タグ: 自律神経失調症

    頭痛・めまい・吐き気などの症状の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。頭痛およびめまいや吐き気など自律神経症状が改善した例です。頭痛に悩む方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    伊藤 隆さま(仮名)

    年齢

    48歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・目の疲れ、肩甲骨の痛み・めまい・吐き気、胃の痛み締め付けられるような頭痛(ご本人談)

    施術開始時期

    平成29年09月20日

    改善時期

    平成29年09月26日 週に1度程度、現状2回の施術だが改善傾向。

     

    経過・状況など

    肉体労働とデスクワーク半分ずつ。車の運転も多く座っている時間も長い。運転中にめまいがしてぼーとしてしまい脳神経外科に相談。CT精密検査を受けたが異常なし。元々肩こりなど感じていたが症状が強くなってきて困っていた。誰に相談していいかわからなかった。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    ゲームが好きでモニター画面を見ることも多い。目もつかれていた。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。肩甲骨周辺から頭部・頸部が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。CTにて異常なしの診察は受けているが症状が改善しない場合や悪化した場合はすぐに医師に相談するよう説明。弊所から病院を紹介できる旨も伝えた。

     

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年9月20日

    頭痛の状態は締め付けられるような感じ。緊張が強いタイプ。肩こり症状もあり。目の疲れもあり周辺のむくみ感あり。

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉

    などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

     

    第二回 平成29年9月27日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。痛みが和らぎ胃の不調も楽になってきた。(ご本人談)

    改善してきたが症状は強いためしばらく週1で施術。良くなってきたら月に1回のメンテナンス施術に切り替える予定でいる。

     

    (4)総括

    頭痛症状に加えて吐き気やめまい、胃の痛みなどの自律神経症状も出ていました。頸部から背中周辺の緊張が強くご本人もゲームのやりすぎなど思い当たる節があったためまずは緊張を取ることに集中してもらう。2回の施術でも大分良くなってきたことを自覚してくれた。今後も施術を行い改善を狙っていく。

     

    (5)ご本人のコメント

    伊藤 隆さま(仮名)

    年齢・性別

    48歳 男性

    現在の状況

    社会人25年目

     

    Q1、施術前に辛いと感じていたことを教えてください。

    めまいがして車の運転が15分くらいしかできず頭がボーッとして気がめいってました。頭痛や吐き気にも苦しんでいました。

     

    Q2,施術後どうなりましたか?

    めまいは徐々になくなりつつあります。以前の生活を自分自身で振り返ったり考えるようにもなりました。1週間で首の痛みも緩んできました。今後も続けていきたいです。

     

    Q3,施術を受けるとどうなりますか?

    自分の身体に変化があります。胃の不調の改善などあれ、と思うような意外な部位もよくなります。

     

    Q4,改善してほしいところがあればお願いします。

    とくにありません。

    神経症・自律神経失調症・「口の中の違和感(むずむず)」田無北口鍼灸院の施術・20代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。弊所は自律神経の問題で悩む方が多く来所されます。病院で医師から言われたりインターネットなどで調べて自分の症状が「自律神経失調症」に当てはまると心配されて相談に来る方も数多くいらっしゃいます。10代、20代の若者も多く来所されています。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    田村太郎さま(仮名)

    年齢

    21歳(施術当時)

    主な訴え 

    自律神経失調症

    口の中の違和感(ムズムズ)

    首肩のコリ、精神的不安の波。心療内科や脳神経外科に行ったが特に異常なし。「自律神経の問題では?」と医師からいわれた。どうしていいかわからない。(ご本人談)

     

    施術開始時期

    平成29年04月01日

    改善時期

    平成29年05月25日

    (週に1度程度。全9回の施術。)

    経過・状況など

    学生。高校生の頃から「口の中のむずむず感・違和感」が気になっていて今までにもいろんな病院で検査をしているが特に異常なし。3月末の多忙な時期に体調を壊してからふたたび頚のコリや腰の痛み「口の中のむずむず感」が気になるようになり弊所に相談に来る。これまでに病院でCTなどの検査もしているが特に異常なし。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    気がついたら口の中の感覚をあまり思い当たらない。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    じっくりお話を伺ったうえで筋肉の緊張など確認。首から肩にかけての緊張が強い。性格は几帳面であり神経質。口の中の違和感は医学的な異常がないなら「気にしすぎ」の可能性があると説明。違和感を取り除く努力をするのではなく(症状にとらわれることではなく)「気にならないようになること」も一つのゴールにしてはどうかと提案。受け入れてもらう。施術は違和感を取り除くための施術もするが基本的にはリラックスさせる施術を行うと説明した。弊所では神経症状の改善実績が多数あるため安心してもらった。症状が強いため9回程度通院してもらう。

     

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年04月01日

    頚周辺はじめ全体の緊張を取る目的で

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉療法

    など行った。吸玉療法は緊張を緩める効果もある。また東洋医学的なバランスも考え手にお灸を行った。

     

