自律神経失調症と首の痛みの関係(頚性神経筋症候群)について。
田無北口鍼灸院で
自律院系症状に悩む方々の
施術を日々行っていますと
あることに気が付きます。
それは・・・
首の緊張をしている方が
多いということです。
そのことについて研究した方がいまして
本日はそのことについてまとめていきます。
(1)頚性神経筋症候群
(けいせいしんけいきんしょうこうぐん)
松井孝嘉さんという
脳神経外科の医師により
提唱された病名です。
首の緊張が原因で
交感神経が過度に優位な状態が起こり
様々な症状が出る、ということです。
松井医師はこの病気について
長年研究をしていて著作も
何冊も出されています。
*興味がある方は
調べて読んでみてください。
(2)どのような症状が出るのか?
首の緊張で以下のような症状が出ます。
・頭痛
・肩コリ
・めまい
・はきけ
・耳鳴り
・慢性疲労症候群
(疲れが取れない・微熱・集中力低下など)
・うつ状態
・ほてり
・パニック障害
、、、など。
いわゆる「不定愁訴」
と呼ばれるような症状が
出ることが多いです。
(3)どんな人が出やすいか?
性別では
女性の方が出やすいとのことです。
筋肉量の問題からでしょうね。
ただ性別だけでなく
生活環境など都も関係が深く
パソコン作業が多い方など
首に負担がかかる方は
注意が必要でしょう。
最近ではスマホなどのやりすぎも
見逃せません。
若い人でも首の状態が
悪くなると上記のような
症状が出ることが多いです。
また「むち打ち症」
などにより上記のような症状に
苦しむ方も多いようです。
(4)改善方法やまとめ
松井医師は
首の緊張を取ったり
鍛えて強くすることが
良い結果につながる、と主張しています。
この分野(自律神経)
はまだまだ
分かっていないことも多いのですが
さらなる研究が進むことを
期待してやみません。
首の緊張が原因で
交感神経が過度に優位な状態が起こり
様々な症状が出る、
という説は自分の臨床経験的には
納得がいく部分も多いです。
★上記のような症状でお困りの方は
お気軽にご相談ください。