産前産後のママさんに良く聞かれます。・・・骨盤ベルトの付け方について。

産前産後のママさんに良く聞かれます。・・・骨盤ベルトの付け方について。

結論から言いますと

お腹を凹ませて息を吸い込みながら・

自分のイメージより少し下

につけることが大事です。

 

*けっこう上・下に

つけすぎてしまっている方が多いです・・・。

詳しくは以下。

弊所でつけ方指導も無料で行います。

 

・・・

産前・産後のママさんをはじめ

弊所を訪れる方たちから

「骨盤ベルトの付け方を教えてほしい」

という質問を受けることが多いです。

 

(1)骨盤ベルトをする目的

まず骨盤ベルトの目的

ですが

骨盤周辺の筋肉・動きのサポート

と考えて頂けると良いかと思います。

 

似たようなもので

腰椎を固定するための

「コルセット」

などがありますがあれはまさに

固定が目的となります。

形は似ていますが目的は違います。

 

骨盤ベルトはサポート目的ですので

もしも着用して痛みが増すようだったり

効果がないようなら

無理にする必要はないです。

あくまでサポート、

と思っていただけるのが

良いかと思います。

 

(2)着け方について

実際に見てみないと何とも言えない部分

が大きいのですが

上すぎる位置や下すぎる位置に

着けてしまっている方が多いです。

 

大転子といって

腰のでっぱりの少し下の部分

を固定するといいです。

その周辺に重要な筋肉の付着部

がたくさんあります。

そこを締めるイメージで着けて下さい。

 

また産前以外、ならば

息を吸い込み胸を張りながら

お腹を少し凹ませた状態で

固定するのが良いでしょう。

お腹が持ち上がる感じにするのが良いです。

 

(3)どのベルトが良いのか?

どのベルトが良い?

という話もよく質問を受けますが

人それぞれであります。

 

トコちゃんベルト

などが有名ですが

それが一番良いということも無いです。

*もちろん良くできた商品だとは思います。

産前に着けて痛くないように作られてます。

 

いまはたくさんの商品が売っているので

ご自分にあったものを探すといいでしょう。

 

また前述した通り

痛みが強くなったり効果がないのに

無理にするのはあまり意味がないので

やめておいたほうがいいでしょう。

 

弊所でつけ方も指導しますので

質問があれば何でもどうぞ。

以下、院の様子動画です。

院内は個室に分かれています。

出産後から、首肩のコリを感じる、自律神経失調症になった、と思ったら実は「甲状腺ホルモンが原因だった」というケース。出産後甲状腺機能異常について。

 

出産してから、

「肩こりを感じるようになった・・・」

「めまいがする・・・」

「頭痛がする・・・」

というような自律神経症状のような

訴えをする方が多いです。

 

ほとんどの場合は産後育児の疲労、

生活習慣の変化

(赤ちゃんをだっこする機会が増える、

おむつ替えの姿勢による負担の増加等)、

による肩こりです。

 

・・・ですが、

「出産後、甲状腺機能が亢進し

肩こりになっている」

というケースも意外にあるのです。

主産後甲状腺機能異常です。

 

参考 

徳島県医師会

「出産後甲状腺機能異常症」

 

機能異常にも

亢進したり、減退したり

色々あるのですが

甲状腺機能亢進症になると

「バセドウ病」とよばれ

汗が出たり、だるさなどの

症状が出ることもあります。

その症状は色々です。

 

もしも産後から、疲れや、

動悸などを伴う肩こりを

感じるようになったら一度、

病院で血液検査もオススメします。

*弊所からクリニックもご紹介できます。

 

鍼灸などの施術により

安定してくることもあるのですが

検査をした方がいい場合、

投薬治療をする方がいい場合もあります。

 

タイミングについて、や

何科を受診すればいいか?、

などのご相談にも応じます。

 

当院にお気軽にお話ください。

労働災害(仕事中のけが)、通勤災害(通勤中のケガ)に関することも何でもご相談ください。

通勤中のお怪我、仕事中のお怪我では労災保険が使えます。

★ 健康保険は使えません。

 

労災保険を使うメリット 

以下のものが給付対象になります。

 

1.治療費

2.休業補償(賃金)

3.後遺症が残った場合の補償

などです。

 

ゼロ円でしっかりとした治療が受けられるので

通勤中や業務中にけがをしてしまった場合はしっかりと通院し、

一日も早く職場への復帰を目指しましょう。

 

<こんな場合、労災保険の適用>

 