    第二回 平成29年04月08日

    第三回 平成29年04月15日

    第四回 平成29年04月22日

    コリ症状の改善はみられるがムズムズ感はあまりよくわからない。歯の痛みも出てきたので歯医者に行ったが異常なしといわれた。

     

    第五回 平成29年04月30日

    改善傾向。あまり気にならなる時間が出てきた。

     

    第六回 平成29年05月07日

    改善傾向。明るい話題が増えてきた。

     

    第七回 平成29年05月14日

    第八回 平成29年05月20日

    第九回 平成29年05月25日

    順調。違和感がさほど気にならなくなってきた。後はメンテナンスに努めてもらう。調子が悪いときは早目に申し出てもらう。

     

    (4)総括

    意外と思われるかもしれませんが弊所では「口の中の違和感」(むずむず)「つばが飲み込めない」など相談は多いです。またそのような相談をされる方は病院等ですでに検査を受けていて医学的な異常がないことも多いのです。違和感を完全に取り除こうとするよりも気にならなくなるようにする事を目標にしてもらうことが多いです。(また、同時にかかりつけ医の重要性や上手に病院を頼れる方法などもお伝えしています。)鍼灸が直接ムズムズ感を和らげる効果があるということではありません。あくまで間接効果ですが、簡単にいうとリラックスすることによって気にならなくなる。というイメージです。良い結果が出る方も多いです。何かお困りごとがあればいつでもご相談ください。

    ご本人に書いてもらった施術感想も書き起こして載せておきます。

    Q1、施術前つらいと感じていたことを教えてください。

    口の中のむずむずする不快感と首のこり、精神的なゆらぎです。(不安定)

     

    Q2,施術後どうなりましたか?

    口の中のむずむず感は大分気にならなくなってきました。精神的なゆらぎも落ち着く用になってきました。

     

    Q3,施術を受けるまでに不安なことはありましたか?

    鍼治療ということで不安はありましたが思っていたよりも痛くありませんでした。

     

    Q4,改善してほしいところがあれば、お願いいたします。

    特にないです。

    「期待していたものと違う」というミスマッチを防ぐために、まずは無料でしっかりお話伺い弊所で対応可能かどうかのご説明をします。「できること・できないこと」などについてもお話します。

    弊所で施術を行っていますと様々なお問い合わせをいただくことがあります。その中には不安を抱える方の問い合わせも多いです。「本当によくなるのか不安」、「鍼灸をやったことないので不安」、「鍼灸院でいいのか?病院に行くべきか?」、「今までよそで治療を受けたが良くならなかったから不安」

     

    ・・・弊所ではまずはお話を無料で伺い弊所で対応可能かどうかのお話からさせていただきます。必要ならば無料で施術体験もしていただきます。

     

    こちらとしても期待されていたものと違うものを提供してお金をいただくのは本意ではありません。まずはお話伺い説明させていただきます。また代替医療全般に言えることですが様々なやり方があり最終的には合う合わないというところも大きいです。一例をあげますと同じ鍼灸でもよそのやり方と違うと思われる方もいるでしょう。例えるならばラーメン屋さんだと思って入ったらうどん(のような料理)が出てきて期待外れになってしまうこともあるかもしれません。そのため弊所では事前にできること・できないこと(やっていること・やっていないこと)の説明もさせていただきます。

    <できること>

    事前カウンセリング:どんなことでお困りかしっかりお話伺い弊所で対応できない場合は医療機関等も紹介。鍼灸それに付随したストレッチなどの調整・吸玉療法など

    トータルバランスケア:様々な手技を行っていきます。一つだけの方法ではありません。痛いところだけを施術するのではなく身体全体をよくするための施術、全体の緊張緩和・バランス調整を目的とします。

     

    <できないこと>

    辛い部分だけを揉んでほしい、鍼でとにかく強い刺激を入れてほしい:強刺激の施術は行わないことが多いです。

    クイックマッサージのような手技:時間内で肩だけ揉んでほしい・肩だけに鍼をさしてほしいなどのオーダーには応じておりません

     

    ・・・・無料施術体験も行っていますので遠慮なくお声掛けください。いずれにせよ納得したうえで施術を受けてもらった方が良い結果が出やすいと思います。よろしくお願いします。

    自律神経失調症の方へのカウンセリングシート

    田無北口鍼灸院では自律神経失調症やパニック障害うつ傾向で悩んでいる方に通常のカウンセリングシートとは別にカウンセリングシートをお渡しして質問を行っています。以下は質問内容の一部抜粋紹介です。実際に来所してもらったらもっと細かく質問していきます。自律神経症状が気になる方は以下のチェック項目に当てはまるかどうかやってみてください。耳鼻科領域(めまい・耳鳴り)でチェックがたくさんつく方はまずは耳鼻科に行き相談するのが良いでしょう。心療内科領域・内科領域も同じです。それぞれまずは病院で相談するのが良いかと思います。*鍼灸院では「病院に行ったが異常なし。だけどもいまいちスッキリしない」という方や「病院の治療にプラスして鍼灸治療をしたい」という方が対象になります。お問い合わせはこちら・・・またどの段階で病院に相談に行くべきか?迷う場合は遠慮なくご相談ください。

