田無北口鍼灸院のご利用方法

田無北口鍼灸院のご利用方法

弊所のご利用方法を書面にて初回来所時に皆様にお配りしています。同じものをこちらでもPDFと一緒に公開します。来所を検討している方も参考にしてみてください。

⒈来所

どこか辛い症状が体に出た為に相談に来る方が多いです。また誰に相談していいかわからない方もいらっしゃいます。まずはご来所していただき良くお話を伺います。

2.相談・施術計画

ご相談に応じ、施術計画を立てます。まずは症状を楽にするための計画を立てます。必要に応じ病院等も紹介します。★最初に集中的に来所。徐々に回数を減らすような通院方法が理想です。

3.施術

施術計画に基づいた施術を行います。なるべく連続で来ていただきます。また予約制で施術を行います。「時間が空いたときに施術を受ける」というスタンスですとよくならないことも多いためスケジュール確保し治療に集中してもらいます。

4.メンテナンス

ある程度症状が落ち着いたら、今度は期間を開けてメンテナンス目的の施術を行います。月に2回~4回というパターンが多いです。★「症状を取ること」のみに集中し、メンテナンスを軽視することはオススメしません。セルフケアでもよいので定期的に自分身体見直ししましょう。

こんな方にピッタリ

病院他所ったがくならなかった。

自律神経の不調(めまい・動悸・耳鳴り・腹痛など)、四十肩や五十肩、腰痛や坐骨神経痛などのひどい痛みや稼働制限、しびれなどでお悩みの方へ適切なご提案。

・ 持病があるので調子を整えたい。常に良い状態でいたい。

自己免疫疾患、膠原病、難病など持病に考慮した施術を行います。飲んでいるお薬などの情報もお聞きし常にベストの状態を目指します。

健康きれいになりたい

産前産後の調整、美容目的の鍼灸なども行います。

→ 周りでお困りの方いたらご紹介ください。お話を聞かせてもらいます。

強い症状がある方へ

・ 痛みや症状が悪化している

・ 何度か鍼灸治療を受けても変化ない

・ 発熱や血圧の変化を伴う

・ 持病があるため不安 等

上記のような場合すぐ遠慮なくご相談ください。医師の介入が必要な場合、近隣のクリニックを紹介し、連携しながら施術します。ご安心ください。

PDFはこちら。

機能性ディスペプシアと鍼灸治療について。

機能性ディスペプシアという病気をご存知でしょうか??以前は「神経性胃炎、慢性胃炎、ストレス性胃炎」などと呼ばれていました。潰瘍、がんなどの器質的な異常がないのに胃のもたれや不快感、食後の胃の痛みや膨満感など機能的な異常が続く状態を指します。

症状だけでは機能性ディスペプシアと診断を下すことはできません。他の病気でないか?腫瘍などはないか?炎症はないか?など超音波検査・内視鏡検査等を行い判断します。これは医師により行われ、確定するまでに時間を要することもあります。RomeⅢ分類では6か月以上前から症状があり最近3か月に症状(胃もたれ、早期膨満感、心窩部痛、心窩部灼熱感)のいずれかがあり検査で原因となる疾患を確認できない場合に診断されるとあります。お薬はボノプラザンフマル酸塩錠(タケキャブ)等が出されることが多いです。しかしながら、お薬だけではなかなか効果を感じずに鍼灸や漢方治療に期待する方も一定数いらっしゃいます。

なぜ、病院のお薬だけでは改善しないか?

病院の治療やお薬が役に立たないという意味ではありません。症状改善に効果があるのは間違いないです。しかしこの病気は機能異常の問題であり、体質や生活環境など様々な原因があり結果として起こるものです。そのため薬で症状が一時的に良くなってもまた元に戻る等、なかなか改善しないのです。

近年では、いわゆるコロナ後遺症の一環として機能性ディスペプシアのような症状を訴える方もいらっしゃいます。感染症や、ストレス(PTSD)が関係するという説もあります。(参考1)またエビデンスははっきりしませんが双極性障害、パニック障害、うつ等の既往歴がある方もいらっしゃいます。

以下によくあるケースを上げます。

・そもそも発生原因や症状に個人差があるため。

・緊張してコリが強いため。

→個人的見解ですが、胃の不快感を訴える方で背中にコリが強く出ている人は多いと感じます。

・やせ形で冷え性など体質に問題あるケースがあるため。

・人間関係や生活習慣にストレスを感じているため。(または過去に感じていた。)ほか

機能性ディスペプシアと東洋医学

現代医学ではなかなか改善しづらい病気の一つとも言えますが東洋医学的には比較的改善することも多いです。

東洋医学的には(ケースバイケースですが)「肝」が強くなり「脾」(消化器)に悪影響を与えている状態だと考えます。バランスを整えることで改善が見込めます。漢方薬は病院でも処方され、六君子湯(りっくんしとう)は日本消化器病学会のガイドラインにも記載されています。(参考2)鍼灸治療では背部にある「胃の六つ灸」と呼ばれるポイントが昔から消化器改善のツボとして有名です。(参考3)

私は鍼灸治療を行うと効果は出せるのではないかと考えます。背中のコリや肋骨を緩めたり足先を温めたり、肝鬱をとると改善することも多いです。またタッチセラピーであるため緊張をとり自律神経やホルモンのバランスを整えることも効果があります。お薬を使わない治療法であるため、薬が増えないことも魅力の一つでしょう。ただしガイドラインでは鍼灸治療が機能性ディスペプシアに有効だというはっきりとしたエビデンスはまだないことが記載されています。そのため弊所では病院(内科、漢方内科など)の補助療法(併用)として鍼灸を行うことを推奨しています。