☑ 仕事に行こうとして急いでいたら、

躓いて転んでしまった。

☑ 通勤中の満員電車の中で腰を痛めた。

☑ お客様のところに、

行った際に雨で滑って転んでケガをした。

☑ 仕事中に重いものを持ち上げた際、

腰を痛めた。

(給付が認められるかどうかは、

労働基準監督署の判断となります。)

 

・・・過去には、職場で受けた暴行が

労災として認定されるのかといった相談、

後遺症認定までの方法等も

ご質問されアドバイスした実績がございます。

 

また

「労災を使うと会社に

迷惑をかけてしまうのでは・・・?」

と考えている方がいますが、

それは大きな間違いです。

 

手続きも、複雑なことはなく、

所定の用紙に会社から

印鑑を押してもらうだけです。

煩雑な手続きなどフルサポートし

かかった医療費の請求などを

こちらで代行することも可能です。

 

★ 通勤中のケガで本来ならば

労災保険を使わなければならないのに

健康保険などを使い治療することは

「労災隠し」につながりますので

かえって会社に迷惑をかけてしまうことに

なりかねません。

 

まずはお早めにご相談ください。

あまり知られていませんが

労災保険を使って鍼灸治療を

受けることができます。

 

「扁鵲、六不治の病」の話。より。こんな人は治らない。当院のキャンセルポリシーなどについて。

・・・

扁鵲は中国の春秋戦国時代

(紀元前8~紀元前3世紀)

に生きたとされる名医で

様々な伝説が残されています。

 

現在も行われている「脈診」

(脈状から病状を診察する方法)

の創始者ともいわれています。

 

扁鵲には様々なエピソードがありますが

現代にも通じるようなものがあり

その中でも私が好きなお話を1つ

紹介させていただきます。

 

史記「扁鵲倉公列傳」より

徐廣曰;

「所病猶療病也。」

故病有六不治

一不治也;驕恣不論於理,

二不治也;輕身重財,

三不治也;衣食不能適,

四不治也;陰陽并,藏氣不定,

五不治也;形羸不能服藥,

六不治也:信巫不信醫,

有此一者,則重難治也。

 

・・・

これは「六不治の病」

と呼ばれ漢方医学の考え方の一つ

となっています。

扁鵲が「こんな患者は治らない」

と語るエピソードです。

 

 

1、驕り高ぶって道理のわからないもの

2、身体を粗末にして財産を重んじるもの

3、衣食の節度が保てないもの

4、陰陽ともに病み

内臓の気が乱れ切ったもの

5、やせ衰えて薬を服用できないもの

6、拝み屋(巫)を信じて医を信じないもの

 

・・・最初の1,2は

「親父の小言」のようなお話ですが

3,4,5と医学的な話が続き

6には医学の核心を突くような

お話がかかれています。

 

医学よりおまじないを信じる人は

治りませんよ

というのは現代でも

当てはまるお話でしょうね。

 

現代でも

病気になってしまった際に

標準医療を選択せず

エビデンスの乏しい代替医療を行って

(いわゆるニセ医学ですね。)

かえって悪化してしまう、という問題が

取りざたされることがあります。

 

芸能人の方、プロスポーツの方

などニュースで聞くことが多いのですが

ニセ医学といわれるものは

この問題を含んでいるかもしれません。

 

ニセ医学を行う人に問題があるのは

もちろんですが

ニセ医学を通常医学より信じる人は治りません。

 

これらの問題を

紀元前から扁鵲は指摘しているのです。

 

また

治療に集中しない人も絶対良くなりません。

治療に集中せずほかの予定を優先し

後回しすると結局はよくならず

あなたのためになりません。

治療に集中するようにしてください。

 

キャンセルポリシーについて

ご連絡なしでの

当日キャンセルは100%金額を

請求させていただきます。

 

直前キャンセルもほかの方のご迷惑になります。

ご理解、ご協力をお願いします。

 

 

以下、動画もご覧くださいませ。

「忙しいから予定がたちません。」という方へ。~そのままではあまりよくならないので治療・回復に集中した方が良いです。キャンセルポリシーに関して。

弊所で施術・相談を行っていますと

良くなる方もいれば

良くならない方もいます。

 

症状や状況にもよるので

一概には言えませんが

ほとんどの場合で

「治療に集中しない方」は

良くならないです。

 

どういうことかといいますと

・ 自己免疫疾患(橋本病・クローン病など)