    <セルフチェック、質問内容>

    以下の質問に 

    はい か いいえ でお答えください。

    <耳鼻科領域>

    1  のみ込みにくいと感じたことがある。

    はい いいえ

    2  のどに違和感、又は何かつまっている感じがする。

    はい いいえ

    3  胃部の不快感、又は膨満感がある。

    はい いいえ

    4耳鳴りがする

    はい いいえ

    5めまいがする

    はい いいえ

    <内科領域>

    6  胃痛、又はみぞおちの痛みがある。

    はい いいえ

    7  嘔気(吐き気)がある。

    はい いいえ

    8  食欲不振がある。体重が減少している。

    はい いいえ

    9  下痢・軟便に悩まされている。

    はい いいえ

    10  便秘が何日も続く。

    はい いいえ

    11  便秘と下痢を繰り返す。

    はい いいえ

    12 便が出にくい、又は全部でない(残便感)

    はい いいえ

    <心療内科領域>

    13気分が落ち込む。気が滅入る。

    はい いいえ

    14 意欲・気力がない。

    はい いいえ

    15 不安(理由のない)

    はい いいえ

    16 体調不良で苦しい。

    はい いいえ

    17 イライラ・焦燥感がある。

    はい いいえ

    18 判断力、決断力低下。

    はい いいえ

    19 集中力低下。

    はい いいえ

    20 根気がない、仕事が続けられない。

    はい いいえ

    21理由のない悲しみ、いつも悲しく涙が出る。

    はい いいえ

    22 すべての事が虚しく感じられる。

    はい いいえ

    23しっかり眠れない

    はい いいえ

     

     

    <病院に行ってるかどうか?>

    病院へ行ったか?どのような検査を受けたか?

    どのような薬が処方されたか?

    どのような診断が出たか?

    なども細かく聞いていきます。

    また精密検査の情報も必ず聞きます。

    >>

    MRIやCTなどの

    精密検査は受けましたか?いつごろ受けましたか?
    MRI

    うけた ・ 受けていない

    CT

    うけた ・ 受けていない

     

    ・・・このほかにももう少し細かく質問させていただきます。詳細はスタッフまでお尋ねください。

     

    <実際に使用しているカウンセリングシート>

    参考までにご紹介します。

    ★重要★通常医療を否定しない。代替医療ではなく「補完代替医療」という考え方。

    (1)補完代替医療とは何か?

    一般的に日本の病院では「通常医療」、「西洋医学」、「現代医学」と呼ばれる医療が行われます。医学は科学技術の発展とともに様々な病因の分析や治療法の開発がなされ今日までに進歩してきました。一方で生活習慣やストレスなどに起因する精神疾患、アレルギー疾患、がんなどについては必ずしも容易に克服できない状況が続いています。医学にも得意・不得意がありそのような背景からも健康食品やマッサージ、鍼灸など通常医療に組み込まれないいわゆる「補完代替医療」が広く国民に利用されているという現状があります。

    (2)補完代替医療の種類

    例としては以下です。

    国家資格・国の制度に組み込まれてるもの:

    はり灸、あんまマッサージ指圧、
    ほねつぎ、漢方医学の一部、
    サプリメント(栄養機能食品など)

    その他:

    カイロプラクティック、整体、
    ヨガ、音楽療法、アユルベーダ、
    ホメオパシーなど

    (3)統合医療、代替医療、補完代替医療

    アメリカは国家的な取り組みとして1998年にNational Center for Complete mentary and Altanative Medicine(NCCAM)を設立しています。当初NCAAMは補完代替医療をComplementary and Altanative medicine=「一般的に通常医療とみなされない医療、ヘルスケアシステム、施術、生成物などの総称」と定義していました。Altanative medicineが代替医療の訳でこれは通常医療である西洋医学を否定する意味合いがあることから現在は「Complementary health approaches」すなわち「補完代替医療」という用語を用いるようになってきました。

    *参考*
    医歯薬出版
    「補完代替医療とエビデンス」より

    かつて代替医療

    いま代替補完医療

    と覚えておくとよいでしょう。

    また統合医療というのは医師管理のもと通常医療・西洋医学に代替補完医療(鍼灸など)を統合し患者中心の医療を行うものです。

    (4)鍼灸などを行う上で、大事な考え方

    補完代替医療は素晴らしい面もたくさんありますが一方でがんなどの重病にかかった有名人が「怪しげな民間療法にハマリ通常医療を受ける機会を逃しかえって悪い結果になってしまった」というような残念なニュースをきくこともあります。大切なのは通常医療を否定しないという考え方です。以下、国立がんセンター「補完代替療法を考える」から大切な考え方を載せておきます。がんだけでなくすべての疾患に当てはまると思いますので代替補完医療と呼ばれるものを検討する際には参考にされるとよいでしょう。

