カテゴリー: お知らせ・ブログ・思うこと

    田無北口鍼灸院の連絡事項やお休みのお知らせニュースのまとめ制度について思うこと・・・などまとめていきます。問い合わせがある場合は院に直接連絡くださいますようお願いいたします。

オイルバーム、骨盤ベルト、お灸などの販売について。

<1>オイル販売

弊所では鍼灸施術後の肌の赤みをとる目的や痛みや緊張の緩和、保湿目的でオイルトリートメント施術も行っています。足や背中だけではなく顔に行うこともあります。使用しているオイルは
いろいろありますが主に以下です。販売もしていますので。欲しい方はお声がけください。

(1)エミューオイル

オーストラリア産です。すっとする成分(ユーカリ・クローブ・ペパーミント他)が入っています。

販売価格:

大90グラム 6050円

小35グラム 3050円

 

弊所でオイルをご購入いただいた方にはセルフケア方法が書かれた「セルフマッサージガイド」を差し上げています。気に入った方はご自宅でもどうぞ!

<2>お灸・骨盤ベルト販売

以下の商品も市販のものより格安にて販売しています。

お灸 1シート550円(約2週間分)

腰痛予防・骨盤ベルト 2200円

カッピング(吸玉・吸角)灸療法、オイルトリートメントについて。

田無北口鍼灸院では鍼灸施術の補助療法として、以下のような施術を流れの中で取り入れて行います。(それのみ、の施術は承っておりません)

カッピング灸療法:痕が残るのが嫌な方には無理にオススメはしませんが鍼灸施術にプラスして行うと、効果が高いために症状改善目的でも美容目的でも施術を行うことが多いです。

オイルトリートメント(薬物灸) :美容だけでなく保湿にも効果があります。麻の実、馬油、エミューオイルなど・・・コンディションや状況に合わせて選べます。フェイシャルや肩甲骨や足などオイルメニューが可能です。鍼灸施術後の、皮膚の赤みを抑える目的でもオイル塗布施術を行っています。

 

 

 

・・・

吸玉の効果は以下のようなものがあげられます。

(1)血行をよくする

吸引圧によって血管を拡張、血液循環を改善する。糖尿病による知覚障害や高脂血症による動脈硬化にも有効。

(2)血液をきれいにする

吸引圧により細胞の代謝をスムーズにする。持ち去られた代謝産物は肺や腎臓で処理された以外へと排出される。

(3)皮膚の若さを保つ

皮膚血管が拡張し血液循環量が増加・皮膚温も上昇。その結果新陳代謝が盛んになる。

(4)関節の動きを滑らかにする

関節周りの血流改善。滑膜からの分泌を促す。

(5)神経の調整

自律神経の安定作用がある。

(6)内臓諸器官を活発にする

自律神経を介して内臓反射。活発に。

*緑書房「吸玉療法入門」参考

 

またスライド法といってカップにオイルをつけ皮膚を滑らせていくやり方があります。リンパを流す目的などで施術を行いますが弊所の施術では行いません。

コロナ後遺症(ポストコロナ症候群)を訴えやすい人の特徴や慢性疲労症候群(CFS)との類似点

2023年3/27日現在コロナ後遺症を訴える方が増え、たくさんの相談をいただいてます。「実際にコロナウィルスに感染し、病院で診断され症状も重かった」方や「実際にはコロナウィルスに感染していないものの症状が類似しているため自分はコロナ後遺症ではないかと考えている」方などパターンは様々です。どこからどこまでがコロナ後遺症に該当するのか?はっきりしないことも多いのでまずは詳しい医師からも診察してもらうよう勧めますが、鍼灸治療に期待し相談に来る方はすでに自分でいろいろな治療法を試していて病院へ行って医師の診察を受けていることも多いです。(EAT・上咽頭擦過療法を行ってくれる耳鼻科や漢方に詳しい内科など。)最近ではコロナ後遺症のことを「ポストコロナ症候群(Post-COVID Syndrome)」といういい方がなされることも多いようです。どのような症状なのか?どのような方がなりやすいのか?まとめていきます。

コロナ後遺症(ポストコロナ症候群)の症状に関して

原因や機序など詳しくはまだわからないことが多いのですが厚生労働省は症状として「疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下」などを挙げています。*上画像参照(厚生労働省HPより

どのような方が多いのか?

