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    カッピング(吸玉・吸角)灸療法、オイルトリートメントについて。

    田無北口鍼灸院では鍼灸施術の補助療法として、以下のような施術を流れの中で取り入れて行います。(それのみ、の施術は承っておりません)

    カッピング灸療法:痕が残るのが嫌な方には無理にオススメはしませんが鍼灸施術にプラスして行うと、効果が高いために症状改善目的でも美容目的でも施術を行うことが多いです。

    オイルトリートメント(薬物灸) :美容だけでなく保湿にも効果があります。麻の実、馬油、エミューオイルなど・・・コンディションや状況に合わせて選べます。フェイシャルや肩甲骨や足などオイルメニューが可能です。鍼灸施術後の、皮膚の赤みを抑える目的でもオイル塗布施術を行っています。

     

     

     

    ・・・

    吸玉の効果は以下のようなものがあげられます。

    (1)血行をよくする

    吸引圧によって血管を拡張、血液循環を改善する。糖尿病による知覚障害や高脂血症による動脈硬化にも有効。

    (2)血液をきれいにする

    吸引圧により細胞の代謝をスムーズにする。持ち去られた代謝産物は肺や腎臓で処理された以外へと排出される。

    (3)皮膚の若さを保つ

    皮膚血管が拡張し血液循環量が増加・皮膚温も上昇。その結果新陳代謝が盛んになる。

    (4)関節の動きを滑らかにする

    関節周りの血流改善。滑膜からの分泌を促す。

    (5)神経の調整

    自律神経の安定作用がある。

    (6)内臓諸器官を活発にする

    自律神経を介して内臓反射。活発に。

    *緑書房「吸玉療法入門」参考

     

    またスライド法といってカップにオイルをつけ皮膚を滑らせていくやり方があります。リンパを流す目的などで施術を行いますが弊所の施術では行いません。

    子どもの肩こりとチック症に関して

    弊所では子供のためのチック症状でご相談に来られる方も数多くいらっしゃいます。

    ・・・

    だいたい小学校低学年から4年生くらいまでのお子さんが多いのですがそのようなお子さんはなぜか「肩こり症状」を訴えることが多いです。医学的にチックと肩コリは関係ないのでしょうがコリの不調・不快をチックとして体の外にでているという見方もできます。肩こり症状をやわらげリラックスさせてあげると少しずつ症状が和らいでくるが最初のうちはまたすぐに元に戻ってしまいます。

    いわゆる「疳の虫」(夜泣き・イライラ)などから移行しひどくなってチックとなり体に現れるケースが多いです。首から肩・肩甲骨の緊張を緩めるとチック症状も軽減することが多いです。弊所で鍼灸治療、および治療相談活動を行っていますとお子様の体調不良でお悩みの方も数多く来所されます。

    その中には病院で検査したけど異常なし。自律神経の問題・ストレスの問題といわれてどうしていいかわからず来所される方も多いです。

    症状としては以下のようなものが多いでしょうか?

    乳幼児~小学生くらいまで

    ・ チック症状

    ・ ヒステリー、キーキーいう(疳の虫)

    ・ おねしょ

    ・ ぜんそく

    ・ アレルギー性鼻炎 など

     

    小学生高学年~高校生くらいまで

    ・ のどの違和感が取れない(西洋医学でいうところのヒステリー球症候群)

    ・ めまい

    ・ だるさ、微熱

    ・ 耳鳴り

    ・ お腹が痛い

    ・ すぐ下痢をする(過敏性腸症候群)など

     

    病院で検査をされて特に異常がないことがわかっているならば弊所で施術を受ければほとんどの場合で改善します。また弊所は必要な場合小児科領域に強いクリニック紹介も行いますので安心して通院いただけると思います。トゥレット症候群などの診断をうけていないか?など事前に細かくお話も伺っていきます。治療に集中してもらい何度か施術を行って様子を見たいのでまずは一度ご相談ください。

    パーキンソン病と鍼灸治療に関して。

    明治国際医科大学の研究でパーキンソン病に対する鍼灸治療で

    ・ 日常生活動作

    ・ 精神症状

    において有意義な改善が認められました。(詳しくは上記リンク)

    ・・・たまに誤解されている方がいますが鍼灸施術を行うとパーキンソン症状がぴたりと治る、という意味ではなくQOL(生活の質)が著しく向上するということに意義があると考えます。詳しくは以下にもまとめていきます。

    <1>パーキンソン病とは?