    (以下抜粋)

    あなた自身に問いかけてみましょう

    ・ この補完代替医療は、自分に合っていると思えるか。

    ・ この補完代替医療は、心地よいものか。

    ・ この補完代替医療の施行時間は、長すぎないか。

    ・ この補完代替医療を行うのに、通院距離は遠くないか。

    ・ この補完代替医療を行うのに、予約は簡単に取れるか。

    ・ この補完代替医療を行うのに、お金がかかりすぎないか。

    ・  補完代替医療を受ける場所やスタッフに不快な気分を感じなかったか。

    ・  補完代替医療の専門家は、標準的ながんの治療をサポートしてくれるか。

    また鍼灸や一部漢方などは国内海外ともに研究データが豊富で厚生労働省の管理する「統合医療情報発信サイト」にもたくさんエビデンスが掲載されています。民間療法・代替補完医療というと同じように聞こえる方もいるかもしれませんが千差万別です。よくチェックされることをお勧めします。

    私自身の考えでは通常医療を理解していない人が発信する補完代替医療の情報は無意味です。それどころか害が大きいです。臨床試験のこと、薬のこと、医学用語など・・・理解していない人が勧める補完代替医療は疑ってかかることをオススメします。通常医療を理解していないと、どこからどこまでが補完代替医療の守備範囲か?わからずにクライアントに不利益を与えます。がんやアトピーが治らないのは製薬会社の陰謀、などと極端な話をする人もいます。通常医療を否定するような施術やサプリ、また簡単に、根拠なく「治る・良くなる」という方法ははお勧めしません。厚生労働省なども情報発信しています。よく検討しましょう。

    患者中心の医療(PCCM)と医学的に説明できない症状(MUS)の鍼灸院での対応について

    少し前から「総合診療」や「家庭医」や「心療内科」などの分野で患者中心の医療(PCCM)や医学的に説明できない症状(MUS)といった言葉が紹介され、対応もノウハウ化され書籍等でも紹介されています。めまい、耳鳴り、胃腸の不調(過敏性腸症候群・機能性ディスペプシア他)・だるさが取れない、、、などの症状が医学的に説明できない症状(MUS)であることが多くその時に患者を診るときに患者中心の医療(PCCM)の考え方が役に立つのです。これらは医師のための知識であることも多いのですがリハビリテーションの分野でのノウハウも見かけることがあります。東洋医学や鍼灸とも親和性が高い話で医師や他職種の方たちがどのような知識を習得しているのか?知っておくのが良いのでまとめておきます。(少し専門性の高い話になりますが一般の方にも役立つ話ですので興味ある方はご覧ください。)

    鍼灸含めた代替医療分野はかつてカウンター的な意味合いで「現代医学は検査中心で患者を診ない。画像や数値ばかり見ている。人を見ない。一人一人をみる代替医療や伝統医学こそが患者中心の医療である。」、「不定愁訴・自律神経失調症など医学的に説明できないような症状をみれるのは代替医療や伝統医学だ。」というニュアンスの言説も多かったように記憶しています(一例)。しかしながら医学は日進月歩で進化しています。検査や数値中心に診るよりも人間全体で見たほうがいい場合もあり、その逆もまたしかりです。現在は患者中心の医療の考え方も数多く登場しています。BPSモデル、NBM、今回まとめるPCCMの話もその一例にあたります。たしかに不定愁訴や自律神経失調症などと言われる分野は鍼灸含め伝統医学が得意なことではあるのですがだからこそ現代医学的にはどのように考えるのか?それらを勉強しより良いサービスを鍼灸院でも提供したいと思うのです。

    患者中心の医療とはPatient-centered clinical methodのことでPCCMと略されたりします。医師の技法は多様で内科医は薬剤による治療に長けており、外科医はさまざまな器具を用いた手術法を習熟しています。その根底に有るのは「症状→身体診察→検査→診断→治療(薬物、手術など)」というプロセスです。PCCMは科学的な診断・治療に加え一人ひとりの患者が抱える諸々の事情を考慮した上で、それぞれにあわせたの検査や治療方針を立て、医師と患者の双方が納得いく治療を展開する臨床技法のことです。これは患者さんの望み通りの医療を無批判に提供するだけでなく、「・・様」とお客様扱いするだけの医療でもありません。医師と患者の関係で議論を重ね共同作業で医療を作り上げていくというイメージが近いでしょうか。