上記のように症状は様々ですが不定愁訴、自律神経失調症などと呼ばれるような症状に似た訴えをする人が多いです。また私自身の個人的な感想ですがそのような症状で過去にも悩んだ経験がある方が多いのではないか、という印象があります。「自律神経系の不調で苦しんだことがある。」、「子供のころ過敏性腸症候群のような症状に悩まされていた。」といった声をいただくことが多いのです。精神的なストレスに敏感で自律神経症状を感じやすい方がコロナ後遺症を訴える傾向にあり、又長引く傾向にあることを指摘している医師もいますしかし、それらに関してはまだエビデンスと呼べるほどのデータはそろっていません。

新型コロナ感染の後遺症リスクが高い人の特徴はBMJという医学誌に掲載されました。それによると新型コロナウイルス感染症の急性期後(回復期・慢性期)の後遺症発症リスクを調べた結果「50歳以上で」「既往症があり」「新型コロナで入院した」に該当する患者が最も後遺症を発症するリスクが高くなったのです。一方で、年齢や既往歴の有無に関係なくメンタルヘルスを発症する患者が増加することも示唆されました。どちらが先で、どちらが結果なのかはまだよくわからないのですがメンタルヘルス(心身症)が影響していることはあるようです。

慢性疲労症候群との類似性

また慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome: CFS)という病気とコロナ後遺症(ポストコロナ症候群)の類似性が多いという現場の声も多いです。米マウント・サイナイ医科大学教授のDonna Mancini氏らが実施した研究では対象者のほぼ半数(46%)がCFSの基準を満たしていたことが明らかになりました。またこの研究論文では対象者の88%に呼吸機能不全が生じていることが判明しました。呼吸訓練を行えば回復も期待できる可能性もあります。

慢性疲労症候群の診断基準については厚生労働省のホームページより引用し以下紹介しますが、この疾患は「除外診断」といってほかの病気が否定された場合に初めて診断することが出来るのです。診断までに時間もかかるので安易に自己判断はしないようにし、専門の医師の指示を仰ぐのが良いでしょう。以下はあくまでも参考程度にとどめてください。

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慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome: CFS)は原因不明の慢性的な疲労の病因・病態の解明を目的に1988年にCDCにより提唱された比較的新しい疾患概念であり、これまで確定診断に結びつくような検査異常(バイオマーカー)は同定されていない。したがって、その診断には臨床症状を中心とした診断法が用いられており、日本でのCFS診断には厚生労働省(旧厚生省)の研究班がHolmes診断基準1)を基に1991年に作成した厚生省CFS診断基準2)(表1)が用いられている。

この基準によると、CFSと診断されるには、大クライテリアに記載されている、①生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、少なくとも6ヶ月以上の期間持続ないし再発を繰り返すことと、②慢性疲労の原因と考えられるような疾病を除外すること、の2項目を満たすことが必須であり、小クライテリアとして症状クライテリアの8項目を満たすか、症状クライテリア6項目と身体所見クライテリア2項目を満たす必要がある(表1)。

また、大クライテリアで意味する“強い疲労”の程度をより明確にするために、表2に示すperformance status(PS)が定められており、CFSと診断されるためにはPS 3“全身倦怠感の為、月に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である”以上の疲労程度であることが求められている。

表1:厚生省CFS診断基準試案(平成7年3月、一部改変)

A.大クライテリア(大基準)
1生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、少なくとも6ヶ月以上の期間持続ないし再発を繰り返す(50%以上の期間認められること)。
2病歴、身体所見.検査所見で表2に挙げられている疾患を除外する。

B.小クライテリア(小基準)
ア)症状クライテリア(症状基準)
(以下の症状が6カ月以上にわたり持続または繰り返し生ずること)

1微熱(腋窩温37.2~38.3℃)ないし悪寒

2咽頭痛

3頚部あるいは腋窩リンパ節の腫張

4原因不明の筋力低下

5筋肉痛ないし不快感

6軽い労作後に24時間以上続く全身倦怠感

7頭痛

8腫脹や発赤を伴わない移動性関節痛

9精神神経症状(いずれか1つ以上)羞明、一過性暗点、物忘れ、易刺激性、錯乱、思考力低下、集中力低下、抑うつ

10睡眠障害(過眠、不眠)

11症時、主たる症状が数時間から数日の間に発現

イ)身体所見クライテリア(身体所見基準)(2回以上、医師が確認)
1微熱

2. 非浸出性咽頭炎

3リンパ節の腫大(頚部、腋窩リンパ節)


◎大基準2項目に加えて、小基準の「症状基準8項目」以上か、「症状基準6項目+身体基準2項目」以上を満たすと「CFS」と診断する。
◎大基準2項目に該当するが、小基準で診断基準を満たさない例は「CFS(疑診)」とする。
◎上記基準で診断されたCFS(疑診は除く)のうち、感染症が確診された後、それに続発して症状が発現した例は「感染後CFS」と呼ぶ。

表2  PS(performance status)による疲労・倦怠の程度

(旧厚生省 慢性疲労症候群診断基準(試案)より抜粋)3)


0:倦怠感がなく平常の生活ができ、制限を受けることなく行動できる。

1:通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、 倦怠感を感ずるときがしばしばある。

2:通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、 全身倦怠の為、しばしば休息が必要である。

3:全身倦怠の為、月に数日は社会生活や労働ができず、 自宅にて休息が必要である。

4:全身倦怠の為、週に数日は社会生活や労働ができず、 自宅にて休息が必要である。

5:通常の社会生活や労働は困難である。軽作業は可能であるが、 週のうち数日は自宅にて休息が必要である。

6:調子のよい日は軽作業は可能であるが、 週のうち50%以上は自宅にて休息している。

7:身の回りのことはでき、介助も不要ではあるが、 通常の社会生活や軽作業は不可能である。

8:身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、 日中の50%以上は就床している。

9:身の回りのことはできず、常に介助がいり、 終日就床を必要としている。

(以上、引用)

