって

運動をしてしまったり、お酒を飲んでしまったりして

再び悪化してしまうこともあります。

 

弊所でもそのようなことがないよう

注意して指導してまいりたいと思いますので

ご自身でもくれぐれもお気を付けください。

 

*痛みを与えないよう、

治療に集中し日常生活を送ることは非常に大切です。

 

また交通事故や労働災害のおケガのあとで

治療を受けられる方も、同じく

注意した方が良いです。

 

体調面の悪化はもちろんのことですが

「治った」

といって治療や施術を受けることを中断もしくは

やめてしまうと

保険を使っての継続再開は

難しくなってしまうと思われます。

 

自己判断だけではなく

必ず担当の医師と相談の上

 

「治っているかどうか?」

「もう治療をやめてもよいかどうか?」

の判断をされることをオススメいたします。

 

わからないことやお悩みがありましたら

お気軽にご相談ください。

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症例:骨折「階段を踏み外し転倒→骨折」が判明したケース

田無北口鍼灸整骨院で行った施術、

症例などをこちらでまとめていきます。

同じようなことで悩んでいる方の

参考になれば幸いです。

 

本日は階段から足を踏み外し転倒。

→ 骨折が判明した方の症例をまとめます。

*プライバシーに配慮し脚色して書いていきます。

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お名前 A.Gさん(仮名) 男性 19歳

職業 大学生

状況など

平成27年8月2日 階段から転倒し負傷。

当日の夜弊所へ。

(夜遅くまでやっている接骨院を探していたそうです。)

 

アイシング・固定などの処置を行うが

痛みや腫れがひどい。

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翌日になって血腫(血のアザ)が

ひどく出ていたことや

疼痛発生部位が捻挫のものと少し違ったため

「剥離骨折(はくりこっせつ)」

の可能性も考慮し、病院で診察を受けるよう勧める。

 

*弊所では骨折の可能性がある場合や

ご本人が不安を感じている場合、

整形外科などの病院で診察を受ける勧めます。

 

病院医師診察の結果、

剥離骨折が判明。疼痛も強いため

松葉づえを使うよう指導。

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その後、1か月ほど

電気療法・アイシングなど施術を行う。

運動療法なども併用し、治癒。

 

多少痛みが残るものの

あとは自宅での疼痛緩和ケアを伝える。

 

・・・

このケースでは早期(受傷当日)

に田無北口鍼灸整骨院に来てもらい

アイシングや固定などの施術をできたため

スムーズに回復することができた例です。

 

逆に受傷後、時間がたってからのケガは

治りずらくまた繰り返し怪我をしてしまうなど

予後も悪いことが多いです。

お早目にご相談くされることをオススメします。

松葉づえの貸し出しをしております。

田無北口鍼灸整骨院では

足首の捻挫や骨折などのお怪我をされた方のために

松葉づえの貸し出しをしております。

 

料金は1か月以内に返却で1500円です。

 

最初に預かり金を3000円いただき

お返しいただくときに預り金を返却し、

レンタル料1500円をお支払いいただきます。

 

*松葉づえをなくされたり壊したりしますと

預り金はお返しできません。

 

子どもサイズ、大きめのサイズまで取り揃えてます。

お気軽にご相談ください。

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冷房(クーラー・エアコン)と痛みの関係について

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ここ最近、

急に痛みが強くなってしまい、つらい

というご相談が多いです。

ひどい方は歩行も困難になってしまうそうです。

 

・・・なぜ急にそのような相談が増えたのか

お聞きしておりますと

「冷房」(クーラー・エアコン)で冷えたことが原因で

痛みが強くなってしまう方が多いため

本日はそのことや対策についてまとめていきます。

 

症例

腰から足にかけての痛みが強くなってしまい

動けなくなってしまった方

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以前より腰痛や坐骨神経症状

(足からお尻にかけての痛みやしびれ)

などはあったが汗をかいた後

腰周辺が冷えてしまい、朝起きたら急に痛みが強くなった。

歩行も困難になる。

 

痛みが強かったため病院で診察を受けるものの

特に異常はない。そのため弊所に相談。

 