    患者中心の医療を図にすると以下になります。こちらのページを参考にしました。

    1、狭義の患者中心

    ①自分の考えや気持ちに沿っていること ②じっくり話せること、十分な知識を得られること ③家族らと一緒にいられること

    2、広義の患者中心

    上記1、に加えて 2、身体的な安静 3、心の支え4、継ぎ目のないケア も含まれます。

    ・・・一方「医学的に説明できない症状」のことを英語でMedically Unexplained Symptom といいMUSと略されます。これは文字通り様々な症状があり、十分な診察や検査等をしてもその原因を医学的に説明できない状態を指しています。厳密にはさらに類似する概念として機能性身体症候群(functional somatic syndoromes:FSS)、身体症状症(somatic simptom disorder:SSD)などがあります。FSSは「訴えられる症状やや苦悩の程度が確認できる組織障害の程度よりも大きいという特徴がある症候群」のことです。過敏性腸症候群や機能性ディスペプシア、線維筋痛症など個々の診断定義が整っているものもあります。精神面→身体面に影響を及ぼしていると考えられることが多いです。SSDは「一つかそれ以上の身体症状を訴える者のうち身体症状や健康に関する思考や行動、感情が過剰であるもの」と定義されています。FSSとの違いは器質的疾患の有無を問わないという特徴があり身体面→精神面に影響を及ぼしているという見方もできます。不安障害や精神障害の合併も少なくありません。MUSはこれらを包括する概念で一般的には自律神経失調症、不定愁訴などという呼ばれ方をすることもあります。

    そもそもですが、「疾患がないのに症状がある(取れない)のはおかしい」という考え方が医療者だけでなく患者にもあります。またなかなか改善しないような疾患も決して少なくはないのですがその時に状態をよりよくする、QOLあげるwell beingという考え方が重要になってきます。

    鍼灸院へMUSが疑われる方が来所した場合「まずは器質的疾患(病気)でないか?」の確認が重要です。鍼灸院では、病院でどんな検査や診断を受けたか?どんな薬を処方されたか?(当たり前ですが減薬指導などはしません)まずは聞き取り把握していきます。ほとんどの方は病院で検査や診断を受けて「異常がない」と言われていますのでさほど心配はありませんがアメリカのプライマリケアクリニックでは診断エラーも5%生じるというデータがあることを頭に入れておく必要もあります。薬剤の副作用や内分泌・代謝疾患、自己免疫疾患、精神疾患などが隠れている可能性もあります。女性では更年期障害やPMSなどの女性特有の問題と混同される場合もあります。そのため(経過観察等)病院への通院継続を勧めます。患者希望や状況によっては漢方内科や婦人科などの通院も勧めることもあります。まずは鍼灸院でもしっかりとお話を聞かせてもらいます。鍼灸治療も並行して行うことで改善に向かうことも多いです。

    また鍼灸院でも患者が納得するような説明を心掛ける必要があります。患者のフレームワーク(考え方や価値観)を探りそれらを否定せず、信頼関係を築きながらも(必要ならば)病院で医学的検査を受けるよう勧めたりして患者の不利益を回避する必要があります。鍼灸院を訪れる患者のフレームワーク例には以下のようなものがあります。

    ・鍼灸院の先生は親身になってくれる

    ・なるべく薬は飲みたくない。病院に行きたくない。

    ・人に迷惑をかけたくない。

    ・身体を冷やしてはいけない。等

    避けるべき対応としては1、患者のフレームワークに合致しない説明や2、不適切な正常化があります。例えば患っていることの否定、根拠の乏しい「大丈夫ですよ。」、異常がないことの強調などです。「自律神経調整障害モデル」や「シグナルフィルターモデル」などを使って上手に説明することが大切です。

    自律神経調整障害モデル

    交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによって症状が出現すると説明するモデルです。動機や息切れ消化器症状などの説明に向いています。

    シグナルフィルターモデル

    過敏になってしまっている、と説明すると非難されていると取る方がいますが「刺激を感受するフィルターが機能しなくなっている」と説明すると受け入れてもらいやすいです。耳鳴り、過敏な症状に対し有効な説明です。

    まとめ

    田無北口鍼灸院では医学的に説明できない症状に対してもしっかりとお話を伺い、鍼灸というタッチセラピーを通しお気持ちに寄り添う最大限の努力をいたします。その上で現代医学的な考え方の説明や病院紹介などのサポートもしております。なにかあればまずはご相談ください。より良い状態(wellness,well being)を目指していきましょう。

    *参考:総合診療の視点で診る不定愁訴(日本医事新報社)

    「忙しいから予定がたちません。」という方へ。~そのままではあまりよくならないので治療・回復に集中した方が良いです。キャンセルポリシーに関して。

    弊所で施術・相談を行っていますと

    良くなる方もいれば

    良くならない方もいます。

     

    症状や状況にもよるので

    一概には言えませんが

    ほとんどの場合で

    「治療に集中しない方」は

    良くならないです。

     

    どういうことかといいますと

    ・ 自己免疫疾患(橋本病・クローン病など)

    ・ 腰痛症(しびれ・ヘルニアなど)

    ・ 自律神経失調症(めまい・耳鳴りなど)

    ・ 頭痛(片頭痛・緊張型頭痛など)

    ・ 慢性疼痛

     