改善実績

先日は喜びの声もいただきました。詳しくはこちら

機能性ディスペプシアについての症例を学会発表した実績もございます。お困りの方は一度ご相談ください。お話をしっかり伺ったうえで鍼灸の利用方法などしっかりご説明させていただきます。

 

参考

1:機能性ディスペプシアの考え方

2:日本消化器病学会 機能性ディスペプシア

3:内臓痛 ・消化器機能 ・消化器症状 に対する鍼灸の効果

薬で改善しない、しつこい痛み(慢性疼痛)に鍼灸治療を加える事をオススメします。

腰痛などを「身体の部位がとにかくずっと痛い。という方がいらっしゃいます。これらは慢性疼痛と呼ばれ薬だけではなかなか改善せずに困っている方も多いです。すべてではありませんがこれらのしつこい痛みに鍼灸が有効なことが多いためその理由を含めてまとめていきます。

痛みの分類

痛みは大きく以下の3つに分かれます。その際に使われる薬剤も様々でその症状に合わせて医師が判断し痛み止めだけではなく抗うつ薬や抗てんかん薬などが処方されます。

1、侵害受容器性疼痛

炎症成分・発痛物質の増加で起こります。組織の損傷を感知して起こる痛みです。切り傷・骨折・肉離れなど・・・ほとんどの痛みはこれに当たります。変形性質関節症、がん、偏頭痛、緊張型頭痛などもこれに当たります。痛み止めの薬が有効とされています。痛み止め(NSAIDsのセルコックスやロキソンニンなど)や外用薬(バップ)などが処方されます。

2、神経障害性疼痛

神経線維が傷害されると起こります。例えば神経根の圧迫=手根管症候群 神経の損傷=糖尿病など また幻肢痛といって切断した手が痛むことなどもありますし帯状疱疹後の神経痛もこれに当たります。神経系が痛みに敏感な構造になってしまうため痛みの原因がなくなった後も痛みが続くことがあります。

神経ブロック注射や内服薬ではリリカやトラムセットなどが処方されることもあります。

3、中枢機能障害性疼痛

脳の疼痛記憶やストレス、鬱により痛みが増します。サインバルタやリーゼなどの抗うつ剤が処方されることもあります。

慢性疼痛とは?

数か月から数年にわたり持続や再発を繰り返す痛みのことです。通常以下のいずれかに当てはまる痛みは慢性疼痛とみなされます。

・ 痛みの元の原因になったケガや病気がなくなった後も3か月以上の痛みが続く

・ 数か月から数年にわたり再発したり消えたりする

・ 慢性疾患(がん・関節炎・糖尿病・線維筋痛症など)が原因で起こるものや治らないけがに伴うもの

慢性疼痛があると痛みに対する神経系の感度が非常に高くなってしまうことがあります。少しの刺激でも敏感になってしまうのです。(以下イメージ図)またある場所から別の領域へ痛みが放散することもあり、この場所をトリガーポイントということもあります。鍼灸治療ではこのトリガーポイントを狙って治療することもあります。

薬では治りづらい

病院ではリハビリなども行われますが薬物療法が主体となります。ケガや感染症による痛みは除き、薬だけでは痛みがなかなか改善しない場合もあります。以下に理由を列挙します。改善しない場合は病院や薬などに加えて鍼灸治療なども視野に入れていいかもしれません。

・そもそも発生原因が複雑で多岐に渡るため。

・上記の図のように繰り返し脳で痛みを認識することで、ちょっとしたことでぶり返し続けているため。

・冷え性や筋力低下など体質が関係しているため。

→鍼治療に加え疎経活血湯(そけいかっけつとう)などの漢方薬を使い体質改善を図りながら、痛み症状改善を提案することがあります。その際は漢方専門クリニック等をご紹介します。

・職場での姿勢や人間関係など環境が関係しており、そこが改善されていないため。

・筋肉の緊張が強いため。

・痛みに対し不安や恐怖を感じていることが大きなストレスとなっているため。ほか

病院とも良い関係を

とは言え誤解してほしくないのは「薬が悪い、役に立たない」という話ではありません。中にはなかなかよくならず精神的に参ってしまい薬そのものを嫌悪するようになってしまった方もいらっしゃるかもしれません。薬物療法による痛みのコントロールによりQOLを上げる事はとても意味があることです。が、同時に「薬だけで解決することが難しいこともある」と考えるとよいかと思います。慢性疼痛は特にそのようなケースに当たることが多いのです。

医療機関とも上手に付き合うとよいでしょう。例えばですが「原因不明の慢性的な腰痛だと思っていたら実は癌だった、自己判断で民間療法を行ううちに悪化してしまった。」という最悪のケースも考えられます。痛みや不調がある場合まずは原因を確かめることが良いでしょう。もちろん調べても、医師に相談しても分からないことはありますが「自己判断で原因が分からない」と「血液検査や精密検査をした上でよくわからない」ということの間にはリスクに大きな違いがあります。上手に医師や病院を頼りましょう。

鍼灸治療のメリット

以下のような理由から鍼灸治療をオススメします。

・比較的安全でエビデンス多。(参考1)

・筋肉を緊張緩和し血行をよくする。

→緊張が関係し痛みが生じている場合、鍼灸治療が非常に効果的です。

・鍼を刺すと脳内からモルヒネ用物質という鎮痛作用がある物質が出る。(参考2)薬を使わないためすでに沢山薬を飲んでいる人の選択肢に加えやすい。

・自律神経、ホルモンバランスの安定作用がある。

 