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鍼灸治療を行うメリット

慢性疲労症候群に対する鍼治療の有効性の研究はたくさんあります。症状改善に役立つことが示唆されています。症状改善という意味では鍼治療がお手伝いできることも多いと思います。また呼吸リハ、ヨガなどと組み合わせて行うことでの症状改善も期待できます。ケースバイケースではありますがまずはご相談いただければ詳しくお話いたします。

鍼灸安全対策ガイドライン

医療には医療過誤の防止や安全管理の目的などを学ぶ「医療安全」という学問があります。厚生労働省も以下のようなメッセージを出しています。

医療安全の確保は医療政策における最も重要な課題の一つです。患者の安全を最優先に考え、その実現を目指す態度や考え方としての「安全文化」を醸成し、これを医療現場に定着させていくことが求められています。医療安全を確保するためには、行政、医療機関、医療関係団体、教育機関や企業、さらに、医療に関係する全ての方が各々の役割に応じて医療安全対策に向けて積極的に取り組むことが必要です。

鍼灸にも全日本鍼灸学会が中心となり編集された「鍼灸安全対策ガイドライン」というものが存在します。大切なことが書いてあるので抜粋し紹介していきます。大きく4項目に分かれて書かれています。とても大事なことですので弊所ではこれらに準拠し施術を行っています。何かご不明な点があればご質問ください。

1,安全対策の一般要求事項と注意事項

鍼灸師・あんまマッサージ指圧師は「あはき法」という関係法規があります。これらの法律を遵守し行政の指導には速やかに従うこと、リスクマネジメント、カルテ記載と保護の重要性、禁忌施術や部位、出張施術時の注意事項などについて書かれています。

2,感染防止対策

このご時世、特に気をつけなくてはならない感染症対策について書かれています。手指の衛生、防護服、廃棄物処理、施術所の衛生管理、鍼を刺すときの衛生注意事項などについて書かれています。

3,有害事象防止対策

感染症・臓器や神経の損傷・皮膚疾患など有害事象や副反応(副作用)の対策について書かれています。また鍼が折れてしまう事故の対策などについても書かれています。

4,関連療法の安全対策

鍼灸治療において良く行われる療法(鍼通電、灸頭鍼、刺絡など)の注意点について書かれています。

だるい、気分が落ち込む、痛みが取れない、耳鳴りやめまいがする、骨盤周辺の違和感がある、ほか・・・不定愁訴とは何か?

こんな症状を訴える方が増えています・・・

☑ なんとなくだるい

☑ いらいらする

☑ 頭が重い

☑ 疲労感が取れない

☑ 朝起きられない

☑ 気分が落ち込む

☑ 痛みが取れない

☑ 骨盤周辺の違和感や排尿時痛がある

☑ 憂鬱な気分が続いている・・・・

これらは「不定愁訴」(ふていしゅうそ)と呼ばれ何となく体調が悪いという自覚症状を訴える方からの相談が多いです。不定愁訴とは医学的に説明できない・原因を特定できない状態のことでMedically Unexplained Symptoms(MUS)と呼ばれます。1)

訴え(主訴)は強いが主観的で多岐にわたり、客観的所見に乏しいのが特徴です。また正式な病名ではないものの自律神経失調症と病院等で言われることも多いです。原因が特定されずらく、症状が安定しないため治療も難しいとされています。

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ストレスや生活習慣病が大きな原因??

以下の項目に1つでも当てはまることがある方は注意が必要です。上記のような症状が出やすい状態であるといえます。

☑ 仕事が忙しい。

☑ いつも時間に追われている。

☑ 子育てをしていて疲れがたまっている。

☑ なかなか休めない。休日もメールの返信に追われている。

☑ 人間関係の悩みがある。

☑ いっつもコンビニやファーストフードで食事を済ませてしまう。

☑ 一日中パソコンのモニターを見ている。ほか

病院に行って検査をしても何も異常はなく「ストレスが原因ですね。」と言われて特に解決方法もなくどうしていいかわからず途方に暮れてしまった・・・そんなお話も、よく聞きます。確かにストレスが原因の一つですし、生活習慣が原因だということはなんとなくわかるのでしょうがどうやってそれを改善すればいいのかわからず途方に暮れてしまうことも多くあるようです。ストレスなく楽しく仕事や生活をし、十分な運動ができ、しっかり休めて、ちゃんと栄養のバランスを考えた食事が取れればおそらくこのような症状を訴える患者さんは激減することになると思います。・・・しかしそれらのことを実行するのは、とても困難な方が多いのではないでしょうか??みなさん時間に追われ、また多くのストレスを抱えながら生活しています。本当に大変だと思います。

生活習慣を変えるきっかけを鍼灸で!!