    ・・・何でもよいのですが

    持病があったり

    それに伴う症状があったりして

    それを改善したいと思って

    弊所へ来所される方が多いのです。

     

    持病や生活習慣が原因で

    症状が悪化している状態なので

    休む時間の確保や、

    治療のための時間確保が

    まずは一番大切になってきます。

    だから治療に集中いてください、

    とお伝えします。

    また病院に行くも

    「検査の結果、異常ないです。」

    「しっかり休んでください。」

    「ストレスの問題が大きいです。」

    などといわれていることもあります。

     

    それでも生活習慣を変えず

    「忙しいから治療のスケジュールが立たない」

    「仕事や家の用事が空いた時間に治療しよう」

    ということを言う方がいます。

     

    鍼治療をやったところで

    結局はよくならないことも多いです。

    というよりも、そのような考えでは

    何をやっても絶対によくならないでしょう。

     

    まずはご自身のスケジュールを見直し

    治療や回復の為の時間を確保することを

    オススメします。

     

    症状を改善させるということは

    簡単ではありません。

    治療に集中しましょう。

    そうしなければよい結果が得られません。

     

    ですのでこちらの指導を守れない方や

    弊所の方針に合わない方

    説明してもご理解が得られない方は

    施術をお断りすることもあります。

     

    ・・・

    例えば先日こんなご相談がありました。

    ・ 高血圧

    ・ 頭痛

    ・ 持病の糖尿病

    をお持ち。

    身体が疲れやすいので改善してほしい。

    「でも忙しいから月に1度来れるかなあ??」

    とのことでした。

    良くご説明させていただき

    弊所での施術はお断りしました。

     

    治療に集中しない方はよくならないためです。

    大事なことなので2回書きます。

     

    忙しい・予定がたたない方こそ

    まずは治療のためのスケジュール確保が大切です。

    そうしなければあなたの身体は変わりません。

    キャンセルポリシーについて

    ご連絡なしでの

    当日キャンセルは100%金額を

    請求させていただきます。

     

    直前キャンセルもほかの方のご迷惑になります。

    ご理解、ご協力をお願いします。

    田無北口鍼灸院を利用してほしい3つのタイミング。リラクゼーションとの違い。~こんな時はぜひ田無北口鍼灸院をご利用ください。

    弊所をご利用いただきたいタイミングを

    3つに分けてご説明します。

    参考にしてみてください。

     

    クイックマッサージ・リラクゼーションは

    マニュアル的な施術を行いますが

    弊所ではお話をしっかりお聞きし

    問題点や解決したい点を把握したうえで

    施術を行います。

     

    そのため事前に

    これまでに受けた検査や

    現在飲んでいるお薬の情報、

    ご自身の生活スケジュール

    (どのくらいの頻度で施術が受けられるか)

    など細かくヒアリングします。

     

    来てもらったらすぐに

    うつぶせになってもらう

     

    などはしません。

    よくお話を伺いますし

    検査が必要だと思われる場合は

    すぐに病院に行くようお伝えします。

     

    どこへ行ってもよくならない

    体調が改善しない、不安

    といった悩みが深い方ほどぴったりかと思います。

    以下ご参考までに。

     

    1.病院に行きCTやMRIなど検査を受けるが

    特に異常なしと言われた。

    だけど不調が続いている場合。

     

    ・ 医師からはストレスと言われた。

    ・ これ以上良くならないと言われた。

     

    病院(整形外科等)

    に行ったけどあまり期待通りの結果を

    得られなかった場合

     

    などご相談ください。

    お話をよく伺いご説明させていただきます。

    ストレス性の耳鳴りやめまい症状

    顔面神経麻痺など

    ストレスの問題ならば

    弊所で解決できることもあります。

    ご相談ください。

    ★現在治療中の治療方法を否定したり

    現代医学を否定したり

    断薬を勧めたり一切しません。

    ほとんどの場合で鍼灸と併用可能です。

    極端なことは言いません。

     

    2.どうして良いかわからない場合。

    一例をあげると肩の痛みが強い場合

    病院に行く?鍼灸?セルフケア?

    など判断に困る、という方は意外と多いです。

    弊所で適切なタイミングや

    病院へのかかり方などについてもご説明します。

     

    3.以下のような症状でお悩みの時。

    症状が強い場合。

    原因不明の不調、睡眠障害、腰痛、

    自律神経、産前産後の不調、頭痛、

    四十肩・五十肩・痺れ(ヘルニアなど)、

    痛みが強い(慢性疼痛)

    等で悩んでいる方。

     

    弊所の得意分野です。

    お話を伺いしっかりアドバイスできます。

     

     

    ・・・いずれにしても

    「どこに相談してよいかわからない」

    「どうしていいのかわからない」

    など迷いましたらまずはお電話ください。

    ご相談に応じます。相談は無料です。

     

    逆に以下のような方は弊所に向きません。

    別の施術所をオススメします。

     

    ・ 時間が空いたからリラックスしたい

    → 体調をよくしてもらうために

    予定を開けて通院してもらいます。

     

    ・ 辛いところだけを揉んでほしい

    → クイックマッサージのような施術は行いません。

    全体を調整します。

     

    ・ 忙しいから予定がわからない

    → 計画に沿って施術を行うため

    あまりよくならないことが多いです。

     

    参考までに動画もどうぞ

    田無北口鍼灸院を利用してほしい

    3つのタイミング

    リラクゼーションサロンと

    鍼灸院の違い

    「マインドフルネス」と自律神経や慢性疼痛のセルフケアについて。

    「マインドフルネス」

    という言葉をご存知でしょうか?