    人間の脳は、大きく分け大脳、小脳、脳幹(のうかん)に分類されます。パーキンソン病では、脳幹に属する中脳の「黒質(こくしつ)」という部分と、大脳の大脳基底核(だいのうきていかく)にある「線条体(せんじょうたい)」という部分に異常が起こっています。私たちが体を動かそうとすると、脳の「大脳皮質」から全身の筋肉に指令が伝わりますが私たちの意図どおり動くように運動の調節を指令しているのが神経伝達物質「ドパミン」です。ドパミンは、脳の奥の「黒質」にある「ドパミン神経」でつくられています。

    パーキンソン病になると、このドパミン神経が減少し、十分につくられなくなります。結果、運動の調節がうまくいかず、体の動きに障害があらわれます。

    <2>パーキンソン病の症状

    運動症状・非運動症状がともに生じます。

    (1)運動症状

    手足がふるえる(振戦)動きが遅くなる(無動)筋肉が硬くなる(固縮)体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)

    (2)非運動症状

    自律神経系症状:便秘、排尿障害(頻尿)、起立性低血圧睡眠障害:不眠、むずむず脚症候群、REM睡眠行動障害

    精神症状:抑うつ、不安、無関心、(幻覚、妄想)など

    <3>パーキンソン病の段階

    ゆっくりと時間をかけて進行します。現在は効果的な治療薬もあり進行を遅らせることもできるようになっています。早い段階から治療をすることが大切です。
    ヤール重度分類 : 数字が大きくなるほど重度

    (1)症状は片側の手足のみ。

    日常生活への影響はごく軽度。

    (2)症状が両側の手足に。

    多少の不便はあっても、従来どおりの日常生活を送ることができる。

    (3)歩行障害や姿勢反射障害があらわれる。活動が少し制限されますが、日常生活は自立している。

    (4)両側の手足に強い症状あり。自力での生活は困難。介助が必要なことが多くなる。

    (5)一人で立つことができなくなる。車椅子での生活や寝たきりになる。全面的介助が必要。

    <5>パーキンソン病に対する鍼灸治療について

    前述しましたが鍼灸を行うとパーキンソン患者のQOLを向上させることができます。

    ・ 肩こり・腰痛など痛みや運動器疾患の改善

    ・ 便秘や起立性低血圧など自律神経症状の改善

    ・ 知覚過敏など感覚障害の改善

    ・ 不眠症や不安感などの精神障害の改善

    に鍼灸は効果があります。また事前によくヒアリングをし「どの段階まで進行しているのか?」「日常生活でどんなことに困ってるか?」「どんなことを改善したいか?」など詳しく伺っていきます。ご自宅に伺い出張施術なども可能です。まずはお電話などでご相談ください。

    治る人・治らない人の違い。医療者との信頼関係について。

    例えば腰痛、しびれなど何でもいいのですが同じような症状でも治る人・治らない人がいます。正確にいうと良くなる人・良くならない人かもしれません。「医療者(施術者)との信頼関係」が築けるかどうか?が大きなカギになります。詳しくは以下。*医療全般に言えることなので医師や施術者という書き方をしています。施術者は鍼灸師やマッサージ師等のことを想像していただけますとわかりやすいです。

    ・・・先日学校教育に長く関わっていた、という方とお話する機会があったのですがとても印象深いことをおっしゃっていました。「先生のことが信頼できないと勉強や教育は進まない。」という内容のお話でした。その話を私は「なるほどなあ」と納得しました。これは医療でも同じようなことが言えそうです。医療は患者さんと医療者(施術者)の信頼関係がないと成り立ちませんし良い結果が出ないことが多いのです。

    (1)患者側の問題

    以下のような方は要注意かもしれません。

    ・ 自己判断してしまう方

    自分で症状をネットなどで調べ多分これだろうと決めてかかり医師などを困らせてしまいます。

    ・ 約束を守らない方

    また通院のペースも自己判断してしまうため約束を守れません。治療が進まないこともあります。

    ・ 話を聞かない方

    医療者側にアドバイスなどをされても受け入れない方は結局は良くならないことが多いです。

    ・・・上記のようなことはすべて信頼できていないことや治療に集中できていないことに根本的な原因があります。もちろん医療者側に責任もあるでしょう。一例として挙げてみましょう。

     

    (2)医療者側の問題

    以下のような医師や鍼灸師・マッサージ師は信頼されないでしょう。

    ・ 説明しない医師(施術者)