・ 腰痛症(しびれ・ヘルニアなど)

・ 自律神経失調症(めまい・耳鳴りなど)

・ 頭痛(片頭痛・緊張型頭痛など)

・ 慢性疼痛

 

・・・何でもよいのですが

持病があったり

それに伴う症状があったりして

それを改善したいと思って

弊所へ来所される方が多いのです。

 

持病や生活習慣が原因で

症状が悪化している状態なので

休む時間の確保や、

治療のための時間確保が

まずは一番大切になってきます。

だから治療に集中いてください、

とお伝えします。

また病院に行くも

「検査の結果、異常ないです。」

「しっかり休んでください。」

「ストレスの問題が大きいです。」

などといわれていることもあります。

 

それでも生活習慣を変えず

「忙しいから治療のスケジュールが立たない」

「仕事や家の用事が空いた時間に治療しよう」

ということを言う方がいます。

 

鍼治療をやったところで

結局はよくならないことも多いです。

というよりも、そのような考えでは

何をやっても絶対によくならないでしょう。

 

まずはご自身のスケジュールを見直し

治療や回復の為の時間を確保することを

オススメします。

 

症状を改善させるということは

簡単ではありません。

治療に集中しましょう。

そうしなければよい結果が得られません。

 

ですのでこちらの指導を守れない方や

弊所の方針に合わない方

説明してもご理解が得られない方は

施術をお断りすることもあります。

 

・・・

例えば先日こんなご相談がありました。

・ 高血圧

・ 頭痛

・ 持病の糖尿病

をお持ち。

身体が疲れやすいので改善してほしい。

「でも忙しいから月に1度来れるかなあ??」

とのことでした。

良くご説明させていただき

弊所での施術はお断りしました。

 

治療に集中しない方はよくならないためです。

大事なことなので2回書きます。

 

忙しい・予定がたたない方こそ

まずは治療のためのスケジュール確保が大切です。

そうしなければあなたの身体は変わりません。

キャンセルポリシーについて

ご連絡なしでの

当日キャンセルは100%金額を

請求させていただきます。

 

直前キャンセルもほかの方のご迷惑になります。

ご理解、ご協力をお願いします。

田無北口鍼灸院を利用してほしい3つのタイミング。リラクゼーションとの違い。~こんな時はぜひ田無北口鍼灸院をご利用ください。

弊所をご利用いただきたいタイミングを

3つに分けてご説明します。

参考にしてみてください。

 

クイックマッサージ・リラクゼーションは

マニュアル的な施術を行いますが

弊所ではお話をしっかりお聞きし

問題点や解決したい点を把握したうえで

施術を行います。

 

そのため事前に

これまでに受けた検査や

現在飲んでいるお薬の情報、

ご自身の生活スケジュール

(どのくらいの頻度で施術が受けられるか)

など細かくヒアリングします。

 

来てもらったらすぐに

うつぶせになってもらう

 

などはしません。

よくお話を伺いますし

検査が必要だと思われる場合は

すぐに病院に行くようお伝えします。

 

どこへ行ってもよくならない

体調が改善しない、不安

といった悩みが深い方ほどぴったりかと思います。

以下ご参考までに。

 

1.病院に行きCTやMRIなど検査を受けるが

特に異常なしと言われた。

だけど不調が続いている場合。

 

・ 医師からはストレスと言われた。

・ これ以上良くならないと言われた。

 

病院(整形外科等)

に行ったけどあまり期待通りの結果を

得られなかった場合

 

などご相談ください。

お話をよく伺いご説明させていただきます。

ストレス性の耳鳴りやめまい症状

顔面神経麻痺など

ストレスの問題ならば

弊所で解決できることもあります。

ご相談ください。

★現在治療中の治療方法を否定したり

現代医学を否定したり

断薬を勧めたり一切しません。

ほとんどの場合で鍼灸と併用可能です。

極端なことは言いません。

 

2.どうして良いかわからない場合。

一例をあげると肩の痛みが強い場合

病院に行く?鍼灸?セルフケア?