鍼灸を行うことでこれらの不調を解決するお手伝いができます。自律神経安定作用、リラックス作用、疲労回復作用などがあり休んでも取れなかった疲れを急速に回復させることなども可能です。生活習慣を見直すきっかけにも最適でしょうからぜひとも試してみることをオススメいたします。

参考1)不定愁訴のABC(日経BPマーケティングP1より)

慢性骨盤痛症候群と鍼灸治療(骨盤内疼痛症候群、慢性前立腺炎、前立腺肥大の不快感ほか)

男性女性問わず排尿に関わる症状で、小便が出にくい・残尿感がある・排尿時痛がある・頻尿・排尿後おしっこが漏れる、などの症状を訴えるケースがあります。慢性骨盤痛症候群(CPPS)は女性に多く英国では1000人に38人が罹患(りかん)しているとのデータがあります。下腹部または骨盤部の間欠的または持続的な痛みで、少なくとも6か月間続き、月経や成功時のみに出現するのではなく、妊娠とも関連せず機械的障害をもたらしたり日常生活が制限されたりするもの、と定義されています。1)これらの症状を訴える人は子宮内膜症、腰痛や腰痛や坐骨神経痛などの症状を伴っていたり、ほかにも自律神経症状(めまい、耳鳴り、のどの違和感、気分の落ち込みなど)を抱えていたりすることもあります。

診断までに時間がかかる病気です。病院での尿検査では異常がなく、採血をしても炎症反応はみられず、画像検査でもはっきりとした原因がわからず、特効薬もなく、有効な手術もなく、ブロック注射や投薬治療でも効果が不十分で症状のコントロールができない場合も多く、困って鍼灸院を受診するというケースがあります。弊所ではできる限り病院の医師と協力しながら症状を改善させていくお手伝いができます。慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)を訴える患者さんはほとんどが泌尿器科で診断を受けて鍼灸院に来所されますがもしも病院にいってない場合は前立腺や膀胱の病気を除外するためにもまずは病院に行くことを勧めます。漢方治療が有効な場合があるためご希望であれば漢方治療に詳しいクリニックの医師を紹介することも可能です。

鍼灸治療も有効という報告があります。高いエビデンスがある訳ではないのですが腰部周辺、骨盤周辺の緊張を緩和させると症状が緩和するという実感があります。以下に弊所に来所されたこの疾患を疑った方の事例を紹介します。(医師による診断名は未確定だったため詳細は不明)

お名前 

田中真紀子さま(仮名)

年齢

38歳(施術当時)

主な訴え 

左の臀部から腰が違和感、頸のつらさ、耳鳴り、残尿感ほか

施術開始時期

平成28年6月5日

改善時期

平成28年7月30日

(週に1度程度。全10回の施術。)

経過・状況など

平成28年5月末より症状が気になり始める。泌尿器科で診察を受けたが特に異常はなしの診断。念のため内視鏡の検査もしようか迷っている。

(1)思い当たる原因

平成27年11月1日ころ帯状疱疹、その後腰痛や股関節の痛みが気になり始める。子供が2人。上が中学2年生、下が小学4年生。子育てで多忙、ストレスが多い。

(2)弊所での施術・見解

頚周辺、左股関節周辺の緊張が気になる。初回の施術時によくお話を伺ったところ漢方治療にも興味があるため弊所から紹介。(診断までに時間がかかる病気の可能性もあるため、泌尿器科の医師とも良好な関係を築き継続して通院するようアドバイス。)漢方内科の医師から漢方薬処方。足のむくみ感や滞りを指摘された。頸部や腰部、股関節周辺の緊張を緩める目的で施術を行う。特に仙骨周辺にパルス(低周波)鍼治療を行った。

(3)経過

週1回5回(平成28年6月24日)の施術で軽快に向かう。7月30日に10回目の施術を行ったところ症状が消失したため施術を終了。

(4)総括

精神的なストレスや体質の問題もあり痛みや症状に過敏になっていた可能性もあるが詳細は不明。鍼灸施術を行うことで緊張が緩和されて、結果的に改善に向かったか。その後の経過も注意深く観察する。

 

参考文献

1)Christpher Burton 不定愁訴のABC 日経BP社 2014

症状別施術方法・改善までの目安

様々な症状に対応できますが、特に以下の8つの症状に対し自信があります。ほかにも様々な症状に対応できます。痛み・しびれ・自律神経症状でお困りの方はご相談ください。線維筋痛症やがんの疼痛など痛み疾患もご相談が多いです。また弊所は根拠に基づいた医療(EBM)を重視しますが同時に、それだけでは対応できない個別性も重視しています。こちらに掲載している「改善までの目安」は主観に基づく目安です。わからないことがあれば何でもご相談ください。*写真・赤字をクリックすると詳細ページに飛びます。

(1)頭痛・片頭痛(群発性頭痛)

原因不明。長年頭痛に悩まされている・・・。群発性頭痛・偏頭痛・片頭痛・三叉神経痛ほかたくさんの方がいらっしゃってます。薬で改善しない・・・鍼灸はたくさんのエビデンスがあります。ぜひ一度ご相談ください。