    インフォームドコンセントと言って説明責任の重要さが叫ばれている昨今、説明しない人は不信感を招きます。

    ・ 話を聞かない医師(施術者)

    また病気の説明ばかりで患者さんの話が聞けない医師(施術者)も信頼関係が築けないことが多いようです。また大学病院など待ち時間だけ長く診てくれる時間や話を聞いてくれる時間が短いという構造的な問題も信頼関係が作れない原因になるようです。

    ・ 清潔感がない

    これは問題外かもしれません(笑)清潔感がないと嫌なのはどの仕事でも同じです。

    ・・・

    簡単にまとめてみましたがいかがでしょうか?いずれにせよ信頼関係が作れない治療は(鍼灸やマッサージなどの施術も同じです)良い結果が出ることが少ないのでやめておいたほうがいいでしょう。弊所では説明(カウンセリング)など施術以外のことも重点的に行ってます。信頼してもらえるよう全力を尽くします。

    *弊所では以下のような内容を掲示し最初にお読みいただいて納得していただけない方は施術をお断りしています。

    ´どんな治療でも「信頼関係」が大切です。「信頼関係を築けない場合」は施術を中止します。

    ・・・一例ですが「病院に行ったが話を聞いてもらえず、薬を出されただけで嫌な気持ちになった。」という経験を話される方は多いです。治療は提供側と患者側の双方向から行うものなので信頼関係が築けない場合、どんなことをしてもうまくいかないことが多いです。

    こちらとしてもしっかりとお話を伺い、ベストだと思われる施術や通院方法を提案します。しかしながら信頼関係が築けない場合は、施術をやめたほうが良いと思います。こちらがなにか提案しても「・・・いや、それは・・・」と否定されてしまうと治療は進みませんし、うまくいかないためです。また初回施術後に連絡先などをお聞きすることがありますが、『「はがき」・「メール」・「電話」・「LINE」など問わず一切連絡してこないでほしい。』という方とも信頼関係を築くのは難しいです。そのような方はよそへ行かれることをオススメします。

     

    左肩から腕の痛み、夜間痛(寝る時の痛み)いわゆる四十肩・五十肩症状に関して。田無北口鍼灸院の施術・50代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。肩を挙げづらい、左肩から腕にかけての痛みが強い、夜寝る時に痛む(夜間痛)いわゆる50肩のような症状が改善した例です。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    山本徹さま(仮名)

    年齢

    50歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・左肩の痛み。肩甲骨周辺の痛み・左腕の痛み。夜寝る時に痛くて不快・寝れない(ご本人談)

    施術開始時期

    平成29年07月12日

    改善時期

    平成29年08月09日(週に1度程度。全5回の施術。)

    経過・状況など

    普段はデスクワーク。座っている時間が長い。細かいマウス作業も多い。元々肩こりなど感じていたが動きが悪くなり痛みも出てきた。整形外科に行くべきか?迷ったがまずは弊所に相談しに来た。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    特になし。デスクワークを長年しているのでそれが原因かもしれない。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。筋肉や腱が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。また整形外科にて行う治療方法と鍼灸院でできることの違いなども説明。併用して治療を行うことがベストであり、まだ病院での診察を受けていないようならば今の状態を把握するうえでも併用し治療を進めたほうが良いと話した。ご本人が希望すれば整形外科への施術報告書なども作成し、医師に鍼灸の施術方針をお伝えしながら進めていくことも可能。ベストな方法を選択してもらう。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年7月12日

    元々猫背気味。肩こり症状もあり。

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉

    などで緊張を和らげる。

     

    第二回 平成29年7月19日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。

     

    第三回 平成29年07月26日

    改善傾向。リラックスできている。夜間痛が気にならなくなってきた模様。

     

    第四回 平成29年8月2日

    改善傾向。ただまだ緊張はあるため引き続き施術を受けたい。

     

    第五回 平成29年8月9日

    大分良くなっている。可動域制限もなくなってきた。自宅でも動かすよう指導。加療継続していくが2週間に一度、と少し間を開けながら様子を見ていく。さらに改善したら月に1回のメンテナンス施術に切り替える。

     

    (4)総括

    多少痛み・だるさが出るが50肩症状の場合よく関節を動かして改善を狙うことが多いです。鍼を使いながら動かしていくと少しづつ痛みを緩和できます。同時に整形外科や病院で診察を受けることの重要性もお伝え出来た。