など判断に困る、という方は意外と多いです。

弊所で適切なタイミングや

病院へのかかり方などについてもご説明します。

 

3.以下のような症状でお悩みの時。

症状が強い場合。

原因不明の不調、睡眠障害、腰痛、

自律神経、産前産後の不調、頭痛、

四十肩・五十肩・痺れ(ヘルニアなど)、

痛みが強い(慢性疼痛)

等で悩んでいる方。

 

弊所の得意分野です。

お話を伺いしっかりアドバイスできます。

 

 

・・・いずれにしても

「どこに相談してよいかわからない」

「どうしていいのかわからない」

など迷いましたらまずはお電話ください。

ご相談に応じます。相談は無料です。

 

逆に以下のような方は弊所に向きません。

別の施術所をオススメします。

 

・ 時間が空いたからリラックスしたい

→ 体調をよくしてもらうために

予定を開けて通院してもらいます。

 

・ 辛いところだけを揉んでほしい

→ クイックマッサージのような施術は行いません。

全体を調整します。

 

・ 忙しいから予定がわからない

→ 計画に沿って施術を行うため

あまりよくならないことが多いです。

 

参考までに動画もどうぞ

田無北口鍼灸院を利用してほしい

3つのタイミング

リラクゼーションサロンと

鍼灸院の違い

「痛くない鍼」と「熱くないお灸」について

たまに質問を受けるので

こちらでも書いておきますが

鍼は痛くないですし

お灸も熱くないです。

 

鍼は注射針を連想してしまう方がいらっしゃいますので

太さを比べた動画を作りました。

全然違うかと思います。

写真は以下です。

左が注射針、真ん中が鍼灸の鍼、右はライター。

鍼灸の鍼は髪の毛程度ですね。

刺さない鍼もあります。

当てるだけのもので「てい鍼」といいます。

コツをつかむと当てるだけで

筋肉を緩めたりできます。

必ずしも針を刺すのではないのです。

 

お灸も昔はやけどをさせましたが

今のお灸はそういったことは

しません。

提供

acworksさんによる写真ACからの写真

がんの手術後の腰痛症・めまいなどの自律神経症状に鍼と漢方内科でフォローし改善した症例。


弊所は病院と連携しているということを一つのアピールにしてます。今回は連携しながら施術した症例報告をします。がんの手術後腰痛になった患者さんを取り上げました。

病院と連携することでそのような持病を持つ方も安心して見れるようになるのは大きな強みでしょう。動画でも説明していますが鍼灸は補完治療がメインです。極端な話はしませんが安心して施術を受けてくだされば幸いです。(以下・症例)

>>>>>>>>

本症例は胃がんの術後4か月後より腰部・背部の痛み、およびめまい不調が発生し鍼灸治療と医師による漢方処方により症状が改善した例である。週に1,2回の鍼灸施術11回程度で症状が改善した。鍼灸院だけでなく医師の診察や処方による治療の相乗効果が示唆された。

お名前:

桜井 花子さま(仮名)45歳女性 主婦

初診:

平成30年3月5日

主訴:

左腰痛・背部痛、めまい、自律神経症状

既往歴:

胃がん

現病歴:

平成29年12月 某F総合病院で胃がん手術。1/3摘出。術後からしばらくして主訴である腰痛・背部痛、自律神経症状が発生。

平成30年2月頃、近所のF総合病院にて診察。シップ薬処方のみで満足が得られなかったため弊所を受診した。鍼灸治療に期待している。発生時期・発生状況は不明だが術後しばらくたってから主訴が気になり始めたとのこと。

家族歴:

特筆することは特になし

所見・方針:

全身の筋緊張あり。頸部・左背部の緊張がとくに強い。腰痛のためSLRテスト実施。陰性。平成30年2月にF総合病院にて脳CT検査。異常なし。

筋緊張や心因性のものが原因であると推測。

術後からがんに効果があるとされる健康食品も服用。知人に勧められた。

既往歴や心因性の原因から鍼灸だけでなく漢方も併用したほうがいいと判断し漢方内科への受診も勧める。受諾してもらう。漢方内科クリニック紹介。

施術:

乳がんの告知後から体調が悪くなったようなので精神的な不安を取りのぞけるよう現在の通院や投薬状況など伺う。ある程度の治療計画を立て改善までの目安も伝えた。最初は集中的に施術を行い少しずつ間を開けていく。うつ伏せの状態で施術は胸が気になるのでバスタオルやマットで調整。不安感が出ないようにしながら施術。背部兪穴に鍼・温灸。特に肝兪・膈兪が硬い。風池・亜門・完骨など自律神経症状の改善目的で頚周辺の経穴にも刺鍼。

経過:

1回目 3/7時間をかけて問診を行う。自律神経症状や検査についても細かく記入してもらい、よくお話を伺った。施術計画についても説明。同意を得る。漢方内科も紹介できる旨伝える。