弊所で症状をチェックし痛みの部位や

冷えている部位をお灸を使って温めたところ改善。

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3回の施術でかなり改善。

多少痛みが残るものの歩行も無難に行えるように改善。

 

・・・過去の古傷や元々痛かった部位などは

冷えると痛みがとても強くなることがあります。

 

夏場の暑い時期でも、汗をかいた場所を

冷房で冷やしてしまい

このような症状が出てしまうことは意外に多く起こるのです。

*首が悪い方などは手や肩に痺れが出たります。

腰が悪い方はお尻や足に痺れや痛みが出ることもあります。

 

対策

温めたり、血流を促進させることで

症状を改善させることが多いです。

汗を拭きとり、痛い部分を温めてみましょう。

 

*症状が悪化した場合や不快な場合はすぐに中止し

専門家の相談を仰ぐようにしてください。

 

お困りの際は一度ご相談ください。

「休日やっている医療機関」を調べる方法、病院に行くタイミングなどについて。

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弊所で施術を行っていると「病院に行くタイミング」や

「日曜祝日に体調が悪くなった時の対応方法」などを

質問されることが多いです。

こちらでもまとめておきます。

 

(1)休日に体調が悪くなってしまったら

もしも土曜日や祝日に急に体調が悪くなってしまったら・・・

以下のようなサイトを参考にされるとよいでしょう。

 

東京都の医療検索サイト「ひまわり」

http://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq/qq13tomnlt.asp

 

こちらは東京都が運営する医療機関検索サービスで

休日診療を行っている病院のほか

外国語で対応可能な病院なども調べることができます。

 

西東京市Web 休日診療

http://www.city.nishitokyo.lg.jp/kurasi/iza/kyujitu.html

西東京市も毎月休日診療を行っている病院を

紹介しています。

 

各自治体が窓口となり上記のような情報を出していますので

わからなかったら問い合わせしてみるとよいでしょう。

 

ただ一点注意が必要なのは

日曜や祝日にやっている病院や、総合病院の救急窓口というのは

人数もぎりぎりで運営されていたり、命に係わる急病の方優先で

症状によっては対応できないこともあるのです。

 

対応可能か確認の電話をしてから訪れた方が良いでしょう。

 

(2)救急車を呼ぶべきか?迷ったら・・・

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「救急車を呼ぶべきかどうか迷う・・・」

というご相談もよくいただきます。

 

例えば

急にお腹がすごく痛くなってしまった場合でも

その症状が緊急を要するかどうかは

なかなか判断が付きずらいものだと思います。

 

そのような場合、緊急の相談窓口がありますので

そちらを利用するとよいでしょう。

 

東京消防庁・緊急相談窓口

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm

 

(3)最後に・・・

弊所は鍼灸院・整骨院ですのでできることが限られています。

 

たとえばレントゲンなどの画像撮影をすることができませんし

投薬などを指示することもできません。

 

そのため、何か不安等あればすぐに病院へ行き

医師の診察を受けることをオススメしております。

 

すぐ近隣には

佐々総合病院さんやコンタニクリニックさん(皮膚科・整形外科)などの

病院もあります。

 

もしも病院に行くタイミングでお困りの方は一度ご相談ください。

「灸(きゅう)」について。

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本日は「灸(きゅう)」についてまとめていきます。

灸は古来より行われている治療法で、様々な効果

(冷え性の改善、食欲不振の改善、腰痛など慢性病の改善など)

が期待できます。

 

(1)灸の材料

灸は艾(もぐさ)に火をつけて行いますが

もぐさは蓬(ヨモギ)の葉から作られます。

ヨモギは草餅に使うあの植物です。

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・・・古来より種々試みたと思われますが

ヨモギの葉から作られる艾は他の材料と比較して

人体の皮膚や組織に対する損傷が少ないうえに

爽快感があり適度な熱刺激を組織に浸透させることができるため

今日まで利用され続けています。

 

(2)灸術の種類

種類は有痕灸(ゆうこんきゅう)、無痕灸(むこんきゅう)に大別されます。

身体にやけどの痕を残すのが有痕灸

残さないのが無痕灸です。

 

・ 有痕灸(ゆうこんきゅう)