     

    (5)ご本人のコメント

    40肩で左肩から腕まで痛みが出ていた。施術を受けて少しづつ痛みが和らいだ。それ以外に腰や頚もケアしてもらい同時に身体が軽くなった気がする。

    股関節の痛み・腰痛症、田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。座り仕事が長く元々腰や足にハリ感を感じていたがお子さんを抱えた時に左股関節に痛みが出てしまいました。

    お名前 

    高村幸太郎さま(仮名)

    年齢

    43歳(施術当時)

    主な訴え 

    左股関節の痛み、腰痛症、動くと股関節周辺に痛みが出る。(ご本人談)

    施術開始時期

    平成29年06月04日

    改善時期

    平成29年06月25日(週に1.2度程度。全5回の施術。)

     

    経過・状況など

    普段はデスクワーク。元々腰痛など感じていたが4月末頃から忙しくなり睡眠不足も続いていた。6/1に子供を抱えた時に痛みが出てそれから辛いのを我慢し過ごしていた。病院に行くべきか?どうしたらいいかわからないので相談しに来た。これから忙しくなるので早くよくしたい。過去に似たような症状で整形外科に通ったがあまりよくならなかった。薬ではよくならないと感じている。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    デスクワークを長年しているため腰痛は感じていた。忙しかったのもあり疲れていたのかもしれない。(ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。背中から腰が硬くなっている。股関節周辺も硬い。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。また痺れを伴う痛みが強い、症状が改善しない、などあればすぐに整形外科への通院もお勧めすると説明。(病院と併用することを勧める。メリットも説明。)よく症状や状況をヒアリング。まずは弊所で施術を行い様子をみていく。

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年06月04日

    元々腰周辺から骨盤の緊張が強い。

    肩こり症状もあり。

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉

    などで緊張を和らげる。患部は熱があるのでアイシング。

     

    第二回 平成29年06月6日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。アイシングはなし。

     

    第三回 平成29年06月10日

    改善傾向。リラックスできている。痛みの質が変わってきた。朝が一番辛いが楽になってきてる。

     

    第四回 平成29年06月17日

    改善傾向。

     

    第五回 平成29年06月25日

    大分良くなっている。可動域制限もなくなってきた。今後はセルフケア自宅でも股関節動かすよう指導。

     

    (4)総括

    股関節周辺の筋肉の緊張が強かった。股関節の状態が改善したので結果的に腰痛の状態もよくなった。座りっぱなしだと様々な場所に負担がかかること説明。今後はメンテナンスとセルフケアに努めてもらう。ご本人に書いてもらった施術感想も書き起こして載せておきます。

     

    Q1、施術前つらいと感じていたことを教えてください。

    腰痛・股関節痛

     

    Q2,施術後どうなりましたか?

    1度目の施術後から痛みが軽くなりその後の治りも早く良かったと思います。

     

    Q3,施術を受けるまでに不安なことはありましたか?

    初めての鍼灸施術でどんな施術をするのか?痛みがあるのかと少し不安でしたが先生の優しく丁寧な説明ですぐにその不安はなくなりました。

     

    Q4,改善してほしいところがあれば、お願いいたします。

    とくになし。

     

    ・・・しびれや痛みは改善までに時間を要することもあります。精密検査が必要なこともあります。症状に合わせて最適な対応をします。お気軽にご質問ください。

    頭痛・めまい・吐き気などの症状の改善に関して。田無北口鍼灸院の施術・40代男性の改善例。

    症状と改善例についてまとめていきます。・・・全員が同じように改善するわけではないと思いますが参考になれば幸いです。プライバシーに配慮するため個人情報等、多少脚色してあります。頭痛およびめまいや吐き気など自律神経症状が改善した例です。頭痛に悩む方は多いです。男性よりも女性が多い傾向にありますが弊所では相談に訪れる方の男女比は半々くらいの割合です。詳しくは以下・・・

     

    お名前 

    伊藤 隆さま(仮名)

    年齢

    48歳(施術当時)

    主な訴え 

    首の疼痛・肩こり・目の疲れ、肩甲骨の痛み・めまい・吐き気、胃の痛み締め付けられるような頭痛(ご本人談)

    施術開始時期

    平成29年09月20日

    改善時期

    平成29年09月26日 週に1度程度、現状2回の施術だが改善傾向。

     