分からないことがあればまずは一度ご相談ください。


参考

1:慢性疼痛患者に対する鍼刺激が脳循環に及ぼす影響

2:明治鍼灸大学の研究

機能性ディスペプシア、慢性胃炎、、逆流性食道炎、慢性腸炎などと鍼灸治療

個人的な話ですが以前、「胃がん検診」のバリウム検査(健康診断)で再検査になってしまいました。特に自覚症状はなかったものの良い機会なので精密検査の「胃カメラ」を受けることにしました。

*余談ですが胃カメラというのは俗称であり「写メ」のようなものです。正式には上部消化管内視鏡検査といいます。まず血液検査が行われて肝炎ウィルスなどがないか調べたうえで検査を受けることになりました。幸い検査項目はすべて陰性でした!検査は食事を少し抜いた後行われました。喉から管を入れるため嘔吐反射が起こってしまい麻酔をしてもきつい・・・以下の写真はイメージ画像でしたがその場で異常がないかモニターに映しながら医師の先生が確認してくれます。その結果、胃がんではないものの慢性胃炎がありそこが潰瘍化していたことがわかりました。それ以来定期的に検診を受けるようにしています。

検査を終えてわかったことなど

まず初めに感じたのは「検査はとても大事」ということです。精密検査を受けなくてはわからないこともたくさんあるためです。例えば今回の内視鏡検査にしてもバリウム検査だけではわからないこともたくさんわかりました。また慢性胃炎はピロリ菌によっても起こるのでピロリ菌検査も受けることになりました。ピロリ菌は胃がんの原因にもなるので調べておきたいところ。

機能性ディスペプシア・慢性胃炎・逆流性食道炎・慢性腸炎などと鍼灸治療

実際問題、機能性ディスペプシア(胃の機能異常)や慢性胃炎などで困っているものの病院でもらった薬では症状が改善せず鍼灸院に相談に来る方は一定数いらっしゃいます。これは病院の治療がダメだという意味ではなくストレスや体質、生活習慣も関わることから薬ではなかなか改善しない分野だから起こる問題なのです。内科的なことは漢方と併用もオススメすることが多くこちらから漢方内科を紹介したりもできます。

また胃の機能異常や慢性炎症などは鍼灸治療が有効な場合があります。論文も多数存在します。なかなか改善せずにお困りの方はまずはご相談ください。

うつ・双極性障害・自律神経の不調・トラウマ(PTSD)・パニック障害等の治療選択肢に「鍼灸」を加える事をオススメします。

タイトルのような病気や症状で悩む方は多いです。投薬治療だけではあまり改善しなかったという声を聞くこともあります。しかし、最初にお伝えいておきたいのは精神疾患・トラウマや自律神経症状に対する治療は投薬治療が無駄・役に立たないということではなく「投薬治療だけでは限界があるため薬以外の選択肢も視野に入れるべきはないか?」ということです。通常の治療に加えて補助療法として鍼灸を選択してみるのもいいかもしれません。その理由等について以下詳しくお伝えします。また各病気はそれぞれ定義も発生機序も症状も違うものですがここでは「薬だけでは治りづらく、精神的ストレスを伴う事が多い」という共通の観点からまとめています。ご了承下さい。

投薬治療とその限界について

例えばうつ病ではセルトラリン、パロキセチン、フルボキサミンなど様々な薬が出されます。うつ病やうつ状態の時は、脳の神経細胞をつないでいる神経伝達物質の機能が低下し気分や意欲に関係するセロトニンやノルアドレナリンなどの機能が低下するため情報伝達に支障を来しているのではないか?と考えられ、SSRI(セロトニンを増やす薬)などの抗うつ薬がだされるのです。投薬治療は薬の効果を均一化できるため広く普及し、一定の効果を上げています。しかしながら「病院の薬だけではあまり改善が見られなかった。」という声をしばしば聞くこともまた事実です。

一例を挙げますと、本邦においては平成26年に衆議院で心療内科の薬が多剤処方傾向にありこれが適切かどうかの質問が出されました。(参考1)投薬治療中心の精神科医療が必ずしもうまくいっているわけではないという現状が浮かび上がってしまったのです。

またアメリカ医師会のレビューではすべてのうつ病・うつ状態に対して、必ずしも薬が効果的である訳でないことが示されました。これはうつ病の患者さんに、抗うつ薬を投与する群とプラセボを投与する群とにランダムに分けて比較した複数の臨床試験をまとめて解析した研究なのですが、重症のうつ病では抗うつ薬はプラセボよりも症状を改善させたものの、軽症のうつ病では明らかな差が観察できないことが明らかになったのです。(参考2)そもそもうつやトラウマによる自律神経症状などの治療を脳疾患モデルや薬物療法「だけ」で考えるべきではないのかもしれません。以下4つの根本的な事実を見逃している可能性がありますので参考書籍より抜粋して紹介します。(参考3 →は解説)

・私たちは互いを甚だしく害する可能性があるが、それを埋め合わせるに足るほどの、互いを癒す能力を持っている。

→人と人との関係性に目を向けることが大切なのではないか?

・言語は、自分の体験を伝えたり、知っていることを定義するのを助けたり、共通の意義を見つけたりすることで、私たちが自分自身を変える力を与えてくれる。

→言葉による回復や癒しを人間はそもそも持ち合わせているのではないか?