*必ず行かなければいけないわけではない。

2.3回目 3/11.3/14

引き続き緊張を取る目的の施術。施術レポートをお渡しし現状について理解を深めてもらう。

4・5回目 3/16.3/18

施術アンケート実施。現状感じている疑問や不安を吐き出してもらい施術にフィードバックさせる。やはり病気のことが気になるようでマインドフルネス(瞑想)のお話などもお伝えする。選択肢を多く持つことで不安感を減らしてもらう。また漢方内科への通院も希望したために紹介状渡す。

6回目 3/25

漢方内科受診。投薬開始。お手紙をもとに施術方針について再度説明。何かあれば医師にも相談するよう伝える。

7.8.9回目 4/1、4/9、/17

緊張緩和。疼痛改善傾向。

10回目 4/23

改善傾向のため今後は自宅でのセルフケア(お灸など)継続しつつ少し間を開けて施術しメンテナンスするよう説明。漢方内科・鍼灸院ともに月に1.2回程度は通院するよう指導。

生活指導:

自宅でセルフケアでできるお灸やマインドフルネス瞑想のことなどもお伝えしなるべく多くの選択肢を持ってもらうことで精神的なゆとりを持ってもらった。

考察:

がんの補完代替医療として健康食品や代替療法に費やすお金はなんと月平均57000円、年間で684000円という情報がある。*参考 国立がん研究センター「統合医療は信用できるか?」より 鍼灸師は鍼灸というタッチセラピーを通し患者の不安感を取り除いたうえで正しい情報を患者に与え漢方を処方できる医師とも協力しがん患者の施術・鍼灸治療に当たればこの費用を今より安く抑えなおかつ安全に治療効果も高めることができ患者満足度が高い治療を提供できるのではないか?と考えている。引き続き医師と連携しながらのがん患者の鍼灸治療にあたりたい。

現代医学のガイドラインに掲載されている鍼治療(線維筋痛症・腰痛・がんの痛み・片頭痛・偏頭痛など)

鍼灸治療は様々なことに効果があり、

様々な疾患に対応できるのですが

現代医学的な「診療ガイドライン」でも

推奨されているものがあります。

 

診療ガイドラインとは

「医療者と患者が特定の臨床状況で

適切な決断を下せるよう支援する目的で

体系的な方法に即して作成された文章」

のことで

エビデンスレベルと推奨度を

記載したものが一般的です。

 

鍼灸も様々な研究が多数行われており

論文も多数存在するために

国内の診療ガイドラインにも

いくつか記載があります。

 

もちろんこれに記載されたものが

正しく、記載されていない疾患は

効果がないというわけではありません。

 

しかしながら現代医学的な

ガイドラインに掲載されているということは

鍼灸の効果を証明する一つの根拠

になるのです。

 

ざっとですが以下のようなものがあります。

 

・腰痛診療ガイドライン2012:

科学的根拠があり行うよう勧められる

 

・線維筋痛症ガイドライン2011:

科学的根拠があり行うよう勧められる

 

・慢性頭痛診療ガイドライン(片頭痛):

強い科学的根拠があり行うよう強く勧められる

 

・・・ほか変形性膝関節症や

がんの疼痛なども強く推奨されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

他にも科学的根拠がある、

エビデンスがある疾患は多数存在します。

まずはご相談くださいませ。

コラム:鍼灸の「診療ガイドライン」は作成可能か?考える。

・・・

一般の方にはちょっとなじみがない言葉が

並んでいるかもしれませんが

本日は上記タイトルのようなことを

考えてまとめてみます。

 

(1)診療ガイドラインとは?

一般財団法人 日本医療機能評価機構のHP

では以下のように定義されています。

(以下)

診療上の重要度の高い医療行為について、

エビデンスのシステマティックレビューと

その総体評価、益と害のバランスなどを考量して、

患者と医療者の意思決定を支援するために

最適と考えられる推奨を提示する文書。

(福井次矢・山口直人監修

『Minds診療ガイドライン作成の手引き2014』

医学書院.2014.3頁)

このように、診療ガイドラインは、

科学的根拠に基づき、系統的な手法により

作成された推奨を含む文章です。

患者と医療者を支援する目的で作成されており、

臨床現場における意思決定の際に、

判断材料の一つとして利用することがあります。

診療ガイドラインは、

医療者の経験を否定するものではありません。

またガイドラインに示されるのは

一般的な診療方法であるため、

必ずしも個々の患者の状況に

当てはまるとは限りません。

 