    経過・状況など

    肉体労働とデスクワーク半分ずつ。車の運転も多く座っている時間も長い。運転中にめまいがしてぼーとしてしまい脳神経外科に相談。CT精密検査を受けたが異常なし。元々肩こりなど感じていたが症状が強くなってきて困っていた。誰に相談していいかわからなかった。(ご本人談)

     

    (1)思い当たる原因

    ゲームが好きでモニター画面を見ることも多い。目もつかれていた。(ご本人談)

     

    (2)弊所での施術・見解

    まずは状態把握。肩甲骨周辺から頭部・頸部が硬くなっている。痛みもあり。そこを改善するために鍼やお灸、関節運動などを行う。CTにて異常なしの診察は受けているが症状が改善しない場合や悪化した場合はすぐに医師に相談するよう説明。弊所から病院を紹介できる旨も伝えた。

     

    (3)経過・施術など

    第一回 平成29年9月20日

    頭痛の状態は締め付けられるような感じ。緊張が強いタイプ。肩こり症状もあり。目の疲れもあり周辺のむくみ感あり。

    ・ 鍼灸

    ・ 吸玉

    などで緊張を和らげる。体型のバランスも調整する。

     

    第二回 平成29年9月27日

    前回に引き続き緊張を取るための施術。関節運動も行った。痛みが和らぎ胃の不調も楽になってきた。(ご本人談)

    改善してきたが症状は強いためしばらく週1で施術。良くなってきたら月に1回のメンテナンス施術に切り替える予定でいる。

     

    (4)総括

    頭痛症状に加えて吐き気やめまい、胃の痛みなどの自律神経症状も出ていました。頸部から背中周辺の緊張が強くご本人もゲームのやりすぎなど思い当たる節があったためまずは緊張を取ることに集中してもらう。2回の施術でも大分良くなってきたことを自覚してくれた。今後も施術を行い改善を狙っていく。

     

    (5)ご本人のコメント

    伊藤 隆さま(仮名)

    年齢・性別

    48歳 男性

    現在の状況

    社会人25年目

     

    Q1、施術前に辛いと感じていたことを教えてください。

    めまいがして車の運転が15分くらいしかできず頭がボーッとして気がめいってました。頭痛や吐き気にも苦しんでいました。

     

    Q2,施術後どうなりましたか?

    めまいは徐々になくなりつつあります。以前の生活を自分自身で振り返ったり考えるようにもなりました。1週間で首の痛みも緩んできました。今後も続けていきたいです。

     

    Q3,施術を受けるとどうなりますか?

    自分の身体に変化があります。胃の不調の改善などあれ、と思うような意外な部位もよくなります。

     

    Q4,改善してほしいところがあればお願いします。

    とくにありません。

    「期待していたものと違う」というミスマッチを防ぐために、まずは無料でしっかりお話伺い弊所で対応可能かどうかのご説明をします。「できること・できないこと」などについてもお話します。

    弊所で施術を行っていますと様々なお問い合わせをいただくことがあります。その中には不安を抱える方の問い合わせも多いです。「本当によくなるのか不安」、「鍼灸をやったことないので不安」、「鍼灸院でいいのか?病院に行くべきか?」、「今までよそで治療を受けたが良くならなかったから不安」

     

    ・・・弊所ではまずはお話を無料で伺い弊所で対応可能かどうかのお話からさせていただきます。必要ならば無料で施術体験もしていただきます。

     

    こちらとしても期待されていたものと違うものを提供してお金をいただくのは本意ではありません。まずはお話伺い説明させていただきます。また代替医療全般に言えることですが様々なやり方があり最終的には合う合わないというところも大きいです。一例をあげますと同じ鍼灸でもよそのやり方と違うと思われる方もいるでしょう。例えるならばラーメン屋さんだと思って入ったらうどん(のような料理)が出てきて期待外れになってしまうこともあるかもしれません。そのため弊所では事前にできること・できないこと(やっていること・やっていないこと)の説明もさせていただきます。

    <できること>

    事前カウンセリング:どんなことでお困りかしっかりお話伺い弊所で対応できない場合は医療機関等も紹介。鍼灸それに付随したストレッチなどの調整・吸玉療法など

    トータルバランスケア:様々な手技を行っていきます。一つだけの方法ではありません。痛いところだけを施術するのではなく身体全体をよくするための施術、全体の緊張緩和・バランス調整を目的とします。

     