・私たちには、呼吸をしたり、動いたり、触れたりといった基本的な活動を通して、体と脳のいわゆる不随意機能の一部を含む、自分自身の生理的作用を調節する能力がある。

→人間のはそもそも自律神経の調整作用が備わっているのではないか?(自律神経の調整をしてくれる薬はそもそもない。)

・私たちは社会的状況を変え、大人も子供も安全に感じられ、成功できる環境を生み出すことが出来る。

→社会的な環境を整えることでよりよい人生を送ることが出来るのではないか?

なぜ薬だけではあまり改善しないことが多いのか?

繰り返しになりますが薬物療法が役に立たないという意味ではありません。しかし、薬だけであまり改善しないのには以下のような理由が考えられます。

・DMS-5などで以前は個人の苦悩として扱われたものも疾患とされ、ある時期から本来薬だけではあまり効果が出せない患者が増えてしまったため。(参考4)

・同じ病気でも発生までの順序も病態も違い個人差があるため。

・鬱や自律神経症状は原因がはっきり特定できるものは少なく、体質や社会的な因子(職場や家庭の人間関係のストレスなど)も大きくかかわるため。

・環境を整えないと再発することも多いため。など

薬以外の治療法

以下に自己コントロール感を高めたり自律神経を安定させたりする具体方法を挙げます。できることはいろいろと試す方が良いのですが少しずつ無理をせず行うことがコツです。そのためにもまずはセルフケアで行うような方法よりも専門セラピストとともに行うことが理想です。必ず医師等の専門家に相談することを忘れないようにしてください。自分で行うセルフケアは手軽である反面、安全管理や評価(効果があったのかなかったのか?の判断)ができないというデメリットもあります。

ヨガ:専門セラピストが指導してくれることもありますが、基本的にはセルフケアで行うことになります。呼吸を整え筋肉を緩める働きがあります。

鍼灸・マッサージ:鍼灸師やマッサージ師などの専門セラピストが行います。筋緊張改善や自律神経の安定作用が期待できます。

運動:専門セラピストが指導してくれることもありますが、基本的にはセルフケアで行うことになります。筋力の増強などの効果が見込まれます。

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing):専門セラピストが行います。眼球運動による脱感作と再処理法)は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対して、エビデンスのある心理療法です。

認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy):専門セラピストが行います。「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいますが、認知に働きかけて、こころのストレスを軽くしていく治療法を「認知療法・認知行動療法」といいます。

ニューロフィードバック:専門セラピストが行います。脳の神経活動を視覚と聴覚でフィードバックすることによって、望ましい脳の状態を作る心理療法です。

なぜ鍼灸が良いのか?

以下のような理由が挙げられます。薬物療法だけではあまり改善しないと感じている方はまずは緊張をとると良くなる事も多いです。補助療法として薬以外の選択肢をお考えの方は鍼灸を検討されることをオススメします。

・専門セラピストが介入を行い改善までのサポートをする。

・エビデンスも豊富で比較的安全。

・タッチセラピーであり体の緊張をとることができる。

・ホルモンバランス、自律神経の安定作用がある。

・実際にアメリカではPTSDの治療に鍼が使われる。(参考5)ほか

また精神疾患や自律神経症状だけではなく「痛みの問題」にも薬以外のアプローチが有効なことが多いです。分からないことがあれば何でもお気軽にご相談ください。

参考

1:精神科・心療内科・メンタルクリニックの質の維持と多剤処方についての診療報酬改定に関する質問主意書

2:Antidepressant Drug Effects and Depression Severity A Patient-Level Meta-analysis

3:身体はトラウマを記録する―脳・心・体のつながりと回復のための手法 第2章 心と脳の理解における大変革 適応化病気か?

4:うつの医療人類学

5:PTSDと鍼灸治療

 

逆子の鍼灸治療とセルフケア指導

逆子に対して鍼灸治療は有効か??という質問をいただくことが多いです。一般の方はなかなか知る機会もないかもしれませんのでこちらでもカンタンに紹介しておきます。結論から言いますと有効です。鍼灸治療が逆子の矯正に一定の効果があることを調査した資料があるのです。(全日本鍼灸学会)妊娠33週目の初産婦さんを260人集め、130人には鍼灸を行い、130人には鍼灸を行いませんでした。具体的には、至陰というツボへのお灸を片側15分間ずつ30分間、1日に1〜2回実施。出産時には鍼灸を行わなかったブループの逆子矯正率が58.5%だったのに対し、鍼灸を行ったグループでは76%もの方が矯正されたという結果が示されています。逆子や妊娠中の痛みなどでお困りの方はまずはご相談ください。*しかしながら必ず改善する、という性質のものではありませんし過度の期待は禁物です。あくまでも補助療法の一つです。まずはお気軽にご相談の上、施術を受けるかどうかご検討ください。

(1)逆子とは??

逆子は医学的には骨盤位といいます。一般的には胎児は分娩時には頭が恥骨の方にあって臀部や足が上腹部にある状態を正常位と呼んでいます。頭が上腹部にあったり臍の横にあったりする場合には分娩に時間がかかったり母子ともに危険なこともあります。それらの骨盤位を逆子、といいます。逆子の場合、帝王切開になることも多いようです。

(2)逆子の鍼灸治療はいつから?また治る可能性はどのくらい?