     

    わかりやすく言うと

    「瞑想」

    のことなのですが

    自律神経の安定作用などもあり

    体調管理にも役立ちますので

    少しカンタンにご紹介しておきます。

     

    弊所では鍼灸の施術と併用しながら

    自宅でできるセルフケアとして

    ご紹介することもあります。

     

    1、マインドフルネスとは?宗教?アヤシイ?

    瞑想・マインドフルネスは

    原始仏教の教えから来ているのですが

    どちらかというと宗教というより

    心理学のような感じです。

    認知行動療法と呼ばれるものに

    近いようです。

     

    自分の内面を観察しリラックスしながら

    「集中すること」

    「集中が切れたことに気付く」

    を繰り返していきます。

     

    世界的企業であるグーグルも

    企業研修に取り入れている手法です。

    アヤシイものではありません。

     

    具体的にはどのような効果があるのか?

    どのように行うのか?

    カンタンに紹介していきます。

     

    2、マインドフルネスがもたらす効果

    日本語訳された論文も

    こちらに紹介しておきます。

    海外の論文ご紹介は省略します。

     

    以下のような効果があるといわれています。

     

    ・ 集中力の高まり

    勉強・仕事・スポーツなどが効率的に行える。

    ・ ストレス解消

    精神的な障害や慢性疼痛にも効果がある。

    ・ 心の安定・洞察力、想像力の向上

    リーダーシップの向上なども期待できるため

    企業研修で取り入れられています。

    ・ 眠りの質が上がる

    疲労回復効果も期待できます。

     

    ・・・注目すべきはやはり「痛み」

    への抑制効果や睡眠の質向上などでしょう。

     

    3、具体的にどのように行うか?

    難しいイメージがあるかもしれませんが

    やることはとてもシンプルです。

     

    姿勢を正して

    自分のしている呼吸に意識を向けます。

     

    すって・・・

    はいて・・・

     

    胸が膨らんだり・・・

    縮んだり・・・

     

    そこに意識を集中させていきます。

    「今日の晩御飯は何にしよう」

    「仕事でこんなことがあったな」

    などとは考えずただ意識を呼吸に集中します。

     

    上記のようなことを意識してしまうことが

    悪いということではなく

    「あ、今呼吸から注意がそれたな」

    などと客観的に見れるようになれば

    良い状態かもしれません

    客観的に自分を見れるようになれると

    かなりストレスが軽減されます。

     

    身体の感覚に注意を払えるようになると

    「痛み」や「不快症状」

    に対しても不要に気にしすぎることなく

    冷静に対処できます。

     

    特に

    「神経質」

    と呼ばれるような過敏なタイプで

    自律神経症状がでている方は

    痛みや不快症状を取り除こうとするだけでは

    かえって悪化してしまうこともあり

    このようなマインドフルネスや

    認知行動療法が有効な場合があります。

     

    呼吸や姿勢については

    またの機会に細かく書いていきます。

     

    興味ある方はマインドフルネス関係の本

    など読んでみてください。

    更年期障害の鍼灸治療に関するお問い合わせ。

    先日こんなことがありました。

    鍼灸を受けたいという方からのお電話での

    問い合わせでした。

    「更年期障害だと思うが鍼灸で改善しますか?」

     

    いわゆる更年期障害

    鍼灸で改善しますし効果があります。

    論文も多数存在します。

     

    ただ更年期障害と一口に行っても

    様々な症状が出ます。

    私はまず、以下のことをお尋ねしました。

     

    「いつから・どのような症状があるのか?」

    「病院には行ったか?」

    「医師に診断してもらったのか?」

    「血液検査などしたのか?」

     

    ・・・

    お話を伺ってみると、

    いつからか?という時期の詳細は不明でしたが

    疲れやのぼせ症状、肩こりや頭痛症状があり

    困っているとのことでした。

     

    医師の診察などは受けていないみたいで

    自分でインターネットで探して

    「更年期障害に当てはまる」

    と思い悩んで電話してきたそうです。

     

    こういう方は多いです。

    自己判断で不安になっているものの

    そもそも

    「何科でどんな検査を受けたらいいか

    わからない」

    と悩んでいらっしゃるのです。

     

    私は以下のことをお答えしました。

    「まずは内科・内分泌科・レディースクリニック

    などで診察してもらうのが

    良いのではないでしょうか?」

     