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(2)自律神経失調症

寝れない、イライラする、つばが飲み込めない、鬱っぽい感じがする、朝起きられない、めまい・耳鳴り、胃腸の不調、動悸・・・他

病院に行ってMRI、CTなどの精密検査したけど検査をしたが特に異常なし。自律神経失調症(身体表現性障害・不定愁訴)と診断されたが何をしていいかわからない。「鍼灸」が有効です。
すぐにご相談ください。

(3)産前・産後の骨盤調整

産前産後の骨盤調整や疼痛調整はママさんたちから非常にリクエストが多いです。弊所は東京指定の「赤ちゃんふらっと」施設にも登録されています。バウンサー用意しています。授乳・おむつ替えスペースも完備。完全個室です。産前産後の骨盤調整、腰痛、ひざの痛み、産後うつ、腱鞘炎のどの痛み、逆子(お灸が有効)等ご相談ください。

 

*妊娠中の腰痛や肩こりでお悩みの方はこちら・・・

 

(4)しびれ(坐骨神経痛)・麻痺(顔面神経麻痺など)

なかなか改善しないしびれ顔面神経麻痺など施術実績が多数ございます。回復度合いが変わることもあるため早目にご相談ください。坐骨神経痛、頸椎ヘルニア、腰椎ヘルニア、脊柱管狭窄症などでお困りの方の来所も多いです。

(5)四十肩・五十肩

整形外科の治療や薬だけではなかなか改善しない四十肩や五十肩のお悩みはすぐにご相談ください。*現在行ってる治療を否定しません。併用も可能です。

 

(6)肩こり

様々な原因で肩こりになります。一言で肩こりと言っても原因は様々です。重度の肩こりも解消するノウハウがあります。

(7)腰痛

ほとんどの場合で腰痛は改善しますがシップを貼っているだけ、痛み止めを服用だけではなかなかよくならないことも多いです。なぜ痛みが出ているのか?説明します。一度ご相談ください。

 

(8)ぎっくり腰・寝違えなどの急性症状

寝違え・ぎっくり腰・ギックリ背中等 急性症状はアイシング等初期の処置を正しく行うことで痛みがコントロールできます。*3から5回の施術でほとんど改善します。他の原因(ヘルニア・骨折等)疑われる場合は病院もご紹介いたします。

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・・・施術だけでなく説明もしっかりと行います。詳しくはお電話等からお問い合わせください。

必要に応じ病院紹介し、医療連携を行います

弊所に寄せられる様々なご相談に対し、鍼灸施術を行うだけではなく病院への受診も勧めることがあります。「肩が4日前からずっと痛む。どこに相談していいかわからない。」、「自律神経失調症に当てはまる気がする・・・どこに相談していいかわからない。」、「腰の痛みと痺れが引かない。何をどうすればいいのかわからない。」・・・など。上記のようなことでお困りの方はそもそも「病院に行けばよいのか?マッサージ?鍼灸?」、「誰に相談していいのか?自己判断でいいのか?」わからないのです。田無北口鍼灸院では施術を行うだけではなく

「どのタイミングで」

「どんな病院に行けばいいか?」

など適切にアドバイスすることもできます。お気軽にご相談ください。・・・たまに病院ギライの方もいらっしゃいますが病院の診察や投薬を適切に受けることはとても大切です。鍼灸という補完代替医療を生業にしていますが現代医学を否定することは一切せず補完的な関係でありたいと考えます。ご相談いただく一例です。「ヘルニアになっているかどうか?」、「うつ病かどうか?」、「骨折しているかどうか?」など。それらは診断基準があり自己判断やこちらの判断ではわからないこともあります。血液検査や精密検査が必要なこともあります。また放置しておくと結局はそのリスクがご自身に降りかかってくることもあります。その点についてもしっかり説明させてもらいます。病院で診察や投薬などの治療を受けながら弊所で鍼灸などの施術を併用が良い場合も多いです。お互いの良いところを生かし最速での症状緩和を目指す事を提案します。不安な方はいつでもご相談ください。

また病気は本人の自覚が中心となる「病」と客観的に診断できる「疾病」に分かれますが病の部分は病院だとなかなか対応ができません、(例 自律神経の不調、パニック障害、機能性ディスペプシア、つばが飲み込みにくい(梅核気、ヒステリー球症候群)、痛み(腰痛、慢性疼痛)、頭痛など)それらの違いについても説明をしっかりと行い症状改善を図ります。

<緊急性が疑われる場合>

痛みが強く歩けない場合など、緊急性が疑われる際には迷わず病院を受診することをお勧めします。弊所でご相談いただいても大丈夫ですが来るまでが大変なので迷った場合にはまずはお電話などいただけますと幸いです。

 

<ご紹介方法、情報提供方法>

お手紙でのやり取りをしながらクライアントさんの情報を共有することが多いです。弊所からクリニックの先生宛に「ご高診願い」(紹介状)を書きます。クリニックの先生から診療情報提供書を頂けることが多いです。その情報を施術にフィードバックさせることでより効果を出せると考えています。情報を共有しながら施術を行います。

 