逆子が問題とされる28週以降からで十分ですが32週以降は成功率が下がるためそれまでに始めるのが理想です。その期間から施術を始め行った場合成功率は75%以上との報告があります。出産が近くなっている時期ならば逆子治療の効果はあまりないかもしれません。(リラックス効果・疼痛緩和効果などもあります。)

(3)どのくらいのペースで治療するのが良い?

週1,2回来所してもらいほかの日は毎日自宅でお灸してもらうのが一般的ですがケースバイケースです。

(4)どこにお灸をする??

三陰交や至陰というツボにお灸をすることが多いです。

(5)なぜ治るの??

東京女子医科大学の高橋佳代先生・窯付弘志先生らの研究によると至陰にお灸をすると子宮動脈やさい帯動脈の血流が良くなるということがわかっています。

その結果子宮の緊張が緩和するのではないかと考えられています。

(6)妊婦さんの不定愁訴

そのほかに妊婦さんは便秘・冷え・腰痛・肩こり・足のむくみなどの訴えが多いです。医学的な根拠はないものの足が冷えていたりむくみやすい方は逆子になりやすいという傾向があります。不定愁訴の改善が緊張緩和につながり逆子改善にも良い影響がいくからかもしれません。田無北口鍼灸院ではそれら不定愁訴の改善もお勧めします。

逆子の鍼灸治療はこちら

まずはお電話(0424974586)でご相談・ご予約ください。LINEからのご相談も可能です。初回7150円でカウンセリング、鍼灸施術を体験できます。こちらで施術を続けた方が良いと判断した場合は施術プランを提案しますのでご自身に合うようでしたら通院を検討してみてください。初回、「ホームページを見た」でお灸セルフケア指導+セルフお灸1シート(1,2週間分)プレゼントします。

場所は田無駅から徒歩3分、モスバーガー田無店と同じビルの3階にあります。わからない場合は遠慮なくお尋ねください。

*参考 医歯薬出版 「逆子の鍼灸治療」

全日本鍼灸学会「お灸で骨盤位(逆子)が治る

「鍼灸施術代を経費にしたい。可能か?」というご質問に関して。(福利厚生費、取材費、接待交際費等。)

タイトルのようなことを聞かれることがありますのでこちらにどのような場合に、何の軽費に該当するかについてまとめておきます。参考になれば幸いです。(あくまで目安でありケースバイケースです。最終的には専門家である税理士等にご相談ください。)

1,取材費

鍼灸院やマッサージ関係の仕事をしている方や、新聞や雑誌やWEBなどのメディア関係の方が取材目的で弊所の施術を受けられた場合は経費になります。

2,福利厚生費

社員がいる法人の方が、全員が施術を受けられるという規定を設けたうえでならば福利厚生費として扱われることがあります。(個人事業主の方や一人法人の方は福利厚生費にすることはできません。)役員だけが鍼灸施術を受けられる場合は経費でなく「給与」として扱われます。また、福利厚生費にしようと考えている場合は弊所と業務提携をした上で請求書支払いにすることも可能ですのでご相談ください。出張による施術にも対応できます。詳細はこちら

3,接待交際費

取引先の関係者を接待するために鍼灸院に連れて行った場合は接待交際費にすることが可能です。

 

参考:マッサージ代は会社の経費に落とせるの?

 

慢性副鼻腔炎と鍼灸治療 (痛み・頭痛・後鼻漏・鼻づまり・嗅覚障害・蓄膿症など)

(1)副鼻腔炎・慢性副鼻腔炎とは?

頭部には副鼻腔という空気で満たされた空洞がありますがここへ慢性的に細菌が感染した状態を慢性副鼻腔炎(蓄膿症)といいます。

(2)原因・症状

原因は自然口(排泄路)が慢性的に閉塞されてしまうことです。観戦の繰り返しによる炎症、ポリープ形成・アレルギー性鼻炎などによる粘膜の腫脹などが挙げられます。

症状は以下のようなものが現れます。

・ 鼻水

青っぱなのような膿の混じった鼻水が良く見られます。

・ 後鼻漏

のどに流れて気管支炎や咳の原因になることもあります。寝ている状態でのどに流れることが多いです。

・ 鼻づまり

粘膜が張れたりポリープになったりすると鼻詰まりが起こります。

・ 顔面の痛み、頭痛

頬や両目の間や頭部に痛みが出ることがあります。

・ 嗅覚障害

匂いが鈍感になってしまうことがあります。

(3)病院での治療

手術療法、投薬による保存療法があります。投薬は抗生物質を投与し最近の炎症を抑えることを期待します。手術療法はポリープの存在など薬が効きづらい場合に行われます。Bスポット療法という治療法を取り入れている病院もあります。膠原病などを伴う場合もあるためまずは病院を受診するのが良いかと思います。

(4)治りづらい??鍼灸治療と論文

・・・保存療法を選択したものの投薬であまり改善が見られない慢性化してしまう場合などあるようです。鍼灸院に相談にいらっしゃる方もいます。(下記のことだけではありませんが)わかりやすく簡単に説明すると鍼灸では首の周りの血流を促進し炎症を押さえる目的で施術を行います。慢性副鼻腔炎に対する鍼灸の治療、通常の投薬治療を比較した実験が海外で行われていて、その論文和訳が2006年、医道の日本という雑誌にも掲載されていました。通常治療・鍼灸治療はどちらもある程度の改善効果があった。ということがかかれていました。

昔から副鼻腔炎の治療を鍼灸で行うことは多いものの実験・エビデンスとしてはまだはっきりはしていないようでした。ただ副鼻腔炎そのものに対するエビデンスはそうであったとしても鍼灸は頭痛などの痛みや不快症状の緩和をはじめQOLの向上のお役に立つことはできます。もしも長引く慢性副鼻腔炎でお困りの方がいましたらお話をしっかり伺いますのでまずはご相談ください。

 

台風や急に寒くなった時期に頭痛が悪化してしまうという方への対策方法、頭痛の分類(偏頭痛・緊張型頭痛等)

台風の時期や急に寒くなった時期になると「頭痛がひどい」、「頭痛の改善をしてほしい」、「頭痛や肩コリがつらい」というご相談案件が増えます。傾向としては女性の方が多いといわれますが男性も少なくはないという印象です。結論から言いますと鍼灸の施術を受けますと楽になりますが頭痛症状は緊急性を要するものもあるため注意が必要です。

(1)なぜ台風の時期に頭痛がひどくなるのか?