透熱灸(とうねつきゅう)、焦灼灸(しょうしゃくきゅう)、打膿灸(だのうきゅう)

に大別されます。

 

透熱灸は一般的に広く行われている灸法で

圧痛点や経穴(ツボ)に小さな艾をひねり

皮膚上の一定点に適量施灸します。

 

焦灼灸は皮膚や組織の破壊を目的に行われ

いぼや魚の目などに行っていきます。

 

打膿灸は皮膚上にやけどを作り

わざと化膿させることで(白血球の数が上昇します。)

生体の防衛機能を高めます。

が現在はあまり盛んにおこなわれないようです。

 

・ 無痕灸(むこんきゅう)

無痕灸とは灸痕を残さないように、

また強い熱感を半減させることを目的とする灸法で

やけどが起こらず柔らかな温熱刺激を伝達させ

効果的な生体反応を期待することができます。

無痕灸は以下の2つに分類されます。

 

隔物灸は艾を直接皮膚の上で燃焼させないで

艾の柱と皮膚の間にモノを置いて施術する方法です。

生姜灸やびわの葉灸などがあります。

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温灸は艾そのものや

あるいは温灸器を用いて行います。

 

(3)有痕灸(透熱灸)と無痕灸(温灸)の違い

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皮膚に直接やけどの痕を作らないということから

近年は温灸の人気が高まっていますが

透熱灸と温灸の違いについて言及したものはあまり多くないです。

 

ただ、研究によると温灸は最高温度が低く(50度程度)

温度の持続時間が長いことから

透熱灸は神経系に作用し遠隔的に血管を拡張するが

温灸は直接局所の血管拡張をするなどの差があるといわれています。

 

弊所発行のレシート・領収証は医療費控除の対象になります。

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弊所・田無北口鍼灸整骨院が発行する

レシート(領収証)は医療費控除の対象となることがあります。

 

詳しくは窓口までお問い合わせください。

 

個室に分かれているためお子様連れでも施術が受けられます。畳の部屋ではハイハイもできます。

田無北口鍼灸整骨院は、お子様を連れてきていただいても

個室に分かれているためまったく問題ありません。

 

また、畳の部屋ではお子さんがハイハイできます。

先日の改装で余計な荷物等を全部どかしましたので

お子様にも安心だと思います。

★ 予約時にお子様を連れていきたいとお申し出くださると助かります。

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産後の骨盤調整なども

ご好評いただいてますのでお気軽にご利用下さい。

関節痛について

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人の体は、200本を超える骨によって形づくられています。

骨と骨の連結部分を関節といい、骨と関節、それを動かす筋肉や腱、

さらに運動神経や知覚神経により、

私たちの体は自由に動くことができるようになっています。

したがって、それらのどれかひとつにでも障害が起こると、さまざまな痛みが生じます。

 

関節の構造はどうなっているか説明します。

骨と骨の「ジョイント」の役目をしているのが関節です。

そのすり合わせ部分にあるのが関節軟骨で、骨と骨がぶつからないようにしています。

関節をすっぽり包んでいるのが関節包(かんせつほう)で、

滑液(かつえき)という潤滑油を分泌する滑膜(かつまく)と、

繊維膜という2枚の膜でできています。

 

関節はその他に靭帯(じんたい)や筋肉、神経、血管などで構成されます。

関節の痛みはなぜ起こるのかというと、関節軟骨には神経が通っていないので、

関節自体は直接痛みませんが、関節の周囲にはたくさんの神経が通っていて、

少しの異常でも敏感に痛みとして感じるのです。

関節が痛む場合、次のケースがあります。

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■関節軟骨がすり減ったり消失したりし、骨どうしがこすれ合う。

■軟骨のすぐ下にある骨で異常が起こる。

■関節包(かんせつほう)が引っ張られる。

■滑膜(かつまく)が炎症を起こして腫れる。

■靭帯(じんたい)が引き伸ばされて切れる。

 

これらがいくつも重なって痛みを起こす場合も多くあります。

関節に異常が起こると、痛みをはじめ、はれや運動制限、強直(きょうちょく)

(関節が固まり動かなくなること)、変形などが生じます。

 