    <できないこと>

    辛い部分だけを揉んでほしい、鍼でとにかく強い刺激を入れてほしい:強刺激の施術は行わないことが多いです。

    クイックマッサージのような手技:時間内で肩だけ揉んでほしい・肩だけに鍼をさしてほしいなどのオーダーには応じておりません

     

    ・・・・無料施術体験も行っていますので遠慮なくお声掛けください。いずれにせよ納得したうえで施術を受けてもらった方が良い結果が出やすいと思います。よろしくお願いします。

    自律神経失調症の方へのカウンセリングシート

    田無北口鍼灸院では自律神経失調症やパニック障害うつ傾向で悩んでいる方に通常のカウンセリングシートとは別にカウンセリングシートをお渡しして質問を行っています。以下は質問内容の一部抜粋紹介です。実際に来所してもらったらもっと細かく質問していきます。自律神経症状が気になる方は以下のチェック項目に当てはまるかどうかやってみてください。耳鼻科領域(めまい・耳鳴り)でチェックがたくさんつく方はまずは耳鼻科に行き相談するのが良いでしょう。心療内科領域・内科領域も同じです。それぞれまずは病院で相談するのが良いかと思います。*鍼灸院では「病院に行ったが異常なし。だけどもいまいちスッキリしない」という方や「病院の治療にプラスして鍼灸治療をしたい」という方が対象になります。お問い合わせはこちら・・・またどの段階で病院に相談に行くべきか?迷う場合は遠慮なくご相談ください。

    <セルフチェック、質問内容>

    以下の質問に 

    はい か いいえ でお答えください。

    <耳鼻科領域>

    1  のみ込みにくいと感じたことがある。

    はい いいえ

    2  のどに違和感、又は何かつまっている感じがする。

    はい いいえ

    3  胃部の不快感、又は膨満感がある。

    はい いいえ

    4耳鳴りがする

    はい いいえ

    5めまいがする

    はい いいえ

    <内科領域>

    6  胃痛、又はみぞおちの痛みがある。

    はい いいえ

    7  嘔気(吐き気)がある。

    はい いいえ

    8  食欲不振がある。体重が減少している。

    はい いいえ

    9  下痢・軟便に悩まされている。

    はい いいえ

    10  便秘が何日も続く。

    はい いいえ

    11  便秘と下痢を繰り返す。

    はい いいえ

    12 便が出にくい、又は全部でない(残便感)

    はい いいえ

    <心療内科領域>

    13気分が落ち込む。気が滅入る。

    はい いいえ

    14 意欲・気力がない。

    はい いいえ

    15 不安(理由のない)

    はい いいえ

    16 体調不良で苦しい。

    はい いいえ

    17 イライラ・焦燥感がある。

    はい いいえ

    18 判断力、決断力低下。

    はい いいえ

    19 集中力低下。

    はい いいえ

    20 根気がない、仕事が続けられない。

    はい いいえ

    21理由のない悲しみ、いつも悲しく涙が出る。

    はい いいえ

    22 すべての事が虚しく感じられる。

    はい いいえ

    23しっかり眠れない

    はい いいえ

     

     

    <病院に行ってるかどうか?>

    病院へ行ったか?どのような検査を受けたか?

    どのような薬が処方されたか?

    どのような診断が出たか?

    なども細かく聞いていきます。

    また精密検査の情報も必ず聞きます。

    >>

    MRIやCTなどの

    精密検査は受けましたか?いつごろ受けましたか?
    MRI

    うけた ・ 受けていない

    CT

    うけた ・ 受けていない

     

    ・・・このほかにももう少し細かく質問させていただきます。詳細はスタッフまでお尋ねください。

     

    <実際に使用しているカウンセリングシート>

    参考までにご紹介します。

    なぜ田無北口鍼灸院には、自律神経失調症で悩む方が数多く 相談に訪れるのか??

    私は鍼灸師として15年以上活動しておりますが、
    自律神経の問題で悩み鍼灸院を訪れる方は
    非常に多いです。

    田無北口鍼灸院にも
    そのような方がたくさんいらっしゃいます。
     

    自律神経の不調でお困りの方へは
    鍼灸師の立場で
    なるべくわかりやすく

    説明することを心がけています。

    そもそも自律神経失調症とは、
    いったい何でしょうか?

    厚生労働省が管理する
    健康情報サイトe-ヘルスネットには
    以下のようなことが書かれています。

    「ストレスなどが原因で、
    自律神経である交感神経と
    副交感神経のバランスが崩れて

    出る様々な症状。」

    ・・・
    症状名だという事で

    病名ではないということがわかります。
     
    ではなぜ自律神経失調症で悩む方が
    鍼灸院に相談に来るのでしょうか?