とくに気圧の変化の影響を受けやすいという方が圧倒的に多く台風などが発生する時期に頭痛や関節痛など神経痛がひどくなるようです。敏感な方や症状が重い方になりますと台風が近づいてきたことがわかるという方までいらっしゃいます。台風などの気圧だけでなく温度や湿度などが原因でも体調悪化が起こるといわれていますがこれらは俗に「気象病」と呼ばれます。なぜ天気が体調に影響を与えるのでしょうか?原因はまだよくわかっていませんが脳の混乱が自律神経の変化を引き起こすからという説を提唱・研究している医師もいます。簡単に言いますとこんなメカニズムです。

鼓膜の奥にある「内耳」は気圧の変化を感じるセンサーがある。→その情報が脳に伝えられ交感神経や副交感神経(自律神経)の調整が行われる。→乗り物酔いしやすいなど敏感な人は自律神経のバランスが良くないため気象病にも悪影響を受けやすい傾向がある。*参考*「低気圧で体調不良を起こしやすい人の特徴」

あくまでも仮説ですがたしかにそのような傾向はあると思います。

(2)気象病の対策は??鍼灸もよいです

天気をある程度予測してストレスをためないようにする、という方法があります。台風が近づきそうな時期は無理をしない。飲みに行かない。夜更かしをしない。という対策方法です。自律神経はストレスや睡眠不足などで悪影響を受けますので最小限に減らすにはそのような対策も有効かもしれません。また日頃から鍼灸などの施術を受け体調を整えておくと自律神経の安定作用があるため悪化しずらくなったり気象病の影響を受けずらくなるでしょう。

(3)頭痛の分類と注意点に関して

偏頭痛のような脈を打つズキズキが出ている場合痛い部分を揉むなどしてはかえって症状が悪化することも多いです。注意が必要です。偏頭痛というのは血流が促進されると頭痛が悪化します。緊張型頭痛と呼ばれる筋緊張が原因で起こる締め付けられるような頭痛の場合は温めたり筋肉をほぐすと頭痛が緩和されます。・・・ただ緊張型と偏頭痛はどちらか片方が出るものではなく混在していることも多いです。温めたいけど冷やしたいという矛盾した状態になることも多いのです。経験のある鍼灸師ならばしっかり対応できます。ツボなどをうまく使い腕や足から血流を促進させたりすればこれらの矛盾を解消しながら体調も改善させることができます。また頭痛症状は上記2つのパターンだけでなく脳の問題などから生じる場合もありますので注意が必要です。ひどい吐き気を伴ったり発熱を伴う場合などはまずは医師の診断を受ける方が良いでしょう。*病院へ行くべきタイミングなどもお気軽に田無北口鍼灸院にご相談ください。

発達障害がある人・発達に課題がある人への鍼灸治療に関して

鍼灸治療が発達障害そのものを緩和するというエビデンスはありませんがストレスを和らげ、緊張を緩和する可能性があるため症状改善のお役に立てます。以下に情報をまとめておきますが発達障害をお持ち、またはその疑いがあり体調不良でお困りの方は一度お気軽に相談ください。専門的に診断してくれる医療機関を紹介したりしながら併用して鍼灸施術を受けることもできます。*似たような事例では、子供の起立性調整障害疑いを鍼灸施術を行いながら専門病院におつなぎした事例があります。

発達障害の定義とは?

発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています。(厚生労働省

脳の機能的な問題が関係して生じる疾患であり、日常生活、社会生活、学業、職業上における機能障害が発達期にみられる状態をいいます。 最新のDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)では、神経発達障害/神経発達症とも表記されます。(eヘルスネット・厚生労働省

DSM-5に基づいて診断基準や分類がなされます。

発達障害と「発達に課題がある」という状態の違いをとは?

「発達障害でなく発達に課題がある」という表現には、いくつかのニュアンスが含まれています。以下、それぞれの状態に関連する特徴や違いを説明します。

(1)発達障害

・明確な症状と診断:発達障害は、特定の症状や特徴が明確に現れ、これに基づいて診断が行われます。
・DSM-5(精神障害の診断および統計マニュアル)などの基準に適合:発達障害の診断は、一般的に国際的に受け入れられた診断基準に基づいています。
・症状が生涯にわたり持続:発達障害は、生涯にわたって続く可能性が高い慢性の状態であることが多いです。

(2)発達に課題がある

・特定の状況や期間に関連:発達に課題がある場合、それが特定の状況や期間に関連している可能性があります。例えば、一時的な学習の課題やストレスによる影響が考えられます。
・明確な症状がない場合も:発達に課題がある場合、明確な症状がないか、症状が一時的であることがあります。
・他の要因による可能性:発達に課題がある場合、環境の変化、一時的なストレス、他の健康状態などが原因となっている可能性があります。