使用にあたっては、

上記の点を十分に注意してください。

 

臨床現場においての最終的な判断は、

患者と主治医が協働して行わなければならないことを

ご理解ください。

(以上、MindsのHPより)

 

・・・

Mindsでは診療ガイドラインの

作成マニュアルも公開しています。

 

上記リンク、

診療ガイドライン作成マニュアルを

読んでいると大変勉強になります。

 

診療ガイドラインとは

エビデンスに基づいた医療、

すなわちEBMであることがよくわかります。

 

誤解を恐れずにあえて

すごくざっくばらんな言い方をすれば

EBM的な考え方は確率論であり

一般論として正しい

という最大公約数的な特徴があります。

 

(2)鍼灸の特徴は「個別医療」

実は鍼灸のガイドラインというものは

現状存在しません。

 

なぜでしょうか?おそらくですが

作成が困難だからではないでしょうか?

 

鍼灸や漢方は上記のような

確率論だけでは表せないようなことも

得意としています。

 

明治鍼灸国際大学の矢野忠先生や

東方医学会の理事であり医師の

上馬場先生などは鍼灸の良さは

「個別性にある」

というお話をよくされています。

 

どちらが正しい・間違っている

ではなく得意不得意の問題です。

鍼灸だけでなく

漢方にもガイドラインはないようですが

その理由は

同じように個別医療であるという特性上、

ガイドライン化が難しいから

かもしれません。

 

EBMでよく目にするRCTとは

ランダム化比較試験

のことですが

これも鍼灸や漢方の特性を考慮すると

「介入に関する記載が不十分なものが多い」

という問題もあるのです。

 

上記リンクには、

葛根湯の例がかかれていますが

どのような葛根湯だったのか?考えると

生薬なのか?エキス製剤なのか?

という問題もあります。

 

鍼灸では刺す鍼と擦るだけの鍼(シャム鍼)が

比較されますがはたしてその比較は十分なのか?

という問題も検討すべきと考えます。

 

西洋医学的な単一成分の薬のテストとは

少し状況が違うのです。

 

(3)それでもガイドラインは作成可能ではないか?

・・・ただそれでも鍼灸の研究も

漢方の研究も世界中で日々増え続けています。

 

そうしたデータは有効活用したほうがいいと

考えますし

ガイドラインの作成は可能ではないか?

とも思います。

 

Mindsが診療ガイドラインの

作成マニュアルを出しています。

 

これを読んでいると準備にも時間はかかるし

ボリュームも大きくなるはずです。

 

似たような業界ですと

理学療法協会の診療ガイドラインは

簡易阪である「ダイジェスト版」だけでも

400ページ以上のボリュームがあります。

人や予算もかけなくてはできないでしょう。

 

また上記(2)で上げたような

鍼灸の特徴から論文の選定や精査にも

時間がかかるのではないかと思われます。

 

必然的に個人では難しいのではないかと思いますし

学会や企業などの力を結集させなくては

作成は難しいのではないかと思います。

 

・・・

ただもしも、

「鍼灸の診療ガイドライン」

が作れたら素晴らしいことになると思います。

 

病院から鍼灸院への紹介も増えるでしょうし

国や自治体、医療政策に対しても

アピールできることになると思います。

 

鍼灸の業界が一丸となり取り組む価値は

十分にあるのではないでしょうか?

実現するかどうかはまた別ですが・・・。

3/22(金)イオンカルチャークラブ東久留米店にて講座を担当します。

田無北口鍼灸院の白石が

3/22金曜日、東久留米のイオンカルチャー

にて講座を担当させていただきます。

 

その名も

「痛くならない身体づくり・基礎講座」

ペットボトル式のお灸や爪楊枝で行う鍼など

セルフケアの方法や

病院等への上手なかかり方

もお仕えしていきます。

 

*・・・例えば頭が痛いとき

病院に行けばいいのか?

マッサージでいいのか?

鍼がいいのか??

など上手な選び方をお伝えします。

 

痛みを抱えた時、

それらのことができると安心だとおもいます。

 

3/22の回は

1080円のワンデー講座です。

 

もっと詳しく知りたい方は

4月からの講座も継続して申し込むことができます。

ご相談ください。

 

日時:

3/22金曜日

13:30~15:00

 

場所:

イオンカルチャー東久留米店

〒203-0023
東京都東久留米市南沢5-17-62

イオンモール東久留米2F

 

詳細・申し込み:

イオンカルチャー東久留米