    ほとんどの方は調子が悪くなると
    まず病院に行きます。

    病気になったり、ケガをしたり、
    といったことで病院を訪れるのです。

    そうするとお医者さん(医師)は、
    診察、診断をしてくれます。

    「検査の結果これは

    こういう病気ですよ。」

    といった具合です。

    ケガの場合は
    「肋骨骨折」
    など部位とケガの名前が
    そのまま診断名になることもあります。

    その結果、薬を処方してくれたり
    処置をしてくれたりします。
     
    ところ自律神経失調症と呼ばれる症状
    の場合、

    めまい、耳鳴り、

    疲れやだるさが取れない、

    気持の落ち込みがある、

    胃腸の調子が悪い・・・

    など様々な症状が現れますが
    病院に相談に行っても
    なんだかスッキリしない場合も

    多いようです。

    一例をあげますと

    胃腸の調子が悪く
    内科の病院に行き医師に相談。
    いろいろ検査をしたけれども

    特に異常がない。
     
    病気のカテゴリーには当てはまらず
    診断名がつかないからなのか、
    「自律神経の問題かなあ・・・」
    または
    「自律神経失調症かなあ・・・」
    などと医師に言われ

    「異常なしです。

    病気でないから安心してね。
    ストレスを避けてよく休んでね。」

    とアドバイスをされて終わり。
    とくに薬の処方なども処置もなし。
     
    しかしながら、
    そもそもどう休んでよいかわからない。
    病気じゃない、と言われたけども
    自分自身の自覚症状ははっきりと出ている。
     
    異常なしのはずなのに

    これはおかしいぞ、
    とインターネットなどから
    自分で情報収集をするようになり
    自律神経失調症に
    鍼灸が有効だという話を読んで

    鍼灸院を訪れる・・・

    病院ではなにもしてくれなかったが

    鍼灸ならば

    なんとかしてくれるんじゃないか?

    そのような期待を持ち
    鍼灸院へ相談に来るパターンが
    多いように感じます。

    私は自律神経失調症で

    悩んでいる方からの相談に

    数多く応じており

    それらの方々が

    回復するまでのお手伝いを

    沢山して参りました。

    その知識やノウハウをまとめ

    このサイトでも紹介していきます。

     

    少しでもお役に立てたら
    幸いです。

    *お電話やメールでご質問もお待ちしています。
     

    自律神経失調症と呼ばれる症状は様々ですし
    お困りごとも様々です。

    病院へのかかり方、

    鍼灸院でできること、

    自分でできるセルフケアなど・・・

    読んだ方が少しでも役に立つようお伝えします。

    何でもお気軽にご相談ください。

    田無北口鍼灸院から病院をご案内、併用しながら施術した例:整形外科 四十肩・五十肩 → 肩関節周囲炎

    弊所では以下のような場合

    病院などの受診を

    オススメすることがあります。

     

    (1)施術を行い改善しない場合や

    逆に悪化している場合

    (2)施術者の判断で

    専門家の判断を仰いだほうが

    良いと思われる場合・緊急性がある場合

    (3)クライアントさんが不安な場合

     

    また

    病院に行けばよいか?

    鍼灸院に行けばよいか?

    誰に相談すればいいか?

     

    不安で迷っている方も多い

    と思われます。

     

    弊所では、まずはしっかり

    お話を伺いどうすればいいのかのアドバイスを

    させていただきます。

     

    どんな場合で・どんな状況で

    病院や助産院受診を

    オススメすることになったのか?

     

    今回は症状が強かったため

    整形外科の治療と

    弊所の鍼灸施術を併用した事例です。

     

    プライバシーに配慮し個人情報などの

    状況は多少脚色し事例をまとめていきます。

     

    似たようなことでお悩みの方の

    お役にたてましたら幸いです。

     

    また不安な場合は自己判断せずに

    専門家に相談することをオススメします。

     

    クライアント名

    竹中 勇作さま(仮名) 40代男性

     

    来所日

    2017年8月中旬

     

    主な訴え・症状など

    左首肩のコリ・痛み

    背中をかく(結帯)動作ができない

    肩の動きが悪い

     

    (ご本人談)

     

    肩関節周囲炎いわゆる

    四十肩疑い。

    鍼(はりきゅう)をすることで

    痛みや関節可動域は改善するが

    炎症症状が強い場合

    治療が長期にわたることもあると説明。

     

    整形外科での注射(ブロック注射)

    や投薬(痛み止め等)も

    うまく併用するといいのではないか?