簡潔に言えば、発達障害は比較的に持続的で明確な症状を伴う一般的な診断であるのに対して、発達に課題がある場合は一時的で特定の状況や期間に関連している可能性があります。ただし、具体的な状態や症状は個人によって異なり、専門家の評価が必要です。

発達障害の分類は?

eヘルスネット・厚生労働省の解説ページを参考にDSM-5の分類を紹介します。

発達障害は、いくつかの主要なカテゴリーに分類されます。以下に、主な発達障害の分類を示します。なお、これらのカテゴリーはあくまで広い範囲であり、個々の人が抱える症状や特徴は非常に多岐にわたります。

・注意欠陥多動性障害 (ADHD):短縮してADHDとも呼ばれます。注意の欠如、過動、衝動性が特徴で、学業や社会的な機能に影響を与えることがあります。

・自閉スペクトラム障害 (ASD):自閉症スペクトラム障害は、コミュニケーションの障害や社会的な相互作用の難しさ、独特な興味や行動の繰り返しといった特徴を持つ総称です。高機能自閉症から、深刻な発達障害まで幅広い症状があります。

・学習障害:読み書きや計算などの学習に関連する領域で困難を経験する総称です。ディスレクシア(読字障害)、ディスカルキュリア(計算障害)などが含まれます。

・知的障害:一般的な知的機能の発達が遅れるか、制限される状態を指します。IQが一定の基準以下であることが一般的な特徴です。

・発話・言語障害:発音、語彙、文法などの言語に関する困難が含まれます。言語発達障害や発声障害などが該当します。

これらの障害は、個々の人の特性や症状によって様々な程度で現れ、また同時に複数の発達障害を抱えることもあります。診断やサポートのためには、適切な専門家や医療プロフェッショナルに相談することが重要です。

大人になるまで発達障害が放置されてしまうケースがあるのはなぜ?

発達障害は子供だけというイメージがあるかもしれませんが大人もあり得ますし、また大人になるまで放置されるケースがあります。その理由は複雑であり、さまざまな要因が関与しています。以下はその主な理由です。

・軽度であるため気付かれにくい:発達障害が軽度である場合、症状が他の一般的な行動の範囲内に収まることがあります。そのため、問題があると気付かれにくいことがあります。

・社会的な期待の変化:子供時代から大人にかけて、発達障害の特徴は変化することがあります。また、社会の期待も変わり、大人になると共に異なる対応が求められることがあるため、発達障害が見過ごされることがあります。

・マスキングやコンピェンセーション: 発達障害を持つ人は、自身の困難に対処するために異なる戦略を学びます。これにより、一時的には症状が緩和されたり、他者に隠されることがあります。

・診断の難しさ: 発達障害の診断は複雑であり、専門的な知識と時間を要します。一般的な診断は子供時代に行われやすいため、大人になると診断が難しくなることがあります。

・周囲の理解の不足:発達障害についての理解が不足している場合、症状が異常であることに気付かないか、適切なサポートが得られないことがあります。

・自覚の不足:発達障害を持つ人自身が、自分の特徴が他と異なることに気付かない場合があります。また、気付いてもそれを受け入れるのが難しい場合もあります。

これらの要因が複合的に絡み合って、発達障害が大人になるまで放置されることがあります。早期の診断と適切なサポートが重要であり、理解ある環境でのサポートが提供されることで、大人になってからの生活の質が向上することが期待されます。

発達障害の人がストレスに弱いのはなぜですか?またできるセルフケアや対策はありますか?

発達障害を持つ人がストレスに弱いと感じる理由は、いくつかの特性や課題が絡み合っている可能性があります。一般的な特徴として以下の点が挙げられます。

・感覚過敏:発達障害を持つ人々は、外部の刺激(音、光、触覚など)に対して過敏であることがあります。過度な刺激がストレスを引き起こす可能性が高まります。

・社会的な適応困難:コミュニケーションや社会的な相互作用において適応が難しいことがあり、これが社会的なストレスや孤立感を引き起こすことがあります。

・予測困難性:変化への適応が難しいことがあり、予測可能でない出来事がストレスとなることがあります。

・コミュニケーションの困難:意思疎通が難しい場合、自分の感情やニーズを適切に伝えることが難しく、これがストレスの原因となります。

これらの理由から、発達障害を持つ人がストレスに敏感であると感じることがあります。しかし、適切なセルフケアや対策を取ることで、ストレスへの対処が改善される可能性があります。以下はその一例です。

・ストレス管理技術の学習: リラクセーション法、深呼吸、瞑想などのストレス管理技術を学ぶことで、ストレスに対処する能力が向上します。

・コミュニケーションスキルの向上:コミュニケーションスキルのトレーニングや、感情やニーズを適切に伝える方法を学ぶことが、ストレスの軽減に寄与します。

・予測可能な環境の構築:予測可能な環境を作り出すことで、変化に対処しやすくなり、ストレスを軽減できます。

・適切なサポートの確保:必要なサポートや理解ある環境を確保することが重要です。家族や友人、教育機関、職場などからのサポートが役立ちます。

個々のケースによって適したアプローチが異なりますので、専門家と相談し、個別のサポートプランを立てることが重要です。

鍼灸治療は発達障害の症状を緩和しますか?