関節の痛みには、とくに刺激を加えないのに痛む自発痛、押すと痛む圧痛、

動かすと痛む運動痛があります。

痛みはさらに、1カ所の関節が痛む単発性と複数が痛む多発性、

片側の関節が痛む場合と左右対称に痛む場合に分けられ、

これらは病気を診断するうえで重要なポイントになります。

 

【関節痛を起こす病気】

関節痛といえば、膠原病(こうげんびょう)があげられます。

全身に分布する膠原線維が何らかの原因で変化して起こる病気です。

症状は病気により差がありますが、

発熱、体重減少、関節や皮膚・循環器・肺・腎臓の症状、貧血など、

かなり共通した症状を示します。

 

関節痛から考えられる膠原病の病気として挙げられるのは、以下の通りです。

○全身性エリテマトーデス

両頬の蝶形紅斑、中心部が脱色して萎縮した発疹、寒冷時の手指の蒼白~紫色

○多発性筋炎・皮膚筋炎

ゆっくりと進行する筋力の低下、筋肉痛、眼瞼部のはれた紫赤色の皮疹

○強皮症

手指から体の中心に向かって広がる皮膚の硬化、寒冷時の手指の蒼白~紫色

○結節性多発動脈炎・顕微鏡的多発血管炎

発熱、体重減少、紫斑、皮膚の潰瘍、貧血、胸痛、腹痛、血痰、高血圧

○アレルギー性肉芽腫性血管炎

発熱、全身倦怠感、体重減少、筋肉痛、紫斑、手や足のしびれ

○混合性結合組織病

全身性エリテマトーデス、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症の症状をあわせもつ

○関節リウマチ

手指などの朝のこわばりが特徴、左右対称性の関節の痛み、はれ、発赤、熱感

○シェーグレン症候群

口や眼の乾き、耳下腺のはれ、味覚異常、疲れ眼、関節の朝のこわばり

そのほか、足の親指が突然激しく痛みだす痛風や骨の腫瘍など、

さまざまな病気が関節痛を起こします。

骨肉腫は代表的な骨の悪性腫瘍で、若い人に多く発生します。

腫瘍の増殖が旺盛で、肺を中心としたほかの部位へ転移しやすい性質をもっているため、

何よりも早期発見が望まれます。

 

○リウマチ熱

発熱、関節の痛みとはれ、皮膚に輪の形をした赤い発疹、心不全症状

○痛風

急に足の親指のつけ根などに激痛、発作は1~2週間ほどで自然に治まる

○偽痛風

関節(半数以上が膝関節)のはれ・痛み・熱感・発赤、発熱、体重減少

○骨肉腫

手足の骨の関節に近いところから発症、骨の関節の痛み・はれ、筋肉痛

○化膿性関節炎

発熱、寒気、ふるえ、膝・太もも・肩などの関節の痛みとはれ ―などです。

 

鍼灸・整骨院にお見えになる患者さんでは、

ひじ、膝、手首、足首、指、肩、あご、腰(股関節)などの関節に痛みを訴えられる方が多いようです。

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■変形性関節症

関節の軟骨がすり減ったために、痛みが生じる病気。

もっとも多いのが変形性膝(しつ)関節症。

老化によってクッションの役目をする軟骨がもろくなってすり減り、

さらに筋肉の衰えによって軟骨に負担が増し、痛みが強くなります。

 

■慢性関節リウマチ

全身の免疫異常により、滑膜(かつまく)に炎症が起こり、

そこから出る化学物質によって関節軟骨が破壊される。

まず手や指など比較的小さな関節に起こることが多く、

進行すると全身の関節が破壊されて機能障害が起こります。

 

■変形性脊椎(せきつい)症

背骨の老化によって起こる病気で、腰がもっとも多い。

まず、腰の重圧感を感じ、中腰を長く続けたり、

長時間あぐらをかいたりすると痛みが生じる。

進行すると腰を曲げられなくなる。

 

■肩関節周囲炎

一般的な呼び名は「五十肩」で、

肩の関節やまわりの組織の炎症。

肩を長年酷使したために起こる腱の老化などにより、

肩関節の機能のバランスが崩れ、痛みが生じる。

腕を上げたり、背中に手を回したりするなどの動作で痛みを感じる。

 