<近隣のクリニック等・ご紹介実績>

整形外科

足の痺れが取れない。ヘルニアかも?、骨折の疑いがある、痛みがいつまでも引かない、などの場合整形外科への受診勧めます。整形外科では投薬や検査を行います。はり灸などの施術との併用もほとんどの場合で可能ですが医師の先生に一度相談されることをオススメします。医師の指示に従ったください。

 

<ご紹介例>

・ 40代男性 ぎっくり腰 → 

椎間板ヘルニア疑い の例

・ 50代女性 ぎっくり腰 → 

腰椎圧迫骨折 の例

・ 40代男性 四十肩 →

肩関節周囲炎の例

 

漢方内科

なんとなく調子が悪い、胃の痛みが取れない、アトピー性皮膚炎など。慢性症状でお困りの方で漢方と鍼灸を組み合わせたほうが良い場合、クライアントさんが希望される場合などご紹介しています。

<ご紹介例>

・ 20代男性 →

自律神経の不調・適応障害と診断された例

・ 40代女性 →

胃がん手術後の腰痛施術の例

 

皮膚科

皮膚感覚の異常や湿疹、アトピー性皮膚炎の方、帯状疱疹疑いの方などご紹介します。

 

心療内科

メンタル系(鬱・パニック障害)、自律神経失調症等のお悩みに対し紹介しています。場合にもよりますがほとんどの場合ではり灸との併用が可能です。

<ご紹介例>

・ 30代男性 パニック障害、自律神経失調症 

うつ病と診断 の例

 

耳鼻科

目まいや耳鳴りの方、睡眠障害をお持ちの方をご紹介することが多いです。めまい・耳鳴りなどは緊急性がある場合もありますし突発性難聴など早く耳鼻科での治療を行った方が
治りやすい疾患もあります。早めの検査を勧めます。

 

施術所・助産院

乳腺炎など母乳トラブルや育児相談などに女性の先生が対応してくれます。

 

■大学病院・総合病院への受診を希望する方へ

精密検査を希望する方や原因不明の疾患などで大学病院・総合病院での診察を希望する方は 近隣のクリニックを受診 → 紹介状を持って大学病院等へ というかかり方をお勧めしています。鍼灸院から直接かかると選定療養費がかります。またクリニックから紹介状をもらって大学病院等に行く方が画像データなどのやり取りもスムーズです。2度手間に感じるかもしれませんがまずはクリニックを受診し医師の判断を仰いでください。また大学病院の検査は100%病気を見つけられるという性質のものでもなく、疾患によっては確定診断が出るまでに時間がかかることもございます。ご理解くださいませ。田無北口鍼灸院→近隣のクリニック受診→大学病院等という流れで武蔵野赤十字、西東京中央総合病院、山王病院などにかかった実績がございます。鍼灸院でも精一杯患者様のフォローをします。何かあればご相談ください。

 

<鍼灸のエビデンス>

鍼灸のエビデンスはたくさんあります。特に「痛み」に関しての研究は多いです。また現代医学のガイドラインでも頭痛・腰痛・線維筋痛症などで比較的推奨度が高くなっています。医学研究学術団体の東方医学会に所属し街の鍼灸院からクリニックにクライアントさんを紹介し貢献するための研究活動を行っています。2020/02/09には学術大会で「鍼灸院での地域医療連携」に関する演題発表も行いました。クライアントさんだけではなく医師の方や看護師の方などの医療従事者からのご質問にもお答えします。お困りのことがある方は遠慮なくご相談・ご連絡ください。

田無北口鍼灸院
白石健二郎

宣伝素材撮影のため、無料施術モニター募集しています。

弊所、田無北口鍼灸院では施術モニターを募集しております。無料で施術を行います。宣伝素材の写真を撮らせていただいたり施術後アンケートを行います。詳しい内容は以下です。

< 内容 >

・ 施術時間、カウンセリング、アンケート合わせて約1時間になります。サービス向上が目的のため無料です。*そのあと何かを売り込んだりもしません。

< 条件 >

・ 通常業務の合間で行うため週に2名限定のコースになります。お一人様一回でお願いしています。

・ 土日、忙しい時間などはお断りすることが多いです。あくまで合間に行うサービスですのでご了承ください。

・ 事前にメールやお電話でご予約をいただいた限定とさせていただきます。早目のご予約をお願いいたします。

・ 鍼灸学生を優遇します。

・ 東京都西東京市田無町にあります田無北口鍼灸院で行います。が、出張等で行う場合もありえますのでお気軽にご相談ください。

・ HP等で使うための写真撮影を行う場合、顔を写さないでほしい方や名前を出さないでほしい方などは遠慮なく申し出てください。

* このサービスは予告なく終了することもあります。ご了承ください。

★ 若手アーティスト・俳優・音楽家の方などSNS等を使って宣伝にご協力してくれる方はご相談ください。空いた時間でのご対応になりますが複数回~モニター施術を受けることが可能です。写真撮影やSNS投稿などにご協力いただきます。