以下は、鍼灸治療がストレスに対してどのように影響を与えるかに関する一般的なポイントです。

・リラックス効果:鍼灸治療は、鍼や灸を用いて特定の経絡やツボに刺激を与えることで、筋肉の緊張を緩和し、リラックス効果をもたらすことがあります。これにより、身体的なストレスや緊張が和らぐ可能性があります。

・自律神経の調整:鍼灸治療は、自律神経系を調整する助けとなることが報告されています。具体的には、交感神経(ストレス応答を活発化する)と副交感神経(リラックスを促進する)のバランスを整える働きが期待されます。

・ホルモンの調整:鍼灸治療がストレスホルモンや神経伝達物質のバランスを調整する可能性があります。これにより、ストレス応答が緩和されることが期待されます。

・睡眠の改善:ストレスが原因で睡眠障害が生じることがありますが、鍼灸治療が睡眠の質を向上させ、ストレスの軽減に寄与するとされることがあります。

YouTube動画:頭痛の応急処置1分で解説。まずは目の周りを冷やそう。

YOUTUBE原稿など含めこちらに掲載しておきます。動画は↑よりご覧ください。

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#頭痛 #頭痛改善  #片頭痛

<原稿>

皆様こんにちは。田無北口鍼灸院の白石です。動画をご視聴いただきありがとうございます。本日は「頭痛がぱっと消える!?セルフケア方法」についてお話させてもらいます。少し煽り気味のタイトルですいません。

まずは注意点からお話させていただきます。頭痛と一口に言っても色々な原因があって症状が出ます。セルフケアで対応できるのは基本的に緊張型頭痛や片頭痛といわれるような一次性頭痛です。脳の病気などが原因で頭痛が出ている場合や痛みがひどい場合などはセルフケアでは対処できません。

この動画をクリックした方はすでに病院でご自身の頭痛がどのタイプか?診断を受けていると思いますが、まずは自己判断ではなく病院で診察を受けることをお勧めします。

■頭痛の分類

はじめに頭痛の分類についてお話します。頭痛は一次性頭痛、二次性頭痛に分けられます。(日本頭痛学会より)二次性頭痛は病気や

国際頭痛分類第3版の大分類(2018年)

一次性頭痛
1.片頭痛
2.緊張型頭痛
3.三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)
4.その他の一次性頭痛疾患

二次性頭痛
5.頭頸部外傷・傷害による頭痛(例:むち打ちによる持続性頭痛)
6.頭頸部血管障害による頭痛(例:くも膜下出血)
7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛(例:脳腫瘍)
8.物質またはその離脱による頭痛(例:薬剤の使用過多による頭痛)
9.感染症による頭痛(例:髄膜炎)
10.ホメオスターシス障害による頭痛(例:高山性頭痛)
11.頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛または顔面痛(例:急性副鼻腔炎)
12.精神疾患による頭痛

■頭痛のセルフケアは冷やす→温める

セルフケアの方法と頭痛の特徴をお伝えします。偏頭痛の場合は冷やす。緊張型頭痛の場合は温めると覚えてください。片頭痛と呼ばれる頭痛は

目の周辺を冷やす。

頭痛(片頭痛・緊張型混合タイプ)の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・30代女性の改善例。

症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。*プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。以下は頭痛の症状が改善した例です。頭痛に悩む方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。

お名前 

中山恵子さま(仮名)

年齢

31歳(施術当時)

主な訴え 

首の疼痛・肩こり・特に左。肩甲骨の痛み。締め付けられるような頭痛。脈を打つ頭痛もある(ご本人談)

施術開始時期

平成27年06月25日

改善時期

平成27年07月31日(週に1度程度。全6回の施術。)

経過・状況など

デスクワーク。座っている時間が長い。細かいマウス作業も多い。台風の時や雨の日など天候で体調が悪化することがある。元々肩こりなど感じていた。(ご本人談)

(1)思い当たる原因

特になし。(ご本人談)

(2)弊所での施術・見解

まずは状態把握。肩甲骨周辺が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。漢方内科も併用することを提案した。

(3)経過・施術など

第一回 平成27年6月25日

猫背気味。肩こり症状もあり。 鍼灸、吸玉などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

第二回 平成27年7月01日

前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。偏頭痛症状に対してはアイシングも行う。

第三回 平成27年07月09日

改善傾向。リラックスできている。

第四回 平成27年7月15日

改善傾向。引き続き施術を受けたい。

第五・六回 平成27年7月25.31日

大分良くなっている。自宅でも肩甲骨を動かすよう指導。改善してきたので月に1回のメンテナンス施術に切り替える。

(4)総括

頭痛症状は緊張型・片頭痛型と混在している方が多いです。どちらか片方にはっきりと出るということはあまりなく緊張型であり偏頭痛も持っているのです。偏頭痛は冷やすと楽になり緊張型頭痛は温めると楽になるので矛盾した状態といえます。鍼を使いながら緊張そのものを和らげていくと少しづつ痛みを緩和できます。場合によってはアイシングも行いますし温めることも行います。矛盾した状態の身体のバランスを取るための施術を行います。

(5)ご本人のコメント

首肩のコリ、頭痛がひどく身体が痛くて常に元気がない状態だった。休日はどこにも行きたくない。1度の施術でもかなり軽くなります。身体がゆるむのも感じました。調子が上がったり落ちたりすることもありますが動けなくなったり辛すぎて落ち込むことが一切なくなりました。何か体調の不調が起きた時にすぐに相談でき駆け込める場所があるのも心強いです。

 

参考までに以下動画もどうぞ。病院も併用したほうがいい場合などは弊所からクリニックをご紹介したりもできます。