■足関節滑液包炎

正座や足首の前の部分をこする動作により足首の前に起こる痛み・はれ。

 

■ペルテス病

股関節・膝関節の痛み、歩く様子がおかしい、3歳~10代前半の男子に多い。

 

―などが知られています。
【関節痛が多いのは、お年寄りや肥満の人】

膝の関節痛の誘因となるものは次の通りです。

■老化

年をとって筋肉が衰えると膝に負担がかかるとともに、軟骨も老化するため。

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■肥満

歩くときは、体重の3~5倍の重さが膝にかかるため。

■姿勢の悪さ

姿勢が悪いと膝に部分的にストレスがかかり、ゆがみやずれが生じる。

その結果、股関節や背骨がゆがんで全身に悪影響を及ぼす。

■成長期の過度なスポーツ

骨が弱い成長期に膝に負担のかかる運動を続けると、関節に負担がかかり、軟骨が弱くなる。

 

 

【スポーツによる関節痛】

もっとも多いのが膝関節で、関節の強さを超えた動作をするために起こります。

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■半月板(はんげつばん)損傷

半月板は膝の2つの骨の間に挟まっている繊維質の軟骨。

ひざをねじったり、ジャンプして着地したときなど、大きな衝撃がかかって裂けることがある。

 

■膝の靭帯(じんたい)損傷

膝には前後の動きの安定性を保つ前十字靭帯と後十字靭帯、

横の動きの安定性を保つ内側側副(そくふく)靭帯と外側側副靭帯などがあり、

必要以上に伸ばされると断裂する。

このほか、スポーツによる関節痛は足首の捻挫や、ひじの脱臼、突き指などで現れます。

 

【関節痛の予防】

関節痛の原因は、日常の動作や生活法が大きな関わりを持っていますから、

次のことを心がけるのが大事です。

 

■肥満の解消

食事と運動(ウォーキングなど)を組み合わせてダイエットを。

■イスの生活

正座は膝に大きな負担をかける。できればトイレも洋式トイレに。

■膝を強化する体操

膝の関節の周囲にある筋肉を強化することで、膝の機能の衰えを予防する。

■風呂で正座

1日1回、1分間、正座をすることは膝の関節を動かす運動になる。

水圧で関節の負担が少なくなる入浴時に行う。

■適度な運動を習慣に

膝の痛みがある人は原因を確かめた上で行うこと。

軽い運動は血行をよくし、関節の曲げ伸ばしを楽にする。

■体を冷やさない

関節痛は冬に強まることから分かるように体を冷やさない。

■長時間、立ち続けない。

関節軟骨に大きな負担がかかる。重い荷物も持たない。

 

【膝の関節を強化する体操】

■セッティング法

膝の下に2つに折ったタオルを置く。

ゆっくりひざを伸ばす気持ちで太ももを10秒間収縮させる。

30回×3セット以上。足首に力を入れないこと。

■足上げ法

あお向けに寝て膝を伸ばしたまま、片足ずつ床から45度の角度に持ち上げて

10秒静止。20~100回。膝が伸びきらない人には効果が望めない。

■イスにすわって行う運動

片方の足をピンと伸ばし、太ももを収縮させながら10秒間静止させる。20~100回。

*膝のおさらに問題のある人は行わないこと。

 

【関節痛に効く薬】

関節の痛みや腫れをやわらげる市販薬として消炎鎮痛剤があります。

消炎鎮痛剤には次のような種類があります。

■内服薬

痛みや炎症に有効。

■湿布薬

冷やしたり温めたりすることが目的でなく、皮膚を経由して薬を患部に送り込む。

■塗り薬

クリーム剤、軟膏(なんこう)、液剤がある。成分は湿布薬とほぼ同じ。

膝やひじなど、湿布薬が貼りにくい部位には塗り薬を使用し、

その上をサポーターで保護するとよいといわれています。

 

西東京市・田無北口鍼灸整骨院の頚腕症候群解説、その1「頸椎椎間板ヘルニア」

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頸椎椎間板ヘルニア、その概念

椎間板が退行変性して繊維輪の断裂を起こして

髄核が脱出したり、繊維輪の一部を後方や

後側方に突出させて神経後根や赤津威を圧迫する。

そのため、疼痛、知覚傷害、脱力などを生ずる。

 