< 施術までの流れ >

まずはメールやお電話などでご連絡くださいますようお願い申し上げます。

kenjiroushiraishi@hotmail.co.jp

・・・また施術の感想を外部口コミサイトなどへ書き込みお願いすることもあります。(こちらは義務ではありません。)わからないことなどあればお気軽にご質問ください。

プリペイドカード、回数券の規約・Q&A*2022年12月18日改定

弊所のプリペイドカードであるPCGバリューカードや回数券に関する規約とQ&Aを公開します。疑問点があればメールやLINE@等でご連絡いただくか直接スタッフまでご相談ください。プリペイド会員の方は初診料なし、予約の場合施術料優待、オプション施術無料、ショート調整無料(週に1度)等のメリットがあります。その他にもポイントサービスがあります。

Q1、PCGバリューカードって何ですか?

→ 田無北口鍼灸院で使えるプリペイドカードです。電車で使えるSUICAのようなカードをイメージをしてもらえますとよいかと思います。3パターンの価格帯があります。

(1)30000円カード

8%32400円分のポイント

(メンテナンスコース約5回分)

*継続購入で10%33000円分のポイント

(2)50000円カード

11%55500円分のポイント

(メンテナンスコース約9回分)

*継続購入で12%56000円分のポイント

(3)100000円カード

12%112000円分のポイント

(メンテナンスコース約18回分)

*継続購入で13%113000円分のポイント

★上記はあくまでお願いです。1円単位での入金も可能ですがその際ポイントはつきません。1万円以上の入金をお願いしていますがケースバイケースです。ご相談ください。

2、使用期限はありますか?

→ プリペイドカードはありません。しかし6か月以上来院がなかった場合で使用意思のご連絡がない場合、ポイントはすべて消滅します。やむを得ない場合は除きますがお電話やメール・LINE等でも結構ですので必ず6カ月ごとに使用意思をご一報ください。また回数券は使用期限があります。ご注意ください。

Q3、プリペイドカードをなくした場合、再発行できますか?

→ できます。再発行代金1000円いただきます。

Q4、プリペイドカードは保険診療の支払いに使えますか?

→ できません。自由診療や物販のみご使用になれます。

Q5、家族や友人と一緒に同じプリペイドカードや回数券を使えますか?

→ 使えます。

Q6、 プリペイドカード・回数券を買いましたが気に入らないので返金したいです。

→ やむを得ない事情を除き、原則返金には応じておりません。転勤などやむを得ない場合はプラスチャージポイントを差し引いた額から30%の手数料を引いた額、もしくは残高ポイントが10000以下の場合5000ポイント手数料を引いた額で返金に応じます。

一例

30000円チャージ、32400ポイント発生。6600ポイント使用、残り25800ポイント。ここから返金の申し出があった場合プラス分の2400ポイントを引きさらに30%手数料を引き、16380ポイントなので16380円返金となります。

回数券39800円購入。初回ともう一回の施術を受けた場合、初回7150円、二回目11000円、そこから30%引かせてもらい15155ポイントなので15155円返金となります。

 

Q7、プリペイドカードチャージ、回数券の支払いはカードでもできますか?

→ できます。VISA、MASTER、AMEX、JCB、DINERS対応しています。Square社の決済で行います。

Q8、回数券やプリペイドカードをを購入したので優先的に予約してほしいです。

→ できません。予約を保証するものではありません。ご了承ください。

★ 継続購入の方へ

継続購入でさらにポイントアップ。30000円チャージは10%(30000円 → 330000ポイント)、50000円チャージは11%(50000円 → 55500ポイント)。ただし残り7000ポイントを切ってから1か月以内のチャージの方に限ります。またポイントを使いきらないでチャージすることが条件となります。

*反社会勢力への譲渡や転売等の行為はできません。発覚した場合はすぐに無効とさせていただきます。

エビデンスに基づいたヨガや呼吸・瞑想によるセルフケアを指導します。

田無北口鍼灸院ではセルフケアの一環としてヨガ・呼吸・瞑想の指導を行います。ヨガや瞑想と聞くと「宗教みたいでアヤシイ」、「ヨガスタジオに行きたいが女性ばかりで入りづらい」、「ヨガをやっている人はやせていてかっこいいので興味はあるけど敷居が高く感じてしまう」・・・等のお声をいただくことがあります。田無北口鍼灸院では男性でも、また軽い気持ちでもできるような「初心者・ご年配者向けのセルフケアプログラム」を提供しています。希望者にはPDFで印刷しお渡しします。

厚生労働省がeJIM(統合医療情報サイト)でヨガの科学的知見を紹介しています。

ヨガとは?その働きは?

ヨガは古代インド哲学に歴史的起源を持つ心身の訓練法です。それは精神的な訓練法として始まりましたが、身体や精神の健康を促進する方法として普及しました。古典的なヨガにはほかの要素も含まれていますが、アメリカで実践されているヨガは通常、「アーサナ/体位・姿勢」「プラーナーヤーマ/呼吸法」「ディヤーナ/瞑想」に重点を置いています。アイアンガー、ビクラム、ハタヨガなどの評判の良いヨガ流派は、これらの要素を重視しています。(厚生労働省eJIMより

ヨガは慢性疾患の人に有用ですか?