    「鍼灸でも対応できますが

    やはり原因を特定させるのが先だと思いますし

    自己判断されるよりもよいかと思います。」

     

    「病院で検査した結果異常なし。

    だけどなんか調子が悪いという場合や

    病院での投薬治療に加えて

    鍼灸治療を希望される場合は

    いつでもお声掛けください。」

     

    自律神経失調症や内分泌系疾患の不調は

    このような相談が多いです。

    自己判断ではなく病院で検査を受け、

    原因を特定することも大事です。

     

    弊所では

    病院にかかるべきタイミングなどについても

    アドバイスできますので

    いつでもお気軽にご相談くださいませ。

    線維筋痛症と鍼灸に関して。ガイドラインから。

    線維筋痛症学会が出している

    線維筋痛症ガイドライン2013年版

    を見ていました。

     

    線維筋痛症は西洋医学ですと

    難病として扱われることが多く

    またなかなか改善しないケースもあるために

    鍼灸やその他の治療法を

    選択肢として考える方も少なくありません。

     

    ガイドラインには鍼灸をはじめ

    運動療法についてのエビデンスなども

    書かれています。

     

    何に対しても効く、というわけではない

    でしょうがある一定の効果は

    認められているということでしょう。

     

    簡単に以下にご紹介いたします。

     

    <鍼治療に関して>

    ・ 有効率は60%と比較的高い

     

    ・ 比較的安全である

     

    ・ 鍼治療は疼痛に対して効果がある

    だけでなく頭痛・睡眠の改善・便通の改善

    効果も報告されている。

     

    ・ 1997年にNIH(アメリカ国立衛生研究所)

    が手術後の吐き気や嘔吐、抜歯後の疼痛と並び

    線維筋痛症に対する科学的根拠は不十分であるが

    有効であるとした。

     

    ・ 本邦では鍼治療は医師もしくは

    国家資格を有する鍼灸師が行うために

    患者に紹介しやすい特徴もある。

     

    <運動療法について>

    ・ 西洋医学のカテゴリーでもあるが

    運動を行うことで疼痛が完全に消失しなくても

    改善が見られる。

     

    ・ 緩やかな動きが特徴の

    太極拳が線維筋痛症に有効であることが

    米国の検討で判明している。

     

    ほか・・・

    詳細は上記リンクよりご覧ください。

    また線維筋痛症でお悩みの方は

    是非一度ご相談ください。

    しっかりお話を伺います。

     

    弊所でも症例ががございますが

    疼痛(痛み)緩和には効果が高いことが多いです。

    「病院に行っても治らなかった。」というご相談に関して。

    弊所で施術および

    治療相談活動を行っていますと

    「病院に行ったけど治らなかった」

    「良くならなかった」

    という話を聞くことがあります。

    どういうことなのか?

    解説してまいります。

     

    (1)痛み・痺れ系で整形外科相談

    → 満足できなかったパターン

    一例をあげますと

    「腰からお尻がしびれて整形外科に行ったが

    レントゲンを撮って

    『骨に異常はなしです』

    痛み止めをもらって終わりだった」

    ということで不満を持つ方がいます。

     

    整形外科(病院)の保険診療診察だと

    なかなか痺れや痛みに効果的なリハビリまで

    しっかり行ったりする時間はないかもしれません。

    「検査はしてくれても治療はしてくれない」

    という印象を持つ方が多いようです。

     

    これは医師の能力の問題というよりも

    保険診療だとそこまで手間暇かけた

    リハビリができないという問題から

    生じます。

     

    弊所では整形外科(病院)の

    方針や治療内容などを否定することはしません。

     

    病院は病院で薬を処方してもらえたり

    画像診断をしてもらえたり

    よいところがありますので

    弊所の施術と併用をオススメすることが多いです。

     

    (2)動悸やめまいで内科や耳鼻科相談

    → 原因不明でストレスの問題といわれたパターン。

    「ストレスの問題だから休んでください」

    「自律神経の問題だから」

    といわれて結局なにもしてくれない。

    症状は続いている。どうしていいかわからない。

    ということで不満を持つ方が多いようです。

     

    本来病気でなかったのならば

    喜ぶべきところなのですが

    めまいや動機などの症状は続いているため

    なぜなにもしてくれないのか?と

    不満を持つパターンです。

     

    自律神経失調症ではほかに

    ・ のどの違和感が取れない

    ・ 寝ても疲れが取れない

    ・ 微熱が続いてる

     

    などの症状を訴える方も多いです。

     

    病気でないのでこれらの問題を

    病院で解決するのは難しいです。

    逆に鍼灸や東洋医学が

    最も得意とする分野です。

     

    ・・・・上記のお話は一例ですが

    病院とも上手な付き合い方を学べば

    ストレスなく過ごせるかと思います。

    「体調が悪いがどうしていいかわからない」

    という方は是非一度弊所までご相談ください。