    とお伝えする。

     

    薬を飲むと治るわけではないが

    痛みがあって眠りの質が

    悪くなっているようならば

    整形外科にも通院することを勧めた。

    弊所では週1回程度の施術を行う。

     

    経過

    何度か施術を行い

    少しずつ回復してきている。

     

    8月末に

    「整形外科にも行きたい」と申し出。

     

    市内の整形外科をご案内。

    ご自身でHPなど調べてもらい

    興味を持ったようなので

    紹介状も書いて渡した。

     

    (1)整形外科での診察

    医師診察

    肩関節周囲炎と診断

    (お手紙にて診察内容を教えてもらう。)

    医師の指示に従ってもらいつつ

    弊所での施術も併用して受けるよう勧めた。

     

    総括

    四十肩・五十肩症状の場合

    疼痛が強く眠れない場合などは

    肩への石灰沈着が

    疑われる場合があります。

     

    一度整形外科での診察を

    受け薬物療法などと併用した方が

    良い場合もあります。

     

    本ケースでは

    クライアントが病院紹介を

    希望したために紹介状を書きました。

     

    同じようなことでお悩みの方や

    痛みがあるがどうすればいいかわからない方は

    お気軽にご相談ください。

    突発性難聴と鍼灸治療

    (1)突発性難聴とは?

    感音性難聴の一種で片方の耳が

    突然聞こえにくくなる病気です。

     

    一般的には40代から50代が

    なりやすいといわれていますが

    若い人がなることもあります。

    歌手の堂本剛さんや浜崎あゆみさんが

    患ったというニュース

    もあります。

     

    原因は

    不明ですが

    ウィルス感染や血液の循環障害が

    原因という説もあります。

     

    症状としては

    旧厚生省が1973年に

    診断の手引きを出しています。

     

    <主症状>

    1.突然の難聴。

    文字通り即時的な難聴、

    または朝、眼が覚めて気付くような難聴。

    ただし、難聴が発生した時

    「就寝中」や「作業中」など、

    自分がその時何をしていたかを明言できるもの。

    2.高度な感音難聴

    3.原因が不明、または不確実

    <副症状>

    1.耳鳴り

    2.めまい、および吐き気、嘔吐

    <診断の基準>

    確実例 :

    主症状、副症状の全事項をみたすもの

    疑い例 :

    主症状の1.および2.の事項をみたすもの

    *参考

    「突発性難聴 症例における問題点について」

     

    (2)なかなか完治しずらい

    突発性難聴になってしまうと

    なかなか完治しずらいという問題があります。

    前述した歌手の堂本剛さんも

    発症してからすぐ入院したようです。

     

    ストレスを避けて

    治療に集中するのに

    入院は有効な方法でしょう。

     

    堂本さんは売れっ子歌手なので

    スケジュールの調整など

    大変だったことが予想されます。

    通院しながらの治療はもっと大変でしょうね。

     

    また入院して治療したにもかかわらず

    治療は継続しているようで

    浜崎あゆみさんは現在も

    耳が聞こえずらい状態が続いているようです。

     

    耳の病気なので歌手に多いのかと

    思いますがそういったことでもないようです。

     

    (3)こんな論文もあります

    医師の先生がブログで

    このような海外の論文を紹介していました。

    地域医療日誌

    「突発性難聴に鍼治療は効きますか?」

     

    結論から言うと

    ・ 聴力は少し改善するかもしれない

    ・ ただまだ検討の余地が必要

    などといったことがかかれています。

    (興味ある方は詳細を上記リンクから

    見てみてください。)

     

    いまのところ

    特に有効な薬はないので

    鍼治療を受けたいという方が多いのも

    うなづけます。

     

    また血液の循環障害が

    悪影響を及ぼしているのだとしたら

    鍼灸は血流の改善にも効果があります。

     

    すべての方が何回施術を受けると

    必ず回復する、

    という性質のモノではないですが

    もしもお困りの方や鍼灸をご希望の方は

    一度ご相談いただければと思います。

     

    また耳鳴り症状も

    様々な原因で起こります。

     

    緊急性が疑われる場合などは

    病院での診察もオススメしますので

    お気軽にご相談ください。