ヨガは、ある種の慢性疾患の人の症状を管理し、生活の質の改善に有用であるという有望なエビデンスがあります。従って、治療プログラムへの追加が有用となる可能性があります。厚生労働省のページでは下記のような疾患とそのエビデンスが紹介されていますが他にも慢性疼痛(なかなかよくならない痛み疾患)や腰痛、うつ病などの症状緩和の臨床研究も多数存在します。

がん

2018年に行われた、さまざまながん種の患者においてヨガを利用した138件の研究(参加者計10,660例)の評価では、ほとんどの研究で、ヨガが患者の身体的、心理的症状と生活の質を改善することが認められました。多くのヨガの研究は、乳がん患者とサバイバーに焦点を当ててきました。2017年に行われた乳がんの女性を対象とした24件の研究(計2,100例を上回る参加者)のレビューでは、ヨガが疲労や睡眠障害を軽減し、健康関連の生活の質を改善するという中程度の質のエビデンスが認められました。ヨガの効果は、ほかの運動の効果と類似しており、教育プログラムの効果よりも優れていました。

 

多発性硬化症

2014年に行われた7件の研究(参加者670例)のレビューでは、ヨガは多発性硬化症の人の疲労と心的状態に短期的なベネフィットがありますが、筋肉機能、認知機能、または生活の質に影響しなかったというエビデンスが認められました。疲労に対するヨガの効果は、ほかの運動と同様でした。

 

慢性閉塞性肺疾患

(Chronic obstructive pulmonary disease:COPD)2018年に行われた10件の研究(参加者計502例)の解析では、ヨガがCOPDの人の身体能力(規定時間内に規定の距離を歩くことができるなど)、肺機能、生活の質を改善し得るというエビデンスが認められました。

 

喘息

2016年に行われた喘息に対するヨガの15件の研究(参加者1,048例)のレビューでは、ヨガはおそらく、生活の質と症状のわずかな改善につながるだろうと結論付けました。
ヨガなどの補完療法は、決して喘息治療の代替として利用すべきではありません。(厚生労働省eJIMより

ヨガを行う上での注意点

無理をしない(痛みが出たらセルフケアを中止とする)、あくまでも補助療法として考え鍼灸師や医師にも頼る、合うあわないがあるので期待しすぎない

などが上げられます。補完代替医療全般に言えることですがあくまでも症状緩和に役立つものであり自分の体調を見直すきっかけとなるものです。医師の診断や投薬治療が有効なケースもたくさんあります。ヨガや鍼灸も上手に利用し、上手に医師や病院にも頼るすることが肝要です。詳しくはご相談ください。

「初めての方は是非お読みください。」

弊所の入り口には、鍼治療(はりちりょう)を初めて受けるための方へのご案内ポスターが貼ってあります。ここでも紹介しておきますので参考にしていただければと思います。

*お断り*

昭和の時代に作成されたポスターのため鍼灸の施術を「治療」と表現していたり、また「治る」・「医術」などの言葉も使われていて現在の法解釈に当てはめるとやや問題があると感じる表現が多いです。そのため、ここでは「現代風の表現」に修正しご紹介します。詳細を知りたい方は弊所入口のポスターをご覧になってください。

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一、鍼(針)は痛くありません

用いる鍼は直径が髪の毛ほどの細さでせいぜい蚊に刺される程度の痛さです。もしあなたが二、三ヶ所の施術でとうにも我慢できないということでしたら施術は中止します。でも弊所では自信を持っておすすめできますので施術中の恐怖感・緊張感・不安感は全く不要です。

一、反応及び副作用について

施術後一時的にいろいろな症状が出てくることがあります。これを漢方で瞑眩(めんげん)といってむしろ効果が表れる証拠とされていますからご心配はありません。時がたてば必ず良い結果を期待できます。薬のような習慣性や副作用はございません。

一、施術効果と施術回数について

鍼灸治療の効果は発病して日の浅い病気ほど効果があります。一回の施術で激しい症状がぴたりと軽減することがしばしばありますが慢性症状になりますと気長に続けなければ効果は現れません。施術は毎日続けたほうが効果的ですが症状により一日おき、二日おき、または一週間に一回程度で軽快してゆく場合もありますから指示通りにご来所ください。

一、養生について

どんな治療法でも養生が必要です。再び病苦に悩まされないためにも施術期間中は次の事項を守ってください。

・ 睡眠は十分にとること

・ アルコール類は飲まないこと

・ 食事は腹八分目のこと

・ 刺激性食品 不消化物は取らないこと

・ 雑事に気を使い精神を疲労させないこと

一、その他

その他必要に応じて注意しますが最も大切なことはあなた自身が病気を治そうとする心構えです。鍼灸治療は病気ばかりでなく体質を改善し病気にかかりやすい素因を除いてくれます。定期的な施術をすることにより疾病を予防し体力の向上を図り健康管理の術としてその真価を発揮します。