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原因

転落、交通事故などの外傷によるもの。

加齢など、原因不明のものなど。

 

症状

1、頚の疼痛と運動制限

咳やくしゃみをすると疼痛は一層強くなる。

2、根症状

通常一側の肩甲骨付近の疼痛や、

肩から手まで放散する上肢の疼痛のほか、

しびれ、知覚障害、脱力、筋委縮などを生ずる。

3、脊髄圧迫症状

知覚障害、歩行障害、ときに膀胱直腸障害

 

検査

検査法としては、X線撮影・脊髄造影・CTscan・MRI画像撮影などが行われる。

 

治療(あくまで一般論、目安です。)

片側上肢へと放散する痛みの場合には、

保存的療法や安静により様子を見ていく。

両側の手や足の症状が見られる場合には、手術療法を勧められることが多いでしょう。

 

保存的療法としては、頸椎牽引療法・頸部カラー固定。

頸部のマッサージなどの理学的療法など。

これらの療法により時には症状が悪化することもあるので、十分な観察のもとに行う必要がある。

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頸椎カラーは有用なこともありますが、この装具を長期間使用していると

頸の筋肉が弱ってしまい、かえって痛みが残ることもある。

 

整形外科の治療では痛みの程度が強い場合、

筋弛緩剤や消炎鎮痛剤などが用いられる。

 

しびれや巧緻運動障害が主な症状の場合には、ビタミンB剤が用いられる。

 

これらの保存的療法にても上肢痛など症状が軽減しない場合・

上肢の筋力低下が改善しない場合には手術療法を勧められることが多い。

 

参考

臨床医学各論  医歯薬出版

 

 

田無北口鍼灸整骨院での頸椎ヘルニア症状への施術

患部の負担を減らす、症状を和らげる目的で以下の施術を行います。

 

整体・マッサージ

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鍼灸

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温熱療法

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これらの施術を定期的に行うことにより症状が軽減し、手術しなくてもよくなった症例も

多数ございます。(最初は週に1,2回程度)

詳しくはお気軽にお問い合わせください。

マッサージや鍼灸、各種調整の施術を受け、楽になるはずが「逆に動けなくなってしまうこと」がまれにあります。

施術を受けた際に、

「逆に痛みが強くなってしまい、動けなくなってしまう」ということがまれにあります。

どのような際にそのようなことが起こるのか解説していきます。

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そのようなことが起こるのは、腰痛症とくにぎっくり腰と言われるような

急に、腰に痛みがでた場合に起こることが多いです。

 

通常、ぎっくり腰の際でも整体や鍼灸(はり)・マッサージなどの施術を受けると

楽になるものですが、まれに激痛で起き上がれなくなってしまうことがあるのです。

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なぜそのようなことが起こるのか解説します。

 

・・・それは痛めていた場所を、身体が緊張状態になり

かばっていたところ、調整、マッサージ・鍼などでリラックスさせることで

緊張がゆるみ、痛めていた場所の負担を一気に感じるため、痛みが増幅し激痛に感じる

というケースが非常に多いのです。

 

特に仙腸関節と呼ばれる骨盤周辺の関節を痛めていた場合など

このように起き上がれなくなってしまうことが多いのです。

 

このケースに遭遇すると、患者さんも施術者もパニックになってしまうことがありますが

実は最初から痛みがあった部分が表面に出てきただけにすぎません。

 

そんなに慌てる必要もないのですし、痛みが出ている部分を冷やしたり固定すれば

多少楽になるのですが、施術者が慌ててしまうと

そのような対処もできないのです。

(田無北口鍼灸整骨院では、もちろん慌てずに対処していきます。)

 

それよりも、

「ぎっくり腰だと思ったら実は肋骨など骨折していた場合」の方が

しっかりと対処しなければならないことも多いです。

この場合だと施術直後から、その日の夜に痛みが増幅することが多いのです。

 

痛みが増してしまうケースや

全く改善がみられない場合などは腰痛だと思っていても実は

違う場合もあるので注意が必要です。

もしもそのようなケースがあればすぐにご